アーカイブ - 2017年 7月 6日

Internet Archive、児童・生徒向けウェブアーカイブプログラムの2016・2017年度の成果を公開

2017年7月5日、Internet Archive(IA)が、児童・生徒向けウェブアーカイブプログラム“K-12 web archiving program”の2016・2017年度の成果を公開しました。

今回で9回目の開催であり、プログラムに参加した全米の11の学校の児童・生徒が、インターネット上の情報について批判的に検討し、将来のために保存するウェブサイトを選定して、Archive-Itを使って収集する取組で、参加校は、同プログラムを学校のカリキュラムに組み込んでいます。

あわせて、同プログラムに参加した3人の教師の感想も紹介されています。

K-12 Web Archivists Capture History in the Making(IA,2017/7/5)
http://blog.archive.org/2017/07/05/k-12-web-archivists-capture-history-in-the-making/

米・エルクハート公共図書館、火災の被害により休館中

米・インディアナ州のエルクハート公共図書館が、2017年7月2日に本館の増床部分から発生した火災により、7月8日まで休館すると発表しています。

報道が引用する、同館館長Janelle Graber氏や図書館理事会の理事長Carolyn Foley氏の発言によれば、図書、図書館什器、コンピューターが被害を受けており、DVD・オーディオブックのコレクションはすべて失われたとされています。

貸出し中の資料の返却は、返却ボックスや、図書館コンソーシアムEvergreen Indiana加盟館で可能で、また、延滞料も請求しないとしています。また、オンラインでダウンロード可能な電子書籍やオーディオブックは休館中も利用可能です。

Foley氏が7月5日に発表した声明によると、出火の原因は当局により放火と判断されており、容疑者に関する情報が専用電話で受け付けられているほか、同館への寄付金を受け入れるための基金も設立されています。

【イベント】国立国会図書館(NDL)、平成29年度アジア情報研修を開催(10/26-27・千葉)

国立国会図書館(NDL)は、2017年10月26日、27日に、独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所において、アジア情報研修を実施します。

この研修は、アジア経済研究所との共催により実施します。受講者は、事前課題に回答する必要があります。中国語の入力・読解ができない人も受講できます。

定員は12名で、参加費は無料です。事前の申込が必要です。

対象:各種図書館、調査研究・教育機関、中央省庁・地方公共団体に所属する方、大学院生等
テーマ:台湾情報の調べ方~諸制度と統計を中心に~

10月26日 13:30-17:30
実習1 台湾の諸制度を調べる(国立国会図書館関西館アジア情報課)
アジア経済研究所図書館見学

10月27日 9:30-12:20
実習2 台湾の統計を調べる(アジア経済研究所図書館)
講演 台湾情報の入手方法(アジア経済研究所)

カナダ研究図書館協会、持続可能な学術出版のための枠組みモデルに関する最終報告書を公開

2017年7月4日、カナダ研究図書館協会(CARL)のCanadian Scholarly Publishing Working Group(CSPWG)が、同国における持続可能な学術出版のための枠組みモデルを提示する最終報告書を公開しました。

枠組みは、各々の現状が異なる事から、単行書、雑誌、その他新しい学術型式におけるいくつかの関連した取り組みをまとめたものとなっています。

また、重要な原則として、以下の6点を示しています。

・Accountable to the academy
・Supporting openness
・Supporting high-quality publishing practices
・Well-informed authors
・Rich Canadian publishing opportunities
・Building on strength

『カレントアウェアネス-E』328号を発行

E1931 - 韓国の国立図書館におけるデジタル化資料の送信サービス

韓国では,図書館が,自館でデジタル化した資料の他館への送信を可能とする規定が著作権法に設けられ,この規定に基づき,韓国の国立中央図書館(NLK)と国会図書館(NAL)が他の図書館等に対して送信サービスを行っている。韓国の場合,すべての図書館等に対して送信することを認めていたり,海外の機関が送信先に含まれていたり,資料のデジタル化や他の図書館等への送信にあたり補償金の支払いが必要であったりといった,日本における国立国会図書館(NDL)によるデジタル化資料送信サービスとは異なる特徴がみられる。

E1932 - 国立国会図書館の分野横断統合ポータルの構築に向けた取組

国立国会図書館(NDL)は,国内の様々な機関が持つ豊富な「知」を活用するための単一のアクセスポイントの提供を目指し,国立国会図書館サーチ(以下,NDLサーチ)の構築を通じて,全国の図書館,公文書館,博物館・美術館や学術研究機関等との連携拡張に取り組んできた。2017年3月には,NDLサーチと文化庁の文化遺産オンラインの一部との連携を実現し,NDLサーチを通して文化遺産オンラインの国指定文化財等データベースのデータ約3万2,000件を検索することができるようになった。2017年5月現在,NDLサーチは約70機関(これらの機関にデータを提供する機関を含むと数千機関)と連携し,検索可能なメタデータ件数は約100データベース・約1億2,000万件に及ぶ。NDLサーチが連携先をさらに拡張し,多様なコンテンツのメタデータを統合的に検索可能にすることは,NDLが2016年3月に策定した第四期国立国会図書館科学技術情報整備基本計画でも知識の循環を促進する情報基盤整備の一環として目標に掲げているが,同時に,以下で紹介するデジタルアーカイブの利活用促進に向けた国の動きの中でも求められている。

E1930 - HathiTrustの米国連邦政府文書コレクション分析

“U.S. Federal Documents in HathiTrust: A Collection Profile”は,米国の大学図書館等による共同リポジトリHathiTrust(CA1760参照)が有する米国連邦政府文書のデジタルコレクションに関する分析調査報告書である。HathiTrustは,デジタルライブラリーへのアクセス改善や様々な形式の学術資料の保存に向けた共同プログラムに取り組んできた。その共同プログラムの一つであるHathiTrust U.S. Federal Government Documents Programの一環として,この報告書は,2017年3月20日にHathiTrustのウェブサイトで公表された。14ページの簡潔な報告書であるが,コレクション分析に伴う数々のトピックが調査結果とともに紹介されている。

米・ミシシッピ州立大学、リンカーン大統領の研究者が収集した、同大統領及び南北戦争に関するコレクションの寄贈を受入

2017年6月26日、米・ミシシッピ州立大学が、ロードアイランド州の元最高裁判所長官で、エイブラハム・リンカーン元大統領の研究者として知られる、ウィリアムズ(Frank J. Williams)氏とその妻から、夫妻が50年にわたって収集してきた、リンカーン元大統領及び南北戦争関係のコレクションの寄贈を受けることを発表しました。

同氏は、9年前に、ユリシーズ・グラント協会の会長として、同協会が管理していたユリシーズ・グラント元大統領のアーカイブズを、ユリシーズ・グラント大統領図書館として、同大学に移転させています。

今回寄贈されるコレクションには、オリジナルの署名入り文書、エフェメラ類、関連書籍等が含まれており、約300万ドルの価値があると評価されています。

また、コレクションの管理・研究・展示を目的としたFrank J. and Virginia Williams Research財団創設のための資金(50万ドル)や、ミシシッピ州で同夫妻がリンカーン大統領や南北戦争に関する講演をするための資金を寄付したほか、今後購入した資料も追加で寄贈するとされています。

くしろ古本市実行委員会、くしろ古本市2017を開催:比較的新しい本は2018年2月開館予定の市立釧路図書館(北海道)新館の蔵書として活用

くしろ古本市2017実行委員会が、2017年7月30日及び31日に、北海道の市立釧路図書館で、くしろ古本市2017を開催します。

同実行委員会では、7月16日から7月23日まで、古本市で販売する古本を集めますが、集まった本の中で比較的新しい本は、2018年2月開館予定の新館の蔵書として活用するとされています。

くしろ古本市2017開催とご協力のお願い! (市立釧路図書館)
http://kushirolibrary.jp/furuhonichi2017/

くしろ古本市2017ポスター
http://kushirolibrary.jp/wordpress/wp-content/uploads/furuhonichi2017poster.pdf

図書館問題研究会、全国大会で採択された「いわゆる「共謀罪」の廃止を求めるアピール」をウェブサイトで公開

2017年7月5日、図書館問題研究会(図問研)が、6月25日から6月27日にかけて埼玉県秩父市で開催した第64回全国大会で採択された「いわゆる「共謀罪」の廃止を求めるアピール」をウェブサイトで公開しました。

全国大会で採択した「いわゆる「共謀罪」の廃止を求めるアピール」を掲載しました(図問研,2017/7/5)
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/blog/2017/07/05/kyobo/

いわゆる「共謀罪」の廃止を求めるアピール(図問研,2017/6/27)
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/statement/kyobo_haishi/

国文学研究資料館、「日本古典資料調査データベース」を「日本古典資料調査記録データベース」 に改称し、サイトをリニューアル

2017年6月30日、国文学研究資料館が、「日本古典資料調査データベース」を「日本古典資料調査記録データベース」 に改称し、サイトをリニューアルしたと発表しています。

トップページに古典籍調査のための補助資料・ギャラリーを新設し、古典籍調査のために有益な資料類と同館が所蔵するマイクロフィルム画像・デジタル収集画像の一部を紹介するようにしたものです。

「日本古典資料調査記録データベース」 は、同館の創設以来、全国の研究者の協力により行ってきた、他機関・個人等に所蔵される古典籍資料の調査に際して記録した調査カードの情報を公開するデータベースです。

日本古典資料調査記録データベース(国文学研究資料館)
http://www.nijl.ac.jp/pages/database/kotensiryoDB.htm
※更新履歴・お知らせ欄に「トップページをリニューアルしました。」とあります。