アーカイブ - 2018年 4月

4月 10日

米・ハリーランサムセンター、再生不可能となる恐れがある録音資料2,862点のデジタル化作業の開始を発表

2018年4月5日、米・テキサス大学オースチン校ハリーランサムセンターが、全米人文科学基金(NEH)の助成を得て、再生不可能となる恐れがある録音資料2,862点のデジタル化作業を2018年9月から2年間かけて実施すると発表しました。

デジタル化の対象となる録音資料は、同センターのキュレーター・保存専門家・アーキビスト・図書館員が、所蔵する48のコレクションのなかから、重要性・希少性・保存状態等に基づき選定しました。

同センターに所蔵されている録音資料には、他機関では未所蔵の非営利の資料が多く、データベースには1万5,000点の資料が登録されています。既に3,000点を超す資料がデジタル化され公開されていますが、今回のプロジェクトが完了すると約6,000点の資料がデジタル化されることになります。

小平市立図書館(東京都)、武蔵野美術大学の学生と連携しオリジナルグッズを作成

2018年3月27日、東京都の小平市立図書館が、市内にある武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科の学生と連携し、同館のオリジナルグッズを作成したと発表しています。

「知の象徴」であるフクロウをモチーフとしたトートバッグとクリアフォルダ(3種)が作成され、市内各図書館(分室除く)で販売されています。

図書館オリジナルグッズが完成しました (小平市立図書館,2018/3/27)
https://library.kodaira.ed.jp/news/?id=408

参考:
小平市立図書館40周年記念イベントとして、武蔵野美術大学の学生と一緒にカルタを作る「ビブリオ・カルタ・フェスタ」が開催される
Posted 2015年11月30日
http://current.ndl.go.jp/node/30084

和歌山県、「南葵音楽文庫」の情報発信等を目的とした県民参加型の音楽祭「きのくに音楽祭」を開催へ

和歌山県が、来年2019年10月4日から10月6日にかけて、和歌山県立図書館メディア・アート・ホールを主会場に、和歌山県立図書館及び実行委員会主催の県民参加型の音楽祭「きのくに音楽祭」を開催すると発表しています。

普段音楽に触れる機会が少ない住民や子どもが気軽に参加できることや、「邦楽」「洋楽」ともに触れられる機会を設けることが目指されているほか、和歌山県立図書館に寄託された「南葵音楽文庫」の情報発信も開催目的とされており、「南葵音楽文庫」に関連するコンサートも予定されています。

「きのくに音楽祭」の開催について(わかやま県政ニュース,2018/3/19)
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=26983

フランス欧州・外務省、フランス国立図書館(BnF)と連携し「デジタル外交図書館」(bibliothèque diplomatique numérique)を公開

2018年3月12日、フランスの欧州・外務省(Ministry for Europe and Foreign Affairs)が、「デジタル外交図書館」(bibliothèque diplomatique numérique)を公開しました。

提携を結んだ機関にGallicaの技術を提供して新しい電子図書館を構築するフランス国立図書館(BnF)のプログラム“Gallica marque blanche”の一環として構築されたものです。

同省のデジタル化された文書やGallicaに含まれる文書を閲覧することができ、公開されている文書は「外交史」「条約」「協定・協約」「フランスの委任統治・保護国」「刊行物(政府・外国)」のカテゴリーに分類されています。

4月 9日

長岡市立中央図書館(新潟県)・会津若松市立会津図書館(福島県)、コラボ企画「戊辰150周年 河井継之助がつなぐ 長岡と会津若松」展を開催中

新潟県の長岡市立中央図書館と福島県の会津若松市立会津図書館が、コラボ企画「戊辰150周年 河井継之助がつなぐ 長岡と会津若松」展を開催しています。

2018年は戊辰戦争から150年目にあたることから、この機会に、同戦争において縁がある、互いの市の歴史や文化を知ってもらう事を目的に行なわれているもので、戊辰戦争に関する資料を中心に、互いの市に関する資料や観光パンフレットが展示されています。

長岡市立中央図書館では4月1日から展示が行われており、会津図書館では3月31日から5月29日まで開催されています。

中央図書館テーマコーナー 一般 :「戊辰150周年 河井継之助がつなぐ 長岡と会津若松」(長岡市立図書館)
http://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/?page_id=530#_1774

全米医学図書館ネットワーク(NN/LM)史概説(1985-2015)(文献紹介)

2018年4月に発行された、Journal of the Medical Library Association誌の106巻2号に、全米医学図書館ネットワーク(NN/LM)の1985年から2015年までの動向を概観した論文“An historical overview of the National Network of Libraries of Medicine, 1985-2015”が掲載されています。

著者は、米国国立医学図書館(NLM)のスピーカー(Susan L. Speaker)氏です。

NN/LMは、1965年に創設された、米国の地域医学図書館(室)等によるネットワークで、本文献は、NN/LMの最初の20年間を紹介した1987年の論文以降の、NN/LMの活動の動向を追ったものです。

韓国国立中央図書館(NLK)、韓国教育学術情報院(KERIS)と覚書を締結:障害者向け図書館資料無料郵送貸出サービスの改善及びISNIコンソーシアムへの参加

韓国国立中央図書館(NLK)が、韓国教育学術情報院(KERIS)との業務協約に関する覚書の締結を発表しています。

締結日は2018年4月6日で、既存の業務協約を補完・改善する事を目的としており、障害者のための図書館資料無料郵送貸出サービス(책나래)の改善、及び、KERISのISNIコンソーシアムへの参加が主な内容です。

障害者のための図書館資料無料郵送貸出サービスでは、これまで、大学図書館の所蔵資料は公共図書館経由で借りることができましたが、今後は、大学図書館から直接自宅に資料が郵送されます。

また、NLKが運営するISNIコンソーシアムへのKERISの参加は、KERISが管理している学術資料の著作者にISNIを付与することで、韓国の学術資料へのウェブ上でのアクセスを向上させることが目的です。

慶應義塾大学メディアセンター、LibQUAL+によるアンケート調査の結果を公表

2018年4月4日、慶應義塾大学メディアセンターが、2017年11月1日から12月8日にかけて実施した、図書館サービス品質評価のための利用者調査アンケート“LibQUAL+”の調査結果を公表しました。

調査の対象は、同大学の全学部の学部生・院生・教職員・通信生で、有効回答数は6,696件でした。

慶應義塾大学メディアセンター全体、及び、各キャンパスの各図書館ごとの分析結果が公表されています。

図書館利用者調査LibQUAL+(R)(ライブカル)実施結果を公開しました(慶應義塾大学メディアセンター,2018/4/4)
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/info/index.php#617

LibQUAL+(R) 調査結果の概要
http://libguides.lib.keio.ac.jp/libqual2017/result

京都古文化保存協会、クラウドファンディングによる寄附金募集サイトを開設

2018年4月4日、公益財団法人京都古文化保存協会が、クラウドファンディングによる寄附金募集サイトを開設したと発表しています。

TimeAge株式会社の技術支援のもと、同協会が管理運営する文化財保護に特化した寄付型クラウドファンディングサイトです。

同協会に加盟する京都の様々な寺社が、所蔵・管理する文化財の修繕修復にかかる費用を国・地方公共団体からの支援のみで全てを賄うことが不可能であることから構築されたものです。

【CF】クラウドファンディングによる寄附金募集サイト開設のご案内(京都古文化保存協会,2018/4/4)
http://www.kobunka.com/topics/index.html#topics20180404crowd

近畿大学、SNSの投稿内容を分析し、その人の潜在的興味に最も合致する本を紹介するサービスのスマートフォン用アプリ版を公開

2018年3月29日、近畿大学が、心理学のビッグファイブ理論に基づき、SNSの投稿内容から性格を分析し、その人の潜在的興味に最も合致する本を紹介するサービスのスマートフォン用アプリ版(iOS、Android)を公開したと発表しています。

ウェブ版は2017年6月に公開されています。

NEWS/PR(近畿大学)
http://www.kindai.ac.jp/news-pr/
※「2018.03.29 AIが選ぶ、自分と似た性格の本 話題のSNS書籍診断が進化、読書離れの学生に本を紹介」とあります。

AIが選ぶ、自分と似た性格の本 話題のSNS書籍診断が進化、読書離れの学生に本を紹介(News2u.net,2018/3/29)
http://www.news2u.net/releases/159744

札幌市中央図書館、「シベリア抑留関連資料」コレクションの一般公開を開始

2018年4月4日、札幌市中央図書館が、「シベリア抑留関連資料」コレクションを一般公開したと発表しています。

同コレクションは、2012年8月に同市在住の抑留体験者から寄贈を受けた約4,000点のシベリア抑留に関連する資料で、自費出版された抑留体験者の体験記や回想録などが多く含まれています。

資料は全て館内閲覧のみでの利用で、資料の公開にあわせて、同館の「さっぽろ資料室ミニ展示」コーナーにて、2018年4月1日から5月8日まで展示「シベリア抑留を読む」も開催されています。

シベリア抑留関連資料の公開を開始しました(札幌市の図書館,2018/4/4)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/sapporosiryo/siberia.html

東京大学史料編纂所、電子くずし字字典データベースに文字推定検索機能を追加

2018年4月6日、東京大学史料編纂所は、電子くずし字字典データベースに文字推定検索機能を追加したことを発表しました。

調べたい文字の前後の語句を入力すると、検索結果に推定される文字を表示します。

今年度のニュース&トピックス(東京大学史料編纂所)
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/news-j.html
※「2018/04/06」に「電子くずし字字典データベースに、「文字推定検索」機能を付加しました。どうぞご利用ください。」とあります。

データベース選択(東京大学史料編纂所)
http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller

4月 6日

プレプリントサーバbioRxiv、プレプリントへリンクするQRコード画像の生成機能を公開

プレプリントサーバbioRxivがQRコード画像の生成機能を公開しています。

ポスター発表などの際にモバイル機器からプレプリントへアクセスできるとしています。

bioRxiv QR Code Image Generator(bioRxiv)
https://connect.biorxiv.org/qr/

参考:
PLOSが生命医学分野のプレプリントサーバbioRxivとの連携を発表 PLOSの雑誌に投稿された論文は自動的にbioRxivへ登録されることに
Posted 2018年2月7日
http://current.ndl.go.jp/node/35443

人文・社会科学のOA単行書を出版するイニシアチブ“Toward an Open Monograph Ecosystem(TOME)”(記事紹介)

2018年4月3日、米・バージニア工科大学のウェブサイトに、人文・社会科学のオープンアクセス(OA)単行書を出版するイニシアチブ“Toward an Open Monograph Ecosystem(TOME)”に関する記事が掲載されています。

このイニシアチブは、紙媒体の単行書の購入者や、図書として出版できる文字数がある専門的な著作物が次第に減少している中、2017年3月に立ち上げられました。米国大学協会(AAU)、北米研究図書館協会(ARL)、Association of University Presses(AUPresses)のほか、同学を含む12の大学が計画に関与していました。

記事では、TOMEの助成を受ける最初の研究者となった同学の歴史専攻の助教授(assistant professor)を紹介しています。

マルウェアに感染したOAジャーナル(記事紹介)

2018年3月29日、クロフォード(Walt Crawford)氏が、自身のブログに“Malware in OA”と題する記事を掲載しています。

記事によると、同氏がゴールドOAのOAジャーナルをスキャンしたところ、マルウェアに感染していると認められたのは410誌でした。2017年は67誌でした。2018年も2017年も感染が認められたのは3誌でした。国別では30か国で感染例が認められ、インドネシアが287誌、ブラジルが41誌、ウクライナが13誌などとなっています。

感染が認められた410誌を一覧にしたエクセルファイルも公開されています。

Malware in OA(Walt at Random, 2018/3/29)
https://walt.lishost.org/2018/03/malware-in-oa/

感染が認められたOAジャーナルの一覧
https://waltcrawford.name/mal_doaj_all.xlsx

神戸市、阪神・淡路大震災関連文書の整理作業を終了

2018年3月30日、神戸市が、2010年度から進めてきた阪神・淡路大震災関連文書の整理作業が終了したことを発表しました。

整理作業では、目録化とともに、文字が薄れて読めなくなったFAXや感熱紙等は判読可能となるよう修復され、また、フロッピーディスク・ビデオ・ネガフィルム等はデジタル化した上でDVDへの保存等が行われました。整理・保存を終えた震災関連文書の文書ファイル数は、合計約2万6,000点(ダンボール箱約3,700箱)となります。

これらの文書については、個人情報が含まれる場合があるため、公開には神戸市情報公開条例による手続が必要です。

阪神・淡路大震災関連文書整理作業の終了(神戸市, 2018/3/30)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/03/20180330040102.html

「国際日本研究」コンソーシアムのウェブサイトが公開

2018年4月6日、国際日本文化研究センターが、「国際日本研究」コンソーシアムのウェブサイトの公開を発表しました。

「国際日本研究」や「国際日本学」を掲げる研究所や大学院課程などを設置する機関間の連携体制の構築などの必要性から、2016年度に「国際日本研究」コンソーシアム準備会が発足、2017年9月1日に「国際日本研究」コンソーシアムが発足しました。コンソーシアムとして国際学会等に参加することで国内外の研究者コミュニティを結び付け、また「国際日本研究」の学問的基盤を構築しながら若手研究者の育成に努めるとしています。

「「国際日本研究」コンソーシアム」サイトが公開されました(日文研, 2018/4/6)
http://topics.nichibun.ac.jp/ja/sheet/2018/04/06/s002/index.html

「国際日本研究」コンソーシアム
https://cgjs.jp/

【イベント】シンポジウム「デジタル写真データベースが拓く学術活動の未来―蓄積された画像資料をいかに活用するのか―」(5/19・東京)

2018年5月19日、東京都千代田区の一橋大学一橋講堂において、科学研究費助成事業(科研費)による研究プロジェクト「地域研究に関する学術写真・動画資料情報の統合と高度化」が主催するシンポジウム「デジタル写真データベースが拓く学術活動の未来―蓄積された画像資料をいかに活用するのか―」が開催されます。

同プロジェクトは、国外における日本の学術調査に関わる写真・動画資料を集積したデータベース「地域研究画像デジタルライブラリ」(DiPLAS)の構築を目指しており、地域研究に関わる進行中の科研費プロジェクトを対象に、過去に蓄積された画像資料のデジタル化・共有化を技術的に支援しています。

同シンポジウムでは、この分野での研究支援の重要性を訴えるとともに、支援対象となった研究の進展に同プロジェクトが及ぼした効果を検証するとしています。

発表内容は以下の通りです。

カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)とカナダの記録遺産へのアクセスを提供するCanadiana.orgが統合

2018年4月3日、カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)とカナダの記録遺産(documentary heritage)へのアクセスを提供するCanadiana.orgが統合を発表しました。

研究環境の変化に伴い、2016年6月から統合の議論を始めていました。統合した組織は2018年4月1日からすでに運営を始めており、今後はCRKNが、学術雑誌のライセンシング活動を続けるとともに、Canadiana.orgのサービスを通じてカナダの記録遺産のデジタル化、アクセス、保存の支援を行います。

CRKN and Canadiana.org Merge as Combined Organization(CRKN, 2018/4/3)
https://www.crkn-rcdr.ca/en/crkn-and-canadianaorg-merge-combined-organization

4月 5日

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームの実装などに関して112万ドルの助成を獲得

2018年4月3日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームの実装やコンテンツのキュレーションに関してAndrew W. Mellon財団から112万ドルの助成を受けたことを発表しました。

スタンフォード大学の技術パートナーや世界のコンテンツプロバイダーと連携しつつ、2018年1月に公開されたプロトタイプの開発経験に基づいてDLMEの拡張などが進められます。プラットフォームの立ち上げは2020年を予定しています。

プラットフォームは今後の電子図書館プロジェクトが再利用できるものとなるとのことで、コンテンツへのアクセスやそれらの保存に関する仕様の統一を意図しているようです。

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