アーカイブ - 2017年 6月

6月 16日

【イベント】平成29年度第2回図書館業務専門講座「図書館と書店と出版を考える2日間~新たな協働に向けて~」(7/6-7・鳥取)

2017年7月6日から7日にかけて、平成29年度第2回図書館業務専門講座「図書館と書店と出版を考える2日間~新たな協働に向けて~」が開催されます。

7月6日は、鳥取県立図書館・ヤングアダルト出版会主催の「本との出会いをどうつくるか?YAの選書を考えるフォーラム」が鳥取市のとりぎん文化会館で行われます。

多くの図書館で青少年向けサービスが展開されている一方、どの分野の本をどれくらいの量で提供するかについての課題があることから、図書館、書店、出版社の立場からの意見表明やパネルディスカッションなどを通して協力関係を構築する道を探ることを目的としています。

7月7日は、鳥取県立図書館・ビジネス支援図書館推進協議会・一般社団法人法経書出版協会主催の「ビジネス支援と法律・経済分野の選書を考えるフォーラム」が、鳥取市の鳥取県立図書館で開催されます。

ビジネス支援等の課題解決型の図書館を真に実現するためには、提供可能な情報の幅や質を確保することが必要であるが、これまで、出版社と図書館の間での意思疎通が図られる機関が限られていたという課題認識のもと、図書館、書店、出版社の関係者により、選書の仕組みづくりなどでの協同に向けた意見交換を行うことを目的としています。

参加無料ですが、事前の申込が必要です。

国際図書館連盟会長、ロシアのウクライナ文学の専門図書館前館長の有罪判決を受け声明を発表

2017年6月13日、国際図書館連盟(IFLA)会長のDonna Scheeder氏が、発禁本の所蔵・社会集団の扇動・資金の不正利用の疑いで逮捕されていた、ロシアのウクライナ文学の専門図書館前館長Natalya Sharina氏への有罪判決(執行猶予4年)を受け、声明を発表しました。

声明では、Natalya Sharina氏が釈放されたのは前進であるが有罪判決には失望していることを述べるとともに、ロシアをはじめ世界中で禁書や図書館員への迫害を終わらせることや、政府は市民や市民社会の利益のために知識・思想・文化の門戸としての図書館の役割を認識し支援すること、を求めています。

Bring the Persecution of Librarians to an End: IFLA President Donna Scheeder on the Judgement in the Case of Natalya Sharina(IFLA,2017/6/13)
https://www.ifla.org/node/11453

三重県、「三重県文化財防災マニュアル」をウェブサイトで公開

2017年6月15日、三重県が、「三重県文化財防災マニュアル」をウェブサイトで公開しました。

災害による文化財への被害を防止・軽減するため、また、災害発生時における文化財の保護・救済措置を速やかに行うための包括的な位置づけとして、2017年3月に刊行したものです。

文化財:更新情報(三重県)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/bunkazai/all.htm
※「平成29年6月15日 三重県文化財防災マニュアルを刊行しました」とあります。

Facebook(三重県教育委員会 社会教育・文化財保護課,2017/6/15)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=386376521757766&id=163586667370087

6月 15日

米・カリフォルニア州立図書館、州内90の図書館でVR体験を提供:Oculus VR社との連携事業

2017年6月7日、米・カリフォルニア州立図書館は、バーチャルリアリティ機器メーカーのOculus VR社と提携し、州内の184の図書館のうち、約半数にあたる90の図書館に無料でOculus VR社製品を設置すると発表しています。

新しい技術への平等なアクセスを目的に、図書館利用者にVRの体験をしてもらうパイロット事業です。

将来的には設置館を増やす計画もあるとのことです。

Virtual Reality Arrives in California Libraries(California State Library, 2017/6/7)
http://www.library.ca.gov/pressreleases/pdf/Virtual_Reality_Release.pdf

学術書の将来をテーマとした調査プロジェクト“The Academic Book of the Future”、最終成果報告書2点を公開(英国)

英国の“The Academic Book of the Future”プロジェクトが、最終成果報告書2点を公開しました。

同プロジェクトは、英国図書館(BL)と英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)が、オープンアクセス(OA)やデジタル革命時代における学術書の将来をテーマに、2016年9月まで調査を行なっていた事業です。

End of Project Reports(Academic Book of the Future)
https://academicbookfuture.org/end-of-project-reports-2/

岩手県の山田町立鯨と海の科学館が、2017年7月15日に再開

東日本大震災による被害で休館していた、岩手県山田町の「鯨と海の科学館」が、2017年7月15日に再開すると、同町観光協会のブログで紹介されています。

当日は入館無料とのことです。

鯨と海の科学館 7月15日開館!(山田町観光協会,2017/6/9)
http://yamada-kankou.sblo.jp/article/179993060.html

科学館について(山田町)
http://www.town.yamada.iwate.jp/04_kankou/kujirakan/kujira.html

鯨と海の科学館(山田町観光協会)
http://www.yamada-kankou.jp/facilities/kagakukan/

Google Scholar、10年前の論文で各分野で最も引用されているものからなる“Classic Papers”コレクションを公開

2017年6月14日、Google Scholarが、“Classic Papers”コレクションを公開したと発表しています。

同コレクションは、10年前の2006年に出版された論文で、2017年5月のインデックスで、よく引用されているものを各学問分野ごとに10件選んだものです。

分野は

・Life Sciences & Earth Sciences
・Business, Economics & Management
・Chemical & Material Sciences
・Engineering & Computer Science
・Humanities, Literature & Arts
・Health & Medical Sciences
・Physics & Mathematics
・Social Sciences

に分かれており、各々さらに細かく分類されています。

レビュー論文、入門記事、論説、ガイドライン、解説記事等は除外されており、今のところ英語で書かれたもののみとなっています。

【イベント】日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ第3回シンポジウム「戦後日本美術の群声」(7/9・東京)

2017年7月9日、東京大学駒場キャンパスにおいて、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ主催のシンポジウム「戦後日本美術の群声」が開催されます。

同シンポジウムは、「戦後日本美術」という言葉によって見えにくくなったもの(歴史、文化、ジェンダー、アジアなど)に目を向けて、そこに響く複数の声に耳を傾けようとする試みで、同アーカイヴの研究者に加えて、外部から研究者やアーティストを招き、コメンテーターとともにディスカッションを行うことで、複眼的な視点で戦後日本美術を問い直すことを目的としています。

申込不要で、聴講も無料です。

シンポジウム開催のお知らせ 第3回シンポジウム「戦後日本美術の群声」(日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ)
http://www.oralarthistory.org/news/20170709.php
http://www.oralarthistory.org/pdf/20170709.pdf

6月 14日

総務省、インターネット上に公開された個人に関する情報等の取扱いに関する研究会(第1回)の配布資料を公開

総務省が、2017年5月16日に開催した、インターネット上に公開された個人に関する情報等の取扱いに関する研究会(第1回)の配布資料を公開しています。

総務省 新着情報一覧
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/whatsnew/index.html
※2017年6月14日欄に「会議資料 インターネット上に公開された個人に関する情報等の取扱いに関する研究会(第1回)」とあります。

インターネット上に公開された個人に関する情報等の取扱いに関する研究会(第1回)(総務省)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/personal_information/02kiban18_02000014.html

熊本県、「熊本地震震災ミュージアムのあり方検討有識者会議」を設置

熊本県が「熊本地震震災ミュージアムのあり方検討有識者会議」を設置したと発表しています。

2017年5月26日の蒲島熊本県知事の記者会見資料によると、熊本地震の経験や教訓を後世に確実に伝えていくために、地域防災や防災教育、地質学、考古学、文化財保護などの様々な角度から震災ミュージアムのあり方について議論・検討されることになります。

会議での検討事項は、「断層や被災建物等の保存価値と保存の意義」及び「震災ミュージアムのあるべき姿」で、第1回会議は、2017年6月7日に開催されており、今後、8月にかけて計4回開催される予定となっています。

平成29年5月26日 知事定例記者会見(熊本県)
http://www.pref.kumamoto.jp/chiji/kiji_19899.html

米国議会図書館、ウェブコミックとインターネット文化に関するウェブアーカイブを公開

2017年6月13日、米国議会図書館(LC)が、ウェブコミックとインターネット文化に関するウェブアーカイブを公開したと発表しています。

ウェブコミックのウェブアーカイブ(Webcomics Web Archive)では、インターネット上のみで公開されているマンガを収集したもので、図書館が所蔵するマンガ、グラフィルノベル、コミックアートを補完するものとして位置付けられています。

インターネット文化のウェブアーカイブ(Web Cultures Web Archive)では、GIFアニメやインターネット・ミーム、絵文字といった新しくうまれた文化を収集したもので、LCアメリカ民俗センターのコレクションです。

OCLC Researchと欧州研究図書館協会、欧州の研究情報管理基盤での永続的識別子の採用と統合に関する共同調査を開始

2017年6月13日、OCLC Researchと欧州研究図書館協会(LIBER)は、欧州の研究情報管理基盤での永続的識別子(PIDs)の採用と統合に関する共同調査を開始すると発表しています。

欧州の研究情報管理の単館での実装に関する既存の研究を補完し、拡張することで、大学・研究図書館の指導者に、組織・グループ・国家・多国籍規模での研究情報管理の新たな動向や課題に対する有益な洞察を提供する事を目的としています。

永続的識別子の採用と統合や、曖昧さの解消や相互運用性の支援における役割に着目して、フィンランド・ドイツ・オランダ3か国での研究情報管理の実践を調査することで、国家規模での研究情報管理基盤や研究情報管理の実践、永続的識別子統合の具体例の事例研究を行ないます。

OCLC Research and LIBER to launch collaborative information management study(OCLC,2017/6/13)
http://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201716dublin.html

米国デジタル公共図書館、メリーランド州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始

2017年6月13日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、メリーランド州のサービス・ハブからのコンテンツ(8万3,000点)の提供を開始したと発表しています。

メリーランド州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)は、Digital MarylandとUniversity System of Maryland and Affiliated Institutions(USMAI)が共同で担っています。

ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道博物館(B&O Railroad Museum)のコレクション、イーノック・プラット・フリー図書館のエドガー・アラン・ポーコレクション、モンゴメリー郡歴史協会の農業支援婦人会(Women's Land Army)コレクションなどが含まれています。

二宮町図書館(神奈川県)、図書館基金への寄付の累計が1,000万円に

2017年6月13日、神奈川県の二宮町図書館が、図書館基金への寄付の累計が1,000万円を超えたと発表しています。

図書館基金は、同館への寄付200万円を原資として、2009年3月に設立されたもので、これまで、健康・医療関連図書、DVD資料、若者向け新刊書等の購入に充てられてきました。

『にのみやまちとしょかん図書館だより』69号(2017年5月)では、図書館基金に関する特集を組んでおり、毎年多額の寄付をしている同町出身者からのメッセージが掲載されています。

知多市立中央図書館(愛知県)、認知症講座を実施

愛知県の知多市立中央図書館が、2017年5月20日と6月10日に実施した認知症講座に関してブログ記事を掲載しています。

地元の星城大学リハビリテーション学部の先生が講師を務め、講師作成のレジメとともに、同館でも、認知症に関する所蔵資料の体系別の案内や、地域の認知症支援機関などを掲載した「認知症ケアサポートブック」を独自に作成して、参加者に配布したとのことです。

「認知症ケアサポートブック」は引き続き館内で配布されているほか、同館の指定管理者である図書館流通センター(TRC)のウェブサイトでも公開されています。

認知症講座1回目、終わりました。(知多市立中央図書館,2017/5/20)
https://www.lib.city.chita.aichi.jp/viewer/info.html?id=337&g=26

6月 13日

OverDrive社が2017年後半からCost-per-Circulationモデルを導入すると発表

2017年5月30日、米OverDrive社は同社の図書館向け電子書籍プラットフォーム内において、買い切り型のモデルに加え、新たに利用のあった電子書籍について料金を求めるCost-per-Circulation (CPC)モデルを導入すると発表しました。

CPCモデルはいわゆる利用者主導型購入方式(Patron-Driven Acqusitions、PDA)に相当するものです。OverDriveの全書籍に導入されるわけではなく、当初はSimon & Schuster Audio、Baker Publishing、Lerner Publishingのオーディオブックと電子書籍が対象となるとのことです。これらの出版社の図書についても、CPCモデル以外に従来の買い切り型での提供も継続して行われます。

CPCモデルの開始は2017年後半を予定しており、料金体系についてはまだ確定していないとのことです。

ハリー・ポッター出版20周年にあわせ、電子書籍版の図書館向けライセンス料が2週間限定で無料に

‘Harry Potter and the Philosopher’s Stone’ (邦題:ハリー・ポッターと賢者の石)の出版20周年にあわせ、英国の図書館において同書の電子書籍版の図書館向けライセンス料を2週間限定で無料にするキャンペーンが行われるようです。英The Bookseller誌が報じています。

同誌によると、OverDriveをはじめとする図書館向けの電子書籍アプリにおいて、2017年6月26日から7月9日にかけて、同書が無料かつ同時利用者数の制限なく利用できるようになるとのことです。また、ハリー・ポッターシリーズの著者であるJ.K.ローリング氏の電子書籍サイト、Pottermoreは、図書館向けにポスターやフライヤー等、キャンペーンの広報ツールも提供するとのことです。

【イベント】TP&Dフォーラム2017(第27回整理技術・情報管理等研究集会) (8/26-27・大阪)

2017年8月26日から27日にかけて、大阪市の大阪コロナホテルを会場に、TP&Dフォーラム2017(第27回整理技術・情報管理等研究集会)が開催されます。

同フォーラムは、図書館分類法、Indexing論、情報検索、情報管理、目録法などの研究領域に関する研究発表および討論、そして全国の研究者の交流の場の提供を趣旨とするものです。今回は初日に株式会社図書館流通センターの高橋安澄氏による「TRC MARCの構築:現状と新NCRに向けて」、国立国会図書館の田代篤史氏による『「日本目録規則2018年版」(仮称)の適用の意義と課題』の2本の発表が、2日目には株式会社カーリルの吉本龍司氏による発表「図書館書誌の継続的クラスタリングの実践」が行われます。

TP&Dフォーラム2017(第27回整理技術・情報管理等研究集会) (2017/6/7付け)
http://tpd.eplang.jp/index.php?%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%E9%A5%E02017

米国議会図書館、2万5千枚のガラス乾板をデジタル化して公開

2017年6月12日、米国議会図書館(LC)は、チャールズ・ミルトン・ベル(C. M. Bell)及びその後継者によって、1873年から1916年にかけて撮影された2万5千枚のガラス乾板をデジタル化して公開したと発表しています。

同氏のスタジオで撮影された肖像写真や、地質調査所や内務省、アメリカ民族学局の依頼により撮影したインディアンの写真、公式行事に関する写真等が含まれます。

同館ウェブサイトの“free to use and reuse” のページで公開されています。

Free to Use and Reuse: 19th-Century Portrait Photos(LC,2017/6/12)
http://blogs.loc.gov/loc/2017/06/free-to-use-and-reuse-19th-century-portrait-photos/

日本図書館情報学会図書館情報学教育に資する事業ワーキンググループ、「図書館情報学教育の拡がりと今後の方向性に関する調査報告書」を公表

日本図書館情報学会のウェブサイトで、同学会図書館情報学教育に資する事業ワーキンググループによる調査報告書「図書館情報学教育の拡がりと今後の方向性に関する調査報告書」が公表されています。

このワーキンググループは2016年度に設置されたもので、図書館情報学分野の拡がりを調査し、今後の図書館情報学教育を検討したものであるとのことです。具体的には、(1) 日本国内の司書課程、図書館情報学専門課程を設置している教育組織におけるカリキュラム等の調査、(2) 北米の大学における図書館情報学教育の動向、(3) 隣接領域からみた図書館情報学、を中心とした調査結果がまとめられています。

図書館情報学教育の拡がりと今後の方向性に関する調査報告書(2017 年3 月)
http://www.jslis.jp/publications/JSLIS-EduWG-Report.pdf

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