アーカイブ - 2018年 3月

3月 20日

Public Knowledge Project(PKP)、最初の20年間の活動を振り返る報告書を公開

オープンソースの電子ジャーナル出版システム“Open Journal Systems(OJS)”等を開発・提供しているPublic Knowledge Project(PKP)が、活動開始から20年を過ぎたことを受け、最初の20年間を振り返る報告書”Understanding the Audience of the Public Knowledge Project’s Open Source Software”を公開しています。

同報告書は開始から20年を経たPKPが、今後どのような方向を目指して活動していくかを考えるために、外部団体の助成を受け実施した、利用者コミュニティ等へのヒアリングを中心とするコンサルテーションの結果をまとめたものです。報告書では専門家パネルや50人の個人に対するインタビュー、カンファレンスの開催等を通じて、PKPが開発・提供するOJSは広く活用され、価値あるものとなっていることが確認されたとしています。一方で、PKPの問題点として、OJSの更新速度の遅さに対する利用者のフラストレーション、OJSに関連するサービスや、OJS以外に提供しているソフトウェアの認知度の低さ、オープンソースソフトウェアでありながら「閉鎖的な」プロジェクトと思われていること、等が指摘されています。

文部科学省、子供の読書活動推進に関する有識者会議の論点まとめを公表

2018年3月20日、文部科学省は、子供の読書活動推進に関する有識者会議が取りまとめた論点まとめを公表しました。

2017年7月に設置された子供の読書活動推進に関する有識者会議は、次期の子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画の策定に向け、子供の読書活動の更なる推進方策について検討してきました。論点まとめでは、1か月に1冊も本を読まない子供の割合を下げるため、発達段階に応じた取組による読書習慣の形成、読書への関心を高める取組の充実が必要であるとして、求められる具体的な取組を挙げており、また国の役割として、情報環境の変化が子供の読書環境に与える影響に関する実態把握・分析を挙げています。

子供の読書活動推進に関する有識者会議論点まとめの公表について(文部科学省, 2018/3/20)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/1402579.htm

一橋大学、オープンアクセス方針を公開

一橋大学が「一橋大学オープンアクセス方針」および「一橋大学オープンアクセス方針実施要領」を公開しています。前者は2017年10月19日学長裁定、後者は2018年1月23日機関リポジトリ運営会議決定、とのことです。2018年4月1日より実施に移されます。

オープンアクセス(OA)方針および実施要領によれば、対象は一橋大学に在籍する専任教員(教授、准教授、講師、助教、助手)の研究成果(雑誌論文および紀要論文)とするとされており、研究に用いた資金等に関する限定は設けられていません。公開手段としては一橋大学機関リポジトリを用いるとされています。

一橋大学オープンアクセス方針(方針・実施要領等へのリンクと方針本文・和文のHTML版)
http://www.hit-u.ac.jp/academic/oap/index.html

Google Japan、中学生・高校生・高等専門学校生を対象とした、インターネットの安心・安全を推進する「ウェブレンジャープログラム」への募集を開始

2018年3月16日、Google Japanが、全国の中学生・高校生・高等専門学校生を対象に、与えられたお題に沿って、インターネットを安心・安全に活用するアイディアを考え、世界に広める活動を展開する「ウェブレンジャープログラム」への募集開始を発表しています。

2015年、2016年に引き続いて実施されるもので、今回のお題は、「ネットいじめ」「ネット詐欺」「ネット上の出会いトラブル」という問題のなかから、地球を救うためのクリエイティブな動画(3分未満)を作成し YouTubeにアップロードするものとなっています。

1チーム1名から3名で構成すること、保護者の同意があること等といった参加条件があります。

締切は2018年9月12日で、優秀5チームはGoogle Japan オフィスで2018年10月に開催される表彰式に招待され「アンバサダー賞」を授与されます。また、最優秀1チーム(グランプリ)は米国のGoogle本社ツアーに招待され、自分たちのアイディアを英語でプレゼンテーションする機会が与えられます。

東洋文庫ミュージアム、専門業者と連携してコスプレイベントを開催

東洋文庫ミュージアムが、コスプレイベント等を主催する株式会社ココフリカンパニーと協力し、コスプレイベントを開催すると発表しています。

2018年4月10日、4月24日の試験開催を経て、6月17日に本開催されます。

通常、同館ではフラッシュ・ストロボは使用不可となっていますが、今回だけ特別に一部使用可能となります。その他参加にあたっては規約があります。

イベント参加には事前の申し込みが必要で有料です。

東洋文庫ミュージアム(Facebook,2018/3/19)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1760615653961588&id=288267604529741

ココフリ at 東洋文庫(ココフリ)
http://cocofuri.net/event-3/toyobunko2.html

大津町立おおづ図書館(熊本県)、ボードゲームの館外貸出しを開始へ

熊本県の大津町立おおづ図書館が、2018年4月1日から、町内在住者を対象に、ボードゲームの館外貸出しを開始すると発表しています。

点数がすくないため、同館で取り扱っているゲームの一部が貸出し対象となっており、同館の利用カードをカウンターに提示することで1日1回1点まで借りることができます。

また、図書館ロビーでゲームを行なうための館内(ロビー)貸出しも行われます。

『図書館だより』2018年3月号 [PDF:2ページ]
http://www.town.ozu.kumamoto.jp/var/rev0/0022/7292/2-3.pdf
※「図書館でゲームを」の特集があります。

参考:
大阪府立中央図書館、リフレッシュルームをリニューアル:ボードゲームや将棋・囲碁なども設置
Posted 2018年1月17日
http://current.ndl.go.jp/node/35324

福島県立図書館、『福島県立図書館アクションプラン(第3次)』を策定

2018年3月15日、福島県立図書館が、『福島県立図書館アクションプラン(第3次)』を策定し、同館ウェブサイトで公開しています。

同プランの対象期間は2018年度から2020年度で、福島県の『第6次福島県総合教育計画(平成25年度~平成32年度)』、〈「頑張る学校応援プラン」(平成29年~32年度)〉及び『第三次福島県子ども読書活動推進計画(平成27年度~平成31年度)』に基づき、また、『図書館の設置及び運営上の望ましい基準』(平成24年12月19日文部科学省告示第172号)に照らし、同基準が掲げる「基本的運営方針」と行動計画として策定されたものです。

おしらせ バックナンバー(福島県立図書館)
https://www.library.fks.ed.jp/ippan/home/backnumber.html
※「2018.3.15 「第3次アクションプラン」が始まります。」とあります。

静岡県立中央図書館、『静岡県立中央図書館中期計画2018-2021』を策定

静岡県立中央図書館が、『静岡県立中央図書館中期計画2018-2021』を策定し、同館ウェブサイトで公開しています。

より身近な図書館へ 静岡県立中央図書館中期計画2018-2021(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/gaiyou/2018-2021plan.html

静岡県立中央図書館中期計画2018-2021(PDF:691KB)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/data/open/cnt/3/4059/1/201803.pdf

3月 19日

国際図書館連盟(IFLA)、国際出版連合(IPA)、国際STM出版社協会(STM)が共同で、アイデアの創造や情報へのアクセスに関するプレスリリースを発表

2018年3月15日、国際図書館連盟(IFLA)、国際出版連合(IPA)、国際STM出版社協会(STM)が共同で、アイデアの創造や情報へのアクセスに関するプレスリリースを発表しました。

プレスリリースでは、世界知的所有権機構(WIPO)における著作権関連の議論を前進させるべきこと、研究者を故意に欺くような学術雑誌に関する課題に共同で取り組むこと、文字資料は重要な遺産として適切に保存されるべきこと、情報の量が増えても質も維持されるべきであること、などが述べられています。

Supporting Quality Information: IFLA, Publishers' Organisations Issue Joint Press Release(IFLA, 2018/3/15)
https://www.ifla.org/node/34290

テキストマイニングを採用した人文・社会科学分野の研究動向や実践の調査結果をまとめたホワイトペーパーが公開

テキストマイニングを採用した人文・社会科学分野の研究動向や実践の調査結果をまとめたホワイトペーパーが公開されています。

テキストデータ、分析のためのツール、テキストマイニングのための研修などに対する研究者のニーズを明らかにしています。調査結果は、HathiTrust Research Center(HTRC)のツールやサービスの開発に役立てられます。

HathiTrust Research Center User Requirements Study White Paper(IUScholarWorks, 2018/3/9)
http://hdl.handle.net/2022/21924

HathiTrust Research Center User Requirements Study White Paper(IDEALS, 2018/3/9)
http://hdl.handle.net/2142/99157

図書館システムに関する国際調査の2017年版が公開

Library Technology Guidesを運営するブリーディング(Marshall Breeding)氏による、図書館システムに関する国際調査の第11回目となる2017年版の結果が公表されています。製品版・オープンソースシステムの両方を含む127の製品について、米国、カナダ、オーストラリア、英国、スペイン、スウェーデン、ニュージーランドなど、87か国から3,992件の回答を得ました。

今回は国際的な傾向を把握するために、質問フォームは英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、フィンランド語で提供されました。3,992件の回答のうち、公共図書館からは1,641件、大学図書館からは1,201件、学校図書館からは526件などとなっています。20件以上の回答があったのは23の製品でした。

今回の調査結果として、大規模な公共図書館と小規模な公共図書館は製品版、中規模の公共図書館はオープンソースシステムを好むこと、ほとんどの大学図書館は新世代のLSP(Library Services Platform)に対して高い評価を与えているものの、従来の統合図書館システム(ILS)に比べて紙媒体の資料の管理には適してないと認識していることなどを挙げています。

Internet Archive(IA)、1970年代から1990年代にかけての携帯型ゲームや卓上型ゲームなどをエミュレートして公開

2018年3月18日付のInternet Archive(IA)のブログで、1970年代から1990年代にかけての携帯型ゲームや卓上型ゲームなどをエミュレートしたコレクションが紹介されています。

操作方法の説明が記載されているほか、当時のマニュアル類もデジタル化されて閲覧できるようになっています。

Some Very Entertaining Plastic, Emulated at the Archive(Internet Archive Blogs, 2018/3/18)
https://blog.archive.org/2018/03/18/some-very-entertaining-plastic-emulated-at-the-archive/

Handheld History(IA)
https://archive.org/details/handheldhistory

3月 16日

総務省統計局、市区町村別統計データの利便性の順次改善を発表

2018年3月16日、総務省統計局が、2018年度からの市区町村別の統計データの利便性の順次改善を発表しています。

e-Stat(政府統計の総合窓口)において今後必要性が高まる市区町村別データの充実や類似する市区町村間でのデータ比較機能の強化が行われるほか、統計ダッシュボードでは知りたい市区町村のデータをレーダーチャートなどにより分かりやすく表示できる機能を充実させることや、原則全ての統計データをデータの自動取得・更新・分析などに利用できる高度利用型統計データに転換することがあげられています。

また、3月16日から、同局のウェブサイトを、スマートフォンやタブレット端末に対応させるとともに、利用者目線で分かりやすいレイアウトに変更しています。

市区町村別の統計データが使いやすくなります(総務省,2018/3/16)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02toukei02_02000041.html

SPARC Japan、2016年度の年報を公開

2018年3月15日、国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)が、2016年度の年報を公開しました。

2016年度から始まったSPARC Japan第5期の活動について、第4期から引き継がれた課題として、「(1) 国際的なOAイニシアティブとの協調、(2) 学術情報流通にかかわるアドボカシー活動、(3) オープンサイエンスへの活動スコープの拡大、(4) オープンアクセスに関する基礎的情報の把握」の4点を挙げています。

「国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)年報 平成28(2016)年度」を掲載(SPARC Japan,2018/3/15)
http://www.nii.ac.jp/sparc/2018/03/sparc_japan_282016.html

国立国会図書館デジタルコレクションの書誌情報のオープンデータセットにNDC、NDLCなどの主題情報を追加

2018年3月16日、国立国会図書館は、国立国会図書館デジタルコレクションの書誌情報のオープンデータセットに、日本十進分類法(NDC)、国立国会図書館分類表(NDLC)などの主題情報を追加しました。

新着情報(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※「2018年3月16日」に「国立国会図書館デジタルコレクション書誌情報のデータセットに主題情報(NDC、NDLC等)を追加しました。また、国内刊行出版物の書誌情報(直近年1年分)を更新しました。」とあります。

オープンデータセット(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/dlib/standards/opendataset/index.html

生物医学分野の非営利助成機関の団体Health Research Alliance(HRA)、オープンサイエンスのための新しいプラットフォーム“HRA Open”を公開

2018年3月12日、生物医学分野の非営利助成機関の団体Health Research Alliance(HRA)は、米国国立医学図書館(NLM)、figshare、Dimensionsなどとの連携協力により、オープンサイエンスのための新しいプラットフォーム“HRA Open”を、研究成果の公開・共有プラットフォームfigshare上に立ち上げたことを発表しました。

HRA Openでは、HRAの加盟機関から助成を受けた研究者は、助成による研究成果のうち、出版物をPubMed Central(PMC)に登載し、それ以外の図表やデータセットなどの研究成果をHRA Openにアップロードして共有することができます。また、助成金のデータベースを検索して、受給した助成金とそれによる研究成果とを結びつけることができます。

PMCへの出版物の登載は、NLMとの連携により実現しています。NLMへはHRAの加盟機関の助成金とそれを受給した研究者のデータが提供され、出版物や研究成果へのアクセスを促進するために利用されます。

オランダ大学協会(VSNU)、Springer Nature社・オックスフォード大学出版局(OUP)とオープンアクセス出版等に関する契約で合意

2018年3月12日、オランダ大学協会(VSNU)は、2014年に締結したSpringer Nature社とのオープンアクセス(OA)出版等に関する契約を、2021年まで延長することで合意したと発表しています。この間、同社の雑誌でOAで公開されたオランダの論文の割合が2014年の34%から2017年の84%に上昇したことが紹介されています。

また、2018年3月15日には、英・オックスフォード大学出版局(OUP)とも、購読及びOA出版に関する2020年までの3年間の契約を締結したと発表しています。

米国大学・研究図書館協会(ACRL)、一次資料(Primary Source)利用のためのガイドラインを承認

2018年3月15日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)が、同理事会が、一次資料(Primary Source)利用のためのガイドライン“Guidelines for Primary Source Literacy”を承認したと発表しています。

ACRLの貴重書・手稿部会(RBMS)と米国アーキビスト協会(SAA)の合同タスクフォースにより策定したもので、一次資料を効果的に利用するために必要な知識・技能の範囲を明示するとともに、利用にあたっての優良事例を体系化することを目的としています。

同ガイドの対象は、図書館員、アーキビスト、教員、大学生相手に仕事をする人とされていますが、K-12の児童・生徒や一般市民も利用できるように柔軟に書かれていると紹介されています。

現在、SAAの承認待ちとなっています。

Guidelines for Primary Source Literacy(ACRL insider,2018/3/15)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/15473

三重県立図書館、「いいね!発見 撮影会in三重県立図書館」での撮影作品の人気投票の結果を発表

2018年3月15日、三重県立図書館が、3月1日から3月11日にかけて行なった「いいね!発見 撮影会in三重県立図書館」での撮影作品の人気投票の結果を発表しました。

投票総数は1,004票で、第1位のグランプリに選ばれたのは、チーム名:MIDI大好き!の「さあ ぼうけんに でかけよう!」(333票)でした。

撮影された5作品については、3月16日から3月29日まで、同館の展示コーナーで展示されるほか、同館の情報発信にも活用されます。

【結果発表!】「いいね!発見 撮影会」人気投票結果(三重県立図書館,2018/3/15)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/index.php?key=jouxxqks5-105#_105

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