アーカイブ - 2017年 11月

11月 10日

EIFL、単行書のオープンアクセス出版を行なっている英・Open Book Publishers社と契約を締結

2017年11月9日、EIFL(Electronic Information for Libraries)が、英・ケンブリッジ大学の研究者が創設し、人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)出版を行なっているOpen Book Publishers(OBP)社と契約を締結したと発表しています。

契約内容は、EIFLと提携している国の図書館コンソーシアム加盟館に対して、OBP社の無料会員プログラムを2020年12月31日までの3年間提供するもので、これにより、電子版の単行書をPDF・ePub・mobi型式で無料・無制限でダウンロードできるほか、図書館・大学職員・学生が冊子版を購入するに際しての割引や、ダウンロードした電子版のリポジトリや電子書籍コレクションへの搭載、OPACに投入するためのMARCレコードのダウンロードが許可されます。

カナダ・バンクーバー公共図書館、館内にカナダ国立図書館・文書館のサービスポイントを設置

2017年11月8日、カナダ・バンクーバー公共図書館(VPL)が、中央図書館内に、カナダ国立図書館・文書館(LAC)のサービスポイントを設置したと発表しています。

LACのレファレンス専門家が、オリエンテーション、レファレンスサービスを実施するほか、LACのデジタルコレクションへのアクセス等も可能です。

Library and Archives Canada is now at the Vancouver Public Library(VPL,2017/11/8)
https://www.vpl.ca/library/news/2017/library-and-archives-canada

プレプリントサーバarXivのダウンロード数が10億を突破

2017年11月8日、プレプリントサーバarXivを運営する米・コーネル大学図書館が、arXivのダウンロード数が10億を突破したと発表しています。

arXiv.org surpasses 1 billion downloads(Cornell University Library,2017/11/8)
https://www.library.cornell.edu/about/news/archive/arxivorg-surpasses-1-billion-downloads

参考:
arXivの収録論文数が100万件を突破
Posted 2015年1月13日
http://current.ndl.go.jp/node/27784

Google Arts & Culture、遺跡や建築・文化遺産から見る英国の歴史をテーマとした“English Heritage”を公開

2017年11月7日、Google社は、英国の文化遺産保護関係機関であるイングリッシュ・ヘリテッジと連携し、Google Arts & Cultureに、遺跡や建築・文化遺産から見る英国の歴史をテーマとした“English Heritage”を公開したと発表しています。

30のマルチメディア展示や10の特集展示があり、国内のコレクションや遺跡を管理する歴史家・専門家・キュレータの解説により、先史時代から21世紀までの約3,000点のデジタルコレクションを閲覧することができます。

コレクションは、時系列による検索や、パレットのアイコンを用いた機械学習の画像認識に基づいた色彩によるソートも可能です。

11月 9日

人文学オープンデータ共同利用センター、大政奉還150年を記念して、「Edo+150プロジェクト」「武鑑全集」「くずし字チャレンジ!」プロジェクトを開始

2017年11月9日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、大政奉還150年を記念して、「Edo+150プロジェクト」「武鑑全集」「くずし字チャレンジ!」のプロジェクトの開始を発表し、各プロジェクトのウェブページを公開しています。

「Edo+150プロジェクト」は、江戸時代に関するオープンデータと人工知能などを活用しながら江戸の情報空間を現代によみがえらせるプロジェクトです。

「武鑑全集」は、『武鑑』を網羅的に解析し、江戸時代の大名家や幕府役人に関する人物・地理情報などの中核的情報プラットフォームを構築するプロジェクトです。今後、より多くの『武鑑』を対象とした解析を行う計画ですが、現在は、『寛政武鑑』(1789年)を分析対象としており、「大名家一覧」「大名家地図」「参勤交代アニメーション」といったデータが公開されています。

「くずし字チャレンジ!」は、くずし字の大規模な学習データセット「日本古典籍字形データセット」を広く世界に公開し、「くずし字×AI」という課題に集団の力で挑戦するプロジェクトです。

【イベント】国立歴史民俗博物館国際研究集会「文化財のデジタル化とその保存・活用―イギリスと日本」(11/22・東京)

2017年11月22日、東京都千代田区の尚友会館において、国立歴史民俗博物館「総合資料学の創成事業」主催の国際研究集会「文化財のデジタル化とその保存・活用―イギリスと日本」が開催されます。

デジタル化等を通じて文化財のさまざまな課題を乗り越えてきた先行事例である英国・ウェールズの状況に関するウェールズ国立博物館長のデイビッド・アンダーソンによる講演に続き、同講演を踏まえて、日本ではどのように考えるべきなのかについて、アンダーソン氏・後藤真氏(国立歴史民俗博物館)・三木美裕氏(国立歴史民俗博物館客員教授)が討論するものです。

申し込みは不要ですが、定員は100人(先着順)です。

IFLA Journal、2017年12月号が刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の43巻4号(2017年11月)が公開されました。

IFLA・カナダ王立協会(RSC)・ニュージーランド図書館協会(LIANZA)・オーストラリア図書館協会(ALIA)・イングランド芸術評議会(ACE)が将来の図書館や図書館員をテーマに実施したプロジェクト(2011年から2016年)の報告書を分析した論考、シンガポールの中等学校6校の学校図書館が校内の読書活動の中心へと変化した要因を分析した論考、カリブ海地域の図書館における地域の文化製品の収集・保存等に関する実践活動を調査した論考、米国の大学院への留学生が初年度に如何に新しい学問環境に馴染み、研究方法を学び、図書館の資源や空間を利用するかを調査した論考、ニュージーランドの法定納本制度の歴史を概観するとともに今後マオリ族・難民といった多様なコミュニティーのデジタル遺産に対応する納本制度の更新の必要性を指摘した論考が掲載されています。

Out Now: December 2017 issue of IFLA Journal(IFLA,2017/11/7)
https://www.ifla.org/node/15624

米国議会図書館、リンカーン大統領文書をフルカラーで再デジタル化しオンラインで公開

2017年11月8日、米国議会図書館(LC)が、リンカーン大統領文書をフルカラーでデジタル化し、オンラインで公開したと発表しました。

LCが所蔵する4万点以上の文書は、リンカーン大統領の長男であるRobert Todd Lincolnから1919年に寄贈を受けたもので、2001年にマイクロフィルムからデジタル化されていますが、今回、そのうち約2万点が高精細画像で改めてデジタル化したものです。

Papers of Abraham Lincoln Now Online in Full Color(LC,2017/11/8)
https://www.loc.gov/item/prn-17-168/

米・アリゾナ州立大学図書館、開架の冊子体資料利用促進に関するホワイト・ペーパーを公表

2017年10月19日、米・アリゾナ州立大学図書館が、ホワイト・ペーパー“The Future of the Academic Library Print Collection: A Space for Engagement”を公表しました。

冊子体の印刷物の将来について調査するアンドリューW. メロン財団による助成事業の一部で、冊子体の利用、特に、開架の資料のコミュニティ内での利用を促進するための分析をすることが目的とされています。

ASU Library releases white paper on future of print (ASU Library,2017/10/19)
https://lib.asu.edu/librarychannel/asu-library-releases-white-paper-future-print

【イベント】アーバンデータチャレンジ2017全体イベント(11/24・金沢)

2017年11月24日、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)等主催のアーバンデータチャレンジ2017(UDC2017)全体イベント「アーバンデータチャレンジの全国での活動展開~40地域拠点、石川に集結!~」が、ITビジネスプラザ武蔵(金沢市)で開催されます。
 
2016年度に全国30の地域拠点の中からベスト地域拠点賞を受けた石川ブロックを開催地として、地方公共団体の取組状況やUDC2017を通じて取り組みたい課題等について話題提供が行われます。「第1部:データ流通と利活用の最新動向」「第2部:UDC2017地域拠点PRと活動報告」の2部構成です。当日はインターネットでの中継も予定されています。
 
定員は150人、参加費は無料の予定です。事前の申込みが必要です。
 
news(UDC)
http://urbandata-challenge.jp/category/news

EBSCO社、OAの電子学位論文のアクセス・検索性向上を目的としたプロジェクト“OpenDissertations.org”を創設

2017年11月6日、EBSCO社が“OpenDissertations.org”プロジェクトの創設を発表しています

EBSCO社がBiblioLabs社と協同で立ち上げたもので、オープンアクセス(OA)の電子学位論文(ETD)のアクセス・検索性の向上を目的としています。また、ETDのメタデータは、EBSCO Discovery Serviceにも投入されます。

同プロジェクトには、現在、英国図書館(BL)の学位論文ポータル“EThOS”、米国のコーネル大学、フロリダ州立大学、フロリダ大学、ミシガン大学、ミシガン州立大学、ケンタッキー大学が参加しており、各大学の機関リポジトリを通じてETDの全文閲覧を可能とします。

2018年の公開予定で、それまでに20以上の図書館が参加予定とされており、今後、マルチメディア形態の学位論文や執筆過程で作成された研究データの取り扱いに関する発表も行なう予定です。

米国国立運輸図書館、機関リポジトリ“ROSA P”を公開

2017年11月3日、米・運輸省の運輸統計局(BTS)は、米国国立運輸図書館(National Transportation Library:NTL)が、機関リポジトリ“ROSA P”を公開したと発表しています。

3万点を超すNLTのオープンデータや出版物を利用することが可能です。

メタデータの改定による検索・発見機能の向上、米・疾病管理予防センター(CDC)が作成したオープンソースのプラットフォームを基盤とした構築、全アイテムへのDOIの付与といったことが行われています。

NTL Launches New Public Access Repository ROSA P (BTS,2017/11/3)
https://www.bts.gov/newsroom/ntl-launches-new-public-access-repository-rosa-p

ROSA P(NTL)
https://rosap.ntl.bts.gov/

11月 8日

2017年の“Library of the Year”の大賞・オーディエンス賞は瀬戸内市民図書館もみわ広場(岡山県)

“Library of the Year”の2017年の最終選考会が、2017年11月8日に、第19回図書館総合展において開催され、岡山県の瀬戸内市民図書館もみわ広場が、審査委員の得票数が最も多い大賞、会場票とクラウドファンディング支援者による事前投票を合わせた得票数が最も多いオーディエンス賞を共に受賞しました。

知的資源イニシアティブ 最新情報
http://www.iri-net.org/
※「Library of the Year 2017の大賞・オーディエンス賞は瀬戸内市民図書館もみわ広場が受賞しました。おめでとうございます! 多数のご来場、ありがとうございました! (2017/11/08)」とあります。

【イベント】国立国会図書館、平成29年度書誌調整連絡会議「新しい目録規則は何をもたらすか:フランスと日本の書誌データ」を開催(1/18・東京)

2018年1月18日、国立国会図書館(NDL)は、「新しい目録規則は何をもたらすか:フランスと日本の書誌データ」をテーマに平成29年度書誌調整連絡会議を開催します。
 
フランス国立図書館(BnF)がフランス高等教育書誌センターと共に取り組んでいる、「書誌レコードの機能要件」(FRBR)に基づく目録構築を目指して新たな目録規則の導入を進める「書誌移行」(Transition bibliographique)計画についての講演と、『日本目録規則2018年版』(仮称)についての報告を行います。
 
参加費は無料です。募集人数は80人で、事前の申込みが必要です。定員に達し次第受付を終了します。
 
内容は次のとおりです。
 
●講演
「フランスにおける書誌移行計画:その成果について」※英語・逐次通訳付
ヴァンサン・ブレ氏(フランス国立図書館メタデータ部リポジトリサービス部門長)
 
●報告
「『日本目録規則2018年版』(仮称)の概要と意義」
渡邊隆弘氏(日本図書館協会目録委員会委員長、帝塚山学院大学人間科学部教授)

CHORUS、Scopusの利用についてElsevier社と覚書を締結

2017年11月7日、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブであるCHORUSが、Elsevier社と覚書を締結したと発表しています。

覚書の締結は、出版された研究成果の公開や、機関に対して研究成果を提示するための低コストな選択肢を連携して拡大することが目的とされており、CHORUSの加盟機関から助成を受けた研究成果のメタデータの特定・監視・抽出を行なうためのデータベースの1つとして、Elsevier社の抄録・引用文献データベースScopusをAPIやウェブサイトを通じて利用できるようになります。

米国政府印刷局、米国議会図書館と共同で、1891年から1911年までの連邦議会議事録をデジタル化し“govinfo”で公開

2017年11月7日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と連携して、1891年から1911年までの連邦議会議事録をデジタル化し、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”で公開したと発表しています。

公開したものは第52議会から第61議会までの議事録で、ユタ州とオクラホマ州の州への昇格、米西戦争、ライト兄弟による人類初飛行、パナマ運河の建設等に関するものが含まれます。

Digitized Bound Congressional Record 1891-1911 Now Available(govinfo,2017/11/7)
https://www.govinfo.gov/features/crecb-1891-1911-now-available

カタール国立図書館の新館が開館

2017年11月7日、カタール国立図書館(QNL)の新館が開館しました。

オランダの建築家コールハース(Rem Koolhaas)氏の設計で、学術機関の多くが集まる「エデュケーションシティ」内に建設されました。

アラブやイスラム文明に関する貴重書(写真・地図・古写真)や地球儀・科学機器を所蔵する“Heritage Collection”、英語・アラビア語・フランス語・ドイツ語等で書かれた15万冊以上の図書や教育用の玩具などを備える「児童図書館」、3万冊以上の図書やコンピュータ室・イベントスペースなどを備える“Teen Collection”や、グループ学習室・ライティングセンター、3Dプリンターや録音・編集機器、楽器を備えた“Innovation Station”といった設備があることが紹介されています。

@QNLib(twitter,2017/11/7)
https://twitter.com/QNLib/status/927776874683539456

北米研究図書館協会が報告書シリーズ“SPEC Kit”第357号を公開:図書館の出版活動がテーマ

2017年11月6日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第357号を刊行しました。

図書館の出版活動(Libraries, Presses, and Publishing)がテーマで、 ARL加盟館における出版活動に関する情報(サービス、職員の配置、著者・編者を対象とした情報、出版物のリスト)を収集し、検討しています。

Libraries, Presses, and Publishing, SPEC Kit 357, Published by ARL(ARL,2017/11/6)
http://www.arl.org/news/arl-news/4428-libraries-presses-and-publishing-spec-kit-357-published-by-arl

東京都立図書館、カザフスタン共和国国立アカデミック図書館との図書の国際交換の実施を発表

2017年11月7日、東京都立図書館が、カザフスタン共和国国立アカデミック図書館との図書の国際交換の実施を発表しています。

東京都立図書館が寄贈を受けるのは、カザフ語・ロシア語・英語で書かれたカザフスタンに関する図書(歴史・文化・政治・経済・文学など)約100冊で、これを記念して、寄贈を受けた図書に加え、東京都立中央図書館所蔵の同国関連図書及び写真パネルの展示が、11月14日から行われます。

カザフスタン共和国国立アカデミック図書館と図書の国際交換を行います。(東京都立図書館,2017/11/7)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=1716

【イベント】公開セミナー「大学における映像アーカイブ活用と新たな展開~大学と放送ライブラリーによる取組の報告」(11/18・東京)

2017年11月18日、東京の上智大学四谷キャンパスにおいて、放送番組センター及び上智大学メディア・ジャーナリズム研究所主催の公開セミナー「大学における映像アーカイブ活用と新たな展開~大学と放送ライブラリーによる取組の報告」が開催されます。

同センターは、同センターが運営する放送ライブラリーで一般公開されている放送番組の中から、大学の教員が選んだ番組をインターネットを利用して教室に送信し、教材として視聴してもらうサービスを実施しており、当日は、このサービスを利用している大学の教員による成果報告やパネルディスカッションが行なわれます。

入場は無料ですが、定員200人で、事前の申し込みが必要です。

【セミナー】 大学における映像アーカイブ活用と新たな展開~大学と放送ライブラリーによる取組の報告(放送ライブラリー)
http://www.bpcj.or.jp/event/blog/2017/10/post20171014.html

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