アーカイブ - 2010年

12月 28日

2010年もご愛読いただき、ありがとうございました。

本年も「カレントアウェアネス・ポータル」をご愛読いただき、ありがとうございました。

本日2010年12月28日が、年内最後の記事更新日となります。新年は2011年1月4日より記事更新を再開いたします。

今後もより一層のコンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。

Library Journal誌、2010年の米国の図書館建築計画のデータ等を公開

Library Journal誌が、米国の公共図書館125館及び大学図書館12館で、2009年7月1日から2010年6月30日までに実施された図書館建築計画のデータ等を公開しています。同誌のウェブサイトでは、資料の収蔵可能冊数や計画にかけられた費用等のデータが記載された表が公開されているほか、いくつかのテーマごとに各館の写真が掲載されています。

The Year in Architecture 2010(Library Journal)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/888460-264/the_year_in_architecture_2010.html.csp

史料を市民と協同で管理するプロジェクト(記事紹介)

2010年12月27日付けのNew York Times紙に、“Scholars Recruit Public for Project”と題する記事が掲載されています。記事では、ベンサムの手稿資料を解読しテキスト化する、英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの“Bentham Project”や、米国ジョージ・メイソン大学において進められている、1800年ごろまでの旧陸軍省の資料のデジタル化プロジェクト“Papers of the War Department”が紹介されています。いずれのプロジェクトも、市民の協力を得て史料を管理するもので、これにより文書の解読や整理に費やす時間の大幅な短縮につながるようです。しかし史料の解読には専門的な知識が必要とされるため、プロジェクトに対して懐疑的な意見もあったり、プロジェクト主催者自身も完璧を求めない考えであったりするようです。

Transcribe Bentham
http://www.ucl.ac.uk/Bentham-Project/transcribe_bentham

Papers of the War Department
http://wardepartmentpapers.org/index.php

Findaway World社、米国の公共図書館の協力の下でデジタル動画閲覧端末をテスト

米国Findaway World社が、米国の複数の公共図書館の協力の下でデジタル動画閲覧端末“Playaway View”の利用者テストを実施しています。Playaway Viewは、音声再生端末Playawayの動画版で、セサミストリート等の子ども向けの動画コンテンツを収録した携帯サイズの端末とのことです。今回のテストに参加している図書館はPlayaway Viewを利用者に貸出してフィードバックを得るための協力を行っており、例えばオハイオ州クリーブランドの図書館では、端末25台を用意し、図書館カードを持っている利用者に1週間貸出しているとのことです。

Heights Library One of Seven Nationally to Test New Technology(Heights Libraryのニュースリリース)
http://heightslibrary.org/wordpress/director/?p=569

Cleveland Heights-University Heights Public Library tests mobile digital video devices(cleveland.com 2010/12/24付けの記事)

英国教育省、2011年度もBooktrustへの支援継続へ

英国教育省はBooktrustによるブックスタート等の事業への支援を2011年度も継続するようです。2010年12月27日のBooktrustの説明によると、教育省とBooktrustは、すべての子どもが読書の楽しみを受けることを守ることで合意に達したとのことで、2011年4月でいったんは教育省とBooktrustとの間の提携関係は終了するものの、教育省はBooktrustと今後の新たなプログラムについて議論を始めたとのことです。

Booktrust funding update... (2010/12/27付け Booktrustのページ)
http://www.booktrust.org.uk/show/feature/Home/Booktrust-funding-update

Ministers accused of free book funding 'partial U-turn' (2010/12/26付け BBCのニュース)
http://www.bbc.co.uk/news/education-12079784

Government in Booktrust U-turn (2010/12/26付け Mirrorの記事)

ガーナのIT推進機関、公共図書館と移動図書館のIT化支援プロジェクトを実施

ガーナのIT推進機関“Ghana Investment Fund for Electronic Communication(GIFEC)”が、ガーナ国内の公共図書館及び移動図書館のIT化を進めるプロジェクト“Library Connectivity Project”を実施しているようです。2012年までに公共図書館と移動図書館に対して、コンピューター端末の提供などを行い、インターネットにアクセスできる環境の構築を支援するとのことです。

The Library Connectivity Project(GIFEC)
http://gifec.gov.gh/index.php?option=com_content&view=article&id=91&Itemid=203

イラン国立図書館に韓国情報の専門室が開設

2010年12月7日にイラン・イスラム共和国国立図書館・公文書館(National Library and Archives of the Islamic Republic of Iran)に、韓国情報の専門室が開設されたようです。開設にあたり催されたセレモニーで、同館顧問のAshari氏は、同室にはイラン国民に韓国の文化と文明を伝える窓としての役割があること、そして近い将来、韓国の国立中央図書館にもイランの専門室が開設されるであろうと述べたとのことです。

South Korea's Room Opens in National Library of the Islamic Republic of Iran (2010/12/7付け National Library and Archives of the Islamic Republic of Iranのニュース)
http://www.nlai.ir/Default.aspx?tabid=346&ctl=Details&mid=1242&ItemID=3725

米国国立公文書館(NARA)、記録資料を統合的に検索できるポータルサイト(プロトタイプ版)を公開

2010年12月27日に米国国立公文書館(NARA)が、“Online Public Access”のプロトタイプ版を公開しました。これは、NARAのオープンガバメント計画に基づくもので、デジタル化した記録資料や記録資料に関する情報を提供するポータルサイトとなっているようです。プロトタイプ版では、“Archival Research Catalog”の全データや、記録資料のデータベース“Access to Archival Databases”のうちの7つのシリーズ、そして“Archives.gov”と“Electronic Records Archives”を統合的に検索することができるようです。

Online Public Access
http://www.archives.gov/research/search/

科学技術政策研究所、健康栄養関連の論文に基づいた、研究機関の研究体制等に関する分析結果を公表

2010年12月付けで科学技術政策研究所(NISTEP)が、Scopusを使って抽出した健康栄養関連の研究論文(7,695件)に基づき、研究が活発な研究機関の研究体制等について分析を行った結果を公表しています。執筆者は、文部科学省科学技術政策研究所の勝野美江氏と同研究所の客員研究官で、東京大学大学院医学系研究科の佐々木敏氏とのことです。NISTEPの説明によると、健康栄養関連研究に関しては、欧米の研究機関・大学がほぼランキングの上位を占めていること、世界のトップ機関においては、医学部の他、農学部の栄養学部または栄養学科が置かれて、研究がなされている場合が多いということ、そしてその一方で、日本の国内ランキング10位内に栄養学の学科がある大学は2機関のみであることが分かったとのことです。

世界における我が国の健康栄養関連研究の状況と課題~論文を用いた国別・機関別ランキングによる分析~
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/dis072j/idx072j.html

<Discussion Paper No.72「世界における我が国の健康栄養関連研究の状況と課題~論文を用いた国別・機関別ランキングによる分析~」の成果公表> (2010/12付け 科学技術政策研究所のトピックス)

12月 27日

ニューヨーク公共図書館のトークイベント“Live from the NYPL”

ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のウェブサイトで、ニューヨーク公共図書館(NYPL)でのトークイベント“Live from the NYPL”についての紹介記事が掲載されています。このイベントは有料で行われているもので、トニ・モリソンなどの作家から、キース・リチャーズ、JAY-Zといったミュージシャンまで、多彩な出演者が登場しているとのことです。記事では、担当ディレクターのHoldengräber氏の「人々を図書館に呼ぶためには新しい方法を考えないといけない」というコメントや、公共図書館協会(PLA)会長のCaplan氏の、「NYPLで20-40代の利用者が増加しているのは、このトークイベントによるところが大きいのではないか」とのコメントが掲載されています。

Stars Rock New York's Public Library(2010/12/17付けVOANews.comの記事)
http://www.voanews.com/english/news/usa/arts/Stars-Rock-New-Yorks-Public-Library-112063744.html

LIVE from the NYPL
http://www.nypl.org/events/live-nypl

「国立国会図書館における大量脱酸性化処理に関する試行結果報告」

国立国会図書館は、「国立国会図書館における大量脱酸性化処理に関する試行結果報告」をホームページに掲載しました。国内で稼働している2つの大量脱酸性化処理方法(乾式アンモニア・酸化エチレン法(DAE法)及びブックキーパー法(BK法))の試行を行い、それぞれの有効性、安全性等を調査した結果をまとめたものです。

平成21年度 国立国会図書館における大量脱酸性化処理に関する試行結果報告
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data/deacid_h21_rep1.pdf

大量脱酸性化処理への取組
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_operat_05acidremove2.html

『ブリタニカ百科事典』(英語版)のオンライン版で2010年に多く読まれた項目ベスト10

『ブリタニカ百科事典』(英語版)のオンライン版“Britannica.com”で2010年に多く読まれた項目ベスト10が発表されています。1位から順に、フランス革命、ロマン主義、公民権運動、ウォルト・ディズニー、産業革命、大恐慌、第二次世界大戦、社会主義、ドナウ川、アメリカ合衆国、となっています。

Top 10 Most-Read Articles on Britannica for 2010(2010/12/16付けBritannica Blogの記事)
http://www.britannica.com/blogs/2010/12/top-10-most-read-articles-on-britannica-for-2010/

イラン国立図書館に専門研究センターが開設へ

2010年12月26日付けのIran Book News Agencyの記事によると、イラン・イスラム共和国国立図書館・公文書館(National Library and Archives of the Islamic Republic of Iran)に、専門研究センターが2011年に開設されるとのことです。この研究センターでは、簿記、資料・アーカイブズ、イラン学・イスラム研究の3つの研究グループがつくられることになるようです。

Specialized National Library Research Center to open in 2011 (2010/12/26付け Iran Book News Agencyの記事)
http://www.ibna.ir/vdcgx39y.ak9qu4j5ra.html

文化財デジタル撮影の有効性について(記事紹介)

2010年12月21日付けのAMeeTに、日本写真印刷株式会社が行った東京国立博物館所蔵品の撮影業務について書かれた、株式会社エヌ・シー・ピーの橋本禎郎氏による「文化財デジタル撮影の有効性について」と題する記事が掲載されています。記事では、文化財の撮影においてデジタル撮影が普及した背景、撮影ノウハウや最新技術の紹介、デジタル技術が生み出す新たな価値について解説されているようです。なお、AMeeTは、一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団が発行・運営するWebマガジンです。

AMeeT (ページ右に、上記紹介記事へのリンクがあります。)
http://www.ameet.jp/

【イベント】国立国会図書館、第18回「総合目録ネットワーク事業フォーラム」を公開開催(2011年2月)

国立国会図書館(NDL)は、2011年2月10日に、第18回「総合目録ネットワーク事業フォーラム」を東京本館及び関西館で開催します(主たる会場は東京本館で、関西館へはTV会議システムによる中継)。原田隆史・慶応義塾大学准教授による講演「ゆにかねっとから移行する情報探索サービスの活用法」(仮題)などが行われます。総合目録ネットワーク事業の参加館の職員だけでなく、参加を検討している図書館の職員や、図書館関係者や研究者などで当事業に関心のある方の参加も可能(定員に達した場合は参加館職員が優先)となっています。

開催概要・申込みフォーム
http://somoku.ndl.go.jp/forum.html#forum

参考:
総合目録ネットワークシステム
http://unicanet.ndl.go.jp/

米国メトロポリタン美術館、12,000件以上のイスラム美術関係資料をデジタル化公開

2010年12月22日付けArchNetの記事によると、米国ニューヨークのメトロポリタン美術館が、12,000件以上のイスラム美術関係の資料をデジタル化し、同館のデータベースで公開しました。公開された資料は、イスラム以前の1世紀から20世紀までのものとのことです。

Islamic Art Collection
http://www.metmuseum.org/works_of_art/collection_database/islamic_art/listview.aspx?page=1&sort=0&sortdir=asc&keyword=&fp=1&dd1=14&dd2=0&vw=0

オーストラリア国立図書館(NLA)、ソーシャルメディアの利用に関するポリシーとガイドラインを公表

2010年12月付けで、オーストラリア国立図書館(NLA)が、ソーシャルメディアの利用に関するポリシーとガイドライン“Social Media Policy and Guidelines”を公表しています。このガイドラインは同館職員を対象としたもので、FacebookやTwitter、YouTube等のソーシャルメディアの利用を職員に促すものであると同時に、同館の利益も守るためのものともなっているとのことです。

Social Media Policy and Guidelines (2010/12付け、NLAのページ)
http://www.nla.gov.au/policy/social-media.html

12月 24日

国立国会図書館、2010年度の遠隔利用者アンケート結果を公表

国立国会図書館は、2010年に実施した、遠隔利用者(電子図書館サービスや遠隔複写サービスなど、来館せずに利用できるサービスの利用者)に対するアンケートのうち、国立国会図書館ホームページアンケートと図書館アンケートについて、結果を公表しています。

平成22年度遠隔利用者アンケート結果
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2010_01.html

参考:
2010年度カレントアウェアネス・ポータル利用者アンケートの結果
http://current.ndl.go.jp/enquete2010

【イベント】日本図書館研究会第52回(2010年度)研究大会(2011年2月・大阪)

日本図書館研究会の第52回(2010年度)研究大会が、2011年2月19日と20日に、大阪市の相愛大学で開催されます。一日目は個人発表とグループ研究発表、二日目は「次代を切りひらく図書館の挑戦」をテーマにシンポジウムが開催されるとのことです。また、1月10日には、「岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの」というテーマでの定例会が開催されるとのことです。

第52回(2010年度)研究大会のご案内
http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/taikai/2010/invit.html

第277回研究例会 岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの
http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2010/277invit.html

公共図書館での結婚情報提供サービス(シンガポール)

2010年12月9日に、シンガポールのWoodlands Regional Libraryに、シンガポール国内では2例目となる、“Marriage Central Resource Point”が開設されたようです。同日付けのシンガポール国立図書館委員会(National Library Board:NLB)のニュースによると、この“Marriage Central Resource Point”は、国家家族評議会の“Marriage Central”とNLBとの提携に基づき提供されているもので、結婚予定あるいは既婚のカップルに対して、結婚関連のリソースやプログラム情報を提供したり、結婚に際して直面する問題に対して中立的な環境を提供することを目的としているようです。

Marriage Central Resource Point
http://www.marriagecentral.sg/AboutUs/MarriageCentralResourcePoint/tabid/202/Default.aspx

Woodlands Regional Library
http://www.woodlandsregionallibrary.org/

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