アーカイブ - 2017年 3月

3月 23日

イタリア、“Digital Library Italiana”の開発に着手

2017年3月10日、イタリアの文化遺産・文化活動・観光大臣が、イタリアの文化遺産の保存・展示・普及を目的に、デジタルライブラリ“Digital Library Italiana”の開発のために200万ユーロを割り当てたことを発表しています。

イタリアの101のアーカイブズと46の図書館、イタリア国立映画実験センター(Centro Sperimentale di Cinematografia)、教育映画連盟( L’Unione Cinematografica Educativa)が所蔵するコンテンツ(図書・写真)が登録されます。

デジタル化の調整については、同省所管の中央カタログ記録研究所(Istituto Centrale per il Catalogo e la Documentazione:ICCD)が担当します。

日本学術振興会、論文のオープンアクセス化に関する実施方針を公表

2017年3月21日、日本学術振興会(JSPS)が「独立行政法人日本学術振興会の事業における論文のオープンアクセス化に関する実施方針」を公表しました。

同方針は、JSPSによる科学研究費助成事業をはじめとする研究資金による研究成果論文のオープンアクセス(OA)化について定めたものです。JSPSによる研究資金による論文については原則としてOAとなるよう、関連機関と連携を図りつつ取り組む、研究資金の公募要領等にOA化の推進について明示する、といった取り組みを行うとされています。

独立行政法人日本学術振興会の事業における論文のオープンアクセス化に関する実施方針
https://www.jsps.go.jp/data/Open_access.pdf

参考:
科学技術振興機構、「オープンアクセスに関するJSTの方針」を公表
Posted 2013年4月23日
http://current.ndl.go.jp/node/23390

E1899 - オルトメトリクスに関するNISO推奨指針

2016年9月22日,米国情報標準化機構(NISO)は,オルトメトリクス(Altmetrics)に関する研究開発プロジェクト“NISO Alternative Assessment Metrics Project”(代替的な評価指標プロジェクト:AAMP)の第2期の成果をまとめた推奨指針(Recommended practice),“Outputs of the NISO Alternative Assessment Metrics Project”を公開した。...

E1897 - 「認知症の人にやさしいまちづくりと図書館」<報告>

2016年12月3日,フォーラム「認知症の人にやさしいまちづくりと図書館」を開催した。このフォーラムは,雑誌『ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)』第16号(2016年夏号・2016年9月7日)の刊行を記念したものである。本誌でフォーラムと同タイトルの論考を執筆した加藤学氏(浜銀総合研究所),図書館の現場から取り組みを進めている野口和夫氏(福岡県・直方市立図書館),加藤氏の論考の中で紹介した認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(DFJI)の活動に取り組む岡田誠氏(富士通研究所)を招いた。司会進行は,岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社)が務めた。当日の参加者は33名であった。...

E1896 - 学校図書館ガイドラインと学校司書のモデルカリキュラム

文部科学省では,2015年6月,学校図書館の運営に関わる基本的視点や,学校司書の資格・養成等のあり方に関して一定の指針を得ることを目的に,「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議」(座長:堀川照代青山学院女子短期大学教授。以下,協力者会議)を設置した。協力者会議は委員16名から構成され,計8回の審議を行なったのち,2016年10月,学校図書館のあるべき姿や学校司書養成のあり方等を盛り込んだ「これからの学校図書館の整備充実について(報告)」(以下,報告)を公表した。11月には,文部科学省から各都道府県教育委員会等に宛てて「学校図書館の整備充実について(通知)」(以下,通知)が発せられ,別添資料として「学校図書館ガイドライン」と「学校司書のモデルカリキュラム」が示された。...

E1898 - COAR Asia オープンアクセスサミット<報告>

2016年11月14日から15日にかけて,マレーシアのクアラルンプール郊外に位置する街であるシャー・アラムにおいて,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の地域コミュニティであるCOAR Asiaが主催するアジアにおけるオープンアクセス(OA)に関するサミット“Positioning Asia in the Global Movement of Open Science”が開催された。これは2016年3月4日に東京で開催された会議に続く,第2回目の会議となる。第1回目の会議では,アジア地域でOAを推進するコミュニティとして,COAR Asiaの立ち上げが確認された。今回の会議には,8つの国・地域から約150名が集い,日本からも京都大学,国立情報学研究所(NII)から3名が参加した。

E1895 - 「日本アニメーション映画クラシックス」の公開について

東京国立近代美術館フィルムセンター(以下,フィルムセンター)は,2017年2月22日,デジタル化した所蔵フィルムのオンライン配信を開始した。国産アニメーション映画が最初に劇場公開された1917年から100年を迎えたことを祝して,ウェブサイト「日本アニメーション映画クラシックス」を立ち上げ,現存する戦前作品(1917-1941)の中から,最古の作品と言える『なまくら刀』(幸内純一・作)など64タイトルを公開している。また,日本におけるアニメーション映画の先駆者の一人,大藤信郎(1900-1961)の製作関連資料約140点を展観する。...

『カレントアウェアネス-E』322号を発行

OpenAIRE、オープンアクセス市場の経済分析調査報告書“Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”を公開

2017年3月21日、OpenAIREが、欧州研究図書館協会(LIBER)の委託を受けて行なったオープンアクセス(OA)市場の経済分析調査の報告書“Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”を公開しました。

付録として、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の中間評価報告が添付されています。

また、同報告書には、2017年4月20日にオランダ・ハーグで開催される、LIBERの専門家ワークショップでの意見をもとに作成されるロードマップに関する文書が追加される予定です。

Report: “Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”(OpenAIRE,2017/3/21)
https://blogs.openaire.eu/?p=1841

英国図書館、インドの貴重書や冊子体目録の自動テキスト化を目的としたコンペティションを開催

2017年3月22日、英国図書館(BL)が、同館の“Two Centuries of Indian Print”プロジェクトで現在デジタル化中のインドの貴重書や冊子体目録の、正確で自動でのテキスト化の方法を見つける事を目的としたコンペティションを開催すると発表しています。

米・スタンフォード大学のPRIMA Research Labと連携し、2017年11月10日から15日にかけて京都で開催される第14回文書解析・理解国際会議(International Conference on Document Analysis and Recognition:ICDAR)において行なうもので、優勝者は会議中に発表されるとのことです。

課題は2つあり、1つ目は、ベンガル語で書かれた19世紀の印刷本の自動テキスト化で、2つ目は、1867年から1967年までにインドで出版された図書が出版地や価格とともに記載されている“Quarterly Lists”と呼ばれる冊子体目録の自動テキスト化です。

OCLC Research、MLAの相互理解や連携の拡大を目的に実施した調査の報告書を公開

2017年3月21日、OCLC Researchが、報告書“Collective Wisdom: An Exploration of Library, Archives and Museum Cultures”を公開しました。

特に継続教育や専門性開発の分野において、お互いの部門の実践や文化等の相互理解や、連携の拡大を目的に、18人の司書・学芸員・アーキビストが各部門の年次総会(米国博物館協会年次総会、米国図書館協会年次大会、米国アーキビスト協会年次大会)に参加し、得られた知見や推奨事項をまとめたものです。

参加者は、3部門において共通する課題として、保存・保全、多様性・公平性・包含性、雇用と職場の慣行、持続可能性(予算と環境)をあげ、また、必要な資料や各機関の公共的価値を確保するために、個人・組織・部門毎はもちろん3部門全体としてのよりよい擁護者となる必要性を指摘しています。

また、MLA連携に関する推奨事項やアイデアなどは、付録Aとして纏められています。

3月 22日

文部科学省、文教施設における公共施設等運営権の導入に関する検討会(第8回)の配付資料を公開

2017年3月21日、文部科学省は、3月10日に開催された文教施設における公共施設等運営権の導入に関する検討会(第8回)の配付資料を公開しました。

この検討会の最終報告書の案である「文教施設(スポーツ施設、社会教育施設及び文化施設)における公共施設等運営権制度の可能性と導入について」が掲載されています。

資料1 最終報告書(案)(表紙~第3章)(PDF: 454KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/040/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/03/21/1379389_1.pdf

韓国・仁川広域市の仁川医療院と寿鳳図書館、業務契約を締結

韓国・仁川広域市の仁川医療院は、2017年3月21日に、寿鳳図書館と業務契約を締結したと発表しています。

医療院は、図書館職員に対して、医療関連の専門情報の提供、主題関連図書のアドバイス、図書館利用者への講座の開催などを行ないます。

図書館は、医療院の患者や介護者に対して、巡回文庫、団体貸出、スマートライブラリーシステム(電子書籍貸出設備)の設置、コンサート等の文化事業の実施、等を行ないます。

수봉도서관과 손 잡은 인천의료원(仁川広域市医療院,2017/3/22)
http://blog.naver.com/icmc_or_kr/220964066967

参考:
カナダ・ウィンザー公共図書館、救急病院内での図書館の共同運営について検討開始
Posted 2017年3月8日
http://current.ndl.go.jp/node/33619

米・財団センター、米国の財団が国内の図書館に提供した補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”を公開

2017年2月6日、米・財団センター(Foundation Center)が、国内の財団によって国内の図書館に提供された補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”の公開を発表していました。

このデータベースを利用することで、政府による予算カットの埋め合わせや、多様な財源の構築、事業の拡大に活用できる、財団提供の補助金を調べることができます。

また、図書館の支持者、財団、非営利団体も、同データベースを利用することで、補助金の現状を知ることができます。

財団センターでは、補助金を調べる経験が不足している多くの図書館のために、無料の能力開発研修(ウェビナー、オンライン研修、集合研修)も実施するとのことです。

持続可能な開発のためのブロードバンド委員会のWG、女性がインターネットにアクセスし利用するにあたって直面する障壁に対処するための推奨事項を概説した報告書を公開

ユネスコと国際電気通信連合(ITU)が設立した持続可能な開発のためのブロードバンド委員会(Broadband Commission for Sustainable Development)のジェンダーに基づくデジタル・デバイドに関するワーキンググループ(Working Group on the Digital Gender Divide)が、女性がインターネットにアクセスし利用するにあたって直面する障壁に対処するための報告書“Recommendations for action: bridging the gender gap in Internet and broadband access and use”を公開しました。

様々な利害関係者(政府、政策決定者、民間セクター、政府間組織、NGO、学界、研究機関)にとっての具体的な推奨事項を概説しています。

世界の全ての地域において女性のほうが男性より女性のインターネット普及率が低く、その格差も拡大しており、特に、後発開発途上国やアフリカにおいてその格差が大きいとのことです。

画像を解析して類似する文字画像を表示する「木簡・くずし字解読システム―MOJIZO―」のスマホ・タブレット版が公開

2017年3月17日、奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所が、画像を解析して類似する文字画像を表示する「木簡・くずし字解読システム―MOJIZO―」のスマホ・タブレット版を公開したと発表しています。

レスポンシブウェブデザインに対応したもので、あわせて、韓国語、中国語(簡体字・繁体字版)、英語による利用方法や凡例などのpdfファイルをトップ画面に掲載したとのことです。

「木簡・くずし字解読システム-MOJIZO-」スマホ・タブレット版の公開および外国語案内の追加に関するお知らせ(奈良文化財研究所,2017/3/17)
http://hdl.handle.net/11177/6283

木簡・くずし字解読システム-MOJIZO-
http://mojizo.nabunken.go.jp/

米・Library Journal誌、2017年の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」52人を発表

米国のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、2017年版の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」(Movers & Shakers)として52名の図書館員を発表しています。

米国の図書館界に、新しい風を吹き込んだ図書館員たちを、選出するもので、革新者(Innovators)、教育者(Educators)、デジタル開発者(Digital Developers)、コミュニティを作った人(Community Builders)、組織を変えた人(Change Agents)、アドヴォカシー分野(Advocates)、の6つの分野で選出されています。

Facebook(Library Journal,2017/3/20)
https://www.facebook.com/libraryjournalmagazine/posts/10155169222524182

3月 21日

文化庁文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会、中間まとめを公表:パブリックコメントも募集中(-3/29)

文化庁の文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会が、2017年2月24日に開催された第6回委員会において取りまとめられた中間まとめを公表しています。

この委員会では、新たな時代のニーズに的確に対応した権利制限規定の在り方等、教育の情報化の推進等、障害者の情報アクセス機会の充実、著作物等のアーカイブの利活用促進等について、検討を行ってきました。123ページから124ページでは、国立国会図書館による資料送信サービスの拡充について言及されています。

また、3月29日までパブリックコメントも募集しています。

文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会中間まとめ(e-Gov)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000156301

Impactstory、無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能"Unpaywall"を公開

2017年3月15日、学術成果のソーシャル上の影響力を測るaltmetricsサービス“Impactstory”のブログにおいて、無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能“Unpaywall”が紹介されています。

Unpaywallは、著者自身が合法的にアップロードしたオープンアクセスリソースの1000万を超えるインデックスを使用しています。Unpaywall Chrome拡張機能をインストールし、記事を参照した際ページの右側に小さな緑色のタブが表示されると、それは、Unpaywallが無料のバージョンを発見したことを意味するとのことです。タブをクリックし、記事を読むことが出来ます。

Unpaywall prerelease(Impactstory)
http://unpaywall.org/
http://unpaywall.org/faq

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