アーカイブ - 2018年 6月 28日

米・Ithaka S+R、アジア学研究者の研究活動支援へのニーズを調査したレポートを公開

2018年6月21日、米・Ithaka S+Rが、同国のアジア学研究者の研究活動や支援ニーズに関する調査報告書“Supporting the Changing Research Practices of Asian Studies Scholars”を公開しました。

Ithaka S+Rによる研究者の分野別の研究活動調査プログラムの一環で、アジア学研究者の研究支援に資するためのサービスを明らかにするため、米国の11つの研究図書館と協力し、169人の研究者を対象に実施されました。

報告書では、得られた重要な知見として、異なる出版慣行・分類システムがアジア研究に必要な情報を見つけることの課題となっていること、アジア各国でデジタル化の進展が異なっている事、地政学的・歴史的緊張関係や言語能力が情報アクセスへの障壁となっていること、非ローマ字で作成された情報の管理やエフェメラ類・入手困難なデータの保存の困難さ、アジアの大学での助成のための出版要件・手続きの違いがアジアや米国の学者が共同研究や学際研究において大きな成果をもたらすことを制限していること、等といった点が挙げられています。

『カレントアウェアネス-E』349号を発行

E2038 - 図書館への資金拠出に関して有権者の支持を得るには(米国)

2018年3月,公共図書館(以下「図書館」)への資金拠出を活発化させるため,誰に,どのように働きかけることが有効かという問題意識のもと,米・公共図書館協会(PLA)・米国図書館協会(ALA)・OCLCが共同で実施した調査の報告書“From Awareness to Funding: Voter Perceptions and Support of Public Libraries in 2018”が公開された。OCLCが2008年度に行った調査(E818参照)のその後の変化を把握し,今の時代に即したアドヴォカシー活動を提案することが目的である。

E2036 - YouTubeが国際標準名称識別子(ISNI)の登録機関に

2018年1月,国際標準名称識別子(ISNI)国際機関は,動画共有サイトを運営するYouTubeが新たにISNIの登録機関になったことを発表した。ISNIは,著作,実演,研究,出版といった創作活動の分野を問わず,メディアコンテンツの生産,流通,管理に従事している個人や団体に使われることを想定したクリエイター識別子の国際規格(ISO 27729:2012)で,付与対象はクリエイターの「公開アイデンティティ」である(E1773参照)。登録機関は,ISNI国際機関の管理の下,特定領域や特定地域において自身が管理するデータのみならず他機関が管理するデータについてもISNIの付与を行う権限が与えられている。2018年6月25日現在,登録機関は,各国国立図書館や共同書誌作成機関等19機関で,登録されたISNIの総数は約986万件である。YouTubeは,音楽コンテンツにISNIを付与する初めての登録機関であり,ISNIにとっては,ウェブ上の音楽配信サービスにおけるユースケースを示す絶好の機会が与えられたことになる。

E2037 - IFLAグローバル・ビジョン・ワークショップ<報告>

2018年5月23日から25日にかけて,ベトナム国立図書館において国際図書館連盟(IFLA)グローバル・ビジョン・ワークショップ(アジア・オセアニア地域)が開催された。アジア・オセアニア地域の28の国や地域から31人が集い,日本からは3人が参加し,うち2人が国立国会図書館(NDL),1人が日本図書館協会(JLA)からの参加であった。

E2035 - 地域活性化に挑む:図書館総合展フォーラムin津山<報告>

全国の図書館活動の活性化と図書館関係者の情報交換の場を提供することを目的として,図書館総合展「地域フォーラム」(E1968,E1940参照)が各地で年3,4回開催されている。2018年の初回は,5月17日に「図書館総合展2018フォーラムin津山」として,「地域活性化に挑む図書館」をテーマに開催された。岡山県内での実施は2014年の岡山市での開催以来の2回目となる。津山市は岡山県県北地域の中心都市であり,人口減少や中心市街地活性化等の課題に取り組んでいる。この4月には市立図書館が設立40周年を迎えた。会場は美作大学に2016年にオープンした美作学園創立100周年記念館である。同建物内に大学図書館もあり,見学ツアーも実施された。主催者発表による本会参加者は170人であった。

国際図書館連盟(IFLA)、ネットの中立性(Net Neutrality)やゼロ・レーティングの問題に関する活動を支援するためのツールキットを公開

2018年6月27日、国際図書館連盟(IFLA)の著作権等法的問題委員会(CLM)が、ネットの中立性(Net Neutrality)やゼロ・レーティングの問題に関する図書館による活動を支援するためのツールキットを公開しました。

同ツールキットでは、同テーマに関して議論したり、関係者と知識を共有したり、図書館の権利のための図書館団体によるアドヴォカシー活動を行なうための実践的ガイドとなっています。

IFLA launches a new Net Neutrality Toolkit(IFLA,2018/6/27)
https://www.ifla.org/node/59410

Net Neutrality Toolkit(IFLA)[DOC:4ページ]
https://www.ifla.org/files/assets/faife/publications/net_neutrality_final_ifla.docx

Artstor、公共機関が所蔵する1万点を超す画像等をデジタルライブラリで公開

2018年6月27日、教育・研究目的で美術品のデジタルライブラリを構築しているArtstorが、Artstor Digital Libraryにおいて、公共機関が所蔵する1万点を超す画像、動画、文献等を公開したと発表しています。

デジタル媒体のコレクションの目録作成・管理・公開を可能とするツール“JSTOR Forum”を通じて公共機関が公開したものです。

More than 1 million images now publicly available at library.artstor.org!(The Artstor Blog,2018/6/27)
https://artstor.blog/2018/06/27/more-than-1-million-images-now-publicly-available-at-library-artstor-org/

文部科学省、2018年6月18日に大阪府北部で発生した地震による学校・社会教育施設等の被害情報をまとめたページを公開

文部科学省が、2018年6月18日に大阪府北部で発生した地震による文部科学省関係の被害情報をまとめたページを公開しています。

国公私立の学校施設、社会教育・体育・文化施設、文化財、独立行政法人における、人的・物的被害、休校・短縮授業や休館・短縮開館となっている施設数、避難所となっている施設数がまとめられています。

6月28日現在、「被害情報(第10報)6月27日15時30分時点」が最新版です。

大阪府北部を震源とする地震について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/osakahokubujisin/index.htm

オーテピア高知図書館のウェブサイト、プレ公開

2018年6月24日にオーテピア高知図書館のウェブサイトがプレ公開されました。

7月24日の開館に向け、随時情報を更新するとしています。

高知県立図書館 お知らせ
http://www.pref.kochi.lg.jp/~lib/
※「オーテピア高知図書館のホームページが6月24日からプレ公開中です (2018.6.24更新)」とあります。

オーテピア高知図書館
https://otepia.kochi.jp/library/

参考:
高知県・高知市が共同で整備している新図書館等複合施設「オーテピア」のプレサイトがオープン
Posted 2017年10月11日
http://current.ndl.go.jp/node/34809

日本医学図書館協会(JMLA)、2018年6月18日に大阪府北部で発生した地震の被災地に文献複写の無償提供等により支援を行なっている会員館の情報を掲載するページを公開

2018年6月27日、日本医学図書館協会(JMLA)が、2018年6月18日に大阪府北部で発生した地震の被災地の大学・病院・医療機関等に、無償で文献複写サービスを提供するなどの支援を行なっている会員館の情報をまとめたページを公開しました。

お知らせ(JMLA)
http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/info/info.html
※「2018.6.27掲載 震災関連支援情報(大阪府北部地震被災地に文献コピーを無料・速達で提供します)」とあります。

震災関連対応お知らせ(JMLA)
http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/info/shinsai_kanrentaio_2018.html