アーカイブ - 2017年 8月 16日

米・Aspen Institute、“Action Guide for Re-Envisioning Your Public Library”の第2版を公開

米国の教育・政策研究機関であるAspen Instituteが、公共図書館を再設計するためのガイド“Action Guide for Re-Envisioning Your Public Library”の第2版を公開しています。

第2版では、図書館やコミュニティの専門家が特定の目標に集中することを可能とするために、“Learning Pathway”, “Leading Pathway”, “Implementing Pathway”の3つの主要なモジュールに要約・再編されているほか、現在の活動レベルや図書館の支援の評価、目標や活動段階の決定、コミュニティとの対話の企画・実施のためのアクティビティやワークシートが掲載されています。

ガイドの入手には申し込みが必要です。

米・ニューヨーク市歴史的建造物保護協会、ニューヨーク公共図書館の2室を「歴史的な内装」(Interior Landmark)に指定

2017年8月9日、米・ニューヨーク市歴史的建造物保護協会((New York City Landmarks Preservation Commission:LPC)が、ニューヨーク公共図書館(NYPL)の“Rose Main Reading Room”と“Bill Blass Public Catalog Room”を、「歴史的な内装」(Interior Landmark)に指定したと発表しています。

LPC DESIGNATES ICONIC INTERIOR SPACES OF THE NEW YORK PUBLIC LIBRARY, STEPHEN A. SCHWARZMAN BUILDING(LPC,2017/8/9)
http://www1.nyc.gov/site/lpc/about/pr2017/080817.page

米国図書館協会、米国著作権局の米国議会図書館からの移管に関する議論の歴史をまとめた報告書を公開

2017年8月9日、米国図書館協会(ALA)が、米国著作権局(CO)の米国議会図書館(LC)からの移管に関する議論の歴史や近年の動きをまとめた報告書“Lessons From History: The Copyright Office Belongs in the Library of Congress”を公開しました。

ALAで、Google社によるフェローシッププログラムであるGoogle Policy Fellowとして働くAlisa Holahan氏が執筆したもので、COの移管に関する議論について、歴史記録で確認する事を目的に行った調査の成果です。

報告書は“Consolidation of Copyright at the Library of Congress”(著作権業務のLCへの統合)、“Past Rejected Proposals to Move the Copyright Office”(過去に否決されたCOを移管する法案)、“Renewed Efforts to Move the Copyright Office”(CO移管に関する最近の試み)という構成になっており、これまでの法律や法案等から、1870年から現在までの著作権に関する業務の所管に関する歴史や動向をまとめています。

Wikimedia財団、戦略的方向性の原案を公開

2017年8月10日、ウィキメディア財団が、戦略的方向性(strategic direction)の原案を公開しました。

“Wikimedia 2030”の名のもと、2017年当初から議論を進めてきたもので、ウィキメディアコミニュニティが、自身の取組を強化し、思い込みに挑戦し、新しいことを試し、明確な計画を立て、優先順位を設定するための基盤となるものとして策定されたものです。

原案は、世界中の80を超すウィキメディアグループやコミュニティが参加した、オンラインや対面等の方法での議論を受けて、原案作成グループが策定したものです。

今後数週間かけて改定作業が行なわれるとともに、原案に対する意見も受け付けており、8月中は、方向性確定のための作業が続けられます。

また、2017年11月には、第2弾として、戦略計画についての議論が開始されるとのことです。

カタール国立図書館、ギリシャのシリア難民キャンプに図書を寄贈

カタール国立図書館(QNL)が、難民キャンプでの生涯学習と教育機会を支援するため、カタールチャリティ(Qatar Charity)と共同で、ギリシャのネア・カバラ (Nea Kavala)の難民キャンプで活動するドイツのNPO“InterEuropean Human Aid Association”のプロジェクト“We Are Here - Community Centre”に図書を寄贈したと発表しています。

寄贈した図書は児童書328冊と大人向けの図書110冊で、アラビア語と英語のものが含まれます。

これらの本は、難民キャンプで毎週実施されている語学講座の教材としても用いられます。

Qatar National Library Donates Books to Refugee Camp in Greece(QNL,2017/7/24)
http://www.qnl.qa/news-events/news-details?item=343&backArt=76

Knowledge Exchange、雑誌論文のオープンアクセス(OA)化にかかる費用についてのレポートを公開

高等教育・研究向けインフラの活用と開発を目的とし、英・JiscやオランダのSURF等5機関で構成されるKnowledge Exchangeが、雑誌論文のオープンアクセス(OA)化にかかる費用についてのレポートを公開しています。

レポートは、調査の概要をまとめた“Paying for Open Access: The Authors perspective”と、調査結果の詳細を掲載した“Financial and administrative issues around article publication costs for Open Access”の2本です。

6の研究機関に所属する著者1,069名が、OAジャーナルやハイブリッドジャーナルに掲載した記事2,015件についてオンライン調査に回答しています。主なトピックは、OAの視点からの掲載誌の選択、OA出版を行う理由、APC助成の効果、APC支払における課題、などです。調査対象の研究機関が所在する6か国(英国、フランス、ドイツ、フィンランド、デンマーク、オランダ)のOAの状況などについてもまとめられています。

明石市立図書館(兵庫県)、ディスカバリーサービスのトライアルを開始:館外からも利用可(一部機能制限あり)

2017年8月10日、兵庫県の明石市立図書館が、期間限定で、ディスカバリーサービスのトライアルを開始したと発表しています。

EBSCO社のディスカバリーサービス“EBSCO Discovery Service”(EDS)が用いられており、図書館館外からも利用可能ですが、一部機能制限があります。

「ディスカバリー・サービス」の開始について(明石市立図書館,2017/8/10)
http://www.akashi-lib.jp/news.html#news-20170810

図書館ニュース「PRESS+A」2017年8月号(明石市立図書館)
http://www.akashi-lib.jp/pdf/press/news-1708.pdf
※「電子閲覧室からのお知らせ 期間限定ディスカバリー・サービスがご利用頂けます!」との記事があります。

Elsevier社、機関リポジトリソフトウェアを提供するbepress社を買収

2017年8月2日、Elsevier社は、機関リポジトリソフトウェアを提供するbepress社を買収したことを発表しました。

bepress社は機関リポジトリソフトウェア“Digital Commons”を開発・提供しており、米国の大学等500機関以上がこのソフトウェアを採用しています。現在全体で約230万件の雑誌記事が登録されており、ダウンロード件数は毎年1億件に及びます。