アーカイブ - 2017年 10月 3日

OCLC Research、研究データ管理の実態に関する調査報告書シリーズの第2弾“Scoping the University RDM Service Bundle”を公開

2017年9月28日、OCLC Researchが、研究データ管理の実態に関する調査の報告書シリーズの第2弾“Scoping the University RDM Service Bundle”を公開しました。

今回の報告書では、第1弾の報告書を受けて、各大学のRDMサービスが、内外の要因・制度的要因・各大学の選択などの複雑な相互作用によって形成されていることをよりよく理解するために、世界の4つの研究大学(英・エジンバラ大学、米・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、豪・モナシュ大学、蘭・ヴァーヘニンゲン大学)における研究データ管理(RDM)サービスを考察したものです。

RDMは大学ごとに独自の内容であること、組織のニーズを満たすRDMサービスに焦点をあてることは必ずしもRDMに関する全ての領域のサービスを実施することを意味していない事、RDMサービスの3つの構成要素(教育・専門知識・キュレーション)各々でのサービス実施を考えている組織であっても重点を置く範囲や要素が異なる事、RDMサービスは大学の研究支援組織における対外的な顔の役割を果たすこと、RDMサービスは多かれ少なかれ外部のRDMサービスのエコシステムに接続していることが、図書館が考慮すべき点として指摘されています。

国際図書館連盟、創設90周年

国際図書館連盟(IFLA)が、2017年9月30日、創設90周年を迎えました。

IFLAは、1927年9月30日に、スコットランド・エディンバラにおいて設立されました。

IFLA celebrates its 90th birthday(IFLA,2017/10/2)
https://www.ifla.org/node/11861

IFLA's History(IFLA)
https://www.ifla.org/history

“ProQuest Dissertations & Theses Global”搭載の学位論文、Google Scholarからの検索・アクセスが可能に

2017年10月2日、ProQuest社が、Google Scholarから、同社のデータベース“ProQuest Dissertations & Theses Global”(PQDT)搭載の学位論文が検索可能となったと発表しています。

所属する図書館がPQDTを契約している場合やオープンアクセスの論文については本文も閲覧できます。

ProQuest Dissertations Now Discoverable in Google Scholar(ProQuest,2017/10/2)
http://www.proquest.com/about/news/2017/ProQuest-Dissertations-Now-Discoverable-in-Google-Scholar.html

ハイブリッドオープンアクセスの成長(文献紹介)

オープンアクセス(OA)雑誌PeerJに、2017年9月29日付けで、2009年から2016年にかけてのハイブリッドOA(有料型雑誌掲載論文について、追加費用を支払うことでOAとするモデル)の成長状況を調査した論文”Growth of hybrid open access, 2009–2016”が掲載されています。著者はフィンランド・Hanken School of EconomicsのBo-Christer Björk氏です。

この論文ではハイブリッドOAモデルを採用している雑誌の数や、実際にハイブリッドOAとして公開されている論文数について調査した結果が報告されています。ハイブリッドOAを採用している雑誌は2009年に2,000誌前後であったのが2016年には約10,000誌に、ハイブリッドOA論文は2009年に8,000本程度であったものが2016年には45,000本程度にと、大きく成長していると見積もられています。特にヨーロッパにおいて、複数の研究助成機関がOAにかかるAPC(論文処理加工料)の集中処理スキーマを開始した、2014年から顕著にハイブリッドOA論文数が増加しているとのことです。

オープンアクセス方針の策定が研究助成受給者に与える影響の見積もり(文献紹介)

オープンアクセス(OA)雑誌PeerJに、2017年9月26日付けで、民間の研究助成機関におけるオープンアクセス方針の策定が受給者に与える影響を見積もった論文”Estimated effects of implementing an open access policy for grantees at a private foundation”が掲載されています。著者はゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団(Gordon and Betty Moore Foundation)のCarly Strasser氏と、同財団でインターンをしていたハーバード大学のEesha Khare氏です。

この論文では2001年以降に、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団から助成を受けた研究者が発表した2,000超の論文が掲載された500を超える雑誌について、OA化の状況やOA方針への対応を調査しています。分析の結果、「助成研究の成果はOA雑誌またはハイブリッドOA(ゴールドOA)で公開するか、それが不可能な場合は、12カ月以内にセルフ・アーカイブにより公開する(グリーンOA)」という方針を立てたとすると、財団の助成を受けた研究の99.3%はこの方針を満たせるだろうことがわかった、とされています。

PLOS ONE、小児腫瘍財団と連携してRegistered Reportに関するトライアルを開始

2017年9月26日、オープンアクセス(OA)雑誌PLOS ONEが、小児腫瘍財団(Children’s Tumor Foundation)と連携し、Registered Report(登録済報告書)に関するトライアルを開始すると発表しました。

Registered Reportは実験を行う前に、実験方法・分析等の研究デザインを事前に登録し、その段階で査読を受ける新たな論文の形態です。実験終了後、成果論文が投稿された段階で2度目の査読が行われますが、例え仮説通りの結果が出なかったとしても、Registered Reportで提案したとおりに研究が進められていれば、掲載することが保証されます。このモデルにより、出版される成果のバイアスの提言に寄与することが期待されます。

今回、発表されたPLOS ONEと小児腫瘍財団の連携はDrug Discovery Initiative Registered Report (DDIRR) 2017 Awardsと題した助成プログラムの中で行われます。DDIRR2017の応募者は、まず小児腫瘍財団が助成対象者を選定した後に、PLOS ONEにRegistered Reportを投稿するよう求められます。

【イベント】第4回シンポジウム「図書館多読への招待」 in 多摩(11/12・国分寺)

2017年11月12日、東京都立多摩図書館において、第4回シンポジウム「図書館多読への招待」 in 多摩が開催されます。

「学校との連携」をテーマに、午前にNPO多言語多読理事長の酒井邦秀氏による基調講演「英語多読への招待~図書館の森に多読の木を植えよう」と英語多読体験ワークショップ、午後に実践報告とパネルディスカッションが行われます。実践報告は次の8件です。

「東海地方図書館多読支援の広がり」
 豊田高専 西澤一(NPO多言語多読理事)
「四谷図書館の多読の木」
 新宿区四谷図書館 熊谷典子
「ひきふね図書館の多読活動報告」(仮)
 墨田区ひきふね図書館 阿部直美
「英語多読はじめました!」
 稲城市立中央図書館 高橋仁
「英語多読における学校図書館の役割」
 明大明治中学高等学校 江竜珠緒
「高校多読実績報告」
 文京学院大学女子中学高等学校 飯野仁美
「都立高校図書館の英語多読」
 都立大田桜台高校 田中真弓
「都立多摩図書館の多読サービスの取り組み」
 都立多摩図書館 村川茉里子

武雄市子ども図書館がオープン

2017年10月1日、佐賀県武雄市に武雄市子ども図書館がオープンした。立地は2013年4月にリニューアルオープンした武雄市図書館の隣で、武雄市図書館と同様にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が指定管理者となっています。

新たにオープンした子ども図書館は年中無休で、午前9時から午後9時まで開館するとのことです。また、子ども図書館の開館にあわせ、武雄市図書館の閲覧席・学習席の増加も行われています。

2017年10月1日、武雄市図書館の隣に「武雄市こども図書館」がオープンします(CCC、2017/10/1付け)
http://www.ccc.co.jp/news/2017/20171001_005288.html

武雄市こども図書館オープン(武雄市教育委員会)
https://www.city.takeo.lg.jp/kyouiku/cat231/post-122.html