アーカイブ - 2018年 5月

5月 17日

スウェーデン・Bibsamコンソーシアム、Elsevier社との契約を更新しないと発表

スウェーデン・Bibsamコンソーシアムが、Elsevier社との契約を更新しないと発表しています。

Bibsamコンソーシアムを代表してライセンス契約の交渉を行っているスウェーデン王立図書館(NLS)が2018年5月16日に発表したもので、同国政府が設定した2026年までのオープンアクセス(OA)を達成するための要件を満たすモデルをElsevier社が提示できなかったことによるものです。

参加館の研究者は現在の契約条件に基づき、引き続き1995年から2017年にかけて発行された論文にはアクセスできますが、2018年6月30日以降にElsevier社のプラットフォームで公開された論文は利用できなくなります。

【イベント】「国際アーカイブズの日」記念講演会(6/7・東京)

2018年6月7日、国立公文書館が、東京都文京区のベルサール飯田橋ファーストにおいて、「国際アーカイブズの日」記念講演会を開催します。

参加には事前の申し込みが必要で、定員は40人です(先着順)。

内容は以下の通りです。

・講演1:奈良岡聰智氏(京都大学大学院法学研究科教授)
「イギリスと我が国のアーカイブズ-利用者の視点から」

・講演2:竹内誠氏(徳川林政史研究所所長・東京都江戸東京博物館名誉館長)
「体験的な史料調査・保存・公開の歩み」

「国際アーカイブズの日」記念講演会のご案内(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20180516.html

5月 16日

米国国立医学図書館(NLM)による人体に有害な成分を含む図書の電子化作業(記事紹介)

米国国立医学図書館(NLM)の医学史に関する貴重な資料を紹介するブログ“Circulating Now”の2018年5月7日、5月9日、5月11日付けの記事において、NLMが行なった、1874年刊行の図書“Shadows from the Walls of Death: Facts and Inferences Prefacing a Book of Specimens of Arsenical Wall Papers”のデジタル化作業を紹介しています。

4点のみ現存している同書は、ヒ素による顔料の使用中止を普及するために作成されたもので、ヒ素による顔料で着色された壁紙のサンプル84点を含んでいます。

2017年8月11日に行なわれたスキャン作業は、専門家による作業環境調査のもと、防護服・ニトリル製手袋・防塵マスクを装着し、V字形ブックスキャーナーを用いて行われました。いくつかのページでめくるのが困難であったものの、作業自体は容易で、数時間で終了したと紹介されています。

また、作業環境調査の結果として、作業中の手袋の着用と、作業後の機器の徹底的な拭き取りを強く推奨しています。

カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)、“Scholars Portal Books”のBeta版を公開

2018年5月14日、カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)は、OCULが運営するデジタルリポジトリ“Scholars Portal”の書籍版“Scholars Portal Books”のBeta版を公開しました。

多様な電子版学術文献を単一のプラットフォームで提供することを目的に開発されたもので、加盟館が研究・教育用に選定した、カナダの大学出版局の出版物を含む17万5,000タイトルの学術出版物が搭載されていますが、自大学が契約している場合利用できるコンテンツ、カナダ国内の大学から利用可能なコンテンツ、オープンアクセス(OA)・パブリックドメインのコンテンツが含まれます。

2018年7月には正式版として公開し、2018年の冬にはタイトルを28万点まで増加させる計画です。

New Scholars Portal Books platform now live!(OCUL,2018/5/14)
https://ocul.on.ca/new-scholars-portal-books-platform-now-live

シンガポール国家図書館委員会(NLB)、ビジネス関連電子書籍等のポータルサイト“Digital Business Library”のプロモーションビデオを公開

2018年5月14日、シンガポール国家図書館委員会(NLB)が、ビジネス関連の電子書籍やオーディオブックのポータルサイト“Digital Business Library”のプロモーションビデオをYouTubeで公開しました。

NLB Digital Business Library - solutions to any business challenge(YouTube,2018/5/14)
https://youtu.be/tbZd-IL98rk
※NLBの公式チャンネル

参考:
シンガポール国家図書館委員会、ビジネス関連の電子書籍やオーディオブックを利用することができるポータルサイト“Digital Business Library”を公開
Posted 2017年10月25日
http://current.ndl.go.jp/node/34890

Internet Archive(IA)・ニューヨークアート資料コンソーシアム(NYARC)、美術関連資料のウェブアーカイブにおける美術図書館の連携を促進する事を目的としたフォーラムを開催

2018年5月15日、Internet Archive(IA)は、インターネット上の歴史的に貴重な美術関連資料のウェブアーカイブにおける美術図書館の連携を促進する事を目的としたフォーラム“Advancing Art Libraries and Curated Web Archives:National Forum”を開催すると発表しています。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を得て、ニューヨークアート資料コンソーシアム(NYARC)と共同で行なうもので、フォーラムの開催に加え、予備調査、ニーズ調査、フォーラム参加者対象のハンズオン(研修)、同活動に関する出版物の作成、今後の連携のためのロードマップの策定といった事業も行なわれます。

日本点字図書館、紹介動画「視覚障害者の読書 日本点字図書館の活動」を公開

2018年5月1日、日本点字図書館が、紹介動画「視覚障害者の読書 日本点字図書館の活動」を公開しています。

@nittento(Twtter,2018/5/10)
https://twitter.com/nittento/status/991236549013422080

日本点字図書館の紹介動画を公開しました(日本点字図書館)
http://www.nittento.or.jp/news/soumu_movie2018.html

東京文化財研究所、「明治大正期書画家番付データベース」「書画家人名データベース(明治大正期書画家番付による)」を公開

2018年5月15日、東京文化財研究所が、「明治大正期書画家番付データベース」「書画家人名データベース(明治大正期書画家番付による)」を公開しました。

「明治大正期書画家番付データベース」は、明治大正期に刊行された書画家番付の中から、近代の造形物を分類する方法がどのように変わってきたかという問題の考察に資するよう、刊行年・分類形態を指標に数十点を選択し、人名から画像および記載事項の文字データベースへと検索ができるよう作成されたものです。

「書画家人名データベース(明治大正期書画家番付による)」は、「明治大正期書画家番付データベース」に掲載された人名を一覧にし、それぞれの番付でどのように分類されているかを示したもので、他のデータベースに関連画像が含まれている人名の場合、個別画面で当該画像を閲覧することもできます。

更新履歴(東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/update.html
※「2018.05.15 明治大正期書画家番付データベース 及び 書画家人名データベース(明治大正期書画家番付による) 公開のお知らせ」とあります。

5月 15日

福井県立図書館において、「没年調査ソンin福井」が開催(5/26・福井)

2018年5月26日、福井県立図書館において、「福井ウィキペディアタウンin足羽山」の前夜祭として、「没年調査ソンin福井」が開催されます。

主催は、自主勉強会県庁アゴラ「チーム福井ウィキペディアタウン」です。国立国会図書館(NDL)での没年調査について学んだあと、福井県立図書館が所蔵する郷土資料等を利用してひたすら調査が行われます。調査対象は、NDLのデジタル化資料の著作者で、没年が不明または没年調査を行っていないもののうち、福井県にゆかりのある人物です。

没年調査ソンin福井 (福井ウィキペディアタウンin足羽山 前夜祭)(Facebook)
https://www.facebook.com/events/388166654926400/

参考:
E1847 - 没年調査ソン in 京都 Vol.1<報告>
カレントアウェアネス-E No.312 2016.10.06
http://current.ndl.go.jp/e1847

国立国会図書館デジタルコレクション、IIIFに対応

2018年5月15日、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館デジタルコレクションがIIIFに対応したことを発表しました。

NDLが所蔵する古典籍資料と図書をデジタル化したもののうち、著作権保護期間満了によりインターネット公開している約34万点について、IIIFに対応した方式で提供されます。IIIF対応資料には、IIIFのアイコンとマニフェストURIが表示されます。

スコットランド国立図書館(NLS)・スコットランド国立美術館(NGS)、1840年代から1940年代にかけてのスコットランドの生活を撮影した写真コレクションを購入:今後展覧会の開催やデジタル化を予定

2018年5月14日、スコットランド国立図書館(NLS)及びスコットランド国立美術館(NGS)は、スコットランド政府・Art Fund・文化遺産宝くじ基金(HLF)からの助成を得て、同国における初期の写真家の作品を含む、1840年代から1940年代にかけてのスコットランドの生活を写した1万4,000点を超す写真コレクションを購入したと発表しています。

写真愛好家で、1980年代に写真現像店チェーンの経営で成功したマキノン(Murray MacKinnon)氏が収集したもので、マキノン氏から購入したコレクターが所蔵していたものを取得したものです。

2019年度にNGSにおいて展覧会が行われ、引き続き国内で巡回展が開催されるほか、今後3年をかけてデジタル化しオンラインで公開されます。

100 years of Scottish life in photographs(NLS,2018/5/14)
https://www.nls.uk/news/archive/2018/05/mackinnon-photographic-collection

【イベント】Code4Lib JAPANカンファレンス2018(9/1、2・長野)

Code4Lib JAPANが、2018年9月1日、2日に、県立長野図書館(長野市)にてCode4Lib JAPANカンファレンス2018を開催すると発表しています。

Code4Lib JAPAN カンファレンスは、図書館と技術、Web、ITをむすぶ、図書館員や技術者、その他すべての関係者が集い、アイデアやツールを紹介しあい、先進的な試みを共有し、関係者が出会い、つながるイベントです。今回も2017年同様、発表形式としてロング発表(15~20分)とライトニングトーク(5分程度)が用意されています。ロング発表については事前申込制で、8件程度の採択が予定されています。

Code4Lib JAPANカンファレンス2018発表募集 (Call For Proposal)
http://www.code4lib.jp/2018/05/1554/

日販と富士通が書店向けのAIを活用した選書サービス「SeleBoo」を共同開発

2018年5月14日、日本出版販売株式会社(日販)と富士通株式会社が、書店向けにAIが選書を自動で行うサービス「SeleBoo」を共同開発したことを発表しました。

同サービスでは日販が持つ書籍情報や書店販売実績情報に、DBpediaやLod4allなどのオープンデータを組み合わせ、富士通のAIを活用したマーケティングサービスで分析することで、テーマや客層に合った本の選定・リスト化を行うとのことです。また、書店員が選書結果への評価をフィードバックすることで、機械学習を通じAIが選書能力を高めていくとされています。

2018年夏より、日販の取引書店向けにサービス提供が開始されます。当面はキーワード選書(キーワードに関する選書)、キーブック選書(指定した本と似た内容の選書)、地名選書(地域に関する選書)といった機能が提供されます。さらに今後、書店の特徴にあった本を探す書店カラー選書と、表紙の色や被写体から本を探す表紙選書といった機能も開発していく予定であるとのことです。

Springer Nature社が予定していた32億ユーロの新規株式公開を中止

2018年5月9日、Springer Nature社が同日に予定していた32億ユーロの新規株式公開を中止したことが報じられました。

投資家の需要が伸びないことが理由とされており、今後、改めて新規公開を検討する可能性があるとのことです。

Weak demand forces Springer Nature to cancel 3.2 billion euro float at last minute(Reuters、2018/5/9付け)
https://uk.reuters.com/article/uk-springer-nature-ipo/weak-demand-forces-springer-nature-to-cancel-3-2-billion-euro-float-at-last-minute-idUKKBN1I928O

米・ナショナルジオグラフィック協会、ナショナルジオグラフィック誌掲載地図をデジタル化しソーシャルメディア等で日次で紹介

2018年5月11日、米・ナショナルジオグラフィック協会が、1888年のナショナルジオグラフィック誌創刊号以来の同誌に掲載された地図のデジタルコレクションを作成したと発表しています。

デジタルコレクションには6,000点を超す地図が含まれており、そこから選ばれた地図は、同協会のウェブページ“ All Over the Map”のほか、Twitter、Instagram、Facebookといったソーシャルメディア(@NatGeoMaps)で日次で紹介されます。

Discover Fascinating Vintage Maps From National Geographic's Archives(National Geographic,2018/5/11)
https://news.nationalgeographic.com/2018/05/map-of-the-day-cartography-vintage-archive-culture/

クリムゾンインタラクティブ社、新サービス「オープンアクセス・ジャーナルファインダー(Open Access Journal Finder:OAJF)」の提供を開始

インドに本社を置き、日本においても英文校正・校閲サービス「エナゴ」等を手掛けるクリムゾンインタラクティブ社が、新サービス「オープンアクセス・ジャーナルファインダー(Open Access Journal Finder:OAJF)」の提供を開始しました。

同サービスはDirectory of Open Access Journals (DOAJ)のオープンアクセス(OA)雑誌インデックスを用い、独自のアルゴリズムで検索者の投稿予定論文と適合するOA雑誌を検索できる、というものです。利用者は自身の論文の英語アブストラクト(50単語以上)を入力すると、適合すると考えられる雑誌を検索できます。検索結果からは雑誌名のほか、査読プロセス、分野、APC価格等が一覧できます。

オープンアクセス・ジャーナルファインダー
https://www.enago.jp/academy/journal-finder/

クリムゾンインタラクティブ社、新サービス「サイテーション(被引用数)ブースター」を発表

インドに本社を置き、日本においても英文校正・校閲サービス「エナゴ」等を手掛けるクリムゾンインタラクティブ社が、新サービス「サイテーション(被引用数)ブースター」の日本での提供を開始しました。

同サービスはメディア向けのプレスリリース作成、専門用語を用いない一般向けのサマリー作成、Twitterへの投稿文作成をパッケージ化したものとのことです。

サイテーション(被引用数)ブースター
https://www.enago.jp/publication-support/citation-booster.htm

英文校正・校閲エナゴが「サイテーション(被引用数)ブースター」を提供開始(ValuePress!、2018/5/1付け)
https://www.value-press.com/pressrelease/200904

神奈川県立川崎図書館、再開館

2018年5月15日、神奈川県立川崎図書館は、神奈川県川崎市の高度研究開発施設かながわサイエンスパーク(KSP)に移転し再開館しました。

同館はものづくり技術を支える機能に特化した「ものづくり情報ライブラリー」として再開館するのを機に、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers:IEEE)による科学技術に関する出版物等のプラットフォームである“IEEE Xplore”や、Elsevier社による学術誌の抄録・引用文献のデータベース“Scopus”を、公立図書館としては初めて導入するとしています。

県立川崎図書館 再開館のお知らせ(神奈川県立川崎図書館,2018/5/15)
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawaiten.htm

研究データのキュレーションサービスにおける大学図書館での専門人材の共有モデルの実現を目指す“Data Curation Network”が開始(米国)

米国で、研究データのキュレーションサービスにおける大学図書館での専門人材の共有モデルの実現を目的とした3年間の事業“Data Curation Network”が開始されています。

アルフレット P. スローン財団の助成を受けて行われるもので、ミネソタ大学図書館、ジョンズ・ホプキンズ大学シェリダン図書館、ミシガン大学図書館、デューク大学図書館、イリノイ大学アーバナシャンペーン校図書館、コーネル大学図書館、ペンシルバニア州立大学図書館、及び、Dryad Digital Repositoryが参加しています。

参加各館では既にデータキュレーションサービスを実施しており、実施にあたっては専門分野の知識と図書館員の専門知識が必要であるものの、単一の機関で多様な分野の研究データに対応することは不可能であることから、データキュレーションの専門家ネットワークと加盟館のデータセットを結びつけることで加盟館の専門知識を補完することを目指すものです。

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