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2017年3月刊行の『大阪府立図書館紀要』第45号に、大阪府立中央図書館の蔵書評価の報告記事が掲載されています。
これは、主に2014年度と2015年度に行われた蔵書評価の報告です。評価の前提となる蔵書の概要を記すほか、受入図書や利用状況の分析、分野ごとの資料評価が行なわれています。
蔵書の概要については、国立国会図書館のレファレンス協同データベース収録の事例で使用されている参考資料と蔵書との比較分析が行なわれています。また、分野ごとの資料評価については、法情報・医療情報分野において外部有識者による評価を実施しています。
大阪府立中央図書館 蔵書評価(報告)(中央図書館 資料情報課)(PDF: 1.45MB)https://www.library.pref.osaka.jp/uploaded/attachment/2548.pdf
2017年3月20日、HathiTrustが、収録されている米国連邦政府刊行物(2016年9月1日現在)の分析調査を行ない、その報告書“U.S. Federal Documents in HathiTrust: A Collection Profile”を公表しています。
まず、MARC内のSuDoc No.等で抽出した上で、HathiTrustが作成した連邦政府刊行物のレジストリ“U.S. Federal Documents Registry”と照らし合わせて、41万2,205件の書誌情報と97万315点のデジタルオブジェクトを特定したとのことです。
特定された書誌の94%が単行本、6%が定期刊行物で、デジタルオブジェクト単位では56%が単行本、44%が定期刊行物であったとのことです。
また、85万2,488点が国内でのインターネット公開、11万7,827点が閲覧制限や検索のみのものであったこと、SuDoc No.を含む刊行物では、議会、森林局、航空宇宙局の刊行物が多いこと、利用評価(usage metrics)では“Library of Congress Catalogs 1976 V. 4”が最も高いこと等も紹介されています。
2017年4月3日、国立国会図書館は、新しい中期ビジョン「ユニバーサル・アクセス2020」と、その実現のための活動目標である「国立国会図書館 活動目標2017-2020」を公表しました。
国立国会図書館は、2018年に設立70周年を迎えるに当たり、2017年から2020年までの4年間を、設立100周年までを見通した長期的展望のスタート地点として位置づけています。この中期ビジョンでは、国立国会図書館の基本的役割である「国会活動の補佐」、「資料・情報の収集・保存」、「情報資源の利用提供」を推進し、その遂行に当たって、利用環境、組織力、連携、情報発信の4つの視点・行動指針を重視することとしています。それにより、現在と将来の全ての利用者に対して情報資源へのアクセスを保証し、豊かな未来の創造へ貢献できると考えます。
国立国会図書館中期ビジョン「ユニバーサル・アクセス2020」及び「国立国会図書館 活動目標2017-2020」(国立国会図書館)http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/vision2020.html
オランダの科学技術情報ゲートウェイ“NARCIS”を通じて、50万点のオープンアクセスの出版物を含む、130万点以上の学術出版物の提供が開始されました。
500,000 open access scholarly publications in NARCIS(open access.nl,2017/3/16)http://www.openaccess.nl/en/events/500000-open-access-scholarly-publications-in-narcis
NACRIShttp://www.narcis.nl/
2017年3月20日、欧州委員会(EC)が、世界のオープンサイエンスをモニタリングするウェブサイト“Open Science Monitor”を公開しています。
新しいウェブサイトには、RAND Europe、Deloitte、Digital Science、Altmetric、figshareが開発したモニターが提供されており、研究者・政策決定者・助成団体・図書館・出版社といった利害関係者が、オープンサイエンス(オープンアクセス、研究データのオープン化、オープンな学術コミュニケーション、シチズンサイエンス)に関するデータやトレンド情報にアクセスできます。
Open Science Monitor(EC)http://ec.europa.eu/research/openscience/index.cfm?pg=home§ion=monitor
2017年4月3日、米国のITHAKA S+Rが、大学図書館の指導者層を対象とした意識調査の結果をまとめた“Ithaka S+R US Library Survey 2016”を公開しました。
研究図書館や高等教育機関の指導者層に、図書館長の認識や、彼らが直面しているチャンスや課題についての情報を提供することを目的としており、2016年11月に、米国の4年制大学の図書館長等1,488人に電子メールで調査票を送信し、回答を得た722の結果をまとめたものです。
大学の種類や、館長としての在職年数により、戦略の方向性や優先度、認識している課題、図書館の役割についての考え方に違いがあると紹介されています。
US Library Survey 2016(ITHAKA S+R,2017/4/3)https://doi.org/10.18665/sr.303066
2017年4月4日、米・メリーランド大学のゴードン W. プランゲ文庫が、プランゲ文庫の資料検索・利用方法をまとめたガイド(日本語版・英語版)を公開したと発表しています。
プランゲ文庫の資料検索・利用方法をまとめたガイドを公開しました (プランゲ文庫,2017/4/4)https://prangecollectionjp.wordpress.com/2017/04/04/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B2%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%81%AE%E8%B3%87%E6%96%99%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%83%BB%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95/
2017年4月4日、東京大学史料編纂所が、閲覧室の端末から利用できる史料画像閲覧システム(Hi-CAT Plus)に、海外マイクロフィルム46万コマ(モノクロ)、デジタル撮影データ29万コマ(カラー)など、新規データ83万コマを登録し、公開を開始したと発表しています。
これにより海外マイクロ107万コマ・デジタル撮影37万コマを含む143万コマの海外史料が、国内採訪史料約500万コマとともに横断検索できるようになります。
英国外務省対日一般外交文書については、横浜開港資料館の指定端末からも利用できるとのことです(5月の連休明け以降開始予定)。
東京大学史料編纂所 今年度のニュース&トピックスhttp://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/news-j.html ※「2017/04/04 Hi-CAT Plusに海外マイクロフィルム46万コマほか、新規データ83万コマを登録し、公開を開始しました(海外S科研)。」とあります。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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