アーカイブ - 2017年 12月

12月 27日

PubMed Central Canada、2018年2月23日に閉鎖

2017年12月18日、カナダ国家研究会議(NRC)が、2018年2月23日をもってPubMed Central Canada(PMC Canada) を閉鎖すると発表しています。

カナダ保健研究所(CHIR)との協議の上で決定されたもので、2018年1月5日以降、新規の論文は受け付けません。

また、登録されているカナダ保健研究所(CHIR)の助成を受けた約2,900件の論文は、NRCのリポジトリに今後数か月かけてコピーされるほか、Pubmed CentralやEurope PubMed Centralで引き続き検索することが可能です。

閉鎖の理由として、システム構築以来CHIRの助成を受けた研究の約4%の論文しかPMC Canadaに搭載されていない事や、政府のウェブやセキュリティーの基準を満たすための更新に必要な時間やリソースが不足していることをあげています。

総務省・文部科学省・経済産業省、「未来の学びコンソーシアム」推進体制の強化を発表:文部科学省に事務局を設置

2017年12月26日、総務省・文部科学省・経済産業省が、「未来の学びコンソーシアム」推進体制の強化を発表しています。

2020年度から必修となる小学校のプログラミング教育の円滑な実施等にコンソーシアムが一層重点的に取り組み、文部科学省を中心に総務省及び経済産業省と連携し、関係業界を巻き込んで取組を加速化することができるよう、3省で文部科学省内に『「未来の学びコンソーシアム」プロジェクト推進本部』及び『「未来の学びコンソーシアム」プロジェクト推進チーム』を設置し、コンソーシアムの事務局を担うように変更するものです。

「未来の学びコンソーシアム」推進体制の強化(総務省,2017/12/26)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu05_02000110.html

12月 26日

【イベント】公開セミナー「情報技術は人文学研究に何をもたらすのか?」(1/12・東京)

2018年1月12日、慶應義塾大学三田キャンパスにおいて、合山林太郎研究室主催の公開セミナー「情報技術は人文学研究に何をもたらすのか?」が開催されます。

情報技術に関して具体的に何がどこまで進んでいて、今後十年でどうなるのか、そのために何をすべきかを、橋本雄太氏(国立歴史民俗博物館・テニュアトラック助教)が講演するものです。

公開セミナー 「情報技術は人文学研究に何をもたらすのか?」(橋本雄太先生)(researchmap(合山林太郎),2017/12/17)
https://researchmap.jp/jojfhkadc-2006797/

参考:
【イベント】ワークショップ「ウェブ・アーカイブの世界-人文学・社会科学から見た研究資源としての可能性-」(2/18・大阪)
Posted 2016年2月5日
http://current.ndl.go.jp/node/30664

佐賀県立図書館、国内現存最古と考えられる南北朝時代の刀剣書の発見を発表

2017年12月18日、佐賀県立図書館が、国内現存最古と考えられる南北朝時代の刀剣書(刀工の名前や説明等を記したもの)が発見されたと発表しています。

「銘尽(龍造寺本)」という資料で、同館の説明によると、同館が所蔵する歴史資料約13万点のなかから、九州産業大学基礎教育センター吉原弘道准教授が、「龍造寺家文書」277点のうち2点の「申状土代」(訴状の下書き)の裏に書かれているのを発見したとのことです。

南北朝時代の観応2年(西暦1351年)12月頃、足利直冬に恩賞として旧領回復を訴えるため、直冬の陣中に滞在していた龍造寺家政が、直冬かその関係者が持っていた秘本の刀剣書を借用し、家政本人か周辺の人物が書き写したものと推定されるとのことです。これまでは、重要文化財「銘尽(観智院本)」(応永30年(西暦1423年)写、国立国会図書館蔵)が現存最古の刀剣書とされていました。

吉原氏による今回の研究成果(論文)が、2018年1月中旬頃に発行される、日本古文書学会編『古文書研究』84号に掲載される予定であるほか、2017年12月26日から2018年2月4日まで、同資料の原本が、同資料に名前の出てくる刀工の銘がある刀剣の実物とともに、佐賀県立博物館で展示されています。

名古屋市教育委員会、「なごやアクティブ・ライブラリー構想」を策定

2017年12月25日、名古屋市教育委員会が、「なごやアクティブ・ライブラリー構想」を策定し、ウェブサイトで公開しました。

時代に即した市民サービスを展開し、更なる市民サービスの向上を追求しながら効果的・効率的な図書館運営を図る事を目的に作成されたものです。

報道資料 平成29年12月25日発表 「なごやアクティブ・ライブラリー構想」の策定について(名古屋市,2017/12/25)
http://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000100993.html

更新情報(名古屋市図書館)
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_koushin/index.html
※「2017年12月25日 なごやアクティブ・ライブラリー構想を策定しました」とあります。

オーストラリアの公共図書館統計2015-2016年版が公開

2017年12月6日、オーストラリアの国立図書館及び州立図書館の連合である“National and State Libraries Australia”(NSLA)が、オーストラリアの公共図書館の統計報告書の2015-2016年版“AUSTRALIAN PUBLIC LIBRARIES STATISTICAL REPORT 2015-2016”を公開しました。

同報告書には、各州・準州の公共図書館のサービス・インフラ・歳入・歳出を概観したもので、主な内容として以下の数値が紹介されています。

・1,408の建物、移動図書館車78台など、総計1,656の公共図書館のサービスポイントがある
・930万人の公共図書館利用者に約1億6,530万点の資料を貸出し
・年間約1億1,300万人の来館(月平均940万人)
・約3,690万点の蔵書(1人あたり1.5点)とコレクションを最新なものに維持するため約1億2,600万ドルを支出
・歳出総額は11億8,000万ドルで、2011年・2012年度と比べて17.3%の増加 1人当たりの歳出額は同期間中に10.2%増加
・図書館で実施されたプログラムは21万1,000件で、参加人数は約610万人

米国議会図書館(LC)、美術作品・視覚著作物のジャンル/形式用語の試案を公表

2017年12月19日、米国議会図書館(LC)は、美術作品・視覚著作物(Visual Works)のジャンル/形式用語の試案を公表しました。

LCのPolicy and Standards Divisionと美術図書館協会北米支部(Art Libraries Society of North America)のCataloging Advisory Committeeとの共同プロジェクトによるものです。約50のジャンル/形式用語が掲載されています。LCは、2018年2月16日の承認を目指して、2月2日まで意見を募集しています。

Library of Congress to Approve Genre/Form Terms for Artistic and Visual Works(LC, 2017/12/19)
http://www.loc.gov/catdir/cpso/artvisualgenreform.html

国際日本文化研究センター、「朝鮮写真絵はがきデータベース」を公開

2017年12月25日、国際日本文化研究センターが、「朝鮮写真絵はがきデータベース」を公開しました。

山本俊介氏(元高麗美術館研究員)が所蔵する、1900年代から1940年代に発行された朝鮮写真絵はがき等を、書誌情報を基にデータベース化したもので、キーワード検索のほか、画像拡大表示機能、絵はがきの発行会社、宛名面の区切り線、形態等で分類できる機能を備えています。

また、書誌情報表示画面では、設定したキーワードを基にした類似画像が複数表示され、関連した資料を容易に検索・閲覧できるようになっています。

今後も、整理分類できたものから順次公開していく予定となっています。

トピックス(国際日本文化研究センター)
http://topics.nichibun.ac.jp/ja/
※「2017.12.25 データベース「朝鮮写真絵はがきデータベース」を公開しました」とあります。

12月 25日

英国図書館(BL)、エリザベス1世及び上級廷臣の書簡43通の寄贈を受ける

2017年12月19日、英国図書館(BL)が、スコットランド女王メアリーの幽閉にかかわる、イングランド女王エリザベス1世及び女王の上級廷臣の書簡43通が同館に所蔵されたことを発表しています。

書簡は、スタッフォードシャーのタットベリー城におけるメアリー1世の幽閉を任せられていたサドラー卿宛のもので、メアリー1世が処刑される1587年の数年前にあたる1584年から1585年に書かれたものです。

エリザベス1世の署名した書簡4通以外は、首席大臣を務めたバーリー卿や、国王秘書長官を務めたウォルシンガム卿からの書簡が多数を占めます。

これらの書簡は、これまでBLに貸し出されていましたが、PACCAR社の経営者で慈善活動家でもあるMark Pigott KBE氏から、BLの研究図書館としての役割を促進・支援するための非営利法人“The American Trust for the British Library”に対して寄贈され、寄贈ととともにBLに所蔵されました。

BLでは、これら書簡類を、2018年、他のテューダー朝の文書とともにデジタル化し、ウェブサイトで公開する計画です。

国立国会図書館、2016年度(平成28年度)の年報をウェブサイトに掲載

2017年12月21日、国立国会図書館は、2016年度(平成28年度)の年報をウェブサイトに掲載しました。

新着情報(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※「2017年12月21日」に「『国立国会図書館年報 平成28年度』を掲載」とあります。

国立国会図書館年報(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/annual/index.html

国立国会図書館年報. 平成28年度
https://doi.org/10.11501/11002781

群馬大学中央図書館で「日本一の郷土かるたコレクション展」を開催中

群馬大学中央図書館は、2018年1月16日まで、地域かるたの展示会「日本一の郷土かるたコレクション展」を実施しています。

同展示会は、上毛かるた発行70周年を記念して、NPO法人日本郷土かるた協会の協力のもと開催されています。同館は全国各地の地域かるた約270種を所蔵しており、全国最大規模のコレクションであるとのことです。

2018年1月15日には、同館の郷土かるたコレクションの寄贈者で、同学名誉教授で日本郷土かるた協会理事長でもある山口幸男氏と同学非常勤講師で日本郷土かるた協会副理事長の原口美貴子氏により、「郷土かるた、上毛かるたの歴史と展望」をテーマに講演会が開催される予定です。

韓国・釜山広域市立市民図書館、同館所蔵の1945年以前発行の韓国関連日本図書の解題第15輯を発行:芸術・教育関連図書を収録

2017年12月22日、韓国の釜山広域市立市民図書館が、所蔵する貴重書の解題の第15輯を発刊したと発表しています。

同館が所蔵する、韓国関連の1945年以前に発行された日本の図書を対象に、1968年以降解題を発行しており、第15輯には『現在の日本民窯』、『陶窯巡り』といった芸術関連の図書や、『普通学校国語読本』6巻(1915年)、『朝鮮国民学校教則案解説』(1941年)といった教育関連の図書76点が含まれます。

부산시민도서관, 고문헌 도서해제 자료집 발간(釜山広域市教育庁,2017/12/22)
http://www.pen.go.kr/board/view.pen?boardId=BBS_0000025&menuCd=DOM_000000104006001000&startPage=1&dataSid=5157527

「東京大学学術資産等アーカイブズリンク集」が公開

2017年12月22日、「東京大学学術資産等アーカイブズリンク集」が公開されました。

同リンク集は、同大学のデジタルアーカイブズ構築事業の一環として、既にデジタル化され、一般公開されている東京大学の学術資産の「見える化」と各情報へのスムーズなアクセスのため作成・公開されたものです。

お知らせ(東京大学附属図書館 東京大学デジタルアーカイブズ構築事業)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/archives-top#arv-news
※「2017/12/22 東京大学学術資産等アーカイブズリンク集を公開しました」とあります。

2017年にWikipedia英語版で編集された回数の多かった記事トップ20

2017年12月22日付けのWikimedia財団のブログで、Wikipedia英語版の記事で2017年に編集された回数の多かった記事についてタイトルと編集回数が掲載されています。

編集回数1位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2017”で、その回数は20,907回でした。2位は、2017年に大西洋で発生したハリケーンに関する情報をまとめた“2017 Atlantic hurricane season”の6,309回、3位は2017年の韓国の音楽業界についてまとめた“2017 in South Korean music”の5,573回、4位は最も視聴されたYouTubeの動画リスト“List of most-viewed YouTube videos”の5,146回、5位は、2017年に太平洋で発生した台風に関する情報をまとめた“2017 Pacific typhoon season”の5,101回となっています。

6位以下の記事タイトルと編集回数(括弧内の数値)は以下のとおりです。

2017年にEuropeanaでよく検索された語のランキング:第3位に「Japan」

2017年12月21日、Europeanaが、今年Europeanaでよく検索された語の上位20位までを発表しています。

1位は“Paris”(フランスの首都・パリ)、2位は“Funny”で、3位に“Japan”(日本)が入っています。

4位以下は次の通りです。

4.Hungary
5.Budapest
6.Marc Chagall
7.Greece
8.Picasso
9.Vincent Van Gogh
10.Portrait
11.Genazzano
12.Romania
13.Mona Lisa
14.dog
15.Portugal
16.Granada
17.Rembrandt van Rijn
18.Wolfgang Amadeus Mozart
19.Map / maps
20.Monet

12月 22日

日本のODAによりモロッコ王立図書館(BNRM)にデジタル化事業のためのスキャナーが供与

モロッコ王立図書館(BNRM)は、日本からの政府開発援助(ODA)によりデジタル化事業のために供与を受けたことを発表しています。
今回、最先端のスキャナー3台などが供与され、BNRM所蔵の手稿のデジタル化に役立てられるとのことです。

国立国会図書館、『レファレンス』No.803で「ネットワーク中立性をめぐる議論」を刊行

国立国会図書館の調査及び立法考査局が、刊行物『レファレンス』No.803(2017年12月)で「ネットワーク中立性をめぐる議論」を公開しました。

2000年代以降欧米を中心に議論されてきたネットワーク中立性について、欧米及び日本での議論の経緯と近時の論点を整理しています。

ネットワーク中立性をめぐる議論(PDF: 934KB)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11003877_po_080304.pdf?contentNo=1
https://doi.org/10.11501/11003877

国立国会図書館、歴史的音源約300点を、新たにインターネット公開

2017年12月21日、国立国会図書館は、歴史的音源(れきおん)で提供する音源のうち、著作権・著作隣接権の保護期間満了を確認した約300点を、新たにインターネット公開しました。

『ジョスランの子守唄』『ピアノ独奏: ラ・カムパネラ』『さくら変奏曲』『第七十九回帝國議曾 東鄕外務大臣外交方針演説』『精神教育資料 山本元帥の戰死を悼み日本國民各位に告ぐ』などが含まれます。

今回の公開により、インターネット上で公開する歴史的音源は約2,400点となりました。歴史的音源の全音源約5万点は、国内外の約270館の歴史的音源配信提供参加館で聴くことができます。

2017年12月21日 歴史的音源約300点を新たにインターネットで公開しました(国立国会図書館, 2017/12/21)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2017/171221_01.html

12月 21日

韓国国立中央図書館(NLK)、ウェブアーカイブの収集データを活用した「ウェブトレンドサービス」の提供開始

2017年12月21日、韓国国立中央図書館(NLK)が、同館のウェブアーカイブ“OASIS”での収集データを活用した「ウェブトレンドサービス」の提供開始を発表しています。

収集したウェブ情報37万件に含まれる「単語」の2012年以降の出現率の変化から時代のトレンドを探ることができるサービスです。

キーワードによる検索のほか、5つのキーワード検索の結果のグラフを同時に比較できる機能もあります。また、公共データや利用者が持つデータも含めて分析するためのデータのアップロード機能も備えています。

検索例として、2013年4月時点では「ブログ」の出現率が2位以下を大きく引き離して1位だったものの、2017年時点では「Facebook」と「ブログ」が同程度になったことなどが紹介されています。

静岡県立中央図書館、事前予約による資料貸出・レファレンスサービスカウンターでの質問受付・複写サービス等を再開へ

閲覧室の床にひび割れが発見され、安全対策実施のため臨時休館している静岡県立中央図書館が、2018年1月から、事前予約による資料貸出・レファレンスサービスカウンターでの質問受付・複写サービス等、以下のサービスを再開すると発表しています。

閲覧室には引き続き立ち入ることはできません。

・事前に予約した資料の県立中央図書館での貸出(予約開始:1月10日から、貸出:1月11日から)

・インターネット予約した資料の市町立図書館等での受取(予約開始:1月10日から、貸出:1月19日から)

・レファレンスサービスカウンターでの質問受付(資料内容に関しては後日回答)及び書誌・所蔵情報の提供 (1月10日から)

・新聞閲覧(原紙、マイクロフィルム:1月10日から) 
※原紙は過去3年分の静岡新聞と1年分の全国主要紙

・オンラインデータベースの利用(1月10日から)

・インターネット閲覧パソコンの利用(1月10日から)

・来館による直接複写、郵送等による複写依頼受付 (1月10日から)

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