アーカイブ - 2017年 7月

7月 14日

静岡県立中央図書館、臨時休館中におけるサービスの一部再開を発表

2017年7月14日、閲覧室の床にひび割れが発見され、安全対策実施のため臨時休館している静岡県立中央図書館が、臨時休館中におけるサービスの一部再開を発表しています。

7月18日からは、電話・ファックス・ウェブサイトを通じた、データベースやインターネットを使っての簡易なレファレンス(土・日・休日は除く)が再開されます。

8月1日からは、子ども図書研究室の通常利用と日曜開放、学習コーナー・エントランス(ホール)の開放が再開されます。エントランスには新聞台が移設され、朝刊8紙を閲覧できます。

資料や閲覧室の利用については、安全対策の進捗状況を見ながら検討し、10月頃にお知らせする予定とのことです。

臨時休館中におけるサービスの一部再開について(静岡県立中央図書館,2017/7/14)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2017/itibusaikai.html 

東京大学附属図書館、『オープンアクセスハンドブック』を公開

2017年7月13日、東京大学附属図書館は、『オープンアクセスハンドブック』を公開しました。

『オープンアクセスハンドブック』は学内の研究者がオープンアクセスおよびオープンサイエンスを実施するための手引きとして作成されました。オープンアクセスの沿革、オープンアクセス実施の方法、オープンサイエンスの概要と動向などがまとめられています。

『オープンアクセスハンドブック』を公開しました(東京大学附属図書館、2017/7/13付け)
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_17_07_13.html

オープンアクセスハンドブック(UTokyo Repository)
http://hdl.handle.net/2261/72694

全国遺跡報告総覧、登録件数が2万件を突破

2017年7月14日、奈良文化財研究所は、全国遺跡報告総覧の登録件数が2万件を突破したことを発表しました。

全国遺跡報告総覧:登録数が20000件を突破(奈良文化財研究所, 2017/7/14)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2017/07/tourokusu.html

参考:
奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧の2016年度の利用実績を公表
Posted 2017年4月28日
http://current.ndl.go.jp/node/33929

E1700 - 「全国遺跡報告総覧」の機能と期待される効果
カレントアウェアネス-E No.287 2015.08.27
http://current.ndl.go.jp/e1700

DryadとDANS、研究データの長期保存とアクセシビリティの保証で協同

2017年7月12日、データリポジトリのDryadと、オランダの学術情報の収集・提供機関であるData Archiving and Networked Services(DANS)は、研究データの長期保存とアクセシビリティの保証に共同で取り組むことを発表しました。

Dryad Digital Repositoryには、5万人以上の研究者の、1万5,000を超えるデータパッケージと5万を超えるファイルが収録されていますが、これらはDANSのアーカイブに定期的にバックアップされます。DANSはDryadの後継アーカイブとしても機能し、DryadのDOIの発見可能性を維持し続けます。メタデータについては、DANSのオンライン・アーカイビング・システムEASYから利用可能です。

韓国・京畿道、MOOCの人気講師によるオフライン特別講義を道内28の公共図書館で実施

2017年7月13日、韓国・京畿道は、京畿道が運営する無料オンライン講座(MOOC)GSEEKの人気講師によるオフライン特別講義を、道内28の公共図書館で実施すると発表しています。

GSEEKでは、道内31の市・郡の図書館、住民センター、生涯学習センターなどと協力して、生涯学習のインフラが整っていない地域の住民が生涯学習を行なうことができるようにする計画です。

GSEEKでは、子どもの教育、外国語、各種資格、人文学、コンピュータの活用といった14分野の約800のコースを無料で利用することができます。

지식(GSEEK), 우리동네 도서관에서 만나요!(京畿道,2017/7/13)
http://gnews.gg.go.kr/briefing/brief_gongbo_view.asp?BS_CODE=S017&number=34539&subject_Code=BO01

ハンガリーの機関リポジトリ(記事紹介)

OpenAIREのブログに2017年7月12日付けで、ハンガリーの機関リポジトリに関する調査の結果を紹介する記事が掲載されています。

この調査は、2017年2月から3月にかけて、ハンガリーの国立図書館でもあるデブレツェン大学(University of Debrecen)図書館が実施しました。ハンガリーの機関リポジトリのネットワーク形成のためのコンソーシアムHUNOR(HUNgarian Open Repositories)のメンバーを対象にオンライン調査を実施し、23の回答を得ました。

次のような結果が紹介されています。

・農学、人文科学、神学などの分野をカバーしている
・収録しているコンテンツのうちオープンアクセスのコンテンツが占める割合が90%以上なのは、5のリポジトリである
・雑誌記事、図書、図書の一部の章、学位論文などが主に収録されている

Landscape of Hungarian Repositories 2017(OpenAIRE Blog, 2017/7/12)
https://blogs.openaire.eu/?p=2071

広島平和記念資料館、被爆前の広島を撮影した16mmフィルムをデジタルリマスター処理し、平和データベースで公開

2017年7月6日、広島平和記念資料館が、被爆前の広島を撮影した16mmフィルムをデジタルリマスター処理し、平和データベースで公開したと発表しています。

河崎源次郎氏が1935年4月頃に撮影し1963年に寄贈した16mm白黒フィルム(音声なし、3分9秒)で、桜の花や、相生橋・八丁堀・元安橋付近などを行き交う人々が写っています。

被爆前の広島を撮影した映像をデジタルリマスター処理し平和データベースで公開しました(広島平和記念資料館,2017/7/6)
http://hpmmuseum.jp/modules/news/index.php?action=PageView&page_id=35

河崎源次郎氏撮影 1935(昭和10)年4月頃の広島(平和データベース)
http://a-bombdb.pcf.city.hiroshima.jp/pdbj/detail/256911

米国議会図書館(LC)と米国国立公文書館(NARA)、PDFに関する国際標準の採用の促進を目的とするPDF Associationに参加

2017年7月13日、米国議会図書館(LC)と米国国立公文書館(NARA)は、PDF Associationにパートナー機関として参加したことを発表しました。

PDF Associationは、PDFに関する国際標準の採用を促進することを目的としており、2006年に設立されました。現在、約140の企業が参加しています。PDFに関する国際標準は、ISO/TC 171/SC 2によって管理されています。

Library of Congress, National Archives Join PDF Association(LC, 2017/7/13)
https://www.loc.gov/item/prn-17-103/library-of-congress-national-archives-join-pdf-association/2017-07-13/

宮城歴史資料保全ネットワーク、活動を紹介する動画の英語版を公開

2017年7月13日、宮城歴史資料保全ネットワークが、同ネットワークの活動を紹介する動画の英語版を公開しました。

同ネットワークの依頼を受けて復興支援メディア隊が製作したもので、海外で活動を紹介する際などに活用されるとのことです。

宮城歴史資料保全ネットワーク 活動記録
http://www.miyagi-shiryounet.org/
※「英語版ができました(下段の活動紹介動画)2017/07/13」とあります。

Facebook(@RAmediateam,2017/7/12)
https://www.facebook.com/RAmediateam/posts/1487997574556964

7月 13日

リトアニア国立図書館が実施する高校生による海外移住者のオーラルヒストリー収集プロジェクト(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、リトアニア国立図書館のLithuanian Studies Research DepartmentのCIDZIKAITĖ, Dalia氏による“Oral History Method: An Affective Tool in Researching Local History”と題する記事が公開されています。

海外への移住者が多い同国の問題に対応するために同館が実施している、高校生を対象としたパイロット事業“Conversations about (E)migration”を紹介するものです。

同事業は、参加者が、同国の歴史に関する講義の受講や同館で文献遺産を見学するほか、オーラルヒストリワークショップに参加してその手法を学び、海外移住者や近年同国に戻った人にインタビューを実施し、その録音記録とトランスクリプトを地域の図書館に保存する取組です。

米・イーストバトンルージュ郡図書館が開催した水損した写真の修復イベント(記事紹介)

2017年7月12日付けのLibrary Journal(LJ)誌(オンライン版)が、米・ルイジアナ州のイーストバトンルージュ郡図書館(EBRPL)が開催した水損した写真の修復イベントを紹介しています。

2016年8月に発生した洪水により、同地域では、多くの家庭が浸水し、各家庭で保管していた写真も水損被害を受けたことから、BRPLの特別コレクション部門では、高解像度のデジタルカメラでの撮影及びPhotoshop等でのデジタル修復による被災した写真の保存活動に取り組んでいるボランティア団体Operation Photo Rescue (OPR)と連携し、水損した写真の修復イベント(2日間)を開催しました。

イベントでは、被災時に冷凍保存した写真から、各家庭20枚までの写真の提出が可能となっていて、図書館職員が写真の破損状況を見て修復可能か判断し、サイズで分類した上で、OPRのボランティアが撮影を行ないました。

記事によると、提出された写真の多くは肖像写真で、年代的には、19世紀後半から1990年代中頃までのものがあり、その多くは1970年代から1980年代のものだったとのことです。

イベントには住民200人近くが参加し、2,000点以上の写真がデジタル修復されました。

国文学研究資料館・弘前大学・青森県立郷土館・弘前市教育委員会、文化観光資源学「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト推進に関する覚書を締結

2017年7月15日、国文学研究資料館・弘前大学・青森県立郷土館・弘前市教育委員会は、文化観光資源学「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト推進に関する覚書を締結します。

国文学研究資料館が撮影した新日本古典籍総合データベースの歴史的典籍画像を活用しつつ、デジタル空間において情報を体系的に連結し、津軽地方の魅力と文化を世界に向けて発信することを目的とした事業で、このような取組のモデル事業と位置付けられています。

締結式にあわせ、弘前大学において、記念講演会「津軽の魅力と文化を世界に発信!-古典籍・歴史資料のデジタル公開に向けてー」が開催され、弘前大学名誉教授・長谷川成一氏と国文学研究資料館長・ロバートキャンベル氏が講演します。

入場無料で申し込みも不要ですが、定員は先着250人です。

Twitter(@nijlkokubunken,2017/7/5)
https://twitter.com/nijlkokubunken/status/882466570399698944

引用データのオープン化を推進するイニシアティブI4OC、新たに16の出版者が参加

2017年7月11日、学術出版物の引用データのオープン化を推進するイニシアティブInitiative for Open Citations(I4OC)は、4月の立ち上げ以降新たに16の出版者が加わり、参加している出版者は40を超えたことを発表しました。

これにより、引用データ量が多い上位20の出版者のうち、13の出版者が引用データをオープンにしているとのことです。また、オープンな引用データをもつ記事が1,600万件を超え、CrossRef中の記事3,500万件に占めるその割合は45%を超えました。

その他、OASPA、LIBER、Jiscなどの機関が新たにI4OCに賛同していることも発表されています。

I4OCは、CrossRefに引用データを登録している小規模な出版者を中心に、参加を呼び掛けています。

熊本県博物館ネットワークセンターが、企画展示「熊本地震と文化財レスキュー」を開催中

熊本県宇城市にある熊本県博物館ネットワークセンターで、2017年7月11日から9月3日まで、平成29年度第3回企画展示「熊本地震と文化財レスキュー」が開催されています。

地元紙の報道によると、同センターでは、被災した国や自治体の指定を受けていない文化財を中心に約1万5千点を保護しており、展示会場ではレスキューされた文化財70点や、日奈久断層(甲佐町白旗)の「剥ぎ取り標本」が展示されているとのことです。

甘木歴史資料館(福岡県)、九州北部地方の豪雨で被害を受けた文化財のレスキュー活動を開始

福岡県朝倉市にある甘木歴史資料館が、7月5日からの九州北部地方の大雨で被害を受けた文化財のレスキュー活動を開始しています。

水没したり泥をかぶったりした古文書・写真等の処分をする前に、同館に相談するよう呼びかけています。

同館では、豪雨による被害を受けた文化財を一時的に預かるとのことです。

甘木歴史資料館 お知らせ
http://www.city.asakura.lg.jp/ama-reki/
※2017年7月13日更新として「文化財レスキュー」とあります。

参考:
CA1891 - 水損資料を救うために / 正保五月
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1891

7月 12日

富士フィルム株式会社、写真やフィルムが水をかぶった場合の対処法について紹介

2017年7月9日、富士フィルム株式会社が、写真やフィルムが水をかぶった場合の対処法について、facebook上で紹介しています。

7月5日からの九州北部地方の大雨を受けてのものです。速やかに適切な処理をすることで写真の劣化を最小限に抑えることができるとして、銀塩写真やフィルムが海水や河川の水で濡れた場合の、応急処置や一般的な洗浄方法について、動画を交えて解説しています。

@FujifilmJapan(facebook)
https://www.facebook.com/FujifilmJapan/posts/1481612605193727

被害を受けた写真・アルバムに関する対処法(富士フィルム株式会社)
http://fujifilm.jp/support/fukkoshien/faq/index.html

物質・材料研究機構(NIMS)、研究者総覧SAMURAIをリニューアルし、ORCIDと連携

2017年7月10日、物質・材料研究機構(NIMS)は、研究者総覧SAMURAIをリニューアルしました。

今回のリニューアルでは、ORCIDとの連携機能が追加されました。新たに着任した研究者のORCID上にある前任地での研究成果の文献リストを、SAMURAIに自動的に追加します。ORCIDとの文献リストの同期機能を持つ研究者総覧としては、国内の研究機関では初めてのサービスとなるとのことです。

SAMURAIはNIMSに所属する研究者が登録したプロフィールを、氏名・所属グループ・論文のタイトル・研究内容のキーワードから検索することができるサービスです。2009年からサービスを提供しています。SAMURAIは、出版社サイトや国内外の特許データベース、科学研究費助成事業データベース(KAKEN)、Clarivate Analytics社のResearcherIDとリンクしています。

NIMS研究者総覧「SAMURAI」リニューアル(NIMS、2017/7/10付け)
http://www.nims.go.jp/news/archive/2017/07/201707100.html

合志マンガミュージアム(熊本県)が2017年7月22日にオープン

2017年7月22日、熊本県合志市に合志マンガミュージアムがオープンします。

西合志図書館に隣接する旧西合志郷土資料館を改修したもので、NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクトの代表・橋本博氏が営んでいた古書キララ文庫が集めたマンガ約7万冊を収蔵し、その中から選んだ約1万5千冊が展示されます。

マンガにちなんだイベントも随時開催する計画となっています。

合志マンガミュージアムからのお知らせ(合志市,2017/6/6)
http://www.city.koshi.lg.jp/life/pub/detail.aspx?c_id=28&id=3024

朝倉市(福岡県)の美術館「共星の里」が大雨被害のため休館中

朝倉市(福岡県)の廃校を利用した美術館「共星の里」が、7月5日から続いた九州北部地方の大雨による被害のため、しばらく休館するとしています。同館のブログによると、館内にはほとんど被害がなかったものの、校庭は土砂に埋まっているようです。
 
北部九州豪雨被害②(廃校利用山里の美術館「共星の里」、2017/7/10)
http://blog.goo.ne.jp/kyouseinosato/e/28477742116f36126d09190ce20f7e89
 
山里の廃校利用美術館 共星の里
https://kyouseinosato.jimdo.com/
 
廃校利用山里の美術館「共星の里」
https://www.facebook.com/kyouseinosato/

Open Research Funders Group、研究助成機関のOAポリシー策定のためのガイドを公開

2017年7月10日、大手研究助成団体によって結成されているOpen Research Funders Group(ORFG)が、研究助成機関が助成ポリシーを策定するにあたってのガイド“HowOpenIsIt? A Guide for Evaluating the Openness of Journals”を公開しました。

研究助成機関が、オープンアクセス(OA)ポリシーを策定するにあたって、ジャーナルのオープンさを評価する際に、考慮すべき注意点の枠組みを示したものです。

OAの中核的な構成要素として“reader rights”、“reuse rights”、“copyrights”、“author posting rights”、“automatic posting”、“machine readability”の6点をあげ、それらが満たされている程度に基づいて「オープン」「非オープン」間でのオープンさを図示しています。

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