アーカイブ - 2018年 3月 28日

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日本図書館協会(JLA)、日本目録規則(NCR)2018年版の予備版を公開

2018年3月28日、日本図書館協会(JLA)は、JLA目録委員会と国立国会図書館(NDL)収集書誌部が連携して策定を進めている日本目録規則(NCR)2018年版の予備版を、PDF形式で公開しました。

この予備版の骨格や重要な用語については大幅な変更はないが、細かな文言の修正等は全般にわたって行う可能性があるとのことです。また(保留)として章立てのみを行っている章は、本版においても未刊の予定とのことです。予備版の公開と併せて、エレメント一覧、今後のスケジュール、パブリック・コメント等についての検討結果などの補足情報も公開しています。

2018年4月以降、付録作成、全体調整・校正、冊子体編集などの業務を進め、2018年12月ごろ、本版について冊子体の刊行、PDF形式の公表が予定されています。

日本目録規則(NCR)2018年版関連情報(JLA)
http://www.jla.or.jp/committees/mokuroku//tabid/643/Default.aspx

米国でオープン・テキストブックに関する500万ドルの助成プログラム実施へ

2018年3月23日に成立した米国歳出法の中に、オープン・テキストブックに関する500万ドルの助成プログラムへの支出が盛り込まれていたことを、米SPARCが紹介しています。この助成プログラムは米国議会が初めて承認したオープン教育資源(OER)への大規模支出であるとのことです。

同プログラムはSPARCや連携機関の草の根の働きかけにより実現したものとのことです。500万ドルは米国の高等教育機関に対する、競争的助成金として、米国教育省により管理されます。この助成により作成されたオープン・テキストブックは、オープンなライセンスを付与し、誰もが無料で、自由にアクセス・利用し、新たなコンテンツ作成のために活用することができるようになるとのことです。

Congress Funds $5 Million Open Textbook Grant Program in 2018 Spending Bill(SPARC、2018/3/20付け。2018/3/23に大統領が歳出法に署名・成立したことを受け更新)
https://sparcopen.org/news/2018/open-textbooks-fy18/

査読登録サービスPublonsがTaylor & Francis社とのパートナーシップ締結を発表

2018年3月20日、研究者の査読レポート等を登録できるサービスPublonsが、Taylor & Francis社とパートナーシップを結んだことを発表しました。最大250のTaylor & Francis社発行誌でPublonsのサービスが利用できるようになります。

PublonsとTaylor & Francis社は2017年4月から、30誌を対象にパイロットを行っていました。その結果、研究コミュニティにおいてPublonsへの需要が高いことが確認され、対象誌を拡大してのパートナーシップ締結に至ったとのことです。

米・Library Journal誌、学生の電子書籍利用実態調査報告書を公開

米・Library Journal(LJ)誌が、学生の電子書籍の利用実態を調査した報告書“2018 Academic Student Ebook Experience Survey”を公開し、2018年3月27日付けの同誌オンライン版で、その調査結果の概要を紹介しています。

同誌がEBSCO社の支援を受けて実施したもので、4年制大学の大学生・大学院生及び2年制・コミュニティカレッジの学生306人を対象に、読書や研究資源としての媒体(冊子体・電子書籍)の好み、電子書籍利用の変化、電子書籍において重視する機能、ダウンロードや印刷制限に関する考えなどを調査したものです。

記事では、調査結果の概要として、

・趣味としての読書では冊子体を好む一方、研究のための読書では電子書籍を好む傾向があること

・電子書籍を以前より利用するようになった学生は、その理由として、便利さ・関連資料の入手可能性の拡大・技術の改善・低価格化などをあげていること

・冊子体は読みやすく電子書籍は入手しやすいものと考えていること

・デジタル著作権管理(DRM)による利用制限に不満を感じていること

米国で歳出法案成立 IMLSの2018年度予算は増額、研究予算も増額

2018年3月23日、米国で2018年度の歳出法案が成立しました。歳出額は1.3兆円で、博物館・図書館サービス機構(IMLS)をはじめ、図書館や研究関連の予算が2017年度より増額されました。

IMLSについてはトランプ政権により、段階的廃止に向けた予算教書が発表され、図書館関係機関等の反発を招いていましたが、今回成立した歳出法案では2017年度に比べて900万ドル増額した、2億4千万ドルが計上されたとのことです。州への助成金など複数の事業について予算が増額され、そのほかの事業についても2017年度と同水準を維持しています。ALAのJim Neal会長もこの歳出法案を歓迎するコメントを発表するとともに、本件の教訓として、図書館が声をあげれば、意思決定者は耳を貸すのだとして、2017年度来の米国の図書館関係者の働きかけが実を結んだこと、アドヴォカシーの重要性を述べています。

また、NIH、NSFなどの他の研究関連予算についても2017年度より増額しており、研究関連予算額の増加幅としては過去10年で最大であると報じられています。

箕面市、PFI手法で整備する「(仮称)箕面船場駅前地区まちづくり拠点施設整備運営事業」について事業予定者と契約 大阪大学は図書館と生涯学習センターの指定管理者に

大阪府箕面市はPFI手法により整備する「(仮称)箕面船場駅前地区まちづくり拠点施設整備運営事業」について、大林組、キョードーファクトリー、東京ビジネスサービスが構成する特別目的会社「PFI箕面船場まちづくり株式会社」と契約を締結したと発表しました。契約期間は2018年3月24日から2036年3月31日までで、契約金額(総事業費)は約137億8千万円です。

同事業では北大阪急行線の延伸に伴い新設される(仮称)箕面船場駅前において、文化ホール、図書館、生涯学習センター、駐車場が一体となった複合施設を整備・運営します。また、施設内には飲食店舗等も誘致予定とのことです。施設の設計・工事と、文化ホール、駐車場、店舗などの運営管理はPFI事業者が担います。一方、図書館(箕面市の蔵書11万冊と大阪大学の蔵書60万冊を所蔵予定)と生涯学習センターについては、大阪大学が指定管理者として運営管理する予定とのことです。

(仮称)箕面船場駅前地区まちづくり拠点施設整備運営事業(PFI事業)について(箕面市)
https://www.city.minoh.lg.jp/machidukuri/senbapfi.html

図書館情報学教育のトレンド、課題、機会:Carol Tenopir教授へのインタビュー(記事紹介)

Elsevier社のLibrary Connectブログに、2018年3月23日付けでテネシー大学ノックスビル校のCarol Tenopir教授へのインタビューに基づく記事”Trends, challenges and opportunities for LIS education: an interview with Carol Tenopir”が掲載されています。Tenopir教授は情報アクセス・検索、電子出版、学術情報流通等の分野で多くの業績を成した研究者です。

インタビューではTenopir教授自身のキャリアの話題からはじまり、オープンサイエンスが図書館情報学教育に与える影響、図書館情報学教育が今日、直面している課題、今後10~15年で図書館情報学専門職はどうなっていくか、といったトピックについて尋ねています。

文部科学省、2018年度の子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)を公表

2018年3月28日、文部科学省は、2018年度の子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)を公表しました。

136の学校、47の図書館、53の団体(個人)が表彰されます。表彰式は2018年4月23日、子どもの読書活動推進フォーラムにおいて行われます。

平成30年度 子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)の文部科学大臣表彰について(文部科学省, 2018/3/28)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/1402798.htm

平成30年度 子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)の文部科学大臣表彰一覧(PDF: 102KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2018/03/28/1402798_001.pdf

筑波大学知識情報・図書館学類、平成30年11月の推薦入試から「ビブリオバトル」方式の面接を導入

筑波大学情報学群知識情報・図書館学類が、学類パンフレットにおいて、平成30年11月の推薦入試から「ビブリオバトル」方式の面接を導入すると発表しています。

同パンフレットによれば、思考力・判断力・表現力などの能力を多面的に評価することが目的とのことです。チャンプ本に選ばれるか否かは面接の評価とは無関係とし、「志望動機や高校での活動といったありきたりな話題ではなく、その人がこれだと思った本を紹介してもらうことで、表現力、説得力、質問力を見る」とのことです。紹介する本は漫画でも電子書籍でもよいとされています。

また、面接の改革とあわせて、推薦入試の募集人員を40名に拡大するとともに、従来は現役生のみとしていた要件を緩和し既卒者も出願可能とする(出身学校長の推薦は必要)、1校あたりの推薦し得る人数の制限を撤廃する、等の推薦入試の要件緩和も行われるとのことです。

なお、推薦入試では面接(ビブリオバトル)のほかに小論文も課されます。

国立国会図書館、YouTubeで遠隔研修教材の提供を開始

2018年3月27日、国立国会図書館は、YouTubeの国立国会図書館公式チャンネルで、遠隔研修教材の提供を開始しました。

現在、新規公開分5本を含めて、13本の教材が提供されています(英語字幕付きを含む)。これに伴い、これまで遠隔研修を提供してきたページ「インターネットで受講する(遠隔研修)」は、3月31日をもって終了します。

図書館へのお知らせ(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/news/index.html
※「2018年3月27日」に「YouTubeで遠隔研修の提供を開始しました」とあります。

YouTubeで遠隔研修の提供を開始しました(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/180327_01.html

和歌山県立図書館、『南葵音楽文庫紀要』第1号を発行

2018年3月27日、和歌山県立図書館が、『南葵音楽文庫紀要』第1号を発行すると発表しました。

同館の発表によると、ジャン=ジャック・ルソーの『音楽事典』等の購入時期や購入場所、ベートヴェン自筆書簡下書きに関する発見、徳川頼貞のカミングス・コレクション入手に関する事実、についての論考が掲載されているとのことです。

同紀要は、全国の都道府県立図書館、国立国会図書館、音楽学科を設置する大学図書館、県内の市町村教育委員会、市町村立図書館・図書室、県内高等学校等に配付されます。

紀州徳川家ゆかりの文化遺産-南葵音楽文庫-研究成果「紀要第1号」発行(和歌山県立図書館ニュース,2018/3/27)
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/mt/2018/03/post-125.html

国立公文書館、「平成29年度「歴史公文書等の所在把握を目的とした調査・検討」報告書」を公開

国立公文書館が、「平成29年度「歴史公文書等の所在把握を目的とした調査・検討」報告書」(2018年3月付)を公開しています。

「公文書館未設置の県・政令指定都市」及び「都道府県立図書館」に所在する歴史公文書等の現状把握を目的としたアンケート調査、公文書管理法で規定する国立公文書館等に指定された施設・歴史資料等保有施設のうち2017年度新設の施設に所在する歴史公文書等の現状把握を目的としたアンケート調査、かつて存在した国の機関等における公文書等の散逸状況の把握を目的とした調査の調査結果がまとめられています。

平成29年度「歴史公文書等の所在把握を目的とした調査・検討」報告書を掲載しました(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20180328095619.html

国際図書館連盟(IFLA)、国際児童図書評議会 (IBBY)及びInternational Literacy Association(ILA)と世界各地の識字率向上のために連携すると発表

国際図書館連盟(IFLA)は、2018年3月28日に、国際児童図書評議会 (IBBY) 及びInternational Literacy Association(ILA)と、世界各地の識字率(literacy rate)を100%とすることを目的に連携する内容の覚書(MoU)を締結すると発表しました。

IFLA joins forces with IBBY and ILA to increase literacy rates(IFLA,2018/3/27)
https://www.ifla.org/node/36068

飯能市立図書館(埼玉県)で「あなたの知らない飯能高校「すみっコ図書館」の世界」が開催中

埼玉県の飯能市立図書館が、2018年3月25日から4月7日まで、「あなたの知らない飯能高校「すみっコ図書館」の世界」を開催しています。

飯能市立図書館に、埼玉県立飯能高校の学校図書館「すみっコ図書館」を再現したものです。

あなたの知らない飯能高校「すみっコ図書館」の世界(飯能市立図書館)
http://www.hanno-lib.jp/event/post-28.html

飯能市立図書館(Facebook,2018/3/27)
https://www.facebook.com/hannolibrary/posts/176837696451084

飯能高校すみっコ図書館(埼玉県立飯能高校)
http://www.hanno-h.spec.ed.jp/?page_id=27

慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション、慶應義塾図書館所蔵の「相良家文書」「対馬宗家文書」等の重要文化財を追加公開

2018年3月27日、慶應義塾大学メディアセンターは、慶應義塾大学デジタルコレクションに慶應義塾図書館所蔵の重要文化財を追加したと発表しています。

公開されたのは「重要文化財」(相良家文書、対馬宗家文書以外)、「相良家文書」、「対馬宗家文書」の3件です。

お知らせ(慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション)
http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/news
※「2018-03-27 「重要文化財」のコレクションを追加公開しました。 」とあります。

重要文化財(相良家文書、対馬宗家文書以外)
http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/icp/explanation

愛媛県議会、「県議会図書室機能強化のためのアクションプラン」を策定

愛媛県議会が、2018年3月26日に「県議会図書室機能強化のためのアクションプラン」を策定したと発表しています。

同議会の議会図書室が、2018年度に設置70周年を迎えることから、愛媛県議会改革検討協議会において、2017年度から2019年度までの県議会図書室の機能強化策について検討した結果をまとめたものです。

新着情報(愛媛県議会,2018/3/27)
https://www.pref.ehime.jp/gikai/shinchaku/index.html

県議会図書室機能強化のためのアクションプラン(愛媛県議会)
https://www.pref.ehime.jp/gikai/katsudou/topics/h300319_topics.html