アーカイブ - 2017年 3月

3月 23日

OpenAIRE、オープンアクセス市場の経済分析調査報告書“Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”を公開

2017年3月21日、OpenAIREが、欧州研究図書館協会(LIBER)の委託を受けて行なったオープンアクセス(OA)市場の経済分析調査の報告書“Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”を公開しました。

付録として、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の中間評価報告が添付されています。

また、同報告書には、2017年4月20日にオランダ・ハーグで開催される、LIBERの専門家ワークショップでの意見をもとに作成されるロードマップに関する文書が追加される予定です。

Report: “Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”(OpenAIRE,2017/3/21)
https://blogs.openaire.eu/?p=1841

英国図書館、インドの貴重書や冊子体目録の自動テキスト化を目的としたコンペティションを開催

2017年3月22日、英国図書館(BL)が、同館の“Two Centuries of Indian Print”プロジェクトで現在デジタル化中のインドの貴重書や冊子体目録の、正確で自動でのテキスト化の方法を見つける事を目的としたコンペティションを開催すると発表しています。

米・スタンフォード大学のPRIMA Research Labと連携し、2017年11月10日から15日にかけて京都で開催される第14回文書解析・理解国際会議(International Conference on Document Analysis and Recognition:ICDAR)において行なうもので、優勝者は会議中に発表されるとのことです。

課題は2つあり、1つ目は、ベンガル語で書かれた19世紀の印刷本の自動テキスト化で、2つ目は、1867年から1967年までにインドで出版された図書が出版地や価格とともに記載されている“Quarterly Lists”と呼ばれる冊子体目録の自動テキスト化です。

OCLC Research、MLAの相互理解や連携の拡大を目的に実施した調査の報告書を公開

2017年3月21日、OCLC Researchが、報告書“Collective Wisdom: An Exploration of Library, Archives and Museum Cultures”を公開しました。

特に継続教育や専門性開発の分野において、お互いの部門の実践や文化等の相互理解や、連携の拡大を目的に、18人の司書・学芸員・アーキビストが各部門の年次総会(米国博物館協会年次総会、米国図書館協会年次大会、米国アーキビスト協会年次大会)に参加し、得られた知見や推奨事項をまとめたものです。

参加者は、3部門において共通する課題として、保存・保全、多様性・公平性・包含性、雇用と職場の慣行、持続可能性(予算と環境)をあげ、また、必要な資料や各機関の公共的価値を確保するために、個人・組織・部門毎はもちろん3部門全体としてのよりよい擁護者となる必要性を指摘しています。

また、MLA連携に関する推奨事項やアイデアなどは、付録Aとして纏められています。

3月 22日

文部科学省、文教施設における公共施設等運営権の導入に関する検討会(第8回)の配付資料を公開

2017年3月21日、文部科学省は、3月10日に開催された文教施設における公共施設等運営権の導入に関する検討会(第8回)の配付資料を公開しました。

この検討会の最終報告書の案である「文教施設(スポーツ施設、社会教育施設及び文化施設)における公共施設等運営権制度の可能性と導入について」が掲載されています。

資料1 最終報告書(案)(表紙~第3章)(PDF: 454KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/040/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/03/21/1379389_1.pdf

韓国・仁川広域市の仁川医療院と寿鳳図書館、業務契約を締結

韓国・仁川広域市の仁川医療院は、2017年3月21日に、寿鳳図書館と業務契約を締結したと発表しています。

医療院は、図書館職員に対して、医療関連の専門情報の提供、主題関連図書のアドバイス、図書館利用者への講座の開催などを行ないます。

図書館は、医療院の患者や介護者に対して、巡回文庫、団体貸出、スマートライブラリーシステム(電子書籍貸出設備)の設置、コンサート等の文化事業の実施、等を行ないます。

수봉도서관과 손 잡은 인천의료원(仁川広域市医療院,2017/3/22)
http://blog.naver.com/icmc_or_kr/220964066967

参考:
カナダ・ウィンザー公共図書館、救急病院内での図書館の共同運営について検討開始
Posted 2017年3月8日
http://current.ndl.go.jp/node/33619

米・財団センター、米国の財団が国内の図書館に提供した補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”を公開

2017年2月6日、米・財団センター(Foundation Center)が、国内の財団によって国内の図書館に提供された補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”の公開を発表していました。

このデータベースを利用することで、政府による予算カットの埋め合わせや、多様な財源の構築、事業の拡大に活用できる、財団提供の補助金を調べることができます。

また、図書館の支持者、財団、非営利団体も、同データベースを利用することで、補助金の現状を知ることができます。

財団センターでは、補助金を調べる経験が不足している多くの図書館のために、無料の能力開発研修(ウェビナー、オンライン研修、集合研修)も実施するとのことです。

持続可能な開発のためのブロードバンド委員会のWG、女性がインターネットにアクセスし利用するにあたって直面する障壁に対処するための推奨事項を概説した報告書を公開

ユネスコと国際電気通信連合(ITU)が設立した持続可能な開発のためのブロードバンド委員会(Broadband Commission for Sustainable Development)のジェンダーに基づくデジタル・デバイドに関するワーキンググループ(Working Group on the Digital Gender Divide)が、女性がインターネットにアクセスし利用するにあたって直面する障壁に対処するための報告書“Recommendations for action: bridging the gender gap in Internet and broadband access and use”を公開しました。

様々な利害関係者(政府、政策決定者、民間セクター、政府間組織、NGO、学界、研究機関)にとっての具体的な推奨事項を概説しています。

世界の全ての地域において女性のほうが男性より女性のインターネット普及率が低く、その格差も拡大しており、特に、後発開発途上国やアフリカにおいてその格差が大きいとのことです。

画像を解析して類似する文字画像を表示する「木簡・くずし字解読システム―MOJIZO―」のスマホ・タブレット版が公開

2017年3月17日、奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所が、画像を解析して類似する文字画像を表示する「木簡・くずし字解読システム―MOJIZO―」のスマホ・タブレット版を公開したと発表しています。

レスポンシブウェブデザインに対応したもので、あわせて、韓国語、中国語(簡体字・繁体字版)、英語による利用方法や凡例などのpdfファイルをトップ画面に掲載したとのことです。

「木簡・くずし字解読システム-MOJIZO-」スマホ・タブレット版の公開および外国語案内の追加に関するお知らせ(奈良文化財研究所,2017/3/17)
http://hdl.handle.net/11177/6283

木簡・くずし字解読システム-MOJIZO-
http://mojizo.nabunken.go.jp/

米・Library Journal誌、2017年の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」52人を発表

米国のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、2017年版の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」(Movers & Shakers)として52名の図書館員を発表しています。

米国の図書館界に、新しい風を吹き込んだ図書館員たちを、選出するもので、革新者(Innovators)、教育者(Educators)、デジタル開発者(Digital Developers)、コミュニティを作った人(Community Builders)、組織を変えた人(Change Agents)、アドヴォカシー分野(Advocates)、の6つの分野で選出されています。

Facebook(Library Journal,2017/3/20)
https://www.facebook.com/libraryjournalmagazine/posts/10155169222524182

3月 21日

文化庁文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会、中間まとめを公表:パブリックコメントも募集中(-3/29)

文化庁の文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会が、2017年2月24日に開催された第6回委員会において取りまとめられた中間まとめを公表しています。

この委員会では、新たな時代のニーズに的確に対応した権利制限規定の在り方等、教育の情報化の推進等、障害者の情報アクセス機会の充実、著作物等のアーカイブの利活用促進等について、検討を行ってきました。123ページから124ページでは、国立国会図書館による資料送信サービスの拡充について言及されています。

また、3月29日までパブリックコメントも募集しています。

文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会中間まとめ(e-Gov)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000156301

Impactstory、無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能"Unpaywall"を公開

2017年3月15日、学術成果のソーシャル上の影響力を測るaltmetricsサービス“Impactstory”のブログにおいて、無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能“Unpaywall”が紹介されています。

Unpaywallは、著者自身が合法的にアップロードしたオープンアクセスリソースの1000万を超えるインデックスを使用しています。Unpaywall Chrome拡張機能をインストールし、記事を参照した際ページの右側に小さな緑色のタブが表示されると、それは、Unpaywallが無料のバージョンを発見したことを意味するとのことです。タブをクリックし、記事を読むことが出来ます。

Unpaywall prerelease(Impactstory)
http://unpaywall.org/
http://unpaywall.org/faq

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2017のファイナリストを発表

2017年3月20日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2017(2017 National Medal for Museum and Library Service)のファイナリストを発表しました。同賞は、市民や家庭、コミュニティに対して著しい貢献を果たした博物館・図書館等を称えて贈られる全米規模の賞です。図書館15館、博物館等15館がファイナリストに選ばれました。

2017年の図書館のファイナリストは以下のとおりです。

北米研究図書館協会(ARL)、加盟館・健康科学図書館・法律図書館の2014-2015年度版統計を刊行

2017年3月17日、北米研究図書館協会(ARL)が、2014-2015年度の3種類の統計を刊行しました。

いずれも、コレクション、スタッフ、予算、サービス等に関する統計がまとめられていて、それぞれ、米国とカナダのARL加盟館124機関、健康科学図書館59機関、法律図書館74機関が対象となっています。

また、過去の傾向をあらわした、無料で利用できる図表類も2014-2015年度に更新されています。

ARL Statistics 2014–2015 and Updated Trends Graphs Published(ARL, 2017/3/17)
http://www.arl.org/news/arl-news/4246-arl-statistics-2014-2015-and-updated-trends-graphs-published

米国大学協会(AAU)、北米研究図書館協会(ARL)、米国大学出版協会(AAUP)がオープンアクセス単行書出版イニシアティブを開始

2017年3月16日、米国大学協会(AAU)、北米研究図書館協会(ARL)、米国大学出版協会(AAUP)は、人文科学社会科学の研究者が、電子版の単行書をオープンアクセスで出版するための助成金の共有を促進するために、今春からOpen Access Monograph Publishing Initiativeを開始すると発表しています。

このイニシアティブに参加する大学は、オープンアクセス単行書出版をサポートするため大学の基本的な出版助成金15,000米ドルを提供する、1年に少なくとも3回出版助成する、このイニシアティブに5年間参加することとしています。12の大学が参加を表明しています。

AAUPは、2017年3月16日現在、57の大学出版社が助成金を受け入れる準備が整っているとしています。

【イベント】日本アーカイブズ学会2017年度大会(4/22-23・東京)

2017年4月22日と23日に、学習院大学で、日本アーカイブズ学会2017年度大会が開催されます。

22日は、総会のあと学習院大学大学院アーカイブズ学専攻教授・高埜利彦氏による講演会「日本のアーカイブズ制度を回顧する」が行なわれます。

23日は、午前に自由論題研究発表会が行なわれ、17本の発表が予定されています。午後には「日本アーカイブズ学会登録アーキビスト制度の発展をめざして」をテーマとする企画研究会シンポジウムが行なわれ、

・保坂裕興氏(学習院大学大学院アーカイブズ学専攻教授)「アーキビスト養成の国際的動向-能力保障型の人材育成-」
・加藤丈夫氏(独立行政法人国立公文書館長)「職務基準書を用いたアーカイブズ専門職制度の開発」

の2本の報告のほか、大友一雄氏(人間文化研究機構国文学研究資料館教授)のコメントが予定されています。

参加費が必要ですが、事前申込は不要です。

3月 17日

米・トランプ新政権の2018会計年度予算案に対して米国図書館協会が声明を発表:非生産的で近視眼的

米・トランプ新政権が2017年3月16日に発表した2018会計年度予算案において、博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国立芸術基金(NEA)、全米人文科学基金(NEH)への予算措置が行われないことを受け、各団体が声明を発表しています。

また、同日、米国図書館協会(ALA)が、この予算案について「非生産的で近視眼的だ」との声明を発表しています。

Institute of Museum and Library Services Issues Statement on the President's Proposed FY 18 Budget(IMLS,2017/3/16)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/institute-museum-and-library-services-issues-statement-presidents-proposed

横浜市立旭図書館、「よみがえる昭和の街並み 旭区風景写真アーカイブ」を公開

2017年3月14日、神奈川県の横浜市立旭図書館が、「よみがえる昭和の街並み 旭区風景写真アーカイブ」を同館ウェブサイトで公開しました。

開館30周年記念事業の一環として、昭和40年代から60年代にかけて撮影された区内の風景写真311点(うち53点については平成28年に撮影した対比写真を収録)が掲載されています。

また、写真アーカイブ公開にあわせ、2017年3月14日から4月16日まで、収録写真の一部を紹介する写真展が、同館で開催されています。

横浜市立旭図書館 お知らせ
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/chiiki/asahi/
※「【アーカイブ公開】 よみがえる昭和の街並み 旭区風景写真アーカイブ 公開日時/3月14日(火)午前10時~」とあります。

IFLA Journal、2017年3月号が刊行:研究データサービス(RDS)を特集

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の43巻1号(2017年63月)が公開されました。

研究データサービス(Research Data Services:RDS)を特集しています。

Out Now: March 2017 issue of IFLA Journal(IFLA,2017/3/16)
https://www.ifla.org/node/11277

IFLA Journal Volume 43 Number 1 March 2017
https://www.ifla.org/files/assets/hq/publications/ifla-journal/ifla-journal-43-1_2017.pdf

減災のための情報発信・収集について活動しているプロジェクト「減災インフォ」が、防災に関わる「言い伝え」MAPを公開

2017年3月15日、減災のための情報発信・収集について活動しているプロジェクト「減災インフォ」が、「防災に関わる「言い伝え」MAP」を公開しました。

消防庁が収集・整理した「防災に関わる「言い伝え」」を地図上にマッピングしたものです。

災害に関わる「言い伝え」マップを公開しました。(震災インフォ,2017/3/15)
https://www.gensaiinfo.com/blog/2017/0315/7896/

防災に関わる「言い伝え」MAP(震災インフォ)
https://gensaiinfo.github.io/bousai_densyo_map/

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