アーカイブ - 2011年 4月

4月 28日

全米人文科学基金(NEH)、2011年度前半のデジタル人文学の助成対象プロジェクトを公表

全米人文科学基金(NEH)が、2011年度前半(4月-9月)の助成対象となるデジタル人文学(Digital Humanities)の22のプロジェクトを公表しています。ニューヨーク公共図書館のレストランメニューのコレクションを使った、一般人も参加できるクラウドソーシングによる料理の歴史の研究のためのツール開発プロジェクトも含まれています。

NEH Announces 22 New Digital Humanities Start-Up Grants (April 2011)(NEH 2011/4/19付けの発表)
http://www.neh.gov/ODH/ODHHome/tabid/36/EntryId/161/NEH-Announces-22-New-Digital-Humanities-Start-Up-Grants-April-2011.aspx

NEH Office of Digital Humanities Awards 22 New Digital Humanities Start-Up Grants(DigitalKoans 2011/4/27付けの記事)

震災の被災者へ海外から届いた応援メッセージの写真記録 「世界の"絆"グラフ」が無料公開

株式会社インプレスR&Dが、同社の電子雑誌「OnDeck」の特別号として、東日本大震災の被災者への世界各国から応援メッセージの写真と解説文を掲載した写真記録 「世界の"絆"グラフ」を無料公開しています。OnDeckのサイトでEPUB版、PDF版、Kindle版がダウンロードできます。

OnDeck
http://on-deck.jp/

関係者と協業で、世界と被災者の絆を、電子出版でつなぐ 69の国と地域、108点のメッセージ 「世界の“絆”グラフ(電子版)」 2011年4月27日 に発行 東日本大震災の被災者へ 海外から届いた応援メッセージの写真記録(インプレスR&D 2011/4/27付け発表)
http://www.impressrd.jp/news/110427/ondeck-kizuna

ゾンビ漫画で図書館利用方法を紹介するガイドブック(米国)

米国カンザス州にあるマクファーソン大学ミラー図書館(Miller Library, McPherson College)が、ゾンビを使った漫画で図書館利用方法を紹介する“Library of the Living Dead”というガイドブックを作成しています。物語はゾンビに襲われそうになった利用者が図書館員に助けられて館内に入るところからスタートします。

Library of the Living Dead: Your Guide to Miller Library at McPherson College (PDF)
http://blogs.mcpherson.edu/library/wp-content/uploads/2011/03/Library-of-the-Living-Dead-Online-Edition.pdf

文部科学省、「教育の情報化ビジョン」を公表

2011年4月28日に、文部科学省が「教育の情報化ビジョン」を公表しました。これは、2010年4月22日以後、文部科学省が今後の学校教育(初等中等教育段階)の情報化に関する総合的な推進方策について検討を行う「学校教育の情報化に関する懇談会」を開催し、同年8月に取りまとめられた「教育の情報化ビジョン(骨子)」を基に、更なる検討を進めた結果がまとめられたものとのことです。

「教育の情報化ビジョン」の公表について (文部科学省 2011/4/28付けの情報)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1305484.htm

米国アーキビスト協会(SAA)が協会発行の絶版資料をHathiTrustを通じて提供

2011年4月27日に、米国アーキビスト協会(SAA)が、同協会発行の絶版資料をHathiTrustで提供すると発表したようです。提供される資料はミシガン大学やインディアナ大学等でGoogleがデジタル化したものとのことで、概ね1970年代から1990年代に刊行された資料のようです。なお、公開された資料はクリエイティブコモンズライセンスが適用されているとのことです。

SAA Books and HathiTrust (Society of American Archivists 2011/4付けのニュース)
http://www2.archivists.org/news/2011/saa-books-and-hathitrust

東京文化財研究所、「東北地方太平洋沖地震 被災文化財救援事業」のウェブサイトを公開

2011年4月27日、国立文化財機構東京文化財研究所がウェブサイト「東北地方太平洋沖地震 被災文化財救援事業」を公開しました。同研究所が設置した東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会による文化財レスキュー活動の動きなどがまとめられています。

東北地方太平洋沖地震 被災文化財救援事業
http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue.html

東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会設置要項(東京文化財研究所 2011/4/15付け)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue/110427_setup.pdf

国際子ども図書館、第2次基本計画を策定

国立国会図書館国際子ども図書館が第2次基本計画を策定しました。新館建設・改修が完了する2015年度に実現を目指すサービスと、その基盤となる施設・組織の整備に関する基本的な方針について書かれています。

国際子ども図書館 第2次基本計画(2011年3月29日策定)
http://www.kodomo.go.jp/about/law/basicplan2.html

『カレントアウェアネス-E』192号発行

E1171 - 研究と研究者に対して図書館の持つ価値とは(英国)

2011年3月23日,英国の研究情報ネットワーク(RIN)と英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は共同で“Value of Libraries for Research and Researchers”と題するレポートを公表した。レポートの目的は,英国の大学等による研究を支援するために図書館が備えている重要な特徴を明らかにすることにある。レポートでは,研究者に対して図書館が提供するサービスと,図書館が属する機関の行っている研究に対して図書館が果たす貢献の,それぞれの価値について体系的に分析されており,その結果として以下の10項目が挙げられている。...

E1170 - デジタル情報保存プログラムNDIIPP,設立から10年の報告書

2011年3月8日に,米国議会図書館(LC)が主導している「全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム」(NDIIPP;CA1502参照)の2010年版の報告書が公表された。NDIIPPが設立された2000年からの10年間における活動と,今後の計画等を示したものである。報告書の要約部分から,その概要を紹介する。...

E1169 - 2010~2011年の図書館システムの市場動向は?(米国)

米国のLibrary Journal誌が2011年4月1日号でヴァンダービルト大学のブリーディング(Marshall Breeding)氏による米国内の図書館システム市場調査レポート“Automation Marketplace”の2010-2011年版を発表した。これは図書館における主要ツールの新たな展開について紹介したシリーズ“LJ Explores the Big Tools”の一編で,他に5編の記事がある。...

E1168 - 世界図書・著作権の日に各国でイベントが開催される

1995年にユネスコは,読書や出版,著作権を通じた知的財産保護の促進を目的に,毎年4月23日を「世界図書・著作権の日」(World Book and Copyright Day)と定めた。4月23日とされたのは,シェイクスピアやセルバンテス等の歴史上有名な作家が死去したとされる日にあたり,またスペイン・カタルーニャ地方で「サン・ジョルディの日」(サン・ジョルディとは聖人)として,本やバラを贈りあう日であることに因んでいる。日本でも,2001年に施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」によって,同日は「子ども読書の日」と定められている。各国では例年この日に,本や読書等に関連したイベントが開催されている。以下では,ユネスコによる「世界本と著作権の日」のポータルサイトに掲載された情報やインターネットニュース等の記事を基に,4月23日の各国でのイベントの様子をいくつか紹介する。...

E1167 - 非印刷出版物の法定納本に関する規則案をめぐる動向(英国)

英国では,2010年9月30日から2011年1月11日までの間,オンライン出版物等の非印刷出版物(non-print publications)の法定納本図書館への納本に関する規則案について,英国図書館(BL)等の納本図書館,出版社,関係団体等からの意見聴取が行われていた。2011年4月5日に,文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は,意見聴取の結果を踏まえ,この規則案の実施を見送り,再度の検討を行うことを発表した。提案されていた規則案の概要と,それに対する反応等について紹介する。...

E1166 - 東日本大震災の被災図書館等への支援状況(2011/4/27現在)

2011年4月7日付けの『カレントアウェアネス-E』No.191(E1161参照)に掲載した「東日本大震災の被災者・被災図書館等への支援の輪が広がる」の続報として4月27日までの主な震災関連情報を紹介する。...

4月 27日

文化庁、「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」への申請を受付中

文化庁が、都道府県・市町村による文化遺産を活用した取組に対して補助金を交付する「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」への申請を受け付けています。補助対象となる事業は、(1)地域の文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業、(2)ミュージアム活性化支援事業、(3)重要文化財建造物等公開活用事業、(4)史跡等及び埋蔵文化財公開活用事業、の4種類です。申請締切は2011年5月16日(東日本大震災により困難な場合は5月31日)までだそうです。

文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/shinko_kasseika/index.html

文化庁トップページ(公募・採用の欄に4月15日掲載とあり)
http://www.bunka.go.jp/index.html

千葉大学、「出版が変わる 学びが変わる-大学教育改革と電子出版のクロスロードに立つ図書館-」の講演動画を公開

2011年2月28日行われた、千葉大学と大日本印刷株式会社の共催シンポジウム「出版が変わる 学びが変わる-大学教育改革と電子出版のクロスロードに立つ図書館-」の講演動画・資料が公開されています。千葉大学のアカデミック・リンク、電子出版、Ustreamによる講義配信システムなどに関する講演・パネルディスカッションが行われたようです。

出版が変わる 学びが変わる-大学教育改革と電子出版のクロスロードに立つ図書館-(千葉大学アカデミック・リンク・センター)
http://alc.chiba-u.jp/cudnp_sympo20110228/report.html

(当日のプログラム)
http://alc.chiba-u.jp/cudnp_sympo20110228/index.html

米国議会図書館(LC)、南北戦争時の写真をFlickrにアップして情報を募る

米国議会図書館(LC)にリリェクイスト(Liljenquist)家から寄贈された約700枚の写真から成るコレクション“The Last Full Measure: Civil War Photographs from the Liljenquist Family Collection”には、南北戦争時代の兵士やその家族たちの姿が多数残っていますが、彼らがどういった人物だったのかなど、ほとんどが詳細不明のままだそうです。LCはこれらの写真をFlickrにアップロードして情報を募っています。

Civil War Faces (Flickr)
http://www.flickr.com/photos/library_of_congress/sets/72157625520211184/

Help the Library of Congress solve a mystery (Boulder Weekly 2011/4/26付けニュース)
http://www.boulderweekly.com/article-5461-help-the-library-of-congress-solve-a-mystery.html

米Innovative Interfaces社、新しい図書館システム“Sierra Services Platform”を発表

2011年4月26日、米国の図書館システムベンダInnovative Interfaces社が“Sierra Services Platform”という新しい図書館システムの概要について発表しました。Sierraは2011年後半に最初のリリースが予定されており、その特徴として、 PostgreSQLやApache Lucene等のオープンソースソフトウェアの活用、APIの提供、電子リソースのサポート、図書館の開発したカスタムアプリケーションを導入館で共有可能、クラウド版・ローカル動作版を選択可能、同社の図書館システムMillenniumの機能を100%引き継ぐ、等が挙げられています。なお、ALA TechSource誌にブリーディング(Marshall Breeding)氏による解説が掲載されています。

Innovative Announces Sierra Services Platform Development (Innovative Interfaces 2011/4/26付けプレスリリース)
http://www.iii.com/news/pr_display.php?id=490

国立国会図書館調査局、調査リポート「東日本大震災の概況と政策課題」を刊行

国立国会図書館は、調査及び立法考査局による刊行物『調査と情報-ISSUE BRIEF-』シリーズのNo.708として、「東日本大震災の概況と政策課題」を2011年4月26日付けで刊行し、ウェブで公開しました。東日本大震災の概況、これまでの政府等の対応、当面するいくつかの主要課題について、概ね4月13日時点での情報にもとづき整理したものです。

東日本大震災の概況と政策課題(PDF:37ページ)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0708.pdf

参考:
国立国会図書館調査局が「東日本大震災に伴う税制上の特例措置」を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/17995

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