アーカイブ - 2017年 2月

2月 28日

オープンアクセスリポジトリ推進協会、「オープンアクセス方針策定ガイド」「オープンアクセス方針リンク集」を公開

2017年2月28日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、「オープンアクセス方針策定ガイド」「オープンアクセス方針リンク集」を作成し、公開しています。

「OA方針策定ガイド」および「OA方針リンク集」の公開(JPCOAR,2017/2/28)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/index.php?page_id=49

オープンアクセス方針策定ガイド
http://id.nii.ac.jp/1458/00000021/

オープンアクセス方針リンク集
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=53

地域経済分析システム(RESAS)に新しいマップが追加(平成28年度第2次リリース)

2017年2月28日、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局、内閣府地方創成推進室、経済産業省は、地域経済分析システム(RESAS)に新しいマップを追加したと発表しています(平成28年度第2次リリース)。

新しいマップは、総務省、文部科学省、厚生労働省、国土交通省、観光庁や民間データホルダーの協力を得て公開したもので、あわせて、メニュー構成・名称の見直し等も行っています。

地域経済分析システム(RESAS)の新しいマップのリリース等について(内閣官房)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/resas/pdf/h29-02-28-press_h28-ver2.pdf

オープンアクセスメガジャーナル:学術コミュニケーションの未来か、それとも学問のごみ捨て場か(文献紹介)

Journal of Documentation誌の73巻2号に、オープンアクセスメガジャーナル(OAMJ)に関する文献レビュー”Open-access mega-journals: The future of scholarly communication or academic dumping ground? A review”が掲載されています。著者はラフバラ大学のValerie Spezi氏らです。同誌は有料ですが、当該論文はオープンアクセス(OA)で公開されています。

この論文ではPLOS ONEに代表される、科学的な妥当性の確認等の最低限の査読のみを行い、大量の論文を出版し、主に論文処理加工料(APC)で運営される、いわゆるOAMJに関する言説等の文献レビューが行われています。OAMJを巡る言説や学術出版において占める位置を検証し、学術界のOAMJに対する態度を考察することが目的であるとのことです。

「ゴールド中心」のオープンアクセス実践(文献紹介)

Journal of the Association for Information Science and Technology誌に掲載予定の論文、”A “Gold-centric” implementation of open access: Hybrid journals, the “Total cost of publication,” and policy development in the UK and beyond”の早期公開版が2017年2月27日から公開されています。著者はシェフィールド大学のStephen Pinfield氏らです。同誌は有料ですが、当該論文はオープンアクセス(OA)で公開されています。

この論文はOA雑誌に論文を掲載する、いわゆるゴールドOAを推奨する政策が取られている英国において、高等教育機関がOA出版に関しどのような状況に直面しているかを報告したものです。24機関から得たデータを分析しています。

HathiTrust、収録資料が1,500万点を突破

2017年2月22日、米国の大学図書館等によるデジタル化資料の共同リポジトリHathiTrustは、収録資料が1,500万点を突破したことを発表しました。

発表では、1,500万点目にデジタル化された、カルフォルニア大学アーバイン校の所蔵資料について解説されています。

2月10日には、2017年1月1日時点の収録資料は1,481万6,187点であること、2016年に617万人以上の利用者がHathiTrust Digital Libraryのウェブサイトを訪れたことが発表されていました。

15 Million Items in HathiTrust(HathiTrust, 2017/2/22)
https://www.hathitrust.org/15-million-items-hathitrust

CiNii機関定額制、終了

2017年2月20日、国立情報学研究所(NII)はCiNiiの機関定額制の終了と機関認証利用手続きに関する案内を発表しました。

NIIの電子図書館事業(NII-ELS)が2017年3月で終了することを受け、CiNiiはオープンアクセスを中心とした、学術情報の発見をサポートするサービスとなるとのことです。これに伴い、機関定額制や個人ID登録による従量課金等、有料のサービスについて終了するとしています。

なお、機関定額制に代わり、2017年度からは機関OPAC・リンクリゾルバの設定、表示や、機関所蔵情報の優先表示等ができる、機関認証サービスが開始されるとのことです。機関定額制利用機関であれば特に手続きは不要とのことですが、機関定額制利用機関で、機関認証の利用を希望しない場合には、2017年3月22日までに手続きが必要になります。

機関定額制の終了及び機関認証の利用手続きのご案内(NII学術コンテンツサービスサポート、2017/2/20付け)
https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20170220

株式会社メディアドゥ、出版デジタル機構の株式取得、子会社化

2017年2月28日、電子書籍取次を扱う株式会社メディアドゥは、同じく電子書籍の取次事業を行う株式会社出版デジタル機構の株式の70.52%を取得し、子会社化することを取締役会で決議したと発表しました。公正取引委員会による企業結合審査により、排除措置命令を受けなければ子会社化が実行されるとのことです。

メディアドゥのリリースでは、この子会社化により、事業規模の拡大等による電子出版コンテンツ流通プロセスの合理化実現等が想定されるとしています。

株式会社出版デジタル機構の株式取得(子会社化)に関するお知らせ(メディアドゥ、2017/2/28付け)
http://www.mediado.jp/corporate/1429/

参考:
出版デジタル機構、ビットウェイとの統合を発表
Posted 2013年8月30日
http://current.ndl.go.jp/node/24276

国立情報学研究所、「不満カテゴリ辞書データ」の提供を開始

2017年2月27日、国立情報学研究所(NII)は株式会社不満買取センターと提携し、同社のサービス「不満買取センター」に投稿された「不満」から作成した「不満カテゴリ辞書データ」の研究コミュニティーへの提供を開始しました。NIIと不満買取センターは2016年5月から「不満」データの提供でも提携しており、不満カテゴリ辞書データの提供はこれに続くものとなります。

今回提供されるデータは2015年3月18日から2016年12月1日までに投稿された「不満」のうち約300万件を対象に、特定のカテゴリの不満投稿に頻出する単語をカテゴリ別にまとめたものです。17のカテゴリごとに、カテゴリ、単語、単語のカテゴリ所属スコアが提供され、特定企業・個人につながる情報等は含まれないとのことです。

大量の不満投稿から作成した不満カテゴリーの辞書データを無償提供開始(国立情報学研究所、2017/2/27付け)
http://www.nii.ac.jp/news/2016/0227/

カナダ・トロント公共図書館、光療法用の照明器具を試行的に設置

カナダ・オンタリオ州のトロント公共図書館が、2017年2月6日から、ブレントウッド分館及びモルバーン分館において、試行的に、季節性情動障害(SAD)の住民を対象に、光療法(light therapy)用の照明器具を設置しています。

試行期間は4月までで、サービスの継続・拡大についての検討材料とするため、利用者からのフィードバックを求めています。

カナダメンタルヘルス協会(オンタリオ州)の調査では、州民の2%から3%がSADに、15%の州民がSADよりは軽い“winter blues”という症状に苦しんでいるとのことです。

カナダ国内では、エドモントン市(2014年)とウィニペグ市(2016年)の公共図書館で既に実施されており、高評価を得ているとのことです。

引用分析の開拓者、ユージン・ガーフィールド氏死去

インパクトファクターの提唱等で知られる引用分析分野の開拓者、ユージン・ガーフィールド(Eugene Garfield)氏が、2017年2月26日に亡くなられたと報じられています。91歳でした。

ガーフィールド氏は1955年にInstitute for Scientific Information(ISI)を設立し、Science Citation Indexの作成やインパクトファクターの提唱等、引用・被引用関係に基づく文献探索や、現在に至る引用分析分野の基礎を作りました。

Scientometrics Pioneer Eugene Garfield Dies(The Scientist、2017/2/27付け)
http://www.the-scientist.com/?articles.view/articleNo/48636/title/Scientometrics-Pioneer-Eugene-Garfield-Dies/

国立公文書館、デジタル展示「災害に学ぶ ―明治から現代へ―」を公開

2017年2月28日、国立公文書館が、デジタル展示「災害に学ぶ ―明治から現代へ―」を公開しました。

同館所蔵資料の中から明治時代以降の災害についての資料を紹介するもので、2015年秋の特別展「災害に学ぶ -明治から現代へ-」を再編成したものです。

Twitter(@JPNatArchives,2017/2/28)
https://twitter.com/JPNatArchives/status/836410677317238785

災害に学ぶ -明治から現代へ-
http://www.archives.go.jp/exhibition/digital/saigai/index.html

韓国・国会図書館がドイツ・ベルリン自由大学と学術情報相互協力協定を締結:国会電子図書館で提供する原文情報の利用が可能に

2017年2月27日に、韓国・国会図書館がドイツ・ベルリン自由大学と、学術情報相互協力協定を締結したことが報じられています。

2002年に同館が開始した国外学術機関との学術情報相互協力協定事業での協定締結は50機関目とのことで、今回の締結により、ベルリン自由大学では、国会電子図書館が提供する420万点、2億2千万ページのデジタル化された原文情報が利用できるようになるとのことです。

국회도서관, 독일 베를린자유대학교와 학술정보상호협력협정 체결(NSP通信,2017/2/27)
http://www.nspna.com/news/?mode=view&newsid=210107

자유와 통일의 현장 독일 베를린에서 국회전자도서관을 만남(대한뉴스,2017/2/27)
http://www.dhns.co.kr/news/articleView.html?idxno=165520

韓国放送公社、韓国国立中央図書館と「放送映像資料の寄贈・保存に関する業務協約」を締結

2017年2月27日、韓国放送公社(KBS)が、韓国国立中央図書館(NLK)と「放送映像資料の寄贈・保存に関する業務協約」を締結したと発表しています。

KBSでは、協約に基づき、KBSの放送映像資料のビデオテープ約38万点及びデジタルファイルの一部をNLKに寄贈するほか、今後発生するビデオテープやデジタルファイルも定期的に寄贈します。

NLKでは、寄贈を受けた資料を適切な環境で保存するとともに、館内で閲覧サービスを実施する計画です。

KBSでは、50万時間のデジタルビデオアーカイブを構築して、デジタル放送コンテンツの保存を実施しており、今後、アーカイブを活用した各種サービスを拡大していく予定とのことです。

KBS-국립중앙도서관, ‘방송영상자료 기증과 보존에 관한 업무협약’ 체결(KBS,2017/2/27)
http://office.kbs.co.kr/mylovekbs/archives/300464

富山県立図書館、展示「東日本大震災~これまで、これから~」を開催

2017年2月28日から3月20日まで、富山県立図書館が、展示「東日本大震災~これまで、これから~」を開催します。

震災のこれまでとこれからを考える本約200冊を展示・貸出するもので、3月9日と3月10日には、東京都立中央図書館が制作したDVD「大津波からよみがえった郷土の宝 陸前高田市立図書館郷土資料の修復」の上映会も行われます。

展示「東日本大震災~これまで、これから~」(2/28~3/20)とDVD上映会のお知らせ(富山県立図書館)
http://www.lib.pref.toyama.jp/info/svInfoDtl.aspx?servno=720

2月 27日

米国図書館協会、低所得世帯のデジタルデバイト解消を目的に、コックス・コミュニケーションズ社と連携

2017年2月24日、米国図書館協会(ALA)が、低所得世帯のデジタルデバイト解消を目的に、ケーブルテレビ(CATV)・情報通信業のコックス・コミュニケーションズ社と連携すると発表しています。

地域の図書館やオンラインを通じて、低所得層の子どもやその家族が、デジタルリテラシー能力を習得し、デジタル資源の利用を可能とするもので、アリゾナ州ツーソン、カンザス州トピカ、ルイジアナ州バトンルージュの図書館においてパイロットプロジェクトが実施され、あわせて、実施成果を測定する調査も行われます。

また同社がサービスを提供している18の州において、地域の図書館と協力して、この取組みについての宣伝キャンペーンがCATVの番組を通じて行われるとのことです。

名古屋大学、名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリを建設中:2017年9月開館予定

名古屋大学が、名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリを建設中です。2017年9月の開館が予定されています。

建物は2階建で、広さ840㎡、4万冊の蔵書を所蔵予定とのことです。

名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ新築工事について(名古屋大学施設管理部)
http://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/fmd/image/top/gender.pdf

名古屋から世界へ!女性の活躍による21世紀の男女共同参画社会実現に向けた新たな一歩(国立大学協会)
http://www.janu.jp/report/topics-univ/40_48.pdf

タイ・バンコク市立図書館、2017年3月に開館へ:「学びの都市」キャペーンの一環(記事紹介)

2017年2月4日付のタイのBangkok Post紙が、2017年3月開館予定のバンコク市立図書館を紹介しています。

同館は、バンコク首都圏庁(BMA)の「学びの都市」("City of Learning")キャペーンの一環として整備されていたもので、2013年にバンコクが“World Book Capital”に選ばれた際に計画されました。

月曜日を除いて、毎日、午前8時から深夜まで開館し、需要があれば24時間開館するとのことです。

広さは4,880㎡で、利用者が創造的活動ができる場所や、子ども向けコーナー、障害者用スペースが用意されているほか、1階には観光客用のインフォメーションデスクも設置されているとのことです。

また、中2階の専門コーナーのほか、館内各所に故ラーマ9世の治世・業績を知ることができる書架やキオスク端末などが設置されているとのことです。

米・ニューハンプシャー州立図書館創立300年:2017年は「州立図書館の年」

米・ニューハンプシャー州立図書館が、1717年1月25日に設立されて今年で創立300年を迎えることから、同州知事が、今年を「州立図書館の年」とすると発表し、関連活動やイベントを行なって、コミュニティにおける図書館を重視する同州の長い伝統を理解し、祝うように州民に求めています。

同館でも、300周年にちなんで、州立図書館の歴史や、同州の文学史に関する記事300件を、FacebookやTwitterに投稿していくと発表しています。

同館は、同州の著者・イラストレーター、同州の出来事、図書館情報学に関する資料を収集し、住民・研究者・観光客・議員・図書館員に対してサービスを行なっているほか、“van delivery service”により、毎年50万点以上の書籍、DVD、CDなどを州内の公共図書館や研究図書館に配送し、州内での資料の共有をはかっているとのことです。

全国大学生活協同組合連合会、第52回学生生活実態調査の概要を公表:1日の読書時間が「0」は49.1%

2017年2月23日、全国大学生活協同組合連合会が、第52回学生生活実態調査の概要を公表しています。

読書時間に関する調査では、1日の読書時間は平均24.4分・有額平均48.6分と、前年からそれぞれ-4.4分と-4.3分となっているほか、1日の読書時間が「0」は49.1%で前年から3.9%増加していること、平均読書時間が男子28.0分(有額52.5分)・女子20.3分(有額43.4分)であること、アルバイト就労している学生の平均読書時間が22.1分に対して、就労していない学生は30.6分とやや長い傾向があることなどが指摘されています。

第52回学生生活実態調査の概要報告(全国大学生活協同組合連合会,2017/2/23)
http://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html

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