アーカイブ - 2017年 11月 29日

ウィキペディアンによく引用される米・ルイジアナ州の文化遺産機関が公開しているデジタルコンテンツは何か?(文献紹介)

2017年11月28日、Journal of Web Librarianship誌のウェブサイトで、米・ルイジアナ州ニューオーリンズにあるロヨラ大学ニューオリンズの図書館に勤めるケリー(Elizabeth Joan Kelly)氏による論文“Use of Louisiana's Digital Cultural Heritage by Wikipedians”が公開されました。

利用者ニーズを把握し、蔵書構築・デジタル化の優先順位の方針を確定させる事を目的に、Wikipediaの記事に引用されたルイジアナ州の文化遺産機関が公開しているデジタルコンテンツの種類やそのWikipediaの記事内容の分析を試みたものです。

文献では、デジタルライブラリのアイテムやアーカイブ資料の調査手引きである“finding aids”へのリンクが多いことや、特に、ルイジアナ固有の社会・社会科学・文化・芸術に関する記事にリンクが多いとの結果が紹介されるとともに、得られた知見に基づいて、蔵書構築・デジタル化の優先順位方針を決定するためのいくつかの有力な戦略も述べられています。

Digital Science社、学術コミュニケーションや研究に対するブロックチェーン技術の可能性に関するレポートを公開

2017年11月28日、Digital Science社は、学術コミュニケーションや研究に対するブロックチェーン技術の可能性に関するレポート“Blockchain for Research – Perspectives on a New Paradigm for Scholarly Communication”を公開しました。

ブロックチェーン技術の概要、ブロックチェーン技術が学術コミュニケーションや研究に与える影響のほか、学術分野におけるブロックチェーン技術の最近の活用事例などを取り上げています。また、学術分野の技術がブロックチェーン技術から将来どんな影響を受けるのか、専門家へインタビューしています。

PLOS、テキスト・データ・マイニングでの利用を目的に、20万点を超すOA論文のテキストとメタデータをAPIで提供

2017年11月28日、オープンアクセス(OA)誌を出版するPLOSが、テキスト・データ・マイニング(TDM)での利用を目的に、同社のAPIを通じ、20万点を超すOA論文のテキストとメタデータを、JATSに準拠したXMLフォーマットで提供すると発表しました。

同プロジェクト(allofPLOS)では、画像や補足データを除く論文のテキストデータ・メタデータの提供に加え、XMLの構文解析ツールも用意されています。

Unrestricted Text and Data Mining with allofPLOS (PLOS,2017/11/28)
http://blogs.plos.org/plos/2017/11/unrestricted-text-and-data-mining-with-allofplos/

オープンアクセスリポジトリ連合、次世代リポジトリの機能・技術指針を公開

2017年11月28日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の次世代リポジトリワーキンググループが、次世代リポジトリの機能・技術指針に関する報告書“Behaviours and Technical Recommendations of the COAR Next Generation Repositories Working Group”を公開しました。

報告書では、ソーシャルネットワーキング、ピアレビュー、ノーティフィケーション、評価といった共同体的なネットワークを理解した上で構築される新しいサービスの開発を促進する11の新しい機能・技術・標準・プロトコルが記載されています。

笠間書院、出版した単行書をオープンアクセスで公開

2017年11月28日、笠間書院は、国際日本文化研究センターの江上敏哲氏の著書『本棚の中のニッポン 海外の日本図書館と日本研究』をオープンアクセスで公開したことを発表しました。

●【オープンアクセスにしました。PDFでダウンロードできます】江上敏哲『本棚の中のニッポン 海外の日本図書館と日本研究』(笠間書院)(笠間書院, 2017/11/28)
http://kasamashoin.jp/2017/11/pdf_24.html

江上敏哲. 本棚の中のニッポン : 海外の日本図書館と日本研究. 笠間書院, 2012, 296p.
http://kasamashoin.jp/shoten/ISBN978-4-305-70588-4.pdf

Library Journal誌、新築・改築された図書館を特集‐2017年度版

2017年11月28日付けのLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)で、米国およびカナダにおいて、2016年7月1日から2017年6月30日までの1年間に新築・改築された図書館の特集が組まれています。

当該期間に実施されたプロジェクト82件のコストやその財源、収蔵能力、座席数、設計者についての一覧表が、大学図書館、公共図書館に分けて公開されており、また、その特徴として、図書館は、読書の場でありつつも、コミュニティー・集合・連携の場として見なされていることが指摘されています。

その他、8つのテーマに分けて建物の写真が掲載されています。

LJ’s Top Trends in Library Architecture | Year in Architecture 2017(LJ,2017/11/28)
http://lj.libraryjournal.com/2017/11/buildings/year-in-architecture-2017

Springer Nature社、論文シェア機能“SharedIt”の初年度のシェア数等を公表

2017年11月27日、Springer Nature社が、2016年10月に開始した、同社発行雑誌等を対象とした、無料での論文シェア機能“SharedIt”での初年度のシェア数が325万件であったと発表しています。

その他、シェアされた論文でアクセス数が多かった論文、購読者による国別シェア数(米国・英国・ドイツ・ブラジル・カナダ・イタリア・フランス・メキシコ・日本・スペイン)、著者による国別シェア数(米国・ドイツ・英国・インド・中国・カナダ・ブラジル・オーストラリア・イタリア・日本)のベスト10なども紹介されています。

Latest Press Releases (Springer Nature)
http://group.springernature.com/us/group/media
※「Springer Nature continues to advance sharing London, 27 November 2017」とあります。

博物館コレクション情報横断検索ゲートウェイサービス「MAPPS Gateway」が公開

2017年11月29日、早稲田システム開発株式会社が、全国のミュージアムのコレクション・データベースを横断検索できるウェブサイト「MAPPS Gateway」の公開を発表しています。

同社のクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」を利用して情報を公開している各館のコレクション・データベースに対して横断的に検索をかけることができるゲートウェイサイトです。

サービス開始時には全国128館のデータベースが対象となっており、約250万点のコレクションを検索できます。

今後の課題として、コンテンツの充実(検索対象数、画像・解説の充実)、検索方法の追加、「ジャパンサーチ(仮称)」と持続可能な形での連携の3点を掲げています。

博物館コレクション情報横断検索ゲートウェイサービス  <MAPPS Gateway>サービス開始のご案内(早稲田システム開発株式会社,2017/11/29)
http://www.waseda.co.jp/news/detail/display/235