アーカイブ - 2018年 3月

3月 28日

図書館情報学教育のトレンド、課題、機会:Carol Tenopir教授へのインタビュー(記事紹介)

Elsevier社のLibrary Connectブログに、2018年3月23日付けでテネシー大学ノックスビル校のCarol Tenopir教授へのインタビューに基づく記事”Trends, challenges and opportunities for LIS education: an interview with Carol Tenopir”が掲載されています。Tenopir教授は情報アクセス・検索、電子出版、学術情報流通等の分野で多くの業績を成した研究者です。

インタビューではTenopir教授自身のキャリアの話題からはじまり、オープンサイエンスが図書館情報学教育に与える影響、図書館情報学教育が今日、直面している課題、今後10~15年で図書館情報学専門職はどうなっていくか、といったトピックについて尋ねています。

文部科学省、2018年度の子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)を公表

2018年3月28日、文部科学省は、2018年度の子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)を公表しました。

136の学校、47の図書館、53の団体(個人)が表彰されます。表彰式は2018年4月23日、子どもの読書活動推進フォーラムにおいて行われます。

平成30年度 子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)の文部科学大臣表彰について(文部科学省, 2018/3/28)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/1402798.htm

平成30年度 子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)の文部科学大臣表彰一覧(PDF: 102KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2018/03/28/1402798_001.pdf

筑波大学知識情報・図書館学類、平成30年11月の推薦入試から「ビブリオバトル」方式の面接を導入

筑波大学情報学群知識情報・図書館学類が、学類パンフレットにおいて、平成30年11月の推薦入試から「ビブリオバトル」方式の面接を導入すると発表しています。

同パンフレットによれば、思考力・判断力・表現力などの能力を多面的に評価することが目的とのことです。チャンプ本に選ばれるか否かは面接の評価とは無関係とし、「志望動機や高校での活動といったありきたりな話題ではなく、その人がこれだと思った本を紹介してもらうことで、表現力、説得力、質問力を見る」とのことです。紹介する本は漫画でも電子書籍でもよいとされています。

また、面接の改革とあわせて、推薦入試の募集人員を40名に拡大するとともに、従来は現役生のみとしていた要件を緩和し既卒者も出願可能とする(出身学校長の推薦は必要)、1校あたりの推薦し得る人数の制限を撤廃する、等の推薦入試の要件緩和も行われるとのことです。

なお、推薦入試では面接(ビブリオバトル)のほかに小論文も課されます。

国立国会図書館、YouTubeで遠隔研修教材の提供を開始

2018年3月27日、国立国会図書館は、YouTubeの国立国会図書館公式チャンネルで、遠隔研修教材の提供を開始しました。

現在、新規公開分5本を含めて、13本の教材が提供されています(英語字幕付きを含む)。これに伴い、これまで遠隔研修を提供してきたページ「インターネットで受講する(遠隔研修)」は、3月31日をもって終了します。

図書館へのお知らせ(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/news/index.html
※「2018年3月27日」に「YouTubeで遠隔研修の提供を開始しました」とあります。

YouTubeで遠隔研修の提供を開始しました(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/180327_01.html

和歌山県立図書館、『南葵音楽文庫紀要』第1号を発行

2018年3月27日、和歌山県立図書館が、『南葵音楽文庫紀要』第1号を発行すると発表しました。

同館の発表によると、ジャン=ジャック・ルソーの『音楽事典』等の購入時期や購入場所、ベートヴェン自筆書簡下書きに関する発見、徳川頼貞のカミングス・コレクション入手に関する事実、についての論考が掲載されているとのことです。

同紀要は、全国の都道府県立図書館、国立国会図書館、音楽学科を設置する大学図書館、県内の市町村教育委員会、市町村立図書館・図書室、県内高等学校等に配付されます。

紀州徳川家ゆかりの文化遺産-南葵音楽文庫-研究成果「紀要第1号」発行(和歌山県立図書館ニュース,2018/3/27)
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/mt/2018/03/post-125.html

国立公文書館、「平成29年度「歴史公文書等の所在把握を目的とした調査・検討」報告書」を公開

国立公文書館が、「平成29年度「歴史公文書等の所在把握を目的とした調査・検討」報告書」(2018年3月付)を公開しています。

「公文書館未設置の県・政令指定都市」及び「都道府県立図書館」に所在する歴史公文書等の現状把握を目的としたアンケート調査、公文書管理法で規定する国立公文書館等に指定された施設・歴史資料等保有施設のうち2017年度新設の施設に所在する歴史公文書等の現状把握を目的としたアンケート調査、かつて存在した国の機関等における公文書等の散逸状況の把握を目的とした調査の調査結果がまとめられています。

平成29年度「歴史公文書等の所在把握を目的とした調査・検討」報告書を掲載しました(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20180328095619.html

国際図書館連盟(IFLA)、国際児童図書評議会 (IBBY)及びInternational Literacy Association(ILA)と世界各地の識字率向上のために連携すると発表

国際図書館連盟(IFLA)は、2018年3月28日に、国際児童図書評議会 (IBBY) 及びInternational Literacy Association(ILA)と、世界各地の識字率(literacy rate)を100%とすることを目的に連携する内容の覚書(MoU)を締結すると発表しました。

IFLA joins forces with IBBY and ILA to increase literacy rates(IFLA,2018/3/27)
https://www.ifla.org/node/36068

飯能市立図書館(埼玉県)で「あなたの知らない飯能高校「すみっコ図書館」の世界」が開催中

埼玉県の飯能市立図書館が、2018年3月25日から4月7日まで、「あなたの知らない飯能高校「すみっコ図書館」の世界」を開催しています。

飯能市立図書館に、埼玉県立飯能高校の学校図書館「すみっコ図書館」を再現したものです。

あなたの知らない飯能高校「すみっコ図書館」の世界(飯能市立図書館)
http://www.hanno-lib.jp/event/post-28.html

飯能市立図書館(Facebook,2018/3/27)
https://www.facebook.com/hannolibrary/posts/176837696451084

飯能高校すみっコ図書館(埼玉県立飯能高校)
http://www.hanno-h.spec.ed.jp/?page_id=27

慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション、慶應義塾図書館所蔵の「相良家文書」「対馬宗家文書」等の重要文化財を追加公開

2018年3月27日、慶應義塾大学メディアセンターは、慶應義塾大学デジタルコレクションに慶應義塾図書館所蔵の重要文化財を追加したと発表しています。

公開されたのは「重要文化財」(相良家文書、対馬宗家文書以外)、「相良家文書」、「対馬宗家文書」の3件です。

お知らせ(慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション)
http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/news
※「2018-03-27 「重要文化財」のコレクションを追加公開しました。 」とあります。

重要文化財(相良家文書、対馬宗家文書以外)
http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/icp/explanation

愛媛県議会、「県議会図書室機能強化のためのアクションプラン」を策定

愛媛県議会が、2018年3月26日に「県議会図書室機能強化のためのアクションプラン」を策定したと発表しています。

同議会の議会図書室が、2018年度に設置70周年を迎えることから、愛媛県議会改革検討協議会において、2017年度から2019年度までの県議会図書室の機能強化策について検討した結果をまとめたものです。

新着情報(愛媛県議会,2018/3/27)
https://www.pref.ehime.jp/gikai/shinchaku/index.html

県議会図書室機能強化のためのアクションプラン(愛媛県議会)
https://www.pref.ehime.jp/gikai/katsudou/topics/h300319_topics.html

3月 27日

文化庁、『埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について2』(報告)を公開

文化庁が、埋蔵文化財発掘調査体制等の整備充実に関する調査研究委員会が2017年9月25日付けでまとめた『埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について2』(報告)を公開しています。

この報告書では、2017年3月31日付けの『埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について 1』(報告)で示された、埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入全般に関する考え方に則り、発掘調査報告書のデジタル化について検討しています。発掘調査報告書の本来的なあり方を確認するとともに、デジタル技術の効果的な利用について提言しており、発掘調査報告書の形態や配布・保管・管理、利活用などに言及しています。

全国遺跡報告総覧:文化庁が『埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について2』(報告) を公開(なぶんけんブログ, 2018/3/26)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2018/03/bunkadigital.html

【イベント】情報メディア学会第17回研究大会(6/23・八王子)

2018年6月23日に、中央大学多摩キャンパスにおいて、情報メディア学会第17回研究大会が開催されます。

今回の基調テーマは「学習支援のネクストステージ」で、同テーマに関するシンポジウムが開催されます。また、元中央大学教授・山﨑久道氏による基調講演「経済学から見た図書館-図書館の役割と価値を見直す-」のほか、ポスター紹介のライトニングトーク等も行われるとのことです。

第17回研究大会開催のご案内(情報メディア学会)
http://www.jsims.jp/kenkyu-taikai/yokoku/17.html

東北大学、オープンアクセス方針を公開

東北大学が「東北大学オープンアクセス方針」および「東北大学オープンアクセス実施要領」を公開しています。前者は2018年3月13日運営企画会議承認、後者は2018年2月21日附属図書館商議会承認とのことです。

オープンアクセス(OA)方針および実施要領によれば、対象は教員(常勤の教授、准教授、講師、助教、助手。特定有期も含む)を著者とする、学術雑誌に掲載された論文で、学外研究者との共同研究成果も含むとされており、特に資金の限定はありません。また、公開手段としては東北大学機関リポジトリを用いるとしています。

また、OA方針では「本学は、本学のオープンアクセスがその趣旨に照らし有効に機能しているか、絶えず検証する」と、OAに関するモニタリングを行う旨が明記されています。実施要領によれば、東北大学附属図書館オープンアクセス委員会が、機関リポジトリへの登録状況と大学情報DBへの登録状況を照らし合わせることで実施状況を確認するとされています。

Springer Compact(オフセット契約)によるオープンアクセス(OA)の状況

2018年3月22日、オープンアクセス(OA)におけるAPC(論文処理加工料)の透明性が高く、効率的な管理体制の構築を目的とするドイツの団体INTACTが、Springer Nature社のオフセット契約モデルSpringer CompactによるOAの実現状況に関する調査結果をブログで公開しました。

オフセット契約とは電子ジャーナルのビッグディール費用とAPCを一括して機関が支払うモデルです。INTACTの調査では、オーストリアの大学図書館協会、ドイツのマックス・プランク・デジタル・ライブラリ(MPDL)、オランダのVSNU、スウェーデンのBibsamコンソーシアム、そしてイギリスのJISCのデータを用い、2016~2017年のSpringer Compact対象雑誌について、OA論文の割合や、そのうちオフセット契約の結果OAになったものの割合等を調査しています。

匿名の研究者により続けられる「ハゲタカ出版」の監視(記事紹介)

2018年3月16日付けでオンライン公開されたNature誌記事”The undercover academic keeping tabs on ‘predatory’ publishing”において、単なる“金もうけ”の疑いのある、いわゆる「ハゲタカ出版」のリストを更新し続けている研究者に取材した様子や、研究者らの間でのリストへの需要の高さが紹介されています。

「ハゲタカ出版」のリストは元々、米国コロラド大学デンバー校図書館のJeffrey Beall氏が自身のブログで公開・更新していましたが、2017年1月に突如、削除されてしまいました。雇用主である大学からなんらかの圧力があったことが理由とBeall氏は述べています(大学当局は否定)。

Beall氏のリストの公開停止直後から、リストのコピーはインターネット上に複数、公開されていますが、1年以上が経った現在において、そのうち少なくとも1件は元のままではなく、新たな出版者・雑誌を加える等、更新されています。更新されているリストを公開しているサイトの運営者は明かされていませんが、Nature誌はこの匿名の運営者に取材を申し込み、運営者はハラスメントへの懸念から名前を明かさないとしつつも、取材に応じました。

New York Timesにおける図書館員の死亡記事(記事紹介)

電子ジャーナルアーカイブJSTORのブログ”JSOTR DAILY”の2018年3月22日付け記事で、”New York Times”の死亡記事に取り上げられた図書館員を分析した研究” The Portrayal of Librarians in Obituaries at the End of the Twentieth Century”が紹介されています。紹介されている元の論文はタイトルに「20世紀末」とあるとおり、1977年から2002年のNew York Times死亡記事における図書館員の出現状況を分析したもので、2004年に”Library Quarterly”誌に掲載されたものでした。

閉館したジェトロ・ビジネスライブラリー(東京)が図書館からの図書寄贈希望を受け付け中

2018年2月末日をもって閉館したジェトロ・ビジネスライブラリー(東京)が、同館が所蔵していた国内外のビジネスに関する和書・洋書を処分するにあたり、図書館からの寄贈希望の受け付けを行っています。

関心のある図書館には資料リストを送付し、その中から寄贈希望を選択する方式とのことです。希望が重複した場合には最初に連絡を受けた図書館を優先するとされています。送料は受け入れる側の図書館負担とのことです。

寄贈希望の連絡〆切は2018年4月13日、その後の資料選定の〆切は5月25日で、それぞれメールにて連絡のこと、とされています。

図書寄贈のお知らせ/ジェトロ・ビジネスライブラリー(東京) (SWENTOKYOブログ、2018/3/27付け)
https://blog.goo.ne.jp/sentokyo/e/1979380efd9cc1decebdbe47deea0b1c

2018年国際アンデルセン賞の作家賞を角野栄子氏が受賞

2018年3月26日、国際児童図書評議会 (IBBY) は、『魔女の宅急便』や『トンネルの森 1945』等の作品で知られる角野栄子氏を2018年国際アンデルセン賞(Hans Christian Andersen Awards)の作家賞に選出したと発表しています。

画家賞にはロシアのイゴール・オライノコフ(Igor Oleynikov)氏が選ばれています。

日本人の作家賞受賞者は3人目で、画家賞を含めると5人目となります。

IBBY Announces Winners of the 2018 Hans Christian Andersen Award(IBBY,2018/3/26)
http://www.ibby.org/news-calendar/media-releases/2018-hcaa-winners/

中国国家図書館(NLC)、フランス国立図書館(BnF)所蔵の敦煌文書約5,300点をオンラインで公開

2018年3月6日、中国国家図書館(NLC)が、フランス国立図書館(BnF)が所蔵する敦煌文書約5,300点を「中华古籍资源库」で公開したと発表しています。

約3万1千点のデジタル化画像が公開されています。これらは、2015年にBnFが「圆明园四十景图」をNLCに寄贈した際に締結された、BnFが所蔵する敦煌文書の高精細のデジタル化画像をNLCに寄贈する協定に基づくものです。

Dunhuang Manuscripts in digital form collected by France are published officially(NLC News)
http://www.nlc.cn/newen/nlcnews/201803/t20180316_167549.htm

韓国国立中央図書館(NLK)、読書振興を目的に作成した動画4本を順次オンラインで公開

韓国国立中央図書館(NLK)が、読書振興を目的とした動画「読書、国立中央図書館司書と読む」を作成し、2018年3月23日から、同館ウェブサイトや公式Facebook・Youtubeチャンネルで公開しています。

2018年2月に公開された読書調査で成人の10人中4人が1年間で1冊も本を読んでいなかったことが明らかになったことや、NLKでは2018年を「本の年」としていることから、読書振興を目的に作成されたものです。

NLKの司書と読書家でもある元・韓国MBCアナウンサーが、NLKの司書が紹介する人文科学・文学・社会科学・自然科学に関する本の話をしたり、NLKのサービスや書庫等の紹介を行なう内容となっています。動画は4本作成されており、4月13日までの毎週金曜日に1本づつ公開されます。

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