アーカイブ - 2018年 1月 23日

アップロードした文献を解析し、JSTOR内の関連する学術文献を推薦するText Analyzer、14か国語に対応

2018年1月22日、JSTORが、アップロードをした文献を解析し、JSTOR内の関連する学術文献を推薦するText Analyzer(beta)が14か国語に対応したと発表しています。

新たに対応した言語は、アラビア語、中国語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、トルコ語の13言語です。

Text Analyzer is now multilingual(JSTOR,2018/1/22)
https://about.jstor.org/news/text-analyzer-now-multilingual/

Text Analyzer(beta)
https://www.jstor.org/analyze/

2017年の米国書籍市場は前年比1.9%の伸び ビッグタイトル不在で伸びはやや鈍化

2018年1月22日、情報企業NPDグループは2017年の米国の印刷書籍市場について、前年比1.9%の伸びであったと発表しました。

NPDグループはNielsenから米国の書籍市場調査を譲渡された企業です。同社のプレスリリースによれば、『ハリー・ポッターと呪いの子』の発売があった2016年と異なり、2017年は売り上げの非常に大きなビッグタイトルが存在せず、市場の伸びはやや鈍化したとのことです。2013年から2016年までは前年比3%の伸びを示していましたが、2017年は前年比1.9%にとどまりました。

YouTubeが国際標準名称識別子(ISNI)を採用、YouTube上に作品がある音楽家等に付与

2018年1月22日、動画共有サイトYouTubeが国際標準名称識別子(ISNI)の登録機関となったことが発表されました。

YouTubeのプラットフォーム上に作品がある音楽家、作曲家、演奏家などにISNIが付与されます。YouTubeは音楽界で初めてのISNI登録機関とのことです。

現在、ISNIメンバーは39機関であり、そのうち16機関は登録機関となっています。これまで組織約65万件、個人940万件以上の、合わせて1,000万件以上のISNIが付与されています。

YouTube Adopts ISNI ID for Artists & Songwriters(ISNI, 2018/1/22)
http://www.isni.org/content/youtube-adopts-isni-id-artists-songwriters

【イベント】研究会「美術雑誌の情報共有に向けて」(3/16・東京)

2018年3月16日、東京文化財研究所において、研究会「美術雑誌の情報共有に向けて」が開催されます。

明治から昭和戦前期の美術雑誌を具体的に取り上げ、あらためて美術史研究資料としての意義を検証するとともに、その情報の整理、公開、共有のあり方について検討する機会として開催されるものです。

受講料は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は80人(先着順)です。

内容は以下の通りです。

・東京文化財研究所の美術雑誌 ーその収集と公開の歩み
塩谷純氏(東京文化財研究所 文化財情報資料部 近・現代視覚芸術研究室長)

・『日刊美術通信』から見えてくる、もうひとつの昭和10年代アートシーン
大谷省吾氏(東京国立近代美術館 美術課長)

・「美術」雑誌とは何か ―その難しさと価値をめぐって
森仁史氏(金沢美術工芸大学柳宗理記念デザイン研究所シニアディレクター)

・ディスカッション、質疑応答
塩谷純氏、大谷省吾氏、森仁史氏
司会:橘川英規氏(東京文化財研究所 文化財情報資料部 研究員)

宮城県図書館、「第3期宮城県図書館振興基本計画(案)」に対する意見募集を開始

2018年1月23日、宮城県図書館が、「第3期宮城県図書館振興基本計画(案)平成30年度~平成34年度)」に対する意見募集を開始しています。

同計画は、高度情報化や電子情報の普及による図書館資料や情報、また、図書館に対する県民のニーズが多様化し、地域社会における図書館の果たす役割がますます大きくなっていることから、同館及び市町村図書館等のさらなる振興を図り、宮城県民の読書活動の一層の促進と震災復興に向けた宮城県の生涯学習活動の推進に資するために策定を進めているものです。

募集期間は2月22日までで、3月頃に寄せられた意見と県の考え方とともに、本基本計画が公表されます。

「第3期宮城県図書館振興基本計画(案)」に対する御意見の募集について(宮城県図書館,2018/1/23)
http://www.library.pref.miyagi.jp/latest/news/recruit/1085-bosyu-250111.html

米ロードアイランド大学、大学図書館にAIラボを設置 図書館内へのAIラボ設置は米国初

米国ロードアイランド州のロードアイランド大学が、2018年の秋学期より、同大学Robert L. Carothers図書館の1階に、AI(人工知能)ラボを設置すると発表しました。

このAIラボはロードアイランド州に拠点を置く財団、Champlin Foundationからの143,065ドルの助成を受けて作られるものです。ラボは個別にAIに関する学習ができるAIワークステーション、AIアルゴリズムによるロボット制御やIoT環境、ビッグデータ分析等のツールを実際に使用できる実践プロジェクトベンチ、協働学習等のためのAIハブの3つのゾーンによって構成される予定であるとされています。

同大学の発表によれば、大学図書館内にAIラボを設置するのは米国初の試みであるとのことです。

独・De Gruyter社、同社が刊行するオープンアクセス図書が1,000タイトルに到達と発表

2018年1月18日、独・De Gruyter社は、同社が刊行するオープンアクセス(OA)図書が1,000タイトルに到達したと発表しました。

OA図書の多くは英語で書かれたものですが、ドイツ語や他のヨーロッパ言語で書かれたものも含まれるとのことです。

De Gruyter reaches 1000th open access book milestone(De Gruyter、2018/1/18付け)
https://www.degruyter.com/dg/newsitem/263/de-gruyter-reaches-1000th-open-access-book-milestone

SAGE社、統計データリポジトリData-Planetを買収

2018年1月17日、SAGE社が統計データリポジトリData-Planetを買収したことを発表しました。

Data-PlanetはConquest Systems社が提供してきた、70以上の公的・私的機関から提供された49億以上のデータセットを収録する統計データリポジトリです(利用には契約が必要)。SAGE社は元々データサービスSAGE Statsを提供していますが、当面、両サービスを統合する予定はないとされています。

SAGE Publishing expands data offering with the purchase of Data-Planet(SAGE、2018/1/17付け)
https://uk.sagepub.com/en-gb/asi/press/sage-publishing-expands-data-offering-with-the-purchase-of-data-planet

千代田区が区立図書館ホームページ公開停止の経緯・理由等を公開 不正アクセスによりウェブページを作成するプログラムが改ざんされる

2018年1月20日、千代田区は2017年11月8日から続く区立図書館ホームページの公開停止に関し、これまでの経緯等の説明を公開しました。

同図書館を運営する指定管理者、千代田ルネッサンスグループの説明によれば、コンテンツ管理システムへの不正アクセスにより、ウェブページを作成するプログラムが改ざんされた結果、ウィルス対策ソフトが起動し、改ざんされたファイルが隔離され、ページが閲覧できなくなっていたとのことです。改ざん内容は同図書館のページにアクセスすると有害サイトに転送されるというもので、改ざんからウィルス対策ソフト起動までに、実際に被害にあった利用者もいたことが確認されています。

外部の調査会社による調査の結果、不正アクセスの原因は指定管理者によるID・パスワードの管理やアプリケーションのバージョンアップを怠ったことにあるとされています。

安全な復旧のためにはセキュリティ設計からのやり直しが必要であり、それには3カ月以上かかることが見込まれます。元々、千代田区は2018年3月14日から新図書館システムと新図書館ホームページを公開する予定であったため、同日まで、現在のホームページについては公開停止を継続するとのことです。