アーカイブ - 2017年 9月

9月 11日

京都大学図書館機構、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」を試験公開

2017年9月7日、京都大学図書館機構は、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」を試験公開しました。

これは京都大学貴重資料画像データベースをリニューアルしたもので、高解像度の画像をスムーズに閲覧できるビューワを備え、IIIF(International Image Interoperability Framework)に対応しています。今後、IIIFの特性を活かしたデータ公開方法を検討して実装する予定とのことです。

2017年9月現在、約1,500タイトル、約14万コマの貴重資料画像を公開しています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブを試験公開しました(京都大学図書館機構, 2017/9/8)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1375887

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/

9月 8日

札幌大学図書館、山口昌男元学長の仕事場を再現した「ヘルメス」をオープン

札幌大学が、2017年9月15日に、同大学図書館の2階に、山口昌男元学長の仕事場を再現した「ヘルメス」をオープンすると発表しています。

山口昌男氏の自宅の居間を図書館内に再現する「札大×山口昌男プロジェクト」のもと整備されたもので、山口昌男氏の遺族から寄贈された蔵書や家具、約1万8千点が順次展示されます。

オープン当日には、山口昌男氏の旧蔵書約4万冊を収蔵し、図書館地階に開設されている「山口文庫」が開放され(14時から15時まで)、山口昌男氏の家族である同大学の山口拓夢教授が案内します。

また、同日、文化人類学者・今福龍太氏と詩人・吉増剛造氏によるスペシャル・トーク・セッション「ヘルメスの帰還――山口昌男と書物の精神」も「ヘルメス」で開催されます。定員は70人で事前の申し込みが必要です(先着順)。

ラトビア国立図書館、欧州地域開発基金の助成を受け、新聞・図書・楽譜・文書数百万点のデジタル化を実施

2017年9月5日付の、ラトビアの公共放送のポータルサイト“lsm.lv”(英語版)によると、ラトビア国立図書館(LNB)が、欧州地域開発基金の助成を得て、今後1年半をかけて、所蔵資料のデジタル化を実施するとのことです。

新聞、図書、楽譜、文書数百万点をデジタル化する計画で、国営通信社LETAと連携して実施されるとのことです。

LNBでは1999年から資料のデジタル化を開始しているとのことです。

National library has digital ambitions(lsm.lv,2017/9/5)
http://eng.lsm.lv/article/culture/literature/national-library-has-digital-ambitions.a249037/

米・中央情報局、冷戦時代のソビエト海軍の関する文書を機密解除

2017年9月6日、米・中央情報局(CIA)は、冷戦時代のソビエト海軍の関する文書を機密解除したことを発表しています。

1960年代から1980年代にかけての、約2,000頁に及ぶ82のドキュメントが含まれます。

CIA Releases Declassified Documents on the Cold War Soviet Navy(CIA,2017/9/6)
https://www.cia.gov/news-information/press-releases-statements/2017-press-releases-statements/cia-releases-declassified-documents-on-the-cold-war-soviet-navy.html

英国図書館、18世紀後半から19世紀後半の芝居のビラ(playbill)の検索性向上のためのクラウドソーシングプロジェクトを開始

2017年9月7日、英国図書館(BL)が、18世紀後半から19世紀後半の芝居のビラ(playbill)の検索性向上のためのクラウドソーシングプロジェクト“In the Spotlight”を開始したと発表しています。

同館では、1730年までさかのぼる、劇場等で宣伝のために配布されたビラである“playbill”を所蔵しており、そこには忘れられた演目や曲が掲載されているものの、過去において雑多な一枚ものの固まりとして整理・登録されたため、演目名や曲名からは調べることができない状態となっています。

そこで、クラウドソーシングにより、プロジェクト参加者が、“playbill”に掲載されている演目、出演者・演出家・劇作家等の名前、劇場名などの情報をテキスト化することで同館のOAPCでの検索を容易にすることを目指すものです。また、作業完了と同時に自動的にそのようなデータが再利用可能な型式で公開されることとなっています。

現在は、少数の資料を公開して、試行的に実施しているところです。

カナダ国立図書館・文書館、モントリオール万国博覧会関係記録のアーカイブ化作業担当者に実施したインタビューをポッドキャストで配信

2017年9月7日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、同館が所蔵している、1967年のモントリオール万国博覧会の記録のアーカイブ化のための作業について、同作業の担当者に行ったインタビューをポッドキャストとして配信しました。

テキスト化したインタビューもあわせて公開されています。

Library and Archives Canada releases its latest podcast episode, “50 Years of Expo 67”(LAC,2017/9/7)
https://thediscoverblog.com/2017/09/07/library-and-archives-canada-releases-its-latest-podcast-episode-50-years-of-expo-67/

Google Arts & Culture、米国のラテン系文化を特集した“Latino Cultures in the U.S”を公開

2017年9月7日、Google社が、Google Cultural Instituteと連携する機関等の文化遺産コンテンツを閲覧できるサービスGoogle Arts & Cultureに、米国のラテン系文化を特集した“Latino Cultures in the U.S”を追加したと発表しています。

2,500点をこす芸術作品等や、69の展示を閲覧することができます。

Preserving and celebrating Latino cultures in the U.S. (Google,2017/9/7)
https://www.blog.google/topics/arts-culture/preserving-and-celebrating-latino-cultures-us/

9月 7日

韓国・文化体育観光部と科学技術情報通信部、小規模読書施設「小さな図書館」へのクラウドベースの資料管理システム導入支援事業を開始

2017年9月7日、韓国・文化体育観光部と科学技術情報通信部は、公立の「小さな図書館」の運営改善のため、生活密着型の小規模読書施設である「小さな図書館」への民間のクラウドベースの資料管理システムの導入支援事業を開始すると発表しています。

2016年調査において、「小さな図書館」では、図書情報を手書きで管理する割合が45.8%(システム管理は54.2%)であったことなどを受け、公立の「小さな図書館」が科学技術情報通信部による「2017年公共部門クラウド先導的活用事業」を用いて、民間のクラウドベースの資料管理システムを導入できるよう支援するものです。

調査や説明会を経て、蔚山広域市中区の13の「小さな図書館」と京畿道華城市の100の「小さな図書館」が選定されており、文化体育観光部では、今年の事業の成果を基盤に、2018年以降も対象を拡大していく計画です。

独・De Gruyter社、1749年からの同社の既刊本のデジタル化を発表

2017年9月5日、独・De Gruyter社が、1749年まで遡る同社の既刊本4万タイトルをデジタル化すると発表しました。

2020年までに完了させる計画で、2017年末までに、主要な図書から3,000タイトルがデジタル化される予定です。

同社では、絶版本を電子形態もしくはオンデマンド出版で提供するサービス“e-dition”を実施していますが、このサービスは段階的に廃止されます。

The De Gruyter Book Archive: digitizing a treasure(De Gruyter,2017/9/5)
https://www.degruyter.com/dg/newsitem/231/de-gruyter-book-archive-260-jahre-verlagsgeschichte-digital

英・Jiscと英国国立公文書館が覚書を締結

2017年9月4日、英国国立公文書館(TNA)が、英・Jiscと覚書を締結したと発表しています。

両機関間での初めての正式な合意で、コレクションの発見可能性の向上、デジタルスキルの開発、共同研究の支援を目的としており、期間は2017年から2019年までです。

The National Archives and Jisc sign a new agreement(TNA,2017/9/4)
http://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/memorandum-of-understanding-with-jisc/

英国国立公文書館、地方公共団体の公文書館が20年ルールに対応するための資金援助の今年度分を実施

2017年9月6日、英国国立公文書館(TNA)は、地方公共団体の公文書館60館が20年ルールに対応するための資金援助の今年度分66万ポンドを実施したと発表しています、

2015年の法改正により、公記録法(Public Records Act)で指定された地方公共団体の公文書館でも20年ルールが導入されたことに対応するもので、2016年から2025年までの10年をかけて、公的記録を保管する機関に対し、TNAから660万ポンドの資金が提供され、地方政府による20年ルールへの変更を支援するものです。

Funding for local authority archives for taking in public records (TNA,2017/9/6)
http://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/funding-for-local-authority-archives-for-taking-in-public-records/

名古屋市博物館、伊勢湾台風による被害を伝える資料の情報を募集

2017年9月4日、名古屋市博物館が、1959年の伊勢湾台風による被害を伝える資料の情報を市民から募集すると発表しました。

被災状況の写真のほか、被災した家財道具、復興にかかわる文書、復興の生活で利用したモノ、それらにかかわる当時の記憶を募集するほか、同館が所蔵する市立白水小学校の児童が伊勢湾台風被害について書いた作文集を公開するため、当時の在校生からの許可を求めています。

京都府立図書館、「京都府オープンデータポータルサイト」にデータセットを掲載

2017年9月7日、京都府立図書館が、「京都府オープンデータポータルサイト」にデータセットを掲載したと発表しています。

掲載された同館のデータセットは以下のもので、原則として、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示4.0国際のもと公開されています。

・京都府立図書館写真
・京都府立図書館テーマ別資料リスト「京都に関する本入門編」
・京都府立図書館テーマ別資料リスト「京都に関する本通史編」
・京都府立図書館テーマ別資料リスト「京都に関する本 年表史資料編」
・京都府立図書館テーマ別資料リスト「明治の岡崎」

京都府立図書館 お知らせ
http://www.library.pref.kyoto.jp/
※「2017.09.07 京都府オープンデータポータルサイトに当館のデータが掲載されました」とあります。

『カレントアウェアネス-E』332号を発行

E1949 - 東南・南アジアにおけるOAの現状:Asia OAの報告書から

2017年6月,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の地域コミュニティであるAsia OA(E1898参照)が,近年,多数の学術成果を生み出しているアジア地域のオープンアクセス(OA)の現状を把握することを目的に行った調査の報告書“Asia Open Access Regional Survey”を公開した。

E1948 - OpenCon,多様で公平な会議のための報告書を公開

米SPARC(CA1469参照)と,オープンな学術情報の流通の促進を目的に活動する学生団体The Right to Research Coalitionが研究・教育のオープン化を目的に2014年に設立したOpenConが,2017年7月,過去3回のOpenCon会議開催経験等に基づいて,参加への障壁をできるだけ下げ,多様で公平な会議を実現するための報告書“Diversity, Equity, and Inclusion”を公開した。

E1947 - 第27期東京都立図書館協議会の提言:東京2020大会関連

本稿では,第27期東京都立図書館協議会(以下,協議会)による,「世界都市・東京を支える情報センターを目指して-2020年とその先に向けた提言-」(以下,提言)より,「都立図書館教育・文化プログラム」(以下,プログラム)について,協議会事務局の立場から概観する。また,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下,東京2020大会)に関する東京都立図書館(以下,都立図書館)の取組についても紹介したい。

E1950 - 国立国会図書館における識別子に関する動向調査

国立国会図書館(NDL)は,2016年12月から2017年6月にかけて,当館業務に関係のある識別子(ID)に関する国内外の動向調査を行ったので,その概要を報告する。本調査は,NDLがこれまで各システムの中で用いてきた識別子について,今後の運用・活用方法の検討に資する情報共有を目的として行われた。

9月 6日

静岡市立図書館、「静岡市立図書館の使命、目的とサービス方針」を改訂

静岡市立図書館が「静岡市立図書館の使命、目的とサービス方針」を改訂し、2017年9月6日、同館ウェブサイトで公開しました。

改訂は2017年8月23日付けです。

あわせて、6月20日から7月20日まで募集していた改定案へのパブリックコメントへの結果も公開しています。

静岡市立図書館の使命、目的とサービス方針の改訂について(静岡市立図書館,2017/9/6)
http://www.toshokan.city.shizuoka.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=1025&comment_flag=1&block_id=412#_412

米国図書館協会及びGLBTラウンドテーブル、トランスジェンダーを米軍から除外する政策に対して声明を発表

2017年9月5日、米国図書館協会(ALA)及びALAのGLBT(Gay, Lesbian, Bisexual,Transgender)ラウンドテーブル(GLBTRT)が、トランスジェンダーを米軍から除外する政策に対して声明を発表しました。

声明では、そのような政策へ深い懸念を表明し、そのような政策は、ALA及びGLBTRTの根本的価値・原則や、公平・多様・包摂への取組と対立するものだと主張しています。

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