アーカイブ - 2017年 8月 1日

フランス国立図書館が実験中のツール“ISNI Demande”(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、フランス国立図書館(BnF)のBOULET, Vincent氏等による“At Home among Strangers: Overcoming Tensions between Publishers’ and Library Data: The National Library of France’s Experimental Tool for Automated ISNI Attribution”と題する記事が公開されています。

BnFが実験している “ISNI Demande”と呼ばれるツールを紹介するもので、出版社から提供された著者に関する情報を取り込んで典拠レコードの暫定版を作成し、それを国際標準名称識別子(ISNI)のデータベースに送信するとともに、改めてISNIを出版社に送信することで、図書館が外部データを利用して、情報源に対する典拠コントロールを確立できるよう設計されたものです。

米国図書館協会、地方の公共図書館の現状を分析した報告書を公開

2017年7月31日、米国図書館協会(ALA)の情報技術政策局(OITP)が、ICT技術やその他リソースに関する、米国の地方の公共図書館(以下、図書館)の現状を概観した報告書“Rural Libraries in the United States: Recent Strides, Future Possibilities, and Meeting Community Needs”を公開しました。

ALAとメリーランド大学情報政策アクセス・センターによるデジタル包摂に関する調査と、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の公共図書館調査のデータの最新版を総合的に分析して得られた結果をまとめたものです。

報告書では、

・60%の図書館は、その行政システムの一環として単一の場所のみにサービスを提供しており、スケールメリットが阻害されている。

・人口密集地帯から遠く離れた図書館は、ほぼ単一館で、ほとんどの運営評価基準において立ち遅れている。

・図書館のブロードバンドの容量は、米国の家庭での基準より遅く、人口密集地帯から離れた図書館ほどより遅くなっており、1/10の図書館は利用者のニーズを満たせていない。

フランス国立図書館、オープンデータ画像の額装した複製物作成のためのオンデマンド端末を設置したと発表

フランス国立図書館(BnF)は2017年7月25日、同館のオープンデータ画像を紙やキャンバスに複製し額装するためのオンデマンド端末を、館内に2台設置していることを発表しました。

この端末から、利用者はオンデマンドで同館の著作権の保護期間の満了した資料の画像の複製物を作成することができます。

印刷する画像は日本の浮世絵やボタニカルアートなど、テーマに沿って用意されています。印刷する媒体は紙かキャンバスのいずれかをタッチパネルで選び、額縁も選択します。館内の書店で料金を支払うと印刷が開始され、その場で額に入った複製物を受け取ることができるとのことです。

Bornes de tirages à la demande(BnF,2017/7/25)
http://www.bnf.fr/fr/la_bnf/bibliotheque_haut-de-jardin/s.hdj_bornes.html?first_Art=non

鹿児島大学、図書館を含む保有施設等を対象としたネーミングライツ・パートナーの募集を開始

2017年7月31日、鹿児島大学が、ネーミングライツ・パートナーの募集を開始しています。

大学が対象施設等の財産を特定して、ネーミングライツ協定を結ぶ財産特定型と、建物屋内外(教室の入口等)にネーミングライツの提案を受け、協定を結ぶ提案募集型の2種類を募集しており、財産特定型の対象施設には、中央図書館・図書館桜ヶ丘分館・図書館水産学部分館が含まれています。

鹿児島大学ネーミングライツ・パートナー募集(鹿児島大学,2017/7/31)
https://www.kagoshima-u.ac.jp/information/2017/07/post-1198.html

国立大学法人鹿児島大学ネーミングライツ・パートナー募集要項(鹿児島大学)
https://www.kagoshima-u.ac.jp/information/namingbosyu.pdf

国文学研究資料館と株式会社PFU、可搬型ブックスキャナを用いた歴史的典籍の電子化実証実験を実施

2017年8月1日、 国文学研究資料と株式会社PFUは、可搬型ブックスキャナを用いた歴史的典籍の電子化実証実験の結果を発表しています。

両者は、同館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(歴史的典籍NW事業)の一環として、歴史的典籍に特化したブックスキャナの共同研究を行なっており、今回の実証実験は、PFU社が開発中の可搬型ブックスキャナを、和歌山県田辺市の鬪雞神社に持ち込んで、同社が所蔵する古典籍「今昔物語集(写本)」の電子化を行なったものです。

実証実験の結果、日本各地に点在し、所蔵場所から持ち出すことが難しい古典籍についても、可搬型ブックスキャナを用いることで、大幅に電子化作業時間が短縮され、生産性を向上させることが検証されたとのことです。

今回の実証結果をもとに可搬型ブックスキャナのさらなる改良をおこない、歴史的典籍NW事業への参加大学や、日本各地の古典籍所蔵機関、個人所有者の協力を得て、実地評価を進め、書籍の読み取りに関する様々な業務への適応を拡大し、2018年度中の提供開始を目標に開発を進めるとのことです。

池田文庫、雑誌記事索引にシアター・ドラマシティ広報誌「Drama city」の記事を追加

2017年7月30日、池田文庫が、蔵書検索サービスで公開している雑誌記事索引に、大阪市にある劇場シアター・ドラマシティが1992年から2004年まで発行していた広報誌「Drama city」の記事を追加したと発表しています。

シアター・ドラマシティ広報誌「Drama city」の記事索引の採録を完了しました(池田文庫,2017/7/30)
http://www.hankyu-bunka.or.jp/ikedabunko/topics/258/

関連:
雑誌記事索引 採録誌一覧(池田文庫)
http://www.hankyu-bunka.or.jp/ikedabunko/library-search/index/