アーカイブ - 2018年 3月 8日

Internet Archive、収集済のウェブアーカイブからロングテールなオープンアクセス論文を自動的に判別し保存する方法を開発するためのプロジェクトを開始

2018年3月5日、Internet Archive(IA)が、アンドリュー・W・メロン財団からの助成を得て、ロングテールなオープンアクセス(OA)論文の保存を目的としたプロジェクト“Ensuring the Persistent Access of Long Tail Open Access Journal Literature”を開始すると発表しました。

IAや連携機関の収集済ウェブアーカイブから、保存が危ぶまれているロングテールなOA論文を自動的に判別し、適切なメタデータを付与する仕組みを検証するもので、検証にあたっては、(1)ISSN、DOAJ、Unpaywall、CrossRefからOA論文のデータを取得し該当する論文を調べる、(2)ウェブアーカイブからジャーナルに該当するコンテンツを特定したうえで、識別子やメタデータと関連付けて発見可能性を高める、の2つの手法が用いられます。

また検証の成果の活用のため、結果を受けてトレーニングセットを開発し、小規模なウェブアーカイブで試験してその効果を評価するとともに、この取組に必要な経費の算出も行われます。

『カレントアウェアネス-E』343号を発行

E2007 - 国立図書館におけるジャンル・形式用語の実務に関する調査

ジャンル・形式用語とは,その資料が「何であるか」を表す統制語彙である(CA1869参照)。2017年2月,国際図書館連盟(IFLA)の主題分析及びアクセス分科会が管轄するジャンル・形式用語ワーキンググループ(以下「ワーキンググループ」)は,各国の国立図書館のジャンル・形式用語の実務に関する調査“IFLA Survey on Genre Form Practices in National Libraries”を実施し,国立国会図書館(NDL)もこれに回答した。本稿では,2017年11月に公開された調査結果報告書の概要を紹介する。

E2004 - 京都大学附属図書館における貴重資料画像の二次利用自由化

京都大学では,2017年9月7日に「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」を試験公開し,12月1日には公開画像を追加して正式公開するとともに,附属図書館所蔵資料の電子化画像を自由利用可能とした。本稿では,画像の自由な二次利用を認めるにあたって,関連規則の整備をどのように行ったかを紹介する。

E2006 - 米国学校図書館員協会による新学校図書館基準<文献紹介>

2017年11月,米国学校図書館員協会(AASL)は,新学校図書館基準,『学習者,学校図書館員,学校図書館のための全国学校図書館基準』(National School Library Standards for Learners, School Librarians and School Libraries)を刊行した。全341頁と大部であり,そのすべてをここで紹介することはかなわないが,概要を簡単に報告したい。

E2005 - フランスと日本の目録動向:書誌調整連絡会議<報告>

2018年1月18日,国立国会図書館(NDL)収集書誌部は,「新しい目録規則は何をもたらすか:フランスと日本の書誌データ」をテーマに,平成29年度書誌調整連絡会議を開催した。この会議は,国内外の書誌調整に関する最新情報を関係者・関係機関等と共有することを目的とし,毎年行われているものである。今年度は,新しい目録規則の策定等に取り組んでいるフランスと日本における共通の課題や相違点を共有することで,日本の目録規則のよりよい改訂と運用を図ることを目的に,フランス国立図書館(BnF)からブレ(Vincent Boulet‏)氏を招へいし,広く一般に公開した。当日は,約90名の参加があった。

E2003 - 学校図書館でのリブライズの活用と地域住民への開放の取組

岐阜県山県市(以下「当市」)では,2016年度に公立小中学校として全国で初めてコミュニティ型図書館ウェブサービス「リブライズ」を学校図書館の蔵書管理システムとして導入し,蔵書のデータベース化,ネットワーク化を進めている。2017年11月,他の学校に先駆けて約6,500冊の蔵書のデータベース化が完了した桜尾小学校では,リブライズの導入を機に将来的な地域住民への学校図書館の開放を目指し,2017年12月1日に一部地域住民への学校図書館の開放を始めた。ここでは,当市におけるリブライズの導入までの道のりと新たに始まった取組について紹介したい。

「地理院地図」で、地形断面図や色分け可能な標高図の作成が可能に

2018年3月8日、国土地理院が、「地理院地図」で、地形断面図や色分け可能な標高図の作成が可能になったと発表しています。

その他、地図の2画面表示や情報リストの検索機能などの機能改良が行われています。

楽ちんルート発見! ~ウェブの地図で身の回りの高低差がわかります~(国土地理院,2018/3/8)
http://www.gsi.go.jp/johofukyu/johofukyu180308.html

地理院地図
https://maps.gsi.go.jp/

青森県立図書館、90周年記念ウェブサイトを公開

2018年2月27日、青森県立図書館が、90周年記念ウェブサイトを公開しました。

同館は、1928(昭和3)年に開館し、2018(平成30)年に90周年を迎えます。

90周年記念ウェブサイトを公開しました(青森県立図書館,2018/2/27)
http://www.plib.pref.aomori.lg.jp/viewer/info.html?id=206

青森県立図書館 90年
https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/digital/90th/index.html

国際労働機関(ILO)と“Research4Life”、途上国に法情報を無償・安価で提供するGOALIプログラムの開始を発表

2018年3月6日、国際労働機関(ILO)と、ILOも参加する途上国向けに無料・安価に学術情報を提供することを目的とした官民連携パートナーシップ“Research4Life”が、途上国での研究を促進し、法による支配を強化することを支援する事を目的に、法情報や研修への無料・安価なアクセスを提供するプログラムGOALI (Global Online Access to Legal Information) を開始すると発表しました。

GOALIには、米・イェール大学リリアン・ゴールドマン法律図書館や、米・コーネル大学法律図書館も参加しています。

プログラムは、115の途上国の、政府・大学・ロースクール・研究機関・非営利団体・労働者や雇用主による全国規模の団体といった機関・団体が対象です。

国連の持続可能な開発目標(SDG)16「平和と公正をすべての人に」に貢献することも目的としています。

みえ防災・減災アーカイブ、Yahoo!天気・災害「災害カレンダー」と連携開始

三重県・三重大学 みえ防災・減災センターは、同センターが運営する防災・減災に関するアーカイブサイト「みえ防災・減災アーカイブ」の、Yahoo!天気・災害「災害カレンダー」との連携を2018年3月2日から開始したと発表しています。

みえ防災・減災アーカイブで収集・公開している昭和東南海地震、伊勢湾台風、紀伊半島大水害の体験者のインタビューや体験手記の情報を「災害カレンダー」にリンク掲載するものです。

Digital Science社、ブロックチェーン技術によるピアレビュー支援を検証するパイロットプロジェクトを開始

2018年3月7日、Digital Science社は、オランダのスタートアップKatalysis、Springer Nature社、ORCIDと共同で、ブロックチェーン技術によるピアレビュー支援を検証するパイロットプロジェクトを開始することを発表しました。

プロジェクトの初期段階では、研究の再現性が低い、レビュアーが正しく評価されない、などといったピアレビューに関する課題を、分散型台帳やスマートコントラクトなどのブロックチェーン技術を活用して解決することを目的としています。プロジェクト後半の段階では、ピアレビューを中心とした学術コミュニケーションの課題解決を目的とするコンソーシアムの結成を目指します。

Digital Science社がプロジェクト管理、Katalysisがブロックチェーン技術のノウハウの提供、Springer Nature社が出版者とピアレビューのワークフローに関する情報の提供、ORCIDが個人の識別子や認証に関する知見やノウハウの提供を、それぞれ行います。