アーカイブ - 2017年 10月 17日

台風18号による浸水被害のため休館していた津久見市民図書館(大分県)が再開館

2017年10月17日、台風18号による浸水被害のため休館していた大分県の津久見市民図書館が再開館しました。

一部利用制限があるとのことです。

移動図書館車については、10月18日から再開すると発表されています

図書館開館のお知らせ(津久見市,2017/10/17)
http://www.city.tsukumi.oita.jp/soshiki/9/8241.html

「ピカピカの姿、安心」 津久見市民図書館が再開 (大分合同新聞,2017/10/17)
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/17/131716752

Googleの検索結果にOverDriveの電子書籍が直接、表示されるように(記事紹介)

2017年10月12日付けの米Library Journal誌オンライン版記事で、2017年9月から開始されたGoogleの検索結果にOverDriveの電子書籍が直接表示される機能に関する概説が掲載されています。

この機能はOverDriveがGoogle側の機能提供を認めて実現したもので、検索結果に関連するOverDriveの電子書籍があり、利用者の所在地近くの図書館で提供されている場合、「図書館で電子書籍を借りる」リンクが検索結果に表示されるようになっています。

Library Journal誌の解説記事では、同機能についてはメディアミックスに対応できていなかったりうまく動かない場合があるほか、OverDrive以外の電子書籍を図書館から借りられる場合に対応できていない等の問題があるとしつつも、なじみのない人に図書館の電子書籍サービスの認知を高める等の効果があるだろうと評価しています。

カーネギー英国財団とウェルカム・トラスト、公共図書館による医療・健康問題に関する市民参加型プロジェクトを対象としたファンドの助成対象14件を発表

2017年10月11日、カーネギー英国財団(Carnegie UK Trust)とウェルカム・トラストが、英国の公共図書館による医療・健康問題に関する市民参加型プロジェクトに助成する“Engaging Libraries”ファンドの助成対象となる14件のプロジェクトを発表しました。

医療・健康問題に関する議論の促進を試みる1年間のパイロットプロジェクトを支援するもので、120件の申請があり、英国図書館長協会(SCL)、英国図書館情報専門家協会(CILIP)、イングランド芸術評議会(ACE)、スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)、ウェールズ政府、アイルランドの“Local Government Management Agency”及び“Libraries NI”により10のプロジェクトが選定されましたが、申請されたプロジェクトに高度なものが多かったため、ウェルカム・トラストが4プロジェクト分の助成を追加しました。

Internet Archiveが1923年から1941年に出版された図書のデジタルコレクション「ソニー・ボノ・メモリアル・コレクション」を公開

2017年10月10日、Internet Archive(IA)は1923年から1941年にかけて出版された図書のデジタルコレクション「ソニー・ボノ・メモリアル・コレクション」(“The Sonny Bono Memorial Collection”)を公開しました。

米国では1998年に成立した著作権延長法により、1923年以降に出版された著作で、1998年時点で著作権の保護期間が終了していないものについては、著作権者自身がパブリック・ドメインとしない限り、2019年以降まで保護期間が延長されています。同法は起案者の一人で、その後事故死した米下院議員ソニー・ボノ氏の名を取って「ソニー・ボノ著作権延長法」と呼ばれています。

一方で、米国著作権法第108条(図書館等の権利制限・例外規定)においては、図書館に対して、既に市場で流通していない1923年から1941年までに出版された著作については、例外的にスキャン・デジタル化し、公開することを認めています。そこでIAはテュレーン大学(Tulane University)の著作権法研究者、Elizabeth Townsend Gard教授およびその学生たちとの協力の下で、機械的に公開できる図書のデジタル版を発見する手法を確立し、今回の公開に至ったとのことです。

ガチャとビンゴで読む本を決める 「ガチャde ビンゴ」 岡山県赤磐市の3図書館で開催

2017年10月17日から12月17日にかけて、岡山県赤磐市の赤坂図書館、熊山図書館、吉井図書館の3館で、カプセル玩具販売機(いわゆる「ガチャ」)とビンゴカードを組み合わせて読む本を決める企画「ガチャde ビンゴ」が開催されています。

参加者は1~9の番号の書かれたビンゴカードを受け取った上で、各図書館につき1日1回まで、ガチャを回すことができます。ビンゴカードの数字部分には本のジャンルが書かれており、参加者はガチャで出た番号に該当する本を借りて読むと、ビンゴのマスに書名を書き、マスをつぶすことができます。1列(3マス)ビンゴができるごとに、スタンプとプレゼントが受け取れるとのことです。

借りる本「ガチャガチャ」で決定 赤磐3図書館で17日から催し(山陽新聞digital、2017/10/17付け)
http://www.sanyonews.jp/article/612634/1

静岡県裾野市の市立鈴木図書館で「ナイトライブラリー」開催 図書館に宿泊し思い思いに夜の図書館を過ごす

2017年11月11日の午後7時30分から午前7時にかけて、静岡県裾野市の市立鈴木図書館でイベント「ナイトライブラリー」が開催されます。図書館に宿泊し、好きな本を読んだり、館内探検などのイベントに参加するなど、思い思いに夜の図書館を過ごすイベントとのことです。

参加対象は市内在住の小中学生と保護者で、保護者の同伴が必要です。夕食・入浴は済ませてからの参加が必要とのことです。

お知らせ一覧(裾野市立鈴木図書館) *メニューの「ナイトライブラリー」をクリックすると詳細が確認可能
https://www.lib100.nexs-service.jp/susono/webopac/inform.do

参考:
CA1884 - 公共図書館における「夜の図書館」イベント / 松本和代 カレントアウェアネス No.330 2016年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1884

米・公共図書館協会と医学図書館全米ネットワーク、公共図書館職員の健康情報に関する知識・能力を向上させる“Healthy Communities”イニシアチブを開始

2017年10月11日、米・公共図書館協会(PLA)と医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine:NNLM)が“Healthy Communities”イニシアチブの開始を発表しています。

住民に健康情報を提供する情報源となっている公共図書館の職員向けの9か月間のイニシアチブで、公共図書館における健康情報ニーズを評価するとともに、公共図書館員がそのようなニーズを満たすのに役立つ無料の情報源と専門性開発の機会を提供するものです。

2018年初頭には、健康情報に関する研修・ツール・情報源を提供する公共図書館用のウェブサイトが公開されるほか、研修やウェビナー(ウェブセミナー)の開催や、成功事例の記事やポッドキャストの公開を通じて、多くの図書館員が健康情報専門家の認定資格を取得することが目指されています。

国際図書館連盟、米国とイスラエルのユネスコ脱退表明に関し声明を発表 すべての政府の加盟を望む

2017年10月16日、国際図書館連盟(IFLA)は米国とイスラエルがユネスコ(UNESCO)からの脱退を表明したことに関し、遺憾の意を示すとともに、すべての当事者の協力の下で解決策を見つけていくことを推奨しました。

同声明の中では、共通の目標を達成するために、教育・科学・文化の分野で図書館と協力しながら国際的に活動するユネスコの価値をIFLAは支持するとし、すべての政府が加盟することを推奨するとしています。

IFLA Statement on UNESCO: Education, Science and Culture: Shared Objectives Need Shared Efforts(IFLA、2017/10/16付け)
https://www.ifla.org/node/11888

米国図書館協会、“ALA Policy Corps”イニシアチブを開始

2017年10月3日、米国図書館協会(ALA)が、“ALA Policy Corps”イニシアチブの開始を発表しています。

同イニシアチブは、ALAの情報技術政策局(OTIP)の“Policy Revolution!”イニシアチブからうまれた、ALAの「戦略的方向性」と“National Policy Agenda for Libraries”に基づいており、ALAとALAのワシントン事務所で勤務する政策専門家の育成、新任者や中堅の専門知識や政策への関与の長期化、国家の公共政策においてALAの戦略目標にとって重要な分野への影響の行使が目標となっています。

ALAでは、同イニシアチブへの参加者の募集を開始しており、様々な館種や地域を代表する10から12人からなる合格者からなるメンバーが、公共政策の課題に関する知識と情熱を涵養し、法制化や政策に影響を与えるためのスキルを身に着け、課題や成功事例を共有し、最終的には、国・州・各地域の政策に影響を与えることが目標とされています。

スミソニアン協会、米国の美術関係者による対談イベントを記録した音声・映像資料のコレクションを取得

2017年10月5日、米・スミソニアン協会のArchives of American Artは、“Art Talk on Art”(ATOA)のコレクションを取得したことを発表しました。

“Art Talk on Art”は、1974年に芸術家が始めたパネルディスカッションのイベントで現在も継続して行われており、米国の美術史を語るうえで重要な情報源となっています。同コレクションは、1975年から2015年までにニューヨークで開催された、美術に関する500件以上のパネルディスカッションや対談を記録した録音資料と映像資料、文書類を含んでいます。イベントでは数千人のアーティストや、批評家、歴史家、美術商、学芸員、ライターなどが米国の美術に関する問題について語っています。“Art Talk on Art”は60テラバイトにものぼる音声と映像をデジタル化し、原資料とともにスミソニアン協会に寄贈しました。

同コレクションは現在、検索手段の準備中ですが、音声と映像資料は、同協会の事務局にて利用可能です。