アーカイブ - 2018年 5月

5月 11日

【イベント】和歌山大学図書館フォーラム「自分たちの図書館をつくる」(6/20・和歌山)

2018年6月20日、和歌山大学図書館において、同館主催の和歌山大学図書館フォーラム「自分たちの図書館をつくる」が開催されます。

参加費は無料ですが事前の申し込みが必要です(先着60名)。

内容は以下の通りです。

・基調講演「生徒がつくる、司書がはぐくむ学校図書館」
成田康子氏(北海道・札幌南高等学校司書)

・報告「公共と学校の一体的運営を目指して」
杉本和子氏(和歌山県・有田川町地域交流センター)

・報告「アメリカ・ポートランドの図書館とまちづくり」
渡部幹雄氏(和歌山大学学術情報センター図書館長)

和歌山大学図書館フォーラム「自分たちの図書館をつくる」開催!(和歌山大学図書館,2018/5/9)
http://www.lib.wakayama-u.ac.jp/news/2018050800028/

5月 10日

琉球大学附属図書館、矢内原忠雄植民地関係資料データベースを琉球大学学術リポジトリに移管しパブリックドメインで公開

2018年5月9日、琉球大学附属図書館は、矢内原忠雄植民地関係資料データベースを琉球大学学術リポジトリに移管し、パブリックドメインで公開したことを発表しました。

同データベースは、東京大学名誉教授の矢内原忠雄氏(1893年-1961年)が収集した南洋群島を中心とした植民地関係の原資料群をデジタル化したものです。2005年度に作成され、LDFという画像フォーマットで公開していましたが、閲覧用プラグインの開発終了に伴い、サムネイル画像しか表示できない状態でした。

2017年度に、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)研究データタスクフォースの協力を得て、画像データをPDF形式にして琉球大学学術リポジトリに移行し、未公開資料6点を追加して公開したものです。また、パブリックドメインで公開することを全点にわたって明示しています。

琉球大学附属図書館
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/
※「図書館からのお知らせ」に「2018.5.9 矢内原忠雄植民地関係資料データベースの琉球大学学術リポジトリへの移管について」とあります。

国際図書館連盟(IFLA)、メキシコの著作権法改正に関して声明を発表

2018年5月4日、国際図書館連盟(IFLA)の事務局長(Secretary General)ライトナー(Gerald Leitner)氏が、メキシコにおいて、著作権侵害が疑われるだけでオンライン上の著作物をオフラインにしたり削除したりすることを可能とする内容の法律が成立したことを受け、声明を発表しています。

声明では、同規定は、情報アクセスの自由や表現の自由といった基本的人権を不当・不必要に制限するものであり、合法的な著作物を容易に削除されることになりかねないとし、メキシコ政府と議会に対し、少なくとも改正による影響に関して適切な協議がなされるまで改正を停止するよう求めています。

IFLA Secretary General's Statement on the Mexican copyright reform (IFLA,2018/5/4)
https://www.ifla.org/node/39310

米国情報標準化機構(NISO)、異なる論文投稿システム間等での原稿転送を容易化する推奨指針策定のためのプロジェクトを開始

2018年5月9日、米国情報標準化機構(NISO)は、出版社やプレプリントサーバ等で利用されている論文投稿システム内や異なる論文投稿システム間での原稿転送(Manuscript Exchange)を容易化する推奨指針(Recommended practice)策定のための新プロジェクトの開始を発表しました。

現在の論文投稿システムでは、掲載拒否等となり別の雑誌に投稿しようとする場合、原稿を別の論文投稿システムに移動させるための容易な方法がないことから、このプロセスを簡素化し、研究者の時間と労力を減少できるよう、業界全体で採用可能なオープンなプロトコルを策定することを目指すものです。

同プロジェクトでは、HighWire、Aries、eJournalPress 、Clarivate Analytics、PLOSによるワーキンググループ“Manuscript Exchange Common Approach ”(MECA) が行なってきた、パッケージング、タグ付け、識別子、査読データの転送といった課題にも継続して取組むとしています。

【イベント】日本出版学会2018年度春季研究発表会・総会(5/12・東京)

2018年5月12日、東京都千代田区の専修大学神田キャンパスで、日本出版学会2018年度春季研究発表会・総会が開催されます。

参加費は、会員1,000円、一般2,000円、学部生無料(学生証提示者のみ)です。事前の申込みが必要です。

内容は次のとおりです。

・研究発表 第1分科会
初期誌面内容の変化にみる『少女倶楽部』〈らしさ〉の創出(嵯峨景子氏)
近代メディアミックスの形成過程Ⅱ――出版の音楽化と音楽出版を中心に(本間理絵氏)
戦後出版界の一コマ――水上勉の虹書房・文潮社時代(掛野剛史氏)
近代木版口絵とその二次利用の可能性(常木佳奈氏)

・研究発表 第2分科会
書店員特性からみた営業担当者の信頼性に関する研究(横山仁久氏)
電子書籍 : 2014年と2015年の紙発行書籍の電子書籍化率(伊藤民雄氏)
「情報の自治」に寄与するための取材・編集活動に根ざした冊子制作の教育上の意義と効果に関する研究(酒井信氏)
業界出版社・紙業タイムス社に関する一考察――日米ビジネス文化比較の視点から(前田正晶氏)

・2018年総会
・日本出版学会賞授賞式

DataCite、“DOI Fabrica”を公開

2018年5月9日、DataCiteが、DOI登録のためのオンラインインターフェイス“DOI Fabrica”の公開を発表しています。

DOI Fabricaでは、APIを使用せずにウェブブラウザからDOIを作成・管理することが可能で、既存のDOI作成・メタデータ登録サービスであるDataCite Metadata Store(MDS)の機能に加え、DOIの自動生成や、メタデータの画面でのメタデータの直接編集、schema.org、JSON-LD、Citeproc JSON、Crossref XML、 bibTeX、RISの形式でのデータアップロードにも対応しています。

また、DOI作成時にDOIの「状態」(state)を“Draft DOI”(私的利用)、“Registered DOI”(リゾルブされるがDataCite Searchの検索対象外)、“Findable DOI”(公開)の3つから選択することになっているほか、管理画面のprefix管理機能が改良されています。

私立大学図書館協会東地区部会研究部レファレンス研究分科会、調査結果報告書「日本の大学図書館における質問相談サービスの提供方法の現状と変化」を公表

2018年5月9日、私立大学図書館協会東地区部会研究部レファレンス研究分科会が、2016/2017年度アンケート調査「大学図書館における質問相談サービスの提供方法について」の調査結果報告書「日本の大学図書館における質問相談サービスの提供方法の現状と変化」を公表しました。

大学図書館における質問相談サービスの提供手段の変化を把握し、レファレンスサービスの提供方法の可能性について考察する事を目的として、日本国内の大学図書館へ質問紙調査を実施したもので、日本全国の大学図書館623館からの回答をもとにまとめられています。

レファレンス研究分科会2016/2017年度調査「大学図書館における質問相談 サービスの提供方法について」の結果を公開しました(私立大学図書館協会,2018/5/9)
http://www.jaspul.org/east/news/2018/05/20162017.html

高砂市立図書館(兵庫県)、市史を題材に自主学習を行った成果を市民に向けて発表する「HOME TOWNゼミ」を開催:「高砂市史ゼミ」と「映像ゼミ」

兵庫県の高砂市立図書館が、図書館名誉館長の指導のもと、『高砂市史』を題材に自主学習を行い、その成果を市民に向けて発表する「HOME TOWNゼミ」を開催します。

高砂市の「近世」について『高砂市史』第2巻などから自分が気になることをテーマに調査研究に取り組む「高砂市史ゼミ」と、『高砂市史』で取り上げている市内の名勝・旧跡の映像化に全員で取り組む「映像ゼミ」の2コースあります。

2018年6月から2019年2月にかけての土曜日または日曜日に月1回のペースで年8回程度開催され、各ゼミでは、テーマの決定、リサ―チ、中間発表を経て、最終的にその成果を展示します。 

市内在住・在勤の人が対象で、定員は各10人程度、受講料は無料です。

5月 9日

文化庁、平成29年度文化庁委託事業「コンテンツの権利情報集約化等に向けた実証事業」の報告書を公開

2018年5月9日、文化庁が、平成29年度文化庁委託事業「コンテンツの権利情報集約化等に向けた実証事業」の報告書を公開しました。

権利情報の集約化の基盤が最も整備されている音楽分野で、散在する未整備の権利情報の集約、著作権等管理事業者が保有・管理する権利情報との統合、及び、統合したデータベースの公開を実施し、課題の検討、データベースの利用状況やニーズの分析等を行なうことで、権利情報を集約化したプラットフォームの構築に向けた課題を明らかにすることを目的とした実証事業の報告書です。

新着情報一覧(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/whats_new.html
※「2018年5月9日 コンテンツの権利情報集約化等に向けた実証事業報告書の掲載」とあります。

国際図書館連盟(IFLA)貴重書・特別コレクション分科会、貴重書・特別コレクションの整理業務におけるRDAへの対応状況に関するオンラインアンケートを開始

2018年5月7日、国際図書館連盟(IFLA)貴重書・特別コレクション分科会(Rare Book and Special Collections Section)は、貴重書・特別コレクションの整理業務におけるRDA(Resource Description and Access)への世界的な対応状況を把握する事を目的としたオンラインアンケートの開始を発表しています。

調査は7月6日まで行われます。

Survey on rare materials cataloguing with RDA(IFLA,2018/5/7)
https://www.ifla.org/node/40422

Survey on Rare Materials Cataloguing with RDA
https://www.surveygizmo.com/s3/4330026/Rare-Materials-Cataloguing
※オンラインアンケート

FORCE11、研究データの引用のための新しい基準を公表

2018年5月8日、研究データの流通や活用を推進する国際イニシアティブFORCE11が、研究データの引用のための新しい基準を策定し、同日に刊行されたScientific Data誌の5号で基準としての採用を公表したと発表しています。

欧州分子生物学研究所の欧州生命情報学研究所(EMBL-EBI)及びカリフォルニア電子図書館(CDL)と連携して策定したもので、各アーカイブ個別のprefixとローカルな識別子を組み合わせたコンパクトな識別子による相互運用性、及び、生命科学分野における研究データの引用のための世界的な公式の方法の確立を目的としています。

また、EMBL-EBIとCDLでは、新規のprefix申請のための新しいprefixの名前空間レジストリや、適切な研究データ参照を実現するための維持管理のためのルールも構築・策定しています。

OCLCのWorldCatに、ノルウェーの公共図書館の目録情報が追加

2018年5月8日、OCLCは、ノルウェー図書館センター(Biblioteksentralen SA)と連携して、ノルウェーの公共図書館の目録情報をWorldCatに追加したと発表しました。

ノルウェー図書館センターは、公共図書館に書籍とメタデータを提供するために地方公共団体が共同で運営している組織です。

同国の公共図書館は、同センターが提供する目録システムBIBBIを利用しており、同システムには28万3,000件の書誌レコードが登録され、毎年1万6,000件のレコードが追加されています。

アイルランド映画協会(IFI)、アイルランドの映像コレクションの実態調査報告書を公表

2018年4月19日、アイルランド映画協会(Irish Film Institute:IFI)がアイルランドの映像コレクションの実態調査報告書“Moving Image Collections in Ireland Survey Report”を公表しました。

個人や機関で所蔵されている映像コレクションの質・量・内容を調査したもので、調査の結果、1910年から現在までの53コレクション・2万6,282点(ビデオテープ:約1万8,300点、デジタルファイル:6,732点、フィルム:1,250点)に関するデータが集められました。

報告書では、88%のコレクションに目録がないこと、資料保存のための専門的な訓練を受けているコレクション管理者は5%にすぎないこと、75%のコレクションに保存計画がないこと、多くのコレクションの保存環境が不適切であることなどの課題を指摘するとともに、欧州での取組に適合した、全国規模の保存事業の策定を含む多くの提言を行なっており、欧州全体での流通や相互運用性促進のためのメタデータの標準化、保存業務を支援するための財政支援、保存のための技術が不十分な機関のためのサービスセンタの設置、等を指摘しています。

英国図書館(BL)、スルタン・バイバルスのコーラン全ページをデジタル化してオンラインで公開

2018年5月8日、英国図書館(BL)が、スルタン・バイバルスのコーラン(Sultan Baybars’ Qur'an)をデジタル化してオンラインで公開したと発表しました。

マムルーク朝時代の1304年から1306年頃に、後にスルターンとなったムザッファル・バイバルス(バイバルス2世:在位1309年から1310年)の依頼によりカイロで作成された7巻からなるコーランで、2002年に“Turning the Pages”プロジェクトの一環で、一部のページがデジタル化されましたが、今回全ページをデジタル化して公開したものです。

Over 2,000 pages in gold: Sultan Baybars’ Qur’an now online(BL,2018/5/8)
http://blogs.bl.uk/asian-and-african/2018/05/over-2000-pages-in-gold-sultan-baybars-quran-now-online.html

5月 8日

東京文化財研究所、ゲッティ研究所副所長キャスリーン・サロモン氏講演会「日本美術資料の国際情報発信に向けて」の報告書を公開

2018年5月8日、東京文化財研究所は、2017年12月6日に開催したゲッティ研究所副所長キャスリーン・サロモン氏講演会「日本美術資料の国際情報発信に向けて」の報告書をウェブサイトで公開しました。

東京文化財研究所 新着情報
http://www.tobunken.go.jp/index_j.html
※「ゲッティ研究所副所長 キャスリーン・サロモン氏講演会報告書公開のお知らせ 18.05.08」とあります。

研究会 キャスリーン・サロモン氏(ゲッティ研究所副所長)講演会
―日本美術資料の国際情報発信に向けて(東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/publication/seminar/index.html

広島大学、オープンアクセス方針を策定

2018年4月20日、広島大学は「広島大学オープンアクセス方針」を2018年3月27日に採択していたことを発表しました。

採択されたオープンアクセス(OA)方針によれば、対象となるのは出版社、学協会、学内部局等が発行した学術雑誌に掲載された成果とし、公開手段については広島大学学術情報リポジトリによって公開する、とされています。

あわせて公開されたOA方針実施要領によれば、ポスドク・大学院生等の研究成果は当面、OA方針の対象としないとした上で、具体的にOA方針の対象となる役職名が列挙されています。また、会議発表論文もOA方針の対象とするとされています。

また、OA方針では適用の除外や研究者が大学に提供すべき版に加え、研究成果のもととなった研究資料等の保存についても明記されています。

広島大学オープンアクセス方針の採択及び説明会の開催について(広島大学学術情報リポジトリ、2018/4/20付け)
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/ja/list/news/item/45620

【イベント】大図研京都ワンディセミナー 「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」

2018年5月20日、京都市の梅小路公園 緑の館2階 和室にて、大学図書館問題研究会(大図研)京都支部主催のイベント、大図研京都ワンディセミナー 「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」が開催されます。

図書館見学記をマンガで楽しく伝える取り組み等をしている漫画家・水知せり氏を講師に招き、学術情報の伝達工夫と利用者の図書館の活用術について楽しく学ぶ、とのことです。

事前申込みが必要で(締め切りは5月13日の17時)、参加費については会員は無料、非会員は500円とのことです。

大図研京都ワンディセミナー「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」(大学図書館問題研究会 京都地域グループ (DTKK))
https://www.daitoken.com/kyoto/event/20180520.html

ブロックチェーン技術によるピアレビュー支援検証プロジェクトにTaylor & Francisとケンブリッジ大学出版局(CUP)が参加

2018年4月26日、Digital Science社は、同社らによるブロックチェーン技術によるピアレビュー支援を検証するパイロットプロジェクトに、新たにTaylor & Francis社とケンブリッジ大学出版局(CUP)が参加したことを発表しました。

このプロジェクトは3月にDigital Science社がオランダのスタートアップKatalysis、Springer Nature社、ORCIDと共同で開始していたものです。

【イベント】東アジア インターナショナル・スクールライブラリアンズ・フォーラム 2018(6/2・横浜、7/28・西宮、9/22・池田)

2018年6月2日、7月28日、9月22日の3日間にわたり、東アジア地域のインターナショナルスクールやIB(国際バカロレア)認定校の専門職スクールライブラリアンの先進的な実践等を共有する連続公開ワークショップ「東アジア インターナショナル・スクールライブラリアンズ・フォーラム 2018」(”International School Librarians’ Forum of East Asia 2018”)が開催されます。

同フォーラムでは6月2日にYokohama International Schoolの図書館員Katy Jean Vance氏、7月28日にThe Independent Schools Foundation AcademyのHead LibrarianであるAnnie Tam氏、9月22日にBeijing Royal EducationのHead LibrarianであるBingqing, Zhao氏を講師とし、午前中は東アジアの学校図書館の現状に関する講演、午後は特定テーマに関する実践的ワークショップを行うとされています。会場は第1回がYokohama International School(横浜市)、第2回が関西学院中学部(西宮市)、第3回が大阪教育大学附属高等学校池田校舎(池田市)とのことです。

絵本作家・加古里子氏が死去

絵本作家・児童文学研究家の加古里子(かこさとし、本名・中島哲)氏が2018年5月2日に亡くなられました。92歳でした。

加古氏は1960年代から絵本作家として活動しており、『からすのパンやさん』や『だるまちゃんシリーズ』等の作品で知られています。偕成社・小峰書店・福音館書店の3社合同主催による偲ぶ会が企画されているとのことです。

2018年5月7日 お知らせ(かこさとし公式サイト)
http://kakosatoshi.jp/news/2018%E5%B9%B45%E6%9C%887%E6%97%A5-%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/

参考:
岩手県陸前高田市に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープン
Posted 2011年11月15日
http://current.ndl.go.jp/node/19517

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