アーカイブ - 2017年 9月

9月 21日

米国学校図書館員協会、新しい『学校図書館基準』の基礎的理解を深めるための資料を専用ポータルサイトで公開

2017年9月12日、米国学校図書館員協会(AASL)が、11月に開催される全国大会において発表される予定の新しい『学校図書館基準』(以下『基準』)の基礎的理解を深めるための資料を専用のポータルサイトで公開しました。

AASLによる『基準』の研究・改訂作業や支援のための資料や専門性開発作成過程を説明した“On the Horizon: New Standards to Dawn at AASL 2017”、学習者のコンピテンシーについて概説し『基準』を実施する学校図書館の出発点を提案する6種類の“Shared Foundation Infographics”、新しい『基準』がこれまでの『基準』における評価が高い要素を引き継ぎつつ現在の学習環境の変化を反映させたことを学ぶ動画“Standards Explainer Video ? Evolved and Familiar”が公開されています。

今後も資料を作成し、ポータルサイトで公開する予定です。

E1955 - 第23回鳥取県図書館大会<報告>

2017年7月27日,倉吉未来中心小ホールを主会場に,第23回鳥取県図書館大会(鳥取県図書館協会主催)が開催された。今大会では,近年図書館に求められている“居場所”としての役割にスポットを当て,「発見!サードプレイス ~“居場所”としての図書館~」を大会テーマに,記念講演,鼎談,4つの分科会を開催した。

『カレントアウェアネス-E』333号を発行

E1954 - 可搬型ブックスキャナによる古典籍電子化実証実験

国文学研究資料館(以下「当館」)では2014年から「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(以下「NW事業」)を実施している(E1754参照)。この事業の一環として2016年1月から,株式会社PFU(以下「PFU」)とともに,古典籍・古文書の電子化に特化した,卓上に設置して使用する「据え置き型」及びアタッシュケース型で持ち運ぶことができる「可搬型」のブックスキャナの開発に関する共同研究を行っている。本稿では,このうち「可搬型」を使用した実証実験について紹介する。

E1953 - Beaconを活用した図書館アプリ「びーこん館」の取組

高知工業高等専門学校今井一雅研究室では,以前より研究の一環としてBLE(Bluetooth Low Energy)を用いた発信機であるBeaconを活用したスマートフォンアプリの開発を行い,全国高等専門学校プログラミングコンテストでの最優秀賞(2014年)や,第6回ものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞(2015年)を受賞するなど,活発な活動を行ってきた。今回は現在開発中のBeaconを活用した図書館アプリ「びーこん館」について紹介する。

E1952 - 豊中市の知的探究合戦「めざせ!図書館の達人」

豊中市(大阪府)は,2017年7月末に知的探究合戦「めざせ!図書館の達人」を開催した。本事業は,市立図書館で小中学生がグループ単位で調べ学習を体験するものである。4時間半という長時間の行事にもかかわらず,今年も夢中で館内を駆け回る生き生きとした児童生徒の姿が見られた。

E1951 - 第三世代のマンガミュージアム:「合志マンガミュージアム」

現在,日本におけるマンガ関連施設は80を超え,その建設の動きは広がりを見せているが,これまでの施設の形態は主に2つの世代に分類できると考えられる。まず第一世代の施設とは,熊本県球磨郡湯前町の湯前まんが美術館(那須良輔記念館)のように,漫画家個人を顕彰する施設として20年程前から建設されるようになったものを言う。次に第二世代の施設とは,京都国際マンガミュージアムのように,ミュージアムという名称が使われるようになった大規模な施設で,大都市を中心に10年程前から建設されるようになったものを言う。そして,今回熊本県合志市にできた合志マンガミュージアムは,そのどちらにも属さない第三世代と呼ぶべき施設である。第三世代の施設とは,地方都市で地域密着を目的とし,また,既存施設の改修等で費用を抑えた小規模な施設を造ることを目指した施設と言える。

米国著作権局、米国著作権法108条に関する討議資料(Discussion Document)を公開

2017年9月15日、米国著作権局が、米国著作権法108条(図書館等の権利制限・例外規定)に関する討議資料(Discussion Document)を掲載しました。

同資料は、同条項が21世紀の著作物の取り巻く状況に対処できておらず、図書館等の責務を果たすためには同法の改正の必要があるとの立場から、関係者や議員による議論を進めるための具体的な枠組みを提供するために作成されたものです。

枠組みでは、対象機関への博物館の追加、保存・研究のための複製の範囲を現在の3部までから「合理的に必要な範囲」に変更、図書館・公文書館・博物館が、ライセンスや購入契約を行なった著作物の保存やセキュリティのための複製をより柔軟に行なうことを許可する優越条項の明確化、一定の条件下で、利用者の要求に基づいて複製を許可する条項からの音楽・絵画・図画・彫刻作品・映画・視聴覚資料の除外の撤廃といった案が含まれています。

米国議会図書館、5つの士官学校と協力協定を締結

2017年9月18日、米国議会図書館(LC)が、5つの士官学校(陸軍士官学校、海軍兵学校、空軍士官学校、沿岸警備隊士官学校、商船大学校)と協力協定を締結したと発表しています。

締結機関は3年間で、各士官学校からのLCの蔵書へのアクセスを強化するとともに、LCの利用者からの各士官学校の蔵書へのアクセスを強化するもので、蔵書構築、蔵書の共同管理、研究支援、職員の交流、LCでの士官学校生のインターンシップやプログラムでの受け入れなどでの協力事業が実施されます。

Library and U.S. Military Academies Sign Cooperative Agreement (LC
,2017/9/18)
https://www.loc.gov/item/prn-17-128/

【イベント】東海・北陸地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ「いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩」(in 岐阜)(11/10・岐阜)

2017年11月10日、じゅうろくプラザ(岐阜市文化産業交流センター)において、東海・北陸地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ「いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩」(in 岐阜)が開催されます。

公立図書館とがん相談支援センターの新たな連携や活動状況を広く紹介し、各地域での住民を対象にした医療・健康情報の連携に係る課題等について話し会う場を設け、取り組みをさらに推進する機会として開催されます。

参加費は無料です。また、事前の申込が必要です。

図書館とがん相談支援センターの連携プロジェクトについて
「図書館とがん相談支援センターの連携プロジェクトについて」
八巻知香子(国立がん研究センターがん対策情報センター)
「公共図書館からみたがん相談支援センターとの連携の意義」
田村俊作(慶應義塾大学名誉教授)

岐阜県図書館、特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事一覧を同館ウェブサイトで公開

2017年9月18日、岐阜県図書館が、特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事一覧を同館ウェブサイトで公開しました。

各学校での図書館活動の参考資料となるよう、雑誌に掲載された特別支援学校の図書館に関する記事をまとめたもので、岐阜県高等学校教育研究会図書館部会学校司書部(可茂地区)が2014年に作成したリストに加筆して作成されました。

公開時点では2017年7月現在のものとなっています。

岐阜県図書館 お知らせ
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/
※「9月18日 特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事を掲載しました」とあります。

特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事(岐阜県図書館)
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/riyo-annai/shogaisha/jigyo.html#h29

電気通信大学附属図書館、“UEC Ambient Intelligence Agora”のウェブサイトを公開

2017年9月21日、電気通信大学附属図書館が、2017年4月に開所した“UEC Ambient Intelligence Agora”のウェブサイトを公開しました。

Agoraについての紹介や、Agoraの施設予約および対話型ロボットの研究利用のための利用申請フォームが掲載されています。

UEC Ambient Intelligence Agoraウェブサイトの公開について(電気通信大学附属図書館,2017/9/21)
http://www.lib.uec.ac.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=362

Ambient Intelligence Agora ー 電気通信大学附属図書館
https://aia.lib.uec.ac.jp/

9月 20日

中国の大学図書館コンソーシアムCADAL、甲骨文字が刻まれた甲骨126点をデジタル化して公開:全方向から光を当てて閲覧可能

中国の70以上の大学図書館のコンソーシアムであるChina Academic Digital Associative Library(CADAL)が、米国コロンビア大学図書館のC.V. Starr東アジア図書館と共同で、甲骨文字が刻まれた甲骨126点をデジタル化して公開しています。

RTI(Reflective Transformation Imaging)という技術を採用して、甲骨の色や形状などをキャプチャーし、どの方向からも光を当てて見ることができる画像としてデジタル化しています。

CADAL与哥伦比亚大学合作完成甲骨数字化项目(CADAL, 2017/9/11)
http://www.cadal.cn/xmdtt/xmdtt201709111002.htm

京都府立図書館によるディスカバリーサービスの実証実験、館外からも利用可能に

京都府立図書館が、同館が館内で実施していたディスカバリーサービスの実証実験を、2017年9月20日から館外からも利用可能にしたと発表しています。

京都府立図書館 お知らせ
http://www.library.pref.kyoto.jp/
※「2017.09.20 ディスカバリーサービス(実証実験)が館外でも利用できます」とあります。

ディスカバリーサービス(実証実験)が館外でも利用できます(京都府立図書館)
https://www.library.pref.kyoto.jp/?p=11475

研究コミュニケーションにおけるメタデータ共有の課題に対応する“Metadata 2020”が立ち上げ

研究コミュニケーションにおけるメタデータ共有の課題に対応するため、“Metadata 2020”が立ち上げられました。

Metadata 2020には、出版者、アグリゲータ、サービスプロバイダ、図書館員、資金提供者、研究者などが関与しています。メタデータの品質や相互運用性の改善のため、メタデータの重要性について意識を向上させることや、メタデータの作成・利活用などに関わる情報を提供することなどを目的としています。

News Release: A New Metadata Collaboration is Launched(Metadata 2020, 2017/9/6)
http://www.metadata2020.org/blog/2017-09-06-news-metadata-2020-is-launched/

Elsevier社、研究データの検索ツール”DataSearch”ベータ版を更新

2017年9月18日、Elsevier社が、研究データの検索ツール”DataSearch”ベータ版を更新したと発表しています。

ベータ版公開以降に寄せられた意見をもとに、検索結果の、主に関連性やランキングにかかわる箇所についての改善作業が行なわれました。

京都府立図書館、知的な交流の場「ナレッジベース」を試行開始

2017年9月20日、京都府立図書館が、多様な人々がお互いに学び合い、対話・議論を行うことができる場所の創設を目的として、「ナレッジベース」を設置し、試行開始したと発表しています。

NPOや自己学習グループ、大学のゼミなど、他の機関や団体との連携による交流を推進し、多くの人が集い、未来志向で議論し発表する場となるような、実験的な取り組みを開始するとのことです。

10月5日には、関連イベント(定員30名・先着順)も開催されます。

京都府立図書館 お知らせ
http://www.library.pref.kyoto.jp/
※「2017.09.20 知的な交流の場「ナレッジベース」の試行開始とトークイベントのお知らせ」とあります。

知的な交流の場「ナレッジベース」の試行開始とトークイベントのお知らせ(京都府立図書館)
http://www.library.pref.kyoto.jp/?p=11399

英国国立公文書館と英国研究図書館コンソーシアム、覚書を更新

2017年9月13日、英国国立公文書館(TNA)と英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、締結している覚書を2020年まで延長したと発表しています。

2014年10月に締結した覚書では、共同研究の促進や合同会議“Discovering Collections, Discovering Communities”(DCDC)の開催といった成果をもたらしましたが、新しい覚書では、この関係性を強化するとともに、共同研究・知識の交換に関する機会のさらなる提供、図書館や公文書館等の間での連携を強化するという両館の責任が強調されています。

米国議会図書館、コレクションの創造的な活用を目的とした“labs.loc.gov”を公開

2017年9月19日、米国議会図書館(LC)が“labs.loc.gov”を公開しました。

同館のコレクションの創造的な活用を促進するために開発・実施された、プロジェクトやイベント、リソースなどに関する情報が公開されているウェブサイトで、公開時点では、

・同館のコレクションに関する機械可読形式のデータやAPI(LC for Robots)
・コレクションに関するデータを用いた視覚化実験
・米国のデジタル化された新聞のコレクション“Chronicling America”に含まれる第1次世界大戦期の新聞に掲載されたマンガや写真を識別し、キャプションを付与するクラウドソーシングプログラム(Beyond Words)
・デジタル化事業に関するプレゼン資料、動画

等が公開されています。

Library Launches labs.loc.gov (LC,2017/9/19)
https://www.loc.gov/item/prn-17-129/

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