アーカイブ - 2018年 9月 20日

ケンブリッジ大学出版局(CUP)、論文共有サービスCambridge Core Shareの恒久化・拡大を発表

2018年9月19日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、2017年12月から試行していた学術プラットフォームCambridge Core上での論文共有サービス、”Cambridge Core Share”を恒久的な機能とするとともに、対象文献を拡大することを発表しました。

Cambridge Core Shareは、著者また購読者が出版者版の論文について、閲覧のみ可能な版へのリンクを生成し、電子メールやSNS等を通じて他者と共有できるサービスです。CUPの発表によれば、10カ月間の試行期間中に6,0000以上のリンクが生成され、当該リンクを通じての月間閲覧数は14,000回以上にまで伸びているとのことです。これを受け、CUPは同機能を恒久的に提供することを決定するとともに、対象となる雑誌を現在の250誌超から、CUPの全雑誌へと拡大する予定であるとしています。また、試行期間中は2016年以降出版の論文しかサービス対象となっていませんでしたが、現在は1997年以降に出版された論文にまで範囲を拡大したとのことです。

大阪府立図書館、「平成30年北海道胆振東部地震」で被災し、大阪府及び近隣府県へ避難している住民を対象に利用者登録を実施

2018年9月20日、大阪府立図書館が、「平成30年北海道胆振東部地震」で被災(平成30年北海道胆振地方中東部を震源とする地震に係る災害救助法の適用者)をし、大阪府及び近隣府県(京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・三重県)に避難している住民を対象に、臨時的措置として利用者登録を実施すると発表しました。

実施期間は、2019年3月31日までです。

なお、同館では、「平成30年7月豪雨」で被災し、大阪府及び近隣府県に避難している住民へも利用者登録を実施しています。

平成30年北海道胆振東部地震により大阪府および近隣府県に避難されている皆様へ 《大阪府立図書館利用者登録のご案内》(大阪府立図書館,2018/9/20)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/info/oshirase-hokkaidou2018.html

【イベント】三田図書館・情報学会2018年度研究大会 ラウンドテーブル「図書館情報学の研究成果を書籍出版する」も開催(10/13・東京)

2018年10月13日、慶應義塾大学三田キャンパスにて、三田図書館・情報学会2018年度研究大会が開催されます。

図書館情報学に関する研究発表が行われるほか、午後の時間帯には「図書館情報学の研究成果を書籍出版する」と題したラウンドテーブル(出席者が積極的に討議に関わる場)が設けられています。開催案内によれば、「近年の学術書籍出版の動向を背景にして、研究者と出版者のそれぞれの立場から、図書館情報学の研究成果を出版物として公表する際の課題や問題点、改善案などについて話題提供し、これをもとに出席者で議論する」とのことです。

三田図書館・情報学会 2018年度研究大会
http://www.mslis.jp/am_2018.html

三田図書館・情報学会2018年度研究大会ラウンドテーブル「図書館情報学の研究成果を書籍出版する」
http://www.mslis.jp/am2018abst/2018roundtable.pdf

国際図書館連盟(IFLA)、欧州議会での著作権指令改正案可決に対してプレス・リリースを発表

欧州議会が2018年9月12日に著作権指令改正案を可決したことをうけ、9月13日、国際図書館連盟(IFLA)がプレス・リリースを発表しています。

プレスリリースでは、今回可決した改正内容が発効した場合、図書館は、国境を越えたネットワークを通じても含めて、保存のための著作物のデジタル化の可能性が明確となり、また、教育のための著作権の除外規定からの恩恵も受けるとしています。

一方で、オープンアクセス(OA)論文やオープンな教育資源(OER)を搭載するの非営利のプラットフォームに深刻な影響を与える条項、ニュース記事のスニペットへの支払い義務、グローバルイノベーション分野において欧州を遅れさせる混乱・リスクを招くテキスト・データ・マイニングに関する規則の複雑さなどに懸念を示してします。

IFLAでは、欧州の著作権改革は、今後、欧州委員会・欧州議会・加盟国での議論へと進むが、全ての関係者が、より創造的で革新的な未来のために正しい道を進むために必要なことを確実に理解するようにするとしています。

文部科学省が「平成31年度科学研究費助成事業公募要領等説明会」資料を公開 審査におけるresearchmapの参照について言及

文部科学省が2018年9月6日(東日本会場)、9月13日(西日本会場)に開催した「平成31年度科学研究費助成事業公募要領等説明会」の資料を公開しています。公開されている資料は「資料1 科研費改革の概要等について」、「資料2 平成31年度科学研究費助成事業-科研費-科研費審査システム改革、平成31年度公募内容の変更点」、「資料3 researchmapについて」、「資料4 共同利用・共同研究システムの利用について」の4点です。

このうち資料2では科研費システムの改革に伴い、平成31年度審査から、科学研究費助成事業(科研費)の審査方式が変わること(従来の細かな分野ごとの審査から一部の費目で大区分・中区分ごとの審査へ変更することや、同一の審査委員による総合審査方式・2段階書面審査方式の導入など)に加え、研究計画調書の構成も変更されることが説明されています。調書の変更について、具体的には申請者らの研究業績をリストアップする「研究代表者および研究分担者の研究業績」欄が、「応募者の研究遂行能力及び研究環境」欄に変更され、研究業績を網羅的に記載するのではなく、研究計画の実行可能性を文章で説明しつつ、根拠となる文献等の中で主要なものを掲載することになります。

ブロックチェーン技術によるピアレビュー支援検証プロジェクトにウェルカム・トラストとKarger社が参加

2018年9月12日、Digital Science社等によるブロックチェーン技術によるピアレビュー支援を検証するパイロットプロジェクト“Blockchain for Peer Review”に、新たにウェルカム・トラストとKarger社が参加したことが発表されています。

Wellcome Trust & Karger join the Blockchain for Peer Review Initiative(Blockchain for Peer Review,2018/9/12)
https://www.blockchainpeerreview.org/2018/09/wellcome-trust-karger-joins-the-blockchain-for-peer-review-initiative/

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、 IIIF Curation Platformの公式ページを公開:IIIF Curation Finderの詳細情報も公開

2018年9月19日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、 IIIF Curation Platformの公式ページを公開したと発表しています。

あわせて、IIIF Curation Finderの詳細情報も公開しています。

CODH お知らせ
http://codh.rois.ac.jp/
※2018-09-19欄に「IIIF Curation Platformの公式ページを公開しました。またIIIF Curation Finderの詳細情報を公開しました。」とあります。

IIIF Curation Platform
http://codh.rois.ac.jp/icp/

IIIF Curation Finder(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/software/iiif-curation-finder/