アーカイブ - 2011年 1月

1月 31日

ミシガン大学、電子教科書を授業で利用するパイロットプロジェクトを開始

米国ミシガン大学が、電子教科書を授業で利用するパイロットプロジェクトを開始したようです。同大学の図書館等が協力している電子教科書ワーキンググループが中心となり、5つの科目でトライアルを実施するようです。

University testing electronic textbooks in pilot program(ミシガン大学図書館のニュースリリース)
http://www.lib.umich.edu/marketing-and-communications/news/university-testing-electronic-textbooks-pilot-program

国立国会図書館、近代デジタルライブラリーと児童書デジタルライブラリーを統合

国立国会図書館は、2011年2月1日に、「児童書デジタルライブラリー」を「近代デジタルライブラリー」へ統合します。これにより、近代デジタルライブラリーでは、国立国会図書館が所蔵する明治期、大正期、昭和前期刊行の一般書と児童書(昭和30年頃までに刊行されたものを含む)約17万2千冊のデジタル画像が、インターネットで利用できるようになります。また、国立国会図書館東京本館および関西館の館内でのみ利用できる画像として、著作権処理が終了していない約7万7千冊(約5万6千タイトル)の追加提供を開始します。今回の画像追加により、インターネットと館内を合わせた提供総数は約46万7千冊(約34万9千タイトル)となります。

2011年1月31日 近代デジタルライブラリーと児童書デジタルライブラリーを統合し、画像の追加提供を開始します
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190783_1531.html

近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/

SPARC Japan、第2回SPARC Japanセミナー2010の講演ドキュメント(日本語訳)を公開

SPARC Japanが、2010年7月6日に開催された、第2回SPARC Japanセミナー2010「海外ジャーナルの出版活動、現状を知る」の講演ドキュメントの日本語訳を公開しています。公開されたドキュメントは、米国物理学協会事務総長であるJohn Haynes 氏の講演“Learned Society Publishing in the 21st Century”とのことです。

第2回 SPARC Japan セミナー2010 「海外ジャーナルの出版活動、現状を知る」
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2010/20100706.html

第2回SPARC Japanセミナー2010をドキュメント化して日本語訳とともに公開しました。 (2011/1/28付け SPARC Japanのニュース)
http://www.nii.ac.jp/sparc/2011/01/2sparc_japan2010.html

エジプト・アレクサンドリア図書館が声明を発表

2011年1月30日付けで、エジプトのアレクサンドリア図書館(BA)が、館長声明を発表しています。同館スタッフやデモ代表者等の尽力により、図書館は無事であるとのことですが、同館は今後、夜間外出禁止令が解除され、事態が鎮静化するまで数日間休館するようです。なお、IFLAのウェブサイトにも、29日付けで同館館長からの電話を通じた声明内容が掲載されています。

To our friends around the world: The Events in Egypt (2011/1/30付け Bibliotheca Alexandrinaのプレスリリース)
http://www.bibalex.org/news/newsdetails_en.aspx?id=3128

1月 28日

山口県萩市立萩図書館、電子書籍貸出サービス開始へ

2011年3月21日に開館する山口県の萩市立萩図書館が、電子書籍の貸出サービスを始めるようです。毎日jpの記事よると、資格試験用問題集や語学学習用テキストを中心に、500タイトルを導入する予定とのことです。

萩図書館:3月開館、「電子図書館」を整備 ネット閲覧、遠隔地利用可能に /山口 (2011/1/28付け 毎日jpの記事)
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20110127ddlk35040473000c.html

参考:
堺市立図書館、2011年から電子書籍提供サービスなどの新サービスを開始へ
http://current.ndl.go.jp/node/17296

米国Amazon.com、Kindleの電子書籍の販売総数がペーパーバックを上回る

2011年1月27日に、米国のAmazon.comが、2010年12月31日までの第4四半期の業績を発表しました。それによると、2010年全体で、Kindleの電子書籍の販売総数がペーパーバックの販売総数を超え、販売総数を比較すると、ペーパーバックを100とした場合、Kindleの電子書籍は115であったとのことです。

Amazon.com Announces Fourth Quarter Sales up 36% to $12.95 Billion (2011/1/27付け amazon.comのプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1521090

米Amazon、電子書籍の販売部数がペーパーバック版(電子化されていないもの含む)を突破したことを発表 (2011/1/28付け hon.jpの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/2090/

E-Books: Amazon.com Now Sells More Kindle E-Books Than Paperbacks (2011/1/27付け Resource Shelfの記事)

韓国、2011年度に公共図書館約180館の拡充へ

韓国で2011年度に公共図書館を新たに180館を建設する計画があるようです。Korea Herald等の各紙によると、大統領所属図書館情報政策委員会が総額5,000億ウォン以上の予算を基に、2011年度に公共図書館66館と、それより小規模の公共図書館112館を建設すると発表したようです。また、これに伴い、学校図書館等の蔵書数の拡充や、図書館員の増員等も計画されているとのことです。

2011년, 전국 도서관 180개관 확충한다 (2011/1/26付け 뉴스타운の記事)
http://www.newstown.co.kr/newsbuilder/service/article/mess_main.asp?P_Index=98223

도서관 180개관 확충 … 4천억 투입 (2011/1/26付け Naeil.comの記事)
http://www.naeil.com/News/economy/ViewNews.asp?nnum=591931&sid=E&tid=4

W552 billion allocated for 180 new public libraries (2011/1/27 Korea Heraldの記事)

アルジェリア、「マグレブ電子図書館」を開設

アルジェリアが「マグレブ電子図書館」(Maghreb Digital Library - Algerian Digital Science Library)を開設したようです。2011年1月26日付けのMagharebia.comの記事によると、アルジェリアの高等教育省と米国に本拠を置くNGO団体、Civilian Research & Development Foundationとが共同で構築したものとのことで、主に研究者への提供を目的に、科学・技術分野の資料を扱っているようです。

Maghreb Digital Library - Algerian Digital Science Library (2011/1/23付け Direction Générale de la Recherche Scientifique et du Développment Techonologiqueのニュース)
http://www.nasr-dz.org/mgl.php?calendar_date=122011

Lancement de la bibliothèque maghrébine numérique à Alger (2011/1/23付け Algerie-Focus.comの記事)

「出版物のUnicode化推進セミナー」の配布資料等が公開

2011年1月27日に開催された「出版物のUnicode化推進セミナー」の配布資料と講演映像が公開されています。同セミナーは、日本電子出版協会EPUB研究会とIVS技術促進協議会が共同で開催したもので、文字コードに関して、最新の国際標準化状況、主要プラットフォームにおける実装状況、最先端現場での事例等についての講演等が行われたものです。

2011.01.27 出版物のUnicode化推進セミナー(講演映像と配布資料)
http://bizpal.jp/epub/00012

出版物のUnicode化推進セミナー
http://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=166

1月 27日

情報処理推進機構、脆弱性の検証手法から対策までを学習できるツール“AppGoat”を公開

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、安全なアプリケーション開発技法を幅広く学習できる対話型ツール「AppGoat(アップゴート)」を開発・公開したようです。本ツールにより、学生から技術者まで様々なレベルの利用者が、演習しながら、脆弱性の検証手法から原理、影響、対策までを演習しながら学習できるとのことです。

脆弱性体験学習ツール AppGoat
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/appgoat/index.html

プレス発表 安全なアプリケーション開発技法を学習できるツール「AppGoat」を公開~教材による解説から脆弱性発見・修正の演習まで、体系的な学習が可能に~ (2011/1/27付け IPAの最新情報記事)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20110127.html

米国議会図書館、マサチューセッツ工科大学図書館等のオープンアクセスツール開発プロジェクトに資金援助

マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館が、MIT Computer Science and Artificial Intelligence Labn等と共同で進めているプロジェクト“Exhibit 3.0”に対して、米国議会図書館(LC)から65万ドルの支援を受けると発表しました。“Exhibit 3.0”とは、ウェブ上のデータの検索等を行うオープンソースソフトウェアである“Exhibit”のさらなる機能開発を目指す取り組みとのことで、その目的は、図書館や文化機関等、デジタルコンテンツを大量に扱う機関に対して、データマネジメントやナビゲーション等に役立つツールを提供することにあるようです。“Exhibit 3.0”により、LCや全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)が生み出すような巨大なデータコレクションの管理も容易になるとのことです。

Exhibit 3.0
http://www.simile-widgets.org/exhibit3/

Library of Congress Grant Awarded to MIT Libraries to Fund Work on Enhanced Open Access Tool, Exhibit 3.0 (2011/1/14付け MIT Librariesのプレスリリース)

早稲田大学電子政府・自治体研究所、第7回電子政府世界ランキング2011を公表

早稲田大学電子政府・自治体研究所が、今回で7回目となる「早稲田大学電子政府世界ランキング2011」の調査研究の結果を公表しています。調査は、電子政府が進捗している国・地域を昨年の40から50に対象を拡大して実施したとのことで、結果は、1位シンガポール、2位米国、3位スウェーデン、そして日本は昨年同様6位とのことです。また、調査によって浮かび上がった特徴は、「イノベーション」「オープン・ガバメント」「市民参加」「サイバー・セキュリティ」「新興国」「モバイル政府」「クラウド・コンピューティング」といったキーワードで表されるとのことです。

【報道資料】第7回早稲田大学「電子政府世界ランキング2011」
http://www.kikou.waseda.ac.jp/uploadfile/news/00215/JPN/%E6%9C%80%E7%B5%82%E3%80%80%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%202011%20%E5%A0%B1%E9%81%93%E8%B3%87%E6%96%99_20110120110747_hpmjqe89jev1ctlqdg6s4ukj...

米国議会図書館(LC)、侵入した鷹の捕獲に成功

米国議会図書館(LC)が、2011年1月19日に同館の大閲覧室に侵入した鷹を、侵入から1週間後の1月26日に捕獲した、と報じられています。猛禽保護団体の捕獲チームが室内に罠を仕掛けて捉えることに成功したようです。大閲覧室が大きなドーム型であったこともあり、鷹には目立った傷はなく健康状態も良好とのことで、機を見て館外に解放されるようです。

BREAKING NEWS: Hawk Rescued from Main Reading Room(LCのブログ 2011/1/26付けの記事)
http://blogs.loc.gov/loc/2011/01/breaking-news-hawk-rescued-from-main-reading-room/

2010年の出版物の推定販売金額は前年比3.1%減の1兆8748億円

2010年に刊行された出版物(書籍・雑誌)の推定販売金額は、前年比3.1%減の1兆8748億円とのことです。出版科学研究所の発表によるもので、書籍は前年比3.3%減の8213億円、雑誌は同3.0%減の1兆535億円で、書籍は4年連続、雑誌は13年連続の減少とのことです。

出版物:落ち込み続く 販売額3.1%減(2011/1/25付け毎日jpの記事)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20110125k0000e040038000c.html

出版不況止まらず 昨年の販売額1兆8748億円 6年連続減 二極化進む(2011/1/25付けMSN産経ニュースの記事)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110125/bks11012512180030-n1.htm

イスラエルのヤド・ヴァシェム記念館、Googleと提携してホロコースト関係写真資料等をデジタル化公開

2011年1月26日に、イスラエルにあるヤド・ヴァシェム記念館(Yad Vashem Memorial and Museum)が、Googleと提携して、同館の所蔵するホロコースト関係の写真資料や手稿資料等をデジタル化して公開しました。公開された“Yad Vashem Photo Archive”では、約130,000件の写真資料等が閲覧できるようです。なおこの公開は、国連の定める国際ホロコースト記念日(International Holocaust Remembrance Day)である1月27日に合わせたものとのことです。

Yad Vashem Photo Archive
http://collections.yadvashem.org/photosarchive/en-us/photos.html

International Holocaust Remembrance Day
http://www.un.org/holocaustremembrance/

Explore Yad Vashem’s Holocaust archives online (2011/1/26付け Official google.org. Blogの記事)

1月 26日

神奈川県で電子書籍の体験イベントが開催

神奈川県の生涯学習情報センターで、2011年1月26日から30日までの間、電子書籍リーダーの体験イベントが開催されるとのことです。Kindle、iPad、Nook、Readerの4機種が体験できるとのことです。また、神奈川県が著作権を有する独自コンテンツをデジタル化したものも電子書籍として体験できるとのことです。

電子書籍を体験 見て、触れて電子書籍端末で読書を!印刷されていない本で読書しませんか?
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/common/ebook.htm

あなたも電子書籍を体験!(2011/1/22付け神奈川県立の図書館のブログの記事)
http://kana-lib.life.coocan.jp/recommend/?p=511

「失敗知識データベース」がサービス提供終了へ

科学技術振興機構(JST)が2005年から提供していた、科学技術分野の事故や失敗事例のデータベース「失敗知識データベース」が、2011年3月末でサービス提供終了となるとのことです。なお、2011年4月以降、収録されている失敗事例は、畑村創造工学研究所のウェブサイトで公開されるとのことです。

【重要】「失敗知識データベース」サービス終了のお知らせ(2011/1/17付けのお知らせ)
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=3&id=NZ20110117104135

失敗知識データベース
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Search

参考:
JST、英語版失敗知識データベースを公開
http://current.ndl.go.jp/node/4493

米国クイーンズ図書館、予算削減により資料の購入を中止

米国ニューヨーク市のクイーンズ図書館(Queens Library)が、市からの予算が削減されたために資料の購入を中止する、と報じられています。過去2年間行ってきたように開館時間と職員の削減を行うか、資料の新規購入を中止するか、という選択に迫られ、開館時間を維持したいとの考えから後者を選んだようです。2011年7月には、市から新しい予算を獲得して資料の購入を再開したいとのことです。

Queens Library Turns the Page on Buying New Book(WNYC News 2011/1/20付けの記事)
http://www.wnyc.org/articles/wnyc-news/2011/jan/20/new-books-we-dont-got-em-queens-library-halts-book-purchases/

社会科学・人文科学研究データへのアクセスを提供するプラットフォーム“ISIDORE”(ベータ版)

フランス国立科学センター(Centre National de la Recherche Scientifique)のTGE-ADONISが、“ISIDORE”(ベータ版)という、社会科学・人文科学の研究データへのアクセスを提供するプラットフォームを公開しているようです。ISIDOREでは、電子ジャーナルやコーパス、データベース、研究関係のニュースサイト等から、データをハーベストすることが可能で、900,000件以上の資料へのアクセスを提供しているようです。

ISIDORE
http://www.rechercheisidore.fr/

Les réalisations du TGE Adonis (2010/12/14付け TGE-ADONISのニュース)
http://www.tge-adonis.fr/editorial/realisations-du-tge-adonis

ISIDORE Social Science and Humanities Research Platform Launched (2011/1/25付け DARIAHの記事)

米国デジタル公共図書館をテーマとしたウェブサイト“LibraryCity”が公開

2011年1月25日付けのResource Shelfの記事によると、“LibraryCity”という、「米国デジタル公共図書館」に関する問題をテーマとしたウェブサイトが公開されているようです。これを立ち上げたのは、図書館員のTom Peters氏と、電子書籍やデジタルリソースについて造詣の深いDavid Rothman氏の2人とのことです。このウェブサイトは、「米国デジタル公共図書館」が、ハーバード大学のBerkman Center for Internet and Societyを中心とした、いわばエリートによって進められたものとなっていることに異を唱え、真の意味でそれを「公共の」図書館システムにしたいという思いから始められたようです。同ウェブサイトでは、「米国デジタル公共図書館」に関する文献や記事などへのリンクなどが提供されているようです。

LibraryCity
http://librarycity.org/

New Weblog To Focus on the Building of a National Digital Library(2011/1/25付け Resource Shelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/63505

参考:

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