アーカイブ - 2017年 4月 25日

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Wikipedia創設者のジミー・ウェールズ氏がフェイクニュースと戦う新たなニュースサイト”Wikitribune”を立ち上げ クラウドファンディングで資金を集め、プロのジャーナリストと人々が協働して編集

Wikipediaの創設者であるジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)氏が、新たなニュースメディア”Wikitribune”を開設することを発表しました。現在、クラウドファンディングにより資金を募っています。The Guardian紙等が詳細を報じています。

同紙の記事によれば、Wikitribuneはプロのジャーナリストとボランティアコミュニティの協働によってフェイクニュースに対抗することを目指すものであるとのことです。クラウドファンディングにより集めた資金から記者に対する報酬を支払い、掲載された記事については読者コミュニティがファクトチェックを行ったり、再編集することができるようにするとされています。

資金調達が順調にいけば、2017年6月8日に行われる英国下院議員総選挙よりも前に、最初のジャーナリストを雇用することをウェールズ氏は計画しているとのことです。

@nifty何でも調査団が「新聞についてのアンケート・ランキング」を公開

ニフティ利用者中の登録者を対象に実施したオンライン調査の結果を公開するウェブサイト「@nifty何でも調査団」が、2017年4月21日、「新聞についてのアンケート・ランキング」を公開しました。

同調査は2017年4月7日から13日にかけて実施されたもので、有効回答数は2,857件であったとのことです。「紙の新聞の購読者は76%(未婚者では63%)」、「紙の新聞の良いところとして最も選ばれたのは『いつでも読み返すことができる』ところ(44%)」、「紙の新聞の嫌なところとして最も選ばれたのは『古新聞の管理・処分が大変』なところ(30%)」といった結果が示されています。

新聞についてのアンケート・ランキング(@nifty何でも調査団、2017/4/21付け)
http://chosa.nifty.com/hobby/chosa_report_A20170421/

Springerが1つの雑誌に掲載された論文107本について、査読不正を理由に撤回

2017年4月20日、Springer社はがん研究分野の雑誌”Tumor Biology”に掲載された論文107本について、査読の過程において不正が行われたと考えるに足る十分な証拠が得られたとして、撤回することを発表しました。論文撤回監視サイトRetraction Watchが詳細を報じています。

Retraction Watchによれば、Springerは今回撤回された論文について、実在する研究者の名前を騙り、偽のメールアドレスを用いて査読を通過していた確かな証拠を得ているとのことです。また、撤回された論文の中には外部の編集サービスを用いているものもあったとのことです。

なお、”Tumor Biology”誌は2016年でSpringerとの契約を終え、現在はSAGEから刊行されています。SAGEの担当者も査読不正については以前から把握しており、査読体制の見直し等を行っているとのことです。

トップ出版者はAPCをどれくらいに設定しているのか?(記事紹介)

オープンアクセス出版者De Gruyter OpenのブログOpen Scienceに、2017年4月20日付けで主要な出版者の発行するOA雑誌において、APC(論文処理加工料)がどのくらいに設定されているかをまとめた記事”How Much Do Top Publishers Charge for Open Access?”が掲載されています。

同記事によれば、主要出版者でOA雑誌におけるAPCの平均が最も高いのはPLOSで、次いでWiley、BioMed Central(Springerとは分けて集計)、Elsevierといった順になっているとのことですが、平均ではなく雑誌ごとのAPCの分布を見ると出版者ごとにそれぞれ異なる傾向があるとのことです。

How Much Do Top Publishers Charge for Open Access?(Open Science、2017/4/20付け)
http://openscience.com/how-much-do-top-publishers-charge-for-open-access/

米国情報標準化機構、“STS: Standards Tag Suite”のドラフト版(NISO Z39.102-201x)を公開

2017年4月24日、米国情報標準化機構(NISO)は“STS: Standards Tag Suite”のドラフト版(NISO Z39.102-201x)を公開し、5月24日までパブリックコメントを求めています。

フルテキストや標準メタデータの出版・交換のための、共通のXMLフォーマットを規定するもので、DTD(文書型定義)が数種類あることが、標準間の相互運用性を妨げ、組織間の協力を阻害しているという認識のもと、“Journal Article Tag Suite(JATS)”(ANSI/NISO Z39.96-2015)をベースに作成されたものです。

ドラフト版へのコメントに対応をした後、2017年の秋に公表される予定です。

【イベント】2017年度日本出版学会 総会・春季研究発表会(5/13・東京)

2017年5月13日に、日本大学法学部三崎町キャンパスにて、2017年度日本出版学会総会・春季研究発表会が開催されます。

午前中の研究発表では第2分科会において、「大規模図書選定事業の比較」(発表:伊藤民雄氏)、「学校図書館における電子書籍利用に関する一考察」(発表:植村八潮氏、野口武悟氏)、「図書館というアーカイブ機関とアーカイブ化の対象の行方」(発表:宮下義樹氏)など、図書館に関する発表が集中して行われます。

参加は有料で、事前申込みが必要とのことです。

■2017年度 日本出版学会 総会・春季研究発表会のご案内(日本出版学会、2017/4/18付け)
http://www.shuppan.jp/yotei/894-2017-2017513.html

2017年のオープンアクセスウィークのテーマは“Open in order to…”

2017年4月24日、米SPARCが2017年のオープンアクセスウィーク(Open Access Week)のテーマを“Open in order to…”と発表しました。

学術成果をオープンにすることでどのような具体的メリットをもたらすかという事への答えを促すことを目的としています。

オープンアクセスウィークは毎年10月に、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントを開催する取り組みで、今年は10月23日から29日にかけて行われます。

Theme of 2017 International Open Access Week to be “Open in order to…”(SPARC,2017/4/24)
https://sparcopen.org/news/2017/theme-2017-international-open-access-week-open-order/

米・図書館情報学教育協会、戦略計画“ALISE Strategic Plan 2017-2020”を発表

2017年4月24日、米・図書館情報学教育協会(ALISE)が、戦略計画“ALISE Strategic Plan 2017-2020”を発表しています。

以下の4点が掲げられています。

戦略的方向1:高品質な図書館情報学分野の教育と研究をリードする
戦略的方向2:あらゆるレベルの教育において教育的な卓越と革新を促進する
戦略的方向3:会員の拡大
戦略的方向4:財政運営の効率化

島根大学附属図書館、大学附属病院の看護職員向け文献検索講習会を開始

島根大学附属図書館が、2017年4月13日と4月20日に、大学附属病院の看護職員向けの文献検索講習会を実施したことを、同館のブログで紹介しています。

附属病院看護部からの依頼を受けて、今年度から新たに始めたもので、看護研究を行なう際に必要な、文献の調査方法やデータベースの利用方法を説明したとのことです。

講習会は8月まで月2回、同じ内容で実施し、開始時刻も夕方にすることで、多くの看護師の参加できるように工夫しているとのことです。

看護職員向けに看護研究に関する文献検索講習会を始めます(島根大学附属図書館のブログ,2017/4/25)
http://shimadai-lib.hatenablog.jp/entry/2017/04/25/101943

「教育新聞」(電子版)が、学校図書館特集「「主体的・対話的で深い学び」実現に向けた役割に期待!」を掲載

2017年4月24日付けの教育新聞(電子版)が、学校図書館特集「主体的・対話的で深い学び」実現に向けた役割に期待!」を掲載しています。

「主体的・対話的で深い学び」実現に向けた役割に期待!【学校図書館特集】(教育新聞,2017/4/24)
https://www.kyobun.co.jp/feature/pf20170424_01/

主権者教育の充実を図る 文科省の学校図書館施策【学校図書館特集】(教育新聞,2017/4/24)
https://www.kyobun.co.jp/feature1/pf20170424_02/

座談会「学校図書館の活用で新しい学びの姿を」 part1(教育新聞,2017/4/24)
https://www.kyobun.co.jp/feature1/pf20170424_03/

共立女子大学、図書館及びラーニング・コモンズの活性化を目的に開発したスマホ用アプリ「リブコモ!」の提供開始

共立女子大学が、2017年4月3日から、図書館及びラーニング・コモンズの活性化を目的に開発したスマホ用アプリ「リブコモ!」の提供を開始したと発表しています。

「リブコモ!」と図書館内やラーニング・コモンズ内に設置されたビーコンを連携させ、学生の所在位置に応じて、施設の混雑状況やセミナー情報等を提供することで利用の活性化を目指すほか、学内アカウントとアプリを提携させて各種予約システムへのシングルサインオンを実現したり、利用回数に応じてポイントを付与する機能も持たせたりしています。

システム導入にあわせて、4月28日まで、図書館の利用方法を学ぶ、セルフツアー「図書館クエスト」を実施しており、クリアするとアプリのポイントがプレゼントされます。

豊橋市図書館(愛知県)、同館所蔵の拓本資料をデジタル化して公開

愛知県の豊橋市図書館が、同館所蔵の拓本資料をデジタル化して公開しています。

同館が所蔵する拓本資料は、郷土史家の豊田珍比古氏が、昭和7年までに、東三河を中心とした地域で、石碑・墓碑・句碑・歌碑・銅鐘に刻まれた文字を採拓したものです。

拓本資料のWeb公開 (豊橋市図書館日記,2017/4/22)
http://ameblo.jp/toyohashi-city-library/entry-12267955163.html

豊橋市図書館所蔵拓本資料一覧
http://www.library.toyohashi.aichi.jp/index.php?page_id=171