アーカイブ - 2019年 1月 29日

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京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブ収録の同大学理学研究科所蔵資料の電子化画像が自由に利用できるようになったことを発表

2019年1月29日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブでインターネット公開されている、同大学大学院理学研究科各図書室及び理学部中央図書室所蔵の電子化画像が自由に利用できるようになったことを発表しました。

同室が提供する画像データであることを明示すること、加工・変形等の操作を行った場合はその旨を明示することなどの条件を満たす場合に、利用申請や利用料の支払をすることなく二次利用が可能となります。

同大学の大学院理学研究科では、オープンアクセス推進事業の一環として貴重資料等の一次資料の電子化と公開・流通を推進しており、より円滑な電子化画像の利用を促進するために新しく内規を制定したことにより、今回の自由利用が可能になったとあります。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 理学研究科所蔵資料の電子化画像が自由に利用できるようになりました(京都大学図書館機構, 2019/1/29)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1380719

Association of University Presses(AUPresses)、ブラジル国立博物館の火災で資料が失われた図書館に図書を寄贈

2019年1月28日、世界各国の140あまりの大学出版局が参加するAssociation of University Presses(AUPresses)は、図書の寄贈を通じて、2018年9月の火災で失われたブラジル国立博物館の図書館の再建を支援すると発表しました。

報道によると、ブラジル国立博物館の所蔵資料50万冊の図書館は別館にあったため火災を免れました。しかし、ブラジルおよびラテンアメリカの文化人類学において重要な、Francisca Keller Libraryの4万点以上の資料が今回の火災により失われました。

同協会では、北米、西インド諸島、欧州、オーストラリアの50以上の会員が協力し、図書館の目録に基づいて、失われた資料のうち各出版局が発行する入手可能な図書を寄贈する手配を進めています。火災以前のコレクションには含まれていなかった、関連する主題の資料についても寄贈する準備を行っています。寄贈図書は既に2,000冊以上が同館に到着しており、さらに4,000冊以上が現在輸送中とのことです。同協会のウェブサイトによると、2019年末までに火災以前と同規模の蔵書数になるようにし、2019年3月末に新たな建物が完成予定で6月までに図書館機能を復活させたいと同館関係者が述べています。

千葉大学附属図書館、千葉大学学術成果リポジトリで公開している「萩庭植物標本画像データ」約5万点にDOIを付与

2019年1月29日、千葉大学附属図書館が、千葉大学学術成果リポジトリCURATORで公開している「萩庭植物標本画像データ」51,819点にDOIを付与したことを発表しています。

国立科学博物館の「標本・資料統合データベース」からのDOIを介してリンクの準備や、IIIFに準拠した画像の「千葉大学学術リソースコレクション c-arc」からの公開予定についても発表されています。

萩庭植物標本画像データ約5万点にDOIを付与しました(千葉大学附属図書館,2019/1/29)
https://www.ll.chiba-u.jp/topics/2018/topics_20190122_curator.html

CURATOR
http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/
※「萩庭植物標本画像データベースの標本写真51,819点へDOIを付与しました(2019.1.17)」とあります。

米・ITHAKA S+R、図書館における書籍の購入傾向分析の最終報告書を公表

2019年1月29日、米・ITHAKA S+Rが、図書館における書籍の購入傾向分析に関する最終報告書”Library Acquisition Patterns”を公表しました。

この分析はアメリカの大学図書館委おける書籍購入の現状を明らかにすることを目的に、Andrew W. Mellon財団の支援を受けて行われたもので、Ex Librisの統合図書館システムAlmaと、OCLCのWorldShare Management Servicesからデータ提供を受けています。2018年7月にはこのうちWorldShare Management Servicesのデータ分析結果が予備調査報告書として公開されていました。

今回の最終報告書は米国の124大学における2017年度の購入書籍分析と、51大学における、主な出版者および大学出版局が刊行した書籍・電子書籍に限定した、2014~2017年度の傾向変化分析の2部から構成されています。このうち2017年度の購入書籍分析からは、以下のようなことが明らかになりました。

・2017年の平均資料費は361万ドルで、平均4,750種類の紙の書籍と345種類の電子書籍を購入していた

大学図書館問題研究会、会誌の発行頻度を年1回に変更 あわせて査読制度の導入を発表

2019年1月11日、大学図書館問題研究会は、2019年より「大学図書館問題研究会誌」の発行頻度を従来の年2回から、年1回8月のみに変更すると発表しました。あわせて、新たに査読制度を導入するともされています。

「大学図書館問題研究会誌」は2013/2014年度から年2回発行となっていましたが、常任委員会・全国委員会での議論を経て、発行頻度を変更することが決まったとのことです。また、質の向上を図るため、2019年度8月発行予定号から、投稿論文を対象に査読制度を適用するとされています。査読規程については後日、ウェブサイトにて公開予定とのことです。

なお、書評、イベント報告等は従来同様、査読の対象外であるとのことです。

「大学図書館問題研究会誌」刊行頻度変更のご案内(大学図書館問題研究会、2019/1/11付け)
https://www.daitoken.com/news/20190111.html

【イベント】シンポジウム「図書館情報学教育の現状とこれから」(3/9・東京)

2019年3月9日、明治大学和泉図書館ホールにおいて、日本図書館情報学会主催、明治大学図書館、東京ドイツ文化センター共催のシンポジウム「図書館情報学教育の現状とこれから」が開催されます。

開催案内によれば、図書館情報学教育のこれからを考えていく上で、諸外国のライブラリースクールや筑波大学等における「図書館学」からの転換ないし”離脱”という傾向は無視できず、また、司書課程設置大学においても、文科省の枠組みに守られた資格付与だけでは、早晩、教育体制は先細りになる、とされています。そのうえで、イベントではパネリストによる各報告の後、ディスカッションにおいて「図書館情報学領域では今後,何を核として展開し,どこに基盤を求め,何を伝え教育していく」のかを、参加者とともに考えていきたい、とされています。

なお、参加にはメールによる事前申し込みが必要です(2019年3月4日〆切)。

British Library Labs Symposium 2018におけるBLラボ各賞受賞者(記事紹介)

英国図書館(BL)が、2019年1月15日付けのブログにおいて、2018年11月12日に開催されたBritish Library Labs Symposium 2018におけるBLラボ各賞の受賞者を発表しています。

BLラボはBLの有するデジタルコンテンツの活用を支援しており、毎年、同館のデジタルコンテンツを用いた優れた取組に対して5種類の賞を授与しています。2018年の受賞者は次のとおりです。

・Research Award(研究部門賞)
“The Delius Catalogue of Works”
(Joanna Bullivant, Daniel Grimley, David Lewis and Kevin Page at the University of Oxford)

・Artistic Award(芸術部門賞)
“Another Intelligence Sings”
(Amanda Baum, Rose Leahy and Rob Walker)

・Teaching & Learning Award(教育・学習部門賞)
“Pocket Miscellanies”
(Jonah Coman)

米国のハーバード大学図書館及びマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館、連名でPlan Sの実現にかかる手引きへのコメントを発表

2019年1月16日、米国のハーバード大学図書館及びマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館は、連名でPlan Sの実現に係る手引きへのコメントを発表しました。

コメントは主にグリーンOA及びゴールドOAに関する要件に対してのものです。

グリーンOAについては、現状ではPlan Sの求める要件が厳しすぎることを指摘し、OAリポジトリに求められるいくつかの要件を必須ではなく推奨扱いとすべきこと、用語「リポジトリ」と「プラットフォーム」の区別をより明確にすべきこと、CC-BY及びCC-BY-SA以外のクリエイティブコモンズ・ライセンスも許容すべきことなどを挙げています。

ゴールドOAについては、必須となっているDOIに加えて、推奨扱いとなっているORCIDも必須とすべきこと、有料化を防ぐため掲載料無料のOA誌にも財政的支援を提供すべきことを挙げています。

オランダ大学協会(VSNU)による“Read & Publish”契約に基づいて出版されたOA論文数が2万件に

オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”の2019年1月28日付けの記事が、1月25日付けで更新された同サイト内の“Read & Publish”契約に関する統計を紹介しています。

2014年のオランダ大学協会(VSNU)による出版社との同契約の開始以来2万件を超すOA論文が公開されたこと、2018年にOA論文7,664件が12の出版社から公開されたこと(前年比21%増)、その増加はワークフローの改善により多数の出版社から論文が公開できたことによるもので、Wiley社 (152%)・ケンブリッジ大学出版局 (126%)・Elsevier社 (23%) では相当量増加した事が紹介されています。

タイ、マラケシュ条約の加入書をWIPOに寄託

2019年1月28日、タイが、マラケシュ条約の加入書を世界知的所有権機関(WIPO)に寄託しました。

タイでは2018年11月11日に著作権法が改正されており、4月28日から同条約が国内発効します。

@WIPO(Twitter,2019/1/28)
https://twitter.com/WIPO/status/1089875815213531136

@WIPO(Flickr,2019/1/28)
https://www.flickr.com/photos/wipo/45988823075/in/dateposted/

岩手県立図書館、企画展「岩手の災害史」を開催

岩手県立図書館が、2019年2月22日から3月24日まで、企画展「岩手の災害史」を開催します。

地震・津波・水害など、近代以降に発生した岩手の主な災害の歴史を関連資料で振り返るとともに、東日本大震災の復興のあゆみを紹介する展示です。

企画展「岩手の災害史」
https://www.library.pref.iwate.jp/info/evecale/kikakuten/index.html#20190222_saigai