アーカイブ - 2017年 4月 13日

英国図書館、国内の10機関と連携し、記録媒体の劣化・旧式化により再生できない恐れがある音声記録50万点の保存を目的とした事業を開始

2017年4月12日、英国図書館(BL)が、宝くじ基金(National Lottery grant)等の助成を得て、記録媒体の物理的劣化や旧式化により再生できない恐れがある音声記録50万点の保存を目的とした、国内の10の機関との連携事業“Unlocking Our Sound Heritage”の開始を発表しています。

参加機関は、北アイルランド国立美術館、アーカイブズ+及びマンチェスター市議会、ノーフォーク・レコードオフィス、スコットランド国立図書館、レスター大学、サセックス大学のKeep、タインアンドウィア文書館・博物館、ウェールズ国立図書館、ロンドン市公文書館、Bristol Cultureの10機関です。

BLの“Save Our Sounds”事業の一環であり、2019年には、音源を検索し聴くことができるウェブサイトを公開する計画となっています。

全国遺跡報告総覧、ディスカバリーサービス“EBSCO Discovery Service”とのデータ連携を開始

2017年4月11日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧とEBSCO社のディスカバリーサービス“EBSCO Discovery Service”(EDS)間のデータ連携を開始したと発表しています。

全国遺跡報告総覧:ディスカバリーサービスのEDSが全国遺跡報告総覧に対応(なぶんけんブログ,2017/4/11)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2017/04/eds.html

総務省、熊本地震における情報通信の在り方に関する調査の結果を発表

2017年4月13日、総務省が、熊本地震における情報通信の在り方に関する調査の結果を発表しています。

調査は三菱総合研究所(MRI)に委託し、2016年11月から2017年1月にかけて行われたもので、熊本地震の発災時から平成28年5月末頃までにおける被災者(熊本県熊本市、益城町、宇城市、西原村及び南阿蘇村。一部他の自治体関係者にも実施)の情報行動やICTの活用状況について、ウェブアンケート(被災者)及びインタビュー調査(自治体、企業、医療機関等)を実施して、その結果を取りまとめたものです。

震災時に利用したメディアでは、携帯通話・メール、地上テレビ及びSNS(LINE)が高評価であること、スマートフォン利用者では、各時期において携帯通話やLINE等のスマートフォンで利用する手段が多くなっているのに対し、スマートフォン未利用者では、携帯通話に次いで地上波放送、携帯メール、ラジオの順となっていること等の特質や、各メディアの位置づけ・特徴、事業継続に関する調査の結果も紹介されています。

今後、この調査結果の内容を平成29年版情報通信白書に盛り込むとともに、同時期に参考資料等を含めた報告書を公表する予定とのことです。

E1905 - 韓国国会図書館の取組:国立国会図書館との業務交流から

国立国会図書館(NDL)は,韓国国会図書館(NAL)及び韓国国会立法調査処(NARS)と,それぞれの立法支援サービスについて相互理解を深めることを目的として業務交流を行っている。1年ごとに日韓が交互に職員を派遣して意見交換や互いの経験を共有することとしており,直近では2017年1月11日と12日に日本で開催し,日韓両国から各2名が報告を行った。韓国の2機関の報告のうち,本稿では,「国会発生情報への国民のアクセスの整備」をテーマに行われたNALとの報告から,NALの取組の一端を紹介する。

E1901 - 法教育シンポジウム“あらゆる人に法情報提供を”<報告>

2017年2月15日,東京都行政書士会法教育推進特別委員会(以下,「委員会」という。)の主催で「第3回法教育シンポジウム~法教育実践活動のこれまでとこれから~“あらゆる人に法情報提供を”の実現を目指して」が東京都行政書士会館地下講堂において開催された。法教育シンポジウムは2015年から3年連続で行われているもので,今回は第1回と同じく“あらゆる人に法情報提供を”をテーマに,「法教育」を通じた行政書士,公共図書館及び学校図書館との連携,協働を考えることを企画意図としている。

E1900 - 『多文化サービス実態調査2015報告書』刊行

日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会は,2015年,全国の公立図書館および大学・短期大学・高等専門学校図書館を対象に「多文化サービス」に関するアンケート調査を行った。この調査は,1988年,1998年に続く3回目の全国調査で,在住外国人や留学生へのサービスの進展具合,直面する課題を探ることを目的とした。調査結果をまとめた報告書が2017年3月末日刊行された。

E1903 - 次世代デジタルアーカイブ研究会の新たな挑戦

017年1月21日,京都大学において,次世代デジタルアーカイブ研究会のキックオフ研究会「デジタルアーカイブの再設計~資料の利用のために何をすべきか/何ができるか~」が開催された。筆者が代表を務める次世代デジタルアーカイブ研究会は,ウェブ上で学術研究等の資料と情報を共有・保存するために,これからのデジタルアーカイブがどうあるべきかを考える若手の研究者や実務家が中心の集まりである。分野と媒体を問わない様々な資料とデータの作成,公開,長期保存,信頼性の保証等,多様な観点からの悩みや疑問,不満等を自由に議論することを目指している。

E1904 - 第13回レファレンス協同データベース事業フォーラム<報告>

2017年2月17日,第13回レファレンス協同データベース(レファ協)事業フォーラムが国立国会図書館(NDL)関西館で開催された。本フォーラムは,レファ協に関心を持つ人々を対象に,専門家の講演,参加館の実践報告等を通じて事業への認識を深め,あわせて関係者相互の情報交換,交流の場とすることを目的として2005年度から毎年度開催されている。

E1902 - 図書館情報専門職養成史の再検討<報告>

2017年2月10日,筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターは,筑波大学春日エリア情報メディアユニオンにてシンポジウム「図書館情報専門職養成史の再検討:組織記憶を構築する試み」を開催した。

『カレントアウェアネス-E』323号を発行

尼崎市立地域研究史料館(兵庫県)、市制100周年記念事業 「2016年の尼崎市」記録写真の実施結果を発表

2017年4月6日、兵庫県の尼崎市立地域研究史料館が、市制100周年記念事業 「2016年の尼崎市」記録写真の実施結果を発表しています。

「2016年の尼崎市」は、同館所蔵の「1964尼崎市」と題する市内風景写真アルバム(モノクロプリント257枚、カラープリント29枚)の撮影時期から50年以上が経ち、撮影された場所が現在どのような姿になっているのかという問合せが多く寄せられるようになったことから、市制100周年を機に、同館の所蔵写真として保存・活用することを目的に、2016年の尼崎市の様子を撮影した写真を、2016年7月から2017年1月にかけて一般に募集したものです。

「I 定点観測部門」(「1964尼崎市」)で撮影されたエリア・地点を定点観測のように撮影する写真)と「II フリー部門」(被写体は自由)の2部門で実施され、同館において撮影者情報などのクレジットを付して閲覧・複写・二次利用してもよいという条件で募集されました。

結果、2部門合計で4,000点近い写真が集まり、今後、閲覧・複写に供するほか、同館ウェブサイトや研究紀要への一部掲載による紹介・活用、応募写真を使った写真展の開催が検討されているとのことです。

熊本市立図書館・くまもと森都心プラザ図書館、展示『熊本地震 あれから1年』を開催中

熊本市立図書館・くまもと森都心プラザ図書館が、展示『熊本地震 あれから1年』を開催中です。

熊本市立図書館では、2017年4月4日から5月14日にかけて、熊本地震関連図書のほか、熊本市立図書館・中央公民館図書室・城南図書館・くまもと森都心プラザ図書館の被害状況写真や、熊本地震の断層写真等による解説、阿蘇の写真家・長野良市氏の写真パネル、応援メッセージ等が展示されます。

くまもと森都心プラザ図書館では、2017年4月1日から4月30日まで、同館の復旧作業期間の様子を時系列で写真とともに紹介する展示が行われています。

なお、熊本市では、2017年4月1日から中央公民館図書室を除く全ての図書館・図書室が通常どおり利用できるようになったとのことです。

東京都立図書館、資料防災DVD「被災・水濡れ資料の救済マニュアル」を作成

2017年4月13日、東京都立図書館が、資料防災DVD「被災・水濡れ資料の救済マニュアル」を作成したと発表しています。

2013年度に作成し、同館ウェブサイトで公開した「資料防災マニュアル」の内容のエッセンスを分かりやすく動画(約17分)にしたものです。

作成されたDVDは、全国の図書館や関係者・機関に配布するほか、今後、YouTubeでも配信する予定とのことです。

Facebook(東京都立図書館,2017/4/13
https://www.facebook.com/tmlibrary/photos/a.368880153126810.106071.327010277313798/1617580424923437/?type=3&theater

信州大学、大学の歴史に関わる資料と情報の提供を呼びかけ

信州大学が、信州大学校友会校友・信州大学同窓会連合会及び会員・信州大学教職員に対し、大学の歴史に関わる資料と情報の提供を呼びかけています。

大学の歴史を明らかにし、将来に伝承するため、附属図書館に「信州大学大学史資料センター」を設置し、散逸が危惧される大学関連資料の収集・整理・保存を推進することとしたとのことで、教科書、ノート、合格通知書、学生証、賞状、卒業証書、卒業アルバム、スナップ写真、クラブやサークルの活動記録・発行物・記念品、広報誌、大学祭のパンフレット、旗、徽章など、信州大学に関するもの全般の提供(寄附・記録・写真撮影)を呼びかけています。

2019年度には「信州大学創立70周年(旧制松本高等学校100周年)記念事業」の一環として資料展示が行われるほか、学生の教育に活用する方法も検討するとされています。

信州大学校友会 お知らせ
http://koyukai.shinshu-u.ac.jp/
※「2017/03/30 信州大学の歴史に関わる資料と情報のご提供のお願い」とあります。

【イベント】2017年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会(東京・6/10-11)

2017年6月10日及び11日に、東京工業大学博物館・百年記念館において、2017年度のアート・ドキュメンテーション学会年次大会が開催されます。

1日目は、「大学の姿を描く資料の在り方─評価・活用と組織連携」をテーマとしたシンポジウム、2日目は、公募研究会および学会総会が開催されます。

参加費は資料代込みで会員1,000円、非会員2,000円、学生はそれぞれ半額とのことです。定員は先着100名までです。

2017年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会(JADS:アート・ドキュメンテーション学会 BLOG,2017/4/12付け更新)
http://d.hatena.ne.jp/JADS/20161220/1482225138

2017年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org/news/2017/20170610.html