アーカイブ - 2017年 7月

7月 25日

文部科学省、次期「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」策定に向けて「子供の読書活動推進に関する有識者会議」を設置

概ね5年に一度策定する「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の現行基本計画策定から2017年度で5年を迎えることから、2017年7月13日、文部科学省は、次期基本計画策定にむけて、各分野における有識者からの意見を継続的に伺う会議として「子供の読書活動推進に関する有識者会議」を設置しました。

検討事項は以下の3点で、会議の実施期間は2017年7月13日から2018年3月31日までとなっています。

(1) 発達段階に応じた読書習慣の形成
(2) 高校生が読書をするようになるきっかけづくり
(3) その他子供の読書活動推進のために検討することが必要な事項

第1回会議が2017年8月1日に開催されます。

子供の読書活動推進に関する有識者会議設置要綱(文部科学省,2017/7/13)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/040/gaiyou/1388287.htm

【イベント】アジア太平洋図書館情報学会日本支部(LISSASPAC Japan Chapter)設立セレモニー・記念研究講演会(8/12・大阪)

2017年8月12日、大阪府立中之島図書館別館2階にて、アジア太平洋図書館情報学会(Library and Information Science Society for Asia and the Pacific, LISSASPAC)の日本支部(Japan Chapter)設立セレモニー・記念研究講演会が開催されます。

LISSASPACは2015年にインドで開催されたInternational Conference on Innovation Driven Librarianshipの中で、韓国・啓明大学の呉東根教授に参加者が賛同する形で設立された国際学会です。日本支部は志保田務氏を支部長とし、2016年度に設立されました。

今回のイベントではその設立セレモニーのほか、呉教授らによる記念講演、発表申込者による研究発表等が行われます。

Commemorative Conference for LISSASPAC Japan Chapter
http://www.lissaspac.org/Nakanoshima_japan.html

7月 24日

品川区(東京都)の「品川区トータル学習システム」事業で、電子図書館サービスの実証運用を開始

2017年7月14日、東京都の品川区教育委員会及び株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社学研教育みらい、株式会社学研教育アイ・シー・ティー、株式会社ブックビヨンドが、品川区が実施している「品川区トータル学習システム」事業において、電子図書館サービス「品川区トータル学習システム 図書ライブラリー」の実証運用を開始したと発表しています。

「品川区トータル学習システム」事業は、品川区内の小学校8校、中学校2校の全児童・生徒にタブレットPC(約2,000台)を配布して実施しているトータル学習システムで、今回の実証実験は、学研プラスが発行する書籍を、配信プラットフォーム「Beyond Publishing」を用いて、タブレットPC上で利用できるようにすることで、電子書籍を、授業や宿題、協働学習、朝読書で活用するほか、ダウンロードして自宅など校外で利用することも可能としています。

2017年年9月(2学期)より本格運用する予定とされています。

米国の公共図書館における青年向けLGBTQ資料コレクションの所蔵状況に関する調査(文献紹介)

2017年7月に刊行された、米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)の“The Journal of Research on Libraries and Young Adults”8巻1号に、米国の公共図書館での青年向けLGBTQ資料コレクションの所蔵状況の調査結果を報告する論文““Provide the Highest Level of Service”: Public Library Collections of LGBTQ* Materials for Adolescents in the United States””が掲載されています。

ミズーリ大学のiScoolの研究者や公共図書館職員等が、ALAが選定したLGBTQに関する若者向け推薦図書リスト“Rainbow Book list”等に基づいて作成した80冊の図書リストをもとに、様々な人口規模の全米24の図書館の蔵書を調査した結果をまとめたものです。

論文によると、人口規模が30万人以上の図書館では、リスト上のほとんどのタイトルが所蔵されている一方、人口2万人以下の図書館では、人口当たりの冊数の割合が最も高かったとされています。

韓国・文化体育観光部、全国700の公共図書館に24,408冊の大活字本を配布

2017年7月21日、韓国・文化体育観光部が、「大活字本普及拡大事業」として、全国700の公共図書館に24,408冊の大活字本を配布すると発表しています。

同事業は2011年から行われているもので、今年は、2014年に運営を開始したビックデータを用いた図書館経営支援システムからの「公共図書館における50代以上の利用者の人気貸出し図書」と大型書店の「2016年販売統計資料」を活用して443タイトルの候補を選び、図書館と出版界の専門家による審査を経て、23タイトル24冊の図書が選定されました。

文化体育観光部の担当者は、高齢者が公共図書館において多様な文化を享受できるよう、今後、大活字本だけでなく、オーディオブックの普及、人文学に関する講座の開講、高齢者福祉施設への図書配送サービスなどを推進する計画であると述べています。

“어르신, 인기 도서를 큰 글씨로 즐겨보세요”(문화체육관광부,2017/7/21)
https://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=16153

滋賀県立図書館、「出張展示 in びわ湖ホール」を実施

滋賀県立図書館が、2017年7月22日に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで開催された公演「子どものための音楽物語 ピーターと狼」にあわせ、『ピーターと狼』の絵本を中心にロシア絵本や音楽絵本等約160点を同劇場で展示する「出張展示 in びわ湖ホール」を実施したと同館ウェブサイトで発表しています。

出張展示で展示した資料を同館の児童室でも一部展示する予定とのことです。

シャンティ国際ボランティア会の「いわて/みやぎ/ふくしまを走る移動図書館プロジェクト」、7月末で終了へ

2017年7月21日、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、東日本大震災の被災地支援活動「いわて/みやぎ/ふくしまを走る移動図書館プロジェクト」を、7月末に終了すると発表しました。
 
被災地の図書館や書店の復興状況に合わせて活動を収束することとなりました。地元の図書館やお話し会などへと活動を引き継いでおり、7月末の同会岩手事務所閉鎖に伴って終了するとしています。
 
同会ウェブサイトには、プロジェクト終了のお知らせとともに、これまでの活動のまとめが掲載されています。
 
いわて/みやぎ/ふくしまを走る 移動図書館プロジェクト終了(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会,2017/7/21)
http://sva.or.jp/wp/?news=23773
 
走れ東北!移動図書館プロジェクト(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会)
http://sva.or.jp/tohoku/
 
参考:

文化審議会、登録有形文化財(建造物)の登録について答申:旧東北帝国大学附属図書館閲覧室(東北大学史料館)など

2017年7月21日、文化審議会が、244件の建造物を、登録有形文化財(建造物)として登録するよう文部科学大臣に答申したと、文化庁が発表しています。

図書館、博物館・美術館関係では、旧東北帝国大学附属図書館閲覧室(東北大学史料館)のほか、旧制第二高等学校書庫(東北大学文化財収蔵庫)、岩手県奥州市の旧緯度観測所本館(奥州宇宙遊学館)・旧臨時緯度観測所本館(木村榮記念館)、宮城県の南三陸町民俗資料館、東京都の五島美術館本館、福井市自然史博物館旧館(旧福井市立郷土博物館)が含まれています。

7月 21日

日本学術会議、提言「21世紀の博物館・美術館のあるべき姿―博物館法の改正へ向けて」を公表

2017年7月20日、日本学術会議が、提言「21世紀の博物館・美術館のあるべき姿―博物館法の改正へ向けて」を公表しました。

現状、博物館・美術館には、関連法令の規定間の整合性、学芸員による研究の充実、学芸員の育成などの点で組織運営上の問題が多いとして、

・博物館法の改正による登録博物館と博物館相当施設の新たな登録制度への一本化
・博物館等の水準を向上させる新登録制度設計と研究機能の充実

を提言しています。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/
※「提言「21世紀の博物館・美術館のあるべき姿―博物館法の改正へ向けて」を公表いたしました。(平成29年7月20日)」とあります。

提言「21世紀の博物館・美術館のあるべき姿―博物館法の改正へ向けて」(PDF: 23ページ)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t243-1.pdf

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、facebookを公開

2017年7月21日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、facebookを公開したことを発表しました。

JPCOARのFacebookを公開しました(JPCOAR, 2017/7/21)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_131

@jpcoar(facebook)
https://www.facebook.com/jpcoar/

参考:
E1830 - オープンアクセスリポジトリ推進協会の発足
カレントアウェアネス-E No.309 2016.08.18
http://current.ndl.go.jp/e1830

世界の主要な国・地域等の議会のウェブサイトについてまとめた資料が公開

世界の主要な国・地域等の議会のウェブサイトについてまとめた資料が公開されています。

米国議会図書館(LC)法律図書館(Law Library of Congress)のGlobal Legal Research Centerが作成しました。50の国・地域の議会と欧州議会のウェブサイトについて調査しましたが、議院によってウェブサイトが分かれている国・地域があるので、調査されたウェブサイトは70に及びます。

コンテンツの閲覧機能、検索機能、通知機能、音声・映像コンテンツ、スマートフォン用のアプリなどの有無のほか、ウェブサイトの使用言語、モバイル機器からの閲覧のしやすさについて、まとめています。

Features of Parliamentary Websites in Selected Jurisdictions(PDF: 50ページ)
http://www.loc.gov/law/help/parliamentary-websites/features-of-parliamentary-websites.pdf

“Digital Library of Georgia”、米・ジョージア州内の歴史的な新聞が閲覧できるウェブサイト“Georgia Historic Newspapers”を公開

2017年7月12日、様々な機関で所蔵されているジョージア州の歴史や文化に関する多様な資料のデータを集約する“Digital Library of Georgia”(DLG)が、州内の歴史的な新聞が閲覧できるウェブサイト“Georgia Historic Newspapers”(GHN)を公開したと発表しています。

DLGでは、これまでも、同州の歴史的新聞を公開してきましたが、新しいウェブサイトGHNでは、それらを継承した上で、新しいコンテンツと統合・集約させたものとなっており、様々な種類の新聞の出版の歴史に関するエッセイや、発行地域別や種類別の検索が可能となっています。

DLGは、ジョージア大学図書館が運営しています。

New website devoted to Georgia historic newspapers available from the Digital Library of Georgia(DLG,2017/7/12)
http://blog.dlg.galileo.usg.edu/?p=6763

国際日本文化研究センター、「近世期絵入百科事典データベース」を公開

2017年7月21日、国際日本文化研究センターが、「近世期絵入百科事典データベース」を公開しました。

近世期に出版された絵入百科事典を検索できるようにしたもので、『訓蒙図彙』(中村惕斎、寛文6年[1666]序)をはじめとした「訓蒙図彙もの」や、事物に対する名称と図が含まれている書物が対象とされており、明治初期までの書物を視野に入れていると説明されています。

底本には国際日本文化研究センターをはじめ、主に日本国内の研究機関・博物館・図書館などが所蔵する資料を使用しており、随時情報を追加・更新していくとされています。

トピックス(国際日本文化研究センター)
http://dbserver.nichibun.ac.jp/EHJ/gaiyou.html
※「2017.07.21 「近世期絵入百科事典データベース」を公開しました 」とあります。

米国地質調査所、地形図閲覧用ウェブアプリケーション“TopoView”をVer2.1に更新

2017年7月19日、米国地質調査所(USGS)が、7月初めに、USGSが所蔵する地形図の閲覧用ウェブアプリケーション“TopoView”をVer2.1に更新したと発表しています。

“TopoView”は、オープンソースの地図のプラットフォームを基盤に作成された無料のウェブアプリケーションで、USGSの“Historical Topographic Map Collection”から地形図を検索し、利用できるようにしているものです。

今回の更新では、インターフェースの利便性の向上や高速化、多様な検索方法からの地形図の利用、現在の地図との比較等の機能が追加されました。

あわせて、利用方法についての動画も公開されています。

米国の大学・研究図書館協会、「学術図書館の動向と統計」の2016年版を刊行

2017年7月20日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2016年版「学術図書館の動向と統計」(2016 Academic Library Trends and Statistics)を刊行したと発表しています。

同資料では、1,525の学術図書館のコレクション(蔵書数、電子書籍数)、支出額(資料費、職員給与)、サービス、職員、人材配置の傾向、の5つの分野のデータがまとめられています。

本文は有料ですが、プレスリリースでデータの一部が紹介されています。

New ACRL Publication: 2016 Academic Library Trends and Statistics(ACRL Insider,2017/7/20)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/14212

カナダ国立図書館・文書館、先住民寄宿学校制度に関する真実と和解委員会に関するウェブアーカイブコレクションを公開

2017年7月20日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、先住民寄宿学校制度に関する真実と和解委員会(TRC)に関するウェブアーカイブコレクションを公開しました。

同委員会と関連する組織や、協力者・支援者の英語版とフランス語版のウェブサイトを収集したもので、多くは2015年時点のものが収集されており、ウェブサイトのほか、動画、新聞、ブログなど約300点のリソースが含まれています。

今後も継続的にデータを追加していくとしています。

マニトバ大学内に設置されている真実と和解のためのナショナルセンター(NCTR)及びウィニペグ大学・マニトバ大学の図書館と連携して作成されたもので、両館も独自にウェブアーカイブコレクションを公開しています。

広陵町(奈良県)、町立図書館内に設置する移住・定住サロンの運営業務に係る公募型プロポーザルを広告

2017年7月18日、奈良県の広陵町が、広陵町立図書館内に設置する移住・定住サロンの運営業務に係る公募型プロポーザルを広告しています。

図書館利用者の利便性とサービスの向上及び来町者に町の魅力をPRするため、既存のサロンを改修・整備してカフェを設置して来館者の憩いの場を設けるとともに、移住・定住に関する情報の提供を行うものです。

仕様書によると、図書館と協力して、移住・定住に関する町のPRを実施したり、地産地消を意識したカフェの運営及び物販等を行なう事等が条件とされています。

また、移住・定住サロンの基本設計は、同町にある畿央大学が担当しています。

広陵町立図書館内移住・定住サロン運営事業者の選定(プロポーザル)について(広陵町,2017/7/18)
http://www.town.koryo.nara.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=2428

7月 20日

国際図書館連盟、「グリーンライブラリ賞2017」の受賞者を発表

2017年7月20日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」(Environmental Sustainability and Libraries:ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリ賞2017」の受賞者に、ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のバート・オルデスロー町立図書館を選んだと発表しています。

都市の緑化のためにメイカースペースとコミュニテイ構築の取り組みを結びつけた“Ernte deine Stadt - Harvest Your City: Three Years of Green and Sustainable Library Commitment in the Stadtbibliothek Bad Oldesloe” プロジェクトや、地域密着型農業に着手したことが評価されています。

その他、5つの準優勝者も以下の通り発表されています。

・孫逸仙図書館(Sun Yat-sen Library)(中国・広州区)
環境保護の概念を取り入れて建物を「グリーンライブラリ」に改修。

・香港中文大学図書館(中国・香港)
持続可能性を取り入れた図書館戦略の策定。

横浜市立大学学術情報センター、夏季休業期間中に高校生へ閲覧席を自習スペースとして開放

横浜市立大学学術情報センターは、2017年8月4日から9月21日まで、金沢八景キャンパス図書館の閲覧席を自習スペースとして高校生に開放します。

当該期間中、高校生(地域不問)は各自の参考書等を持ち込んで自習することができます。図書館の利用には所定の様式への記入と生徒手帳等の提示が必要です。

同大学は、長期休暇中は公共図書館等の自習スペースが不足しがちであるため、今回の取り組みを地域貢献事業の一環として実施するとしています。

横浜市立大学図書館(金沢八景キャンパス)で高校生が勉強できる~新たな地域貢献事業として実施(大学プレスセンター,2017/7/18)
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=11743

韓国・ソウル特別市松坡区、区内の水遊び場で「避暑地文庫」を運営

韓国・ソウル特別市松坡区が、区内を流れる城内川の河川敷にある水遊び場で、2017年7月24日から7月30日まで「避暑地文庫」を運営することが報じられています。

記事によると、セマウル文庫の松坡区支部の会員が運営を担当するもので、童話、偉人伝、文学など約2,000冊の図書が用意されるほか、絵本の読み聞かせや、水遊びのための遊具の貸出も行われます。

성내천에 놀러온 어린이들 발 담그고 책읽기(헤럴드경제,2017/7/20)
http://biz.heraldcorp.com/view.php?ud=20170720000352

関連:
城内川(ソンネチョン)(松坡区)
http://japanese.songpa.go.kr/jpn/m2/m2_1_3.jsp

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