アーカイブ - 2018年 12月 7日

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オーストラリア国立公文書館、所蔵資料デジタル化の技術的要件を公開

2018年11月29日、オーストラリア国立公文書館(NAA)は、所蔵資料のデジタル化に用いる基準“Preservation Digitisation Standards : For the digitisation of physical RNA records”を公開しました。

英・電子情報保存連合(DPC)は、2018年11月29日を“World Digital Preservation Day”としてデジタル保存への認知向上に取り組んでおり、今回の公開はそれにあわせたものです。

公開された基準は NAAの“National Digitisation Plan”の下で実施されるデジタル化のための技術的要件を定めたものであり、紙、フィルム、視聴覚資料等の技術的要件が資料類型ごとに示されています。

本文中では、デジタル技術の急速な進展により技術的要件の見直しが必要になる可能性についても触れており、国内外の美術館・図書館・文書館・博物館(GLAM)の基準を踏まえて、毎年基準の見直しを行うべきであるとしています。

学術情報XML推進協議会、雑誌記事をXML形式で記述する“Journal Article Tag Suite(JATS)”バージョン1.1の日本語訳を公開

2018年12月3日、学術情報XML推進協議会(XML Scholarly Publishing Association:XSPA)は、学術論文などの雑誌記事をXML形式で記述するための共通規格“Journal Article Tag Suite(JATS)”のバージョン1.1の日本語訳を公開しました。

XSPAは2018年3月14日にタグライブラリの「要素(Elements)」部分の日本語訳を公開していましたが、今回「属性(Attributes)」部分も日本語訳されました。

JATS Ver.1.1の日本語翻訳完全版公開のお知らせ(XSPA, 2018/12/3)
http://xspa.jp/post/180749088057/

日本語翻訳版 (June 2018)(XSPA JATS 規格検討分科会)
http://xml-sch.com/jats/tag-library/ver2/1.1-J/

『国立国会図書館月報』692号刊行:30年前の若手館員による未来予測を振り返る記事「未来を読めたかな?」を掲載

このほど刊行しました『国立国会図書館月報』692号(2018年12月)では、『国立国会図書館月報』322号(1988年1月)に掲載された国立国会図書館の若手館員による未来予測を振り返り、当時の執筆者5人にインタビューする記事「未来を読めたかな?」を掲載しています。

『国立国会図書館月報』 692号(2018年12月) [PDF:6.2MB]
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11182119_po_geppo1812.pdf?contentNo=1

国立国会図書館月報
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/index.html

【イベント】第55回[特別編]ARCセミナー「国立国会図書館におけるジャパンサーチの取り組み」(12/12・京都)

2018年12月12日、京都市の立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)において、ARCセミナー「国立国会図書館におけるジャパンサーチの取り組み」が開催されます。

講師は国立国会図書館の中川紗央里氏です。

参加無料、予約不要です。

第55回 [特別編]ARCセミナー(ARC)
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/app/news/pc/003789.html

参考:
【イベント】第56回 [特別編]国際ARCセミナー「カリフォルニア大学バークレー校所蔵日本コレクションを取り巻く国際コラボレーションの展開:古地図から一枚摺、版本・写本まで」(12/19・京都)
Posted 2018年11月19日
http://current.ndl.go.jp/node/37058

【イベント】U-PARLシンポジウム:むすび、ひらくアジア3「図書館をめぐる知の変革」(1/26・東京)

2019年1月26日、東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)において、「U-PARLシンポジウム:むすび、ひらくアジア3「図書館をめぐる知の変革」」が開催されます。

東京大学に新設予定のアジア研究図書館では、研究者の集う新しい形の研究図書館となることを目指しており、本シンポジウムでは研究者とライブラリアンの叡智を結集させ、研究図書館における「知」のあり方を模索したいとあります。

入場無料、一般公開、定員170名(先着順)であり、事前の申込みが推奨されています。

シンポジウムの内容は次のとおりです。

・開会の辞
蓑輪顕量氏(U-PARL部門長、大学院人文社会系研究科)

・趣旨説明
永井正勝氏(U-PARL副部門長)

・オープンサイエンス時代の新たな図書館員像 〜データライブラリアンに求められるスキル標準とその育成〜
尾城孝一氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)

・橋を築け、橋になれ 〜ライデン大学のアジア図書館と橋渡しとしてのサブジェクト・ライブラリアン〜
ナディア・クレーフト氏(ライデン大学アジア図書館)

欧州研究図書館協会(LIBER)、Plan Sの実現にかかる手引きに関する声明を発表

2018年12月6日、欧州研究図書館協会(LIBER)のOpen Access Working Groupは、オープンアクセス(OA)推進の10の原則“Plan S”実現のための手引きについて声明を発表しました。

声明では、大学図書館がPlan Sを支援するために必要なこととして、次の5点を挙げています。

・OAにかかる条件等を変革するような契約を結べるよう、出版者と交渉すること。
・Plan Sでの新たな要件について把握し、研究者がPlan Sの基準を満たせるよう研修等を行うこと。
・Plan Sを支援する機関リポジトリを開発し、研究者と学生がリポジトリを利用するよう勧めること。
・DOAJ(Directory of Open Access Journals)等の国際的なOAインフラに協力すること。
・アクセスや長期保存等のために情報をキュレーションするよりもむしろ、情報を出版する側になりOAを直接的に促進すること。

LIBERは、2018年9月に同協会の戦略計画やオープンサイエンスのロードマップの方針と一致するとしPlan Sを支持する声明を発表しています。

フェルメールの全作品がGoogle Arts & Cultureで公開

2018年12月3日、オランダのマウリッツハイス美術館は、同館等が所蔵するオランダの画家フェルメールの全36作品がGoogle Arts & Cultureで公開されたことを発表しました。

また、新たに公開された“Pocket Gallery”は、AR(拡張現実)技術を用いた仮想展示であり、フェルメールの全作品を実物大で鑑賞することができます。

Google Arts & Culture: Meet Vermeer - The first virtual museum to show all of Johannes Vermeer’s paintings(マウリッツハイス美術館, 2018/12/3)
https://www.mauritshuis.nl/en/press/persarchief/2018/meet-vermeer/

デジタル保存ネットワーク(DPN)、業務の段階的終了を発表

2018年12月4日、デジタル保存ネットワーク(DPN)が、業務の段階的終了を発表しました。

DPNの理事会が、現在の保存モデル及び会員モデルの変更の可能性を慎重に検討した結果、持続可能性を保証するための変更を計画・実行することは不可能と判断しました。最大時62の会員と27機関からのコンテンツを保存していましたが、現在の会員数は31で、組織の維持が困難となったと説明されています。

DPNでは、既に新規のコンテンツの受け入れを停止しており、今後、コンテンツの処分方法について計画し、データの移管等のワークフローを支援するとしています。

Community Announcement - DPN Sunset(DPN,2018/12/4)
http://dpn.org/news/2018-12-04-community-announcement-dpn-sunset

米国政府印刷局(GPO)と米国議会図書館(LC)、LCの電子出版物の永続的なアクセス保障に関して新たにパートナーシップを締結

2018年12月6日、米国政府印刷局(GPO)は、米国議会図書館(LC)と、“congress.gov”及び“law.gov”を含めたLCのウェブサイト上で公開された、連邦政府刊行物寄託図書館制度(FDLP)に基づくボーンデジタル及びデジタル化された出版物に関して、永続的なアクセスを保証する内容の新たなパートナーシップを締結したと発表しています。

GPOでは引き続き、議会調査局のCRSレポートを含めたLCのウェブサイト上の出版物の目録作業とURLの一貫性を保障するPURLを継続しますが、LCがそれらの電子出版物へのアクセスを提供できなくなった場合、GPOに移管される内容です。

米・スタンフォード大学図書館、米・サンボーン社の火災保険地図をオンラインで公開

2018年12月4日、米・スタンフォード大学図書館が、米・サンボーン社の火災保険地図をオンラインで公開したと発表しています。

同大学のDavid Rumsey Map Centerの所蔵品を含め、同館が所蔵する著作権保護期間が満了した地図をデジタル化して公開したものです。

ストリートや地域から検索できる“interactive index”も用意されています。

Sanborn fire insurance map collection online(Standford Libraries,2018/12/4)
http://library.stanford.edu/blogs/stanford-libraries-blog/2018/12/sanborn-fire-insurance-map-collection-online