アーカイブ - 2018年 11月 27日

東京都新宿区、漱石山房記念館と新宿歴史博物館での「文豪ストレイドッグス」とのコラボ展示開催を発表

2018年11月17日、東京都新宿区は、2018年12月15日から2019年1月31日の間、同区立の漱石山房記念館と新宿歴史博物館において、漫画「文豪ストレイドッグス」とのコラボ展示を実施すると発表しました。

新宿にゆかりのある文豪キャラクターについて、等身大スタンディ・解説パネルの展示等を行うほか、漱石山房記念館では夏目漱石、芥川龍之介の原作者描き下ろしイラストの展示も行うとしています。

文豪ストレイドッグス×新宿区(新宿区, 2018/11/17)
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/bunka02_002143.html

機密解除されたカナダ政府文書のリポジトリ“Canada Declassified”が公開される

情報へのアクセス法(Access to Information Act)により機密解除されたカナダ政府文書のリポジトリ“Canada Declassified”は、2018年11月18日付けのTwitterにおいて、同日にリポジトリを正式公開したことを発表しました。

カナダ・トロント大の研究者らによるプロジェクトの成果であり、テーマ別展示やコレクションの閲覧、キーワード検索等が可能です。

リポジトリ上の記載によると、冷戦期を含む1945年から1991年までの資料を収録しており、そのほとんどはカナダ国立図書館・文書館(LAC)により機密解除された政府記録であるとしています。

また、ミッションとして次の3点を挙げています。

・政府又は他の情報源から取得した機密解除文書の保存・収集を目的とした、オープンソースのデジタルリポジトリの維持管理
・歴史的背景を踏まえた教育のための、機密解除文書を用いたオンライン展示のインタラクティブ・ウェブプラットフォームの構築
・新しい文書や、機密解除情報で明らかになったカナダの国際的役割の重要な側面に関する会議、イベント、フォーラム、ワークショップの主催、サポート

英国図書館及びフランス国立図書館、両館の協力プロジェクトにより中世の手稿類800点をデジタル化して公開

2018年11月21日、英国図書館(BL)は、フランス国立図書館(BnF)との協力プロジェクトにより、西暦700年から1200年頃に英・仏等で製作された、両館所蔵の手稿類800点の全文を初めてオンラインで公開したと発表しました。

このプロジェクトは英国のポロンスキー財団の支援を受けて実施されたものであり、その成果として二つのウェブサイトが構築されました。

一つ目は、BnFのプログラム“Gallica marque blanche”のプラットフォームを利用したウェブサイト“France-England:medieval manuscripts between 700 and 1200”です。“Gallica marque blanche”は、BnFのデジタル図書館“Gallica”の技術を提携機関に提供し、新しい電子図書館を構築するプログラムです。

同サイトでは、英語、フランス語、イタリア語によるインターフェースを提供しており、手稿類800点をテーマ、作者、地域、年代、使用言語等から検索することが可能です。また、IIIFの技術を用いており、ビューワーとしてMiradorを採用しています。

中国・テンセント、ブラジル国立博物館と協力しデジタル博物館を構築することを発表

2018年11月16日付けの中国・人民網の記事によると、同日、中国のインターネット関連企業であるテンセントが、火災被害を受けたブラジル国立博物館と協力し、デジタル博物館を共同構築すると発表しました。

デジタル化により同館の再建を支援する取組であり、あわせて中国国民に対し、以前に同館を訪問した際のデジタル記録があればその提供を呼びかけるとしています。

腾讯携手巴西国博共建“数字巴西国家博物馆”(人民網, 2018/11/16)
http://world.people.com.cn/n1/2018/1116/c1002-30405692.html

テンセントとブラジル国立博物館がデジタル博物館に関して協力(PR Wire, 2018/11/20)
https://kyodonewsprwire.jp/release/201811200592

【イベント】シンポジウム「地域歴史資料救出の先へⅡ」(12/2・いわき)

2018年12月2日、福島県いわき市のいわき産業創造館で、国文学研究資料館基幹研究「アーカイブズと地域持続に関する研究」が主催するシンポジウム「地域歴史資料救出の先へⅡ」が開催されます。

文化財や史料の保全に関する以下の報告が行われます。入場無料、事前申込不要で、定員は100人です。

第1報告:荒木仁朗氏(国文学研究資料館機関研究員)
國學院大学田子家文書研究会の史料保全活動について

第2報告:田仲桂氏(いわき市文化財保護審議委員)
無形民俗文化財の継承の課題と取り組み-東北地方の事例より-

第3報告:蝦名裕一氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)
災害に備える文化財・史料マップの作成と活用

地域歴史資料救出の先へⅡ[PDF:468KB](国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/news/img/a9b3c45be2dc33d29224647e660aac8873e65a1e...

米・ジョンズホプキンス大学、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)と連携し、助成機関と所属機関のOAポリシーに則った研究成果公開を支援するアプリケーションを開発

2018年11月13日、米国のジョンズホプキンス大学Sheridan図書館は、米・ハーバード大学のOffice for Scholarly Communicationや米・マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館と連携し、研究者が助成機関と所属機関の双方のオープンアクセス(OA)ポリシーに準じているかを同時に確認できるウェブアプリケーションPublic Access Submission System(PASS)の開発を行うことを発表しました。

2018年7月、PASSはジョンズホプキンス大学のOAポリシー策定の一環として始まりました。同学のブログでは研究者は助成機関と所属機関内のOAポリシーに従った研究成果公開を、個別に行っている現況を指摘し、PASSを用いるとPubMedCentralと機関リポジトリに論文を同時に登録することが可能であると述べています。PASSは自動的にDOIに基づいてメタデータフィールドを完成させ、助成金の情報を論文に添付し、自由記述欄への入力の支援等を行うとしています。

PASSはオープンソースでGitHubに公開されています。2019年春には試行プログラムを実施する予定で、ハーバード大学は保健科学分野で、MITは生命科学分野でテストを行う予定です。

英・JiscとElsevier社、Publications RouterへのScienceDirectのメタデータの提供に関して合意

2018年11月26日、Elsevier社は、英・Jiscと、研究評価の枠組であるREFにおけるオープンアクセス(OA)の基準を履行する機関の共同支援に関して合意したと発表しました。

2016年のScienceDirectのコンポーネントに関する合意を更新するもので、ScienceDirectに搭載された論文・ジャーナルのメタデータ(受理日、エンバーゴ、助成金ID等)を、Elsevier社のAPIを介して、JiscのPublications Routerにより、各機関の機関リポジトリからアクセスできるようにするもので、カスタマイズしたフィードを入手することも可能です。

各機関では、それらのメタデータを図書館システムや機関リポジトリに取り込むことで、所属研究者の出版活動を深く洞察し、OAポリシーを遵守するための措置を講じることができるようになるとしています。

これにより、既にPublications Routerを通じて通知・転送されているものとあわせて、74%の英国の著者の論文を把握できるようになると発表されています。

福岡県立図書館、開館100周年記念動画を公開

2018年11月27日、福岡県立図書館が、開館100周年記念動画をYouTubeの同館公式チャンネルで公開しました。

同館の歴史と現在の取り組みについて紹介しています。

開館100周年記念の動画を公開しました(福岡県立図書館,2018/11/27)
http://www2.lib.pref.fukuoka.jp/index.php?key=bbyq6w3l3-1249#_1249

福岡県立図書館 開館100周年記念(YouTube)
https://youtu.be/-lHHTzU59cg

参考:
CA1856 - 近年の図書館史(単館史)編纂の傾向 / 長尾宗典
カレントアウェアネス No.325 2015年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1856

愛知県美術館、1,200件を超すパブリックドメインのコレクション画像を自由に使えるようにしたと発表

2018年11月26日、愛知県美術館が、「コレクション検索」において、国内外の20世紀美術や木村定三・藤井達吉両コレクションの情報を追加したほか、1,200件を超すパブリックドメインのコレクション画像を自由に使えるようにしたと発表しています。

「公開画像利用時のお願い」として「所蔵者名の表記」「トリミング・改変の表記」 「第三者の権利の許諾」があげられているほか、同館コレクションの画像を掲載した出版物等の成果物の1部送付をお願いしています。

その他、美術館のウェブサイトも全面リニューアルされており、展覧会・イベントごとのURLの固定化や、過去ログのアーカイブが行われています。

@apmoa(Twitter,2018/11/26)
https://twitter.com/apmoa/status/1066939776601796608

コレクション検索(愛知県美術館)
https://jmapps.ne.jp/apmoa/