アーカイブ - 2018年 11月 20日

福井県立図書館、教職員が教材研究や自己研鑽に活用できる「学校教育支援コーナー」を設置

2018年11月9日、福井県立図書館は、教職員が教材研究や自己研鑽に活用できる図書約100冊を集めた「学校教育支援コーナー」を設置しました。同コーナーは、福井県教育総合研究所が「BOOKレビュー」で推薦している図書を一か所にまとめたものです。

福井県立図書館
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?page_id=138
※「お知らせ」の「その他」に「11/9 「学校教育応援コーナー」を設置しました」とあります。

学術無線LANローミング基盤サービス「eduroam」に対応したマンションが登場

2018年11月16日、株式会社ライフシード社は、京都府京田辺市の学生向けマンションに、学術無線LANローミング基盤サービスeduroamをゲスト用に搭載したことを発表しました。賃貸住宅でeduraomが提供されるのは日本で初とのことです。

eduroamは大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を実現する、欧州のGÉANTで開発された学術無線LANローミング基盤で、日本国内では国立情報学研究所(NII)が主体となり展開されています。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することが出来ます。

今回、eduroamが搭載されたマンションでは、居住者向けには部屋ごとの専用Wi-Fiが提供されますが、来客した学生はeduroamを利用することにより、プライバシーを守りインターネットを活用できるようになるとのことです。

ライフシード社およびマンションを運営している霧島ハウス株式会社は、今後学生向けマンションにおけるeduroam対応を進めていくとしています。

Elsevier社がAI対応のデータサイエンスプラットフォーム”Entellect”を公開

2018年11月14日、Elsevier社はAIに対応したライフサイエンス分野のデータサイエンスプラットフォーム”Entellect”を公開しました。

Entellectはクラウドベースのサービスで、利用者は自身の持つデータと、Elsevierのデータやオントロジーを結び付けて分析することができます。主としてライフサイエンス分野の企業による利用を想定して開発されたもののようです。

【イベント】公益財団法人生協総合研究所公開研究会「大学生の読書を考える~学生の成長、大学教育をめぐって」(11/30・東京)

2018年11月30日、東京都千代田区の主婦会館プラザエフにて、公益財団法人生協総合研究所公開研究会「大学生の読書を考える~学生の成長、大学教育をめぐって」が開催されます。

この研究会は『生活協同組合研究』誌2018年5月号特集「本を読まない大学生」の問題意識、すなわち「学生時代に本を読む習慣を失ったまま社会に出ていくとどうなるのだろうか? 日本の社会問題・教育の問題として深く考えてみる必要があるのではないだろうか?」をふまえ開催されるもの、とのことです。開催案内によれば、大学関係者、学術・専門出版関係者、学生から、それぞれの報告を受け、読書と大学教育の関わり、学生の成長と学びとの関係などについて考える、とされています。

公益財団法人生協総合研究所公開研究会 大学生の読書を考える~学生の成長、大学教育をめぐって(公益財団法人生協総合研究所)
http://ccij.jp/activity/annai180921_01.html

【イベント】シンポジウム「図書館の未来のかたち―つくば市の図書館のこれからを考える―」(11/24・つくば)

2018年11月24日、茨城県つくば市役所において、筑波大学図書館情報メディア系主催、つくば市共催のシンポジウム「図書館の未来のかたち―つくば市の図書館のこれからを考える―」が開催されます。

同シンポジウムではつくば市の図書館について、「もっと愛される図書館になるためには何が必要なのか、講演とワークショップを通して考え」る、とのことです。

同日はつくば市の毛塚幹人副市長による講演「つくば市のビジョンと図書館」、筑波大学図書館情報メディア系の呑海沙織教授による講演「公共図書館とつくば市の図書館のこれから」、横浜市港北図書館の木下豊館長による講演「地域を味方にする図書館づくり」の3本の講演を行った後、グループに分かれてディスカッションを行い、その内容についてグループごとのプレゼンテーションを行うとのことです。

定員は100名で、図書館に興味を持っている人が対象、当日参加も受け付けるものの事前申し込みが必要とのことです。

ゴードン W. プランゲ文庫、企画展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」のオンライン展示を公開

2018年11月18日付の米・メリーランド大学ゴードン W. プランゲ文庫のブログにおいて、企画展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」のオンライン展示の公開が発表されています。

企画展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」は、同大学ホーンベイク図書館で2018年10月から2019年7月まで開催されており、占領下の日本に派遣された米軍や民間人のコミュニティーと日本人との間の交流や、周辺都市における両者が接触する主な「コンタクト・ゾーン」に焦点を当てたものです。

台湾国家図書館、イタリア・ヴェネツィア大学に「台湾漢学リソースセンター」を開設

2018年11月17日、台湾国家図書館は、イタリア・ヴェネツィア大学への台湾漢学リソースセンターの開設について同大学と合意したことを発表しています。

センターの開設により、同館は222種、239冊の漢学研究・台湾研究に関する書籍を提供し、毎年増やしていくほか、デジタルアーカイブ、データベースの提供も行うとしています。

今回で世界29か所目の開設であり、日本国内でも東京大学、京都大学に開設されています。

均衡全球布局,前進南歐─ 國圖與義大利威尼斯大學合作建置「臺灣漢學資源中心」(台湾国家図書館, 2018/11/17)
https://www.ncl.edu.tw/information_236_10136.html

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2018年度の業績報告書を公開

2018年11月16日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、2018年度(2017年10月1日から2018年9月30日まで)の業績報告書(Performance and Accountability Report)を公開しました。

2018年から2022年までのIMLSの戦略計画“Transforming Communities”の策定(2018年1月)、政府からの助成金予算の増加、州図書館行政機関による“Transforming Communities”における市民参加(civic engagement)の優先度の増大の指摘、小規模な地方の図書館・博物館を支援する助成事業の開始、“ African American History and Culture grant”の助成数の増加、“Native American Library Services Basic grants”の増額、博物館・図書館がコミュニティに対して社会福祉で貢献するための条件を理解するための調査の開始(2018年8月)、オピオイド危機に対応するための図書館のコミュニティとの協力方法を調査する米国公共図書館協会(PLA)との共同調査に対してOCLCへ資金提供を実施、といった点が掲載されています。

国際図書館連盟(IFLA)の「環境、持続可能性と図書館」に関する専門部会(ENSULIB)、環境の持続可能性に図書館が貢献している事例をまとめた記事を公開

2018年11月16日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境、持続可能性と図書館」に関する専門部会(ENSULIB)が、“Exemplars, Educators, Enablers: Libraries and Sustainability: How libraries contribute to sustainability”(9月25日付け) を公開しました。

「持続可能な建築技法やサービスの例示」「コミュニティにおける持続可能性についての理解や行動の促進」「持続可能性に関する研究支援」の3点に重点を置いて、環境の持続可能性に関して図書館が貢献している事例をまとめた記事です。

Green Library Awards Reflections Published(IFLA,2018/11/16)
https://www.ifla.org/node/91686

岡山市立中央図書館、展示「地域から考える貧困-わたしたちの町でもこんな支援が広がっています-」を開催中

岡山市立中央図書館が、2018年11月1日から12月25日まで、NPO法人岡山・ホームレス支援きずなの協力により、展示「地域から考える貧困-わたしたちの町でもこんな支援が広がっています-」を同館で開催しています。

貧困問題に関する本が展示されているほか、岡山市の貧困問題に関する施策の情報や、同市内で貧困問題に取り組む事業者の情報が掲示されています。

【中央図書館】展示「地域から考える貧困-わたしたちの町でもこんな支援が広がっています-」のご案内(岡山市立図書館)
http://www.ocl.city.okayama.jp/news/info-tenji-chuo-2018nov.html

参考:
CA1809 - 動向レビュー:ホームレスを含むすべての人々の社会的包摂と公共図書館 / 松井祐次郎
カレントアウェアネス No.318 2013年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1809

日本出版販売株式会社・株式会社トーハン、物流協業に関する検討開始を発表

2018年11月19日、日本出版販売株式会社(日販)と株式会社トーハンが、物流協業に関する検討を開始したと発表しています。

2018年4月19日から公正取引委員会への物流協業に関する事前相談を行い、10月12日に公正取引委員会から回答を受けたことから、11月7日に基本合意書を締結したものです。

出版物の売上が「縮小し昨今の輸送コストの上昇と相まって流通効率の悪化が顕著となり、全国津々浦々にわたる出版物流網をいかに維持するかが業界全体の喫緊の課題」となっていることから、同課題の解決のために実施するもので、同時に、「プロダクトアウトからマーケットインを目指した抜本的な流通改革への新たな一歩となる」ことが目的とされています。

両社よりメンバーを選出しプロジェクトチームを発足させ、「制度面・システム面を含めて、厳密な情報遮断措置を講じることを前提として、両社の物流拠点の相互活用ないし統廃合を中心とした出版流通の合理化に向けた物流協業について検討」するとしています。

【イベント】日本アーカイブズ学会2018年度第3回研究集会「地域持続におけるアーカイブズやアーキビスト等の果たす役割」(12/8・東京)

2018年12月8日、東京都豊島区の学習院大学において、日本アーカイブズ学会(JSAS)2018年度第3回研究集会「地域持続におけるアーカイブズやアーキビスト等の果たす役割」が開催されます。

「少子高齢化や人口減少の影響を受けている各地域において、地域の持続を計るなかでアーカイブズをどのように活用できるのか、日本と同様の問題を抱えるイタリアの事例とともに、アーキビストや研究者等の専門家が行う具体的な活動と展望について検討する」事を目的としています。

参加費は無料で事前申込も不要です。

内容は以下の通りです。

開会挨拶 大友一雄氏(日本アーカイブズ学会 会長)

報告1 <逐次通訳付>
クラウディア・サルミーニ氏(国立トリエステ文書館前館長、ヴェネト文書・図書保護局)
「イタリアの地域持続におけるアーカイブズやアーキビストの役割」

報告2
松本純子氏(文化庁 企画調整課)
「文化庁における史料保存事業等の概要と文化行政・文化財保護行政の近年の動向」

報告3
渡辺浩一氏(人間文化研究機構 国文学研究資料館)
「地域資料保存活用のなかのアーキビスト」