アーカイブ - 2017年 6月 13日

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OverDrive社が2017年後半からCost-per-Circulationモデルを導入すると発表

2017年5月30日、米OverDrive社は同社の図書館向け電子書籍プラットフォーム内において、買い切り型のモデルに加え、新たに利用のあった電子書籍について料金を求めるCost-per-Circulation (CPC)モデルを導入すると発表しました。

CPCモデルはいわゆる利用者主導型購入方式(Patron-Driven Acqusitions、PDA)に相当するものです。OverDriveの全書籍に導入されるわけではなく、当初はSimon & Schuster Audio、Baker Publishing、Lerner Publishingのオーディオブックと電子書籍が対象となるとのことです。これらの出版社の図書についても、CPCモデル以外に従来の買い切り型での提供も継続して行われます。

CPCモデルの開始は2017年後半を予定しており、料金体系についてはまだ確定していないとのことです。

ハリー・ポッター出版20周年にあわせ、電子書籍版の図書館向けライセンス料が2週間限定で無料に

‘Harry Potter and the Philosopher’s Stone’ (邦題:ハリー・ポッターと賢者の石)の出版20周年にあわせ、英国の図書館において同書の電子書籍版の図書館向けライセンス料を2週間限定で無料にするキャンペーンが行われるようです。英The Bookseller誌が報じています。

同誌によると、OverDriveをはじめとする図書館向けの電子書籍アプリにおいて、2017年6月26日から7月9日にかけて、同書が無料かつ同時利用者数の制限なく利用できるようになるとのことです。また、ハリー・ポッターシリーズの著者であるJ.K.ローリング氏の電子書籍サイト、Pottermoreは、図書館向けにポスターやフライヤー等、キャンペーンの広報ツールも提供するとのことです。

【イベント】TP&Dフォーラム2017(第27回整理技術・情報管理等研究集会) (8/26-27・大阪)

2017年8月26日から27日にかけて、大阪市の大阪コロナホテルを会場に、TP&Dフォーラム2017(第27回整理技術・情報管理等研究集会)が開催されます。

同フォーラムは、図書館分類法、Indexing論、情報検索、情報管理、目録法などの研究領域に関する研究発表および討論、そして全国の研究者の交流の場の提供を趣旨とするものです。今回は初日に株式会社図書館流通センターの高橋安澄氏による「TRC MARCの構築:現状と新NCRに向けて」、国立国会図書館の田代篤史氏による『「日本目録規則2018年版」(仮称)の適用の意義と課題』の2本の発表が、2日目には株式会社カーリルの吉本龍司氏による発表「図書館書誌の継続的クラスタリングの実践」が行われます。

TP&Dフォーラム2017(第27回整理技術・情報管理等研究集会) (2017/6/7付け)
http://tpd.eplang.jp/index.php?%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%E9%A5%E02017

米国議会図書館、2万5千枚のガラス乾板をデジタル化して公開

2017年6月12日、米国議会図書館(LC)は、チャールズ・ミルトン・ベル(C. M. Bell)及びその後継者によって、1873年から1916年にかけて撮影された2万5千枚のガラス乾板をデジタル化して公開したと発表しています。

同氏のスタジオで撮影された肖像写真や、地質調査所や内務省、アメリカ民族学局の依頼により撮影したインディアンの写真、公式行事に関する写真等が含まれます。

同館ウェブサイトの“free to use and reuse” のページで公開されています。

Free to Use and Reuse: 19th-Century Portrait Photos(LC,2017/6/12)
http://blogs.loc.gov/loc/2017/06/free-to-use-and-reuse-19th-century-portrait-photos/

日本図書館情報学会図書館情報学教育に資する事業ワーキンググループ、「図書館情報学教育の拡がりと今後の方向性に関する調査報告書」を公表

日本図書館情報学会のウェブサイトで、同学会図書館情報学教育に資する事業ワーキンググループによる調査報告書「図書館情報学教育の拡がりと今後の方向性に関する調査報告書」が公表されています。

このワーキンググループは2016年度に設置されたもので、図書館情報学分野の拡がりを調査し、今後の図書館情報学教育を検討したものであるとのことです。具体的には、(1) 日本国内の司書課程、図書館情報学専門課程を設置している教育組織におけるカリキュラム等の調査、(2) 北米の大学における図書館情報学教育の動向、(3) 隣接領域からみた図書館情報学、を中心とした調査結果がまとめられています。

図書館情報学教育の拡がりと今後の方向性に関する調査報告書(2017 年3 月)
http://www.jslis.jp/publications/JSLIS-EduWG-Report.pdf

「より協力的で透明性のある連携に向けて: 非営利のメタデータサプライヤーからリンクリゾルバ・情報システムベンダーへの公開状」

2017年6月2日、日本のERDB-JP、フランスのBACON、英国のKB+ら非営利のメタデータサプライヤー(提供者)が連名で、リンクリゾルバ・情報システムベンダーに向け、利用すべきメタデータや情報提供等に関する要求をまとめた公開状「より協力的で透明性のある連携に向けて: 非営利のメタデータサプライヤーからリンクリゾルバ・情報システムベンダーへの公開状」を公開しました。

米・アリゾナ州内にあった日系アメリカ人の強制収容所で発行された新聞がデジタル化して公開

2017年6月8日、アリゾナ州立大学(ASU)が、アリゾナ州立大学図書館とアリゾナ州立図書館・文書館・公的記録局が共同で、アリゾナ州内にあった2か所の日系アメリカ人の強制収容所で発行された新聞5,000ページ分デジタル化し、“ASU Library Digital Repository”で公開したと発表しています。

全文検索も可能となっています。

ASU archivist makes Japanese Internment Camp Collection digitally accessible(ASU,2017/6/8)
https://asunow.asu.edu/20170608-solutions-asu-archivist-makes-japanese-internment-camp-collection-digitally-accessible

オープンアクセスリポジトリ連合、アジア地域のオープンアクセスの動向について調査した報告書を公開

2017年6月9日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、アジア地域におけるオープンアクセス(OA)の動向について調査した報告書を公開しました。

調査は2017年の初頭に行われたもので、アジアの16の地域のOAの現状についてまとめています。

Asia Open Access Regional Survey(COAR,2017/6/9)
https://www.coar-repositories.org/news-media/asia-open-access-regional-survey/

Asian Open Access: Regional Survey(COAR)
https://www.coar-repositories.org/files/Asia-OA-survey-results-June-8-2017-2.pdf

JSTOR Labs、デジタル版の学術書の新しい閲覧方法を検討した報告書を公開

2017年6月12日、JSTORのツール作成部門JSTOR Labsが、“Reimagining the Monograph project”の最終報告書“Reimagining the Digital Monograph: Design Thinking to Build New Tools for Researchers”を公開しました。

デジタル形式で入手できる学術書が増える一方、閲覧のための形式としてはしばしばpdfファイルしかないという状況を鑑み、シンプル、かつ、既にpdfで公開されている学術書に実装するにあたって安価な閲覧形式という目標を立てて、オンラインの学術書の新しい閲覧方法のコンセプトの考案やデザインの検討作業を行なった成果です。

あわせて、6人の学者が、冊子体とデジタル版の学術書をどのように用いて研究を行なっているかについてのエスノグラフィ調査の結果も掲載されています。

また、この調査過程で作成された“Topicgraph”と呼ばれるプロトタイプも公開されています。

米国の全国医学図書館ネットワーク、研究データ管理の学習ポータル“NNLM RD3: Resources for Data-Driven Discovery”を公開

2017年6月8日、米国の全国医学図書館ネットワーク(National Network / Libraries of Medicine:NN/LM)が“NNLM RD3: Resources for Data-Driven Discovery ”を公開したと発表しています。

図書館員、情報専門家、図書館情報学の学生等が、科学研究における研究データのライフサイクルを通じて、研究データマネジメント(RDM)について学び、議論する場として作られたもので、米国国立医学図書館(NLM)とマサチューセッツ大学医学部図書館によって図書館員向けに開発された“eScience Portal”をもとに開発されました。

入門書(データリテラシー、物理学、生命科学、工学)、専門性開発に関するイベント、RDMの主要な構成要素(RDM、ストレージ、共有)に関する情報が搭載されています。

神戸大学人文学研究科・東北大学災害科学国際研究所・国立歴史民俗博物館、「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」に関する連携・協力協定を締結

神戸大学が、同大学人文学研究科・東北大学災害科学国際研究所・国立歴史民俗博物館の間で、2017年6月7日に、「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」に関する連携・協力協定が締結されたと発表しています。

大規模災害時における歴史資料の救出及び地域社会における歴史文化の継承と創成に関し、研究教育活動の一層の充実を図るとともに、その成果の普及を促進することにより、学術の発展と人材の育成に寄与することを目的としています。

人文学研究科と東北大学災害科学国際研究所及び国立歴史民俗博物館との連携・協力協定を締結しました(神戸大学,2017/6/12)
http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2017_06_12_01.html

徳島県立図書館、百周年記念企画展示「本で見る徳島の100年」を開催中

徳島県立図書館が、2017円6月13日から8月6日にかけて、百周年記念企画展示「本で見る徳島の100年」を開催中です。

徳島の昔懐かしい写真など、さまざまな出来事を本で振り返る100年として紹介するものです。

【図書館開館百周年企画展】「本で見る徳島の100年」 (徳島県立図書館)
http://www.library.tokushima-ec.ed.jp/detail.php

徳島県立図書館100周年記念ページ
https://www01s.ufinity.jp/tokushima/?page_id=339

参考:
徳島県立図書館、百周年記念企画展示「なつかしの図書館写真展ー県立図書館の100年ー」を開催
Posted 2017年2月9日
http://current.ndl.go.jp/node/33425