アーカイブ - 2009年

12月 28日

2009年もご愛読いただき、ありがとうございました。

本年も「カレントアウェアネス・ポータル」をご愛読いただき、ありがとうございました。

本日、2009年12月28日が年内最後の記事更新日となります。新年は2010年1月4日より記事更新を再開いたします。

今後もより一層のコンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。

イタリアの読書と図書館をめぐる状況についての記事

毎日新聞の記事で、イタリアの図書館や読書に関する事情が紹介されています。国立図書館の利用者減や予算減などに言及されています。

イタリア:書籍は売れるが、図書館利用者減少 予算も半減(毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/select/today/news/20091228k0000e030054000c.html

参考:
E940 - イタリアの図書館事情
http://current.ndl.go.jp/e940

廃刊になった地方紙のアーカイブを地域の図書館が引き受ける試み(米)

米国ミシガン州にあるアナーバー地域図書館が、2009年7月に廃刊になった地方紙“Ann Arbor News”のアーカイブの管理者となる契約を、アナーバー地域図書館とHerald Companyが交わしたということです。Ann Arbor Newsは174年の歴史があり、アナーバー地域図書館は100万オブジェクト以上から成る新聞アーカイブをデジタル化することが可能になる予定です。ただし、新聞全てについてデジタル化する権利はHerald Campanyが保持します。この契約に関し、アナーバー地域図書館の関係者は、「Ann Arbor Newsのオーナーが、新聞が廃刊になってもその情報遺産を生き続けさせられる組織として、地域の公共図書館を見なしてくれたことが非常に光栄である。他の新聞もこの動きに続いてほしい」とコメントしています。

【イベント】DAISYの活用についての国際シンポジウム(2月・東京)

視覚障害などを持つ人の読書を支援するシステムである「DAISY(デイジー)」に関する国際シンポジウム「デイジーの活用による情報アクセスの保障と促進」が、財団法人日本障害者リハビリテーション協会の主催により、2010年2月19日に東京の日本財団ビルで開催されます。海外のDAISYの研究開発の専門家の講演とともに、日本におけるデイジーの普及についての関係者による意見交換が予定されており、パネルディスカッションには長尾真・国立国会図書館長も参加する予定とのことです。

国際シンポジウム「デイジーの活用による情報アクセスの保障と促進」
http://www.normanet.ne.jp/info/seminar100219.html

Amazon.com、クリスマス1日の販売数は印刷書籍よりも電子書籍

米国のAmazon.com社は、2009年12月25日に電子書籍の販売数が物理的な印刷書籍の販売数を初めて上回ったと発表しています。

Amazon Kindle is the Most Gifted Item Ever on Amazon.com(Amazon.comのニュースリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle

クリスマスの売上、電子書籍が紙の本を超える 米アマゾン・ドットコム(AFPBB News 2009/12/27付けの記事)
http://www.afpbb.com/article/economy/2678141/5091296

LC、Internet Archiveと協力して歴史的書籍数万冊をデジタル化

米国議会図書館(LC)は、Internet Archiveと協力し、19世紀から20世紀初頭の書籍を中心にした約6万冊のデジタル化に取り組むということです。今回デジタル化されるのは、歴史家や作家、系図学者らに高く評価され、人々にも求められている資料であるものの、老朽化し、壊れ易くなっている書籍です。デジタル化された書籍は、LCのウェブサイトで利用可能なほか、Internet Archiveのウェブサイトでも提供されます。また、LCの蔵書に加えて、Internet Archiveも参加する書籍デジタル化コンソーシアム“Open Content Alliance”の参加館の資料もデジタル化される予定です。

12月 25日

2009会計年度におけるALA会員数の変動

米国図書館協会(ALA)の2009会計年度終了時における会員数が、2008会計年度終了時の会員数64,884人から3,145人(4.8%に相当)減少し、61,739人となりました。この減少分には、エラーが1,300件程度含まれており、実際の減少率は2.7%になるということです。ALAの関係者はこの減少率を「たった2.7%」と肯定的に評価しています。

Membership Stats: First Quarter of FY2010 Shows Positive Trend
- AL Inside Scoop 2009/12/23付けの記事
http://www.al.ala.org/insidescoop/2009/12/23/membership-stats-first-quarter-of-fy2010-shows-positive-trend/

BnFとフランス議会図書館が提携

フランス国立図書館(BnF)が、議会図書館との提携を発表しています。議会図書館所蔵の写本・原稿25点の情報をフランス総合目録(CCFr)に登録するほか、議会図書館のデジタル化資料をGallicaやEuropeanaからも利用可能とし、BnFの他のデジタル化プログラムでも協力するとのことです。

Accord de partenariat entre la BnF et la Bibliothèque de l'Assemblée nationale(BnFのニュースリリース)
http://www.bnf.fr/pages/dernmin/com_partenariat_an_bnf.htm

参考:
CA1273 - フランス総合目録 / 松浦茂
http://current.ndl.go.jp/ca1273

北海道大学のHUSCAPの収録文献数が3万点を突破

北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)の収録文献数が、2009年12月21日に3万件を突破したとのことです。

本コレクションの収録文献数が30,000編を超えました
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/count/30000.jsp

HUSCAP
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/

参考:
CA1628 - 北海道大学の“果実”HUSCAP / 杉田茂樹
http://current.ndl.go.jp/ca1628

滋賀県大津市の保育園が図書室を設置

滋賀県大津市の南郷保育園に図書室が設置されたと報じられています。同園のグラウンドの一画に建てられた図書室棟は3,000冊を収容予定で、小学生にも開放するとのことです。

図書館完成 本たくさん読もうね 大津の南郷保育園(京都新聞 2009/12/24付けの記事)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009122400046

年間行事(南郷保育園)
http://www.ans.co.jp/n/nangou/nenkan.html

『NDL書誌情報ニュースレター』2009年4号(通号11号)

国立国会図書館(NDL)のウェブサイトに、『NDL書誌情報ニュースレター』の最新号となる2009年4号(通号11号)が掲載されています。主な内容は以下のようなものです。

■おしらせ 平成21年度書誌調整連絡会議、を開催しました
■動向 「つながる、ひろがる、すぐ見つかる」を目指して―2009年ダブリンコア(Dublin Core)とメタデータの応用に関する国際会議(DC2009)参加報告
■動向 電子媒体とISSN―第34回ISSNナショナルセンター長会議参加報告
■動向 「第95回全国図書館大会東京大会 第9分科会 現代の図書館分類法を考える」への参加報告
■コラム 書誌データ探検 件名(3) 事前結合方式―件名標目の可能性の中心

NDL書誌情報ニュースレター 2009年4号(通号11号) 2009年12月25日掲載
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2009_4/index.html

12月 24日

ノースカロライナ州アーカイブズ、250年前の新聞をデジタル化

米国のノースカロライナ州アーカイブズでは、2007年から取り組んでいた州内の最初期の新聞をデジタル化するプロジェクトを完了し、デジタル化した画像23,483件をオンラインで公開しています。最も古いものは1751年に発行された“The North-Carolina Gazette”紙とのことです。

State Archives offers digitized newspapers over 250 Years(Carolina Newswire 2009/12/16付けの記事)
http://carolinanewswire.com/news/News.cgi?database=00001news.db&command=viewone&id=4201

図書館システムにハッカーが侵入(米国)

米国ノースカロライナ州のリッチモンド・コミュニティ・カレッジの図書館システムにハッカーが侵入したと報じられています。利用者51,000人分の運手免許情報や社会保障番号が被害にあったようです。

Hacker Breaches College Library System(InternetNews 2009/12/21付けの記事)
http://www.internetnews.com/security/article.php/3854731/Hacker+Breaches+College+Library+System.htm

『カレントアウェアネス』302号掲載

CA1703 - 研究文献レビュー:情報リテラシー教育:図書館・図書館情報学を取り巻く研究動向 / 野末俊比古

 

1. はじめに 「研究文献レビュー」は、図書館情報学における特定テーマについて、最近数年間の研究文献(国内の図書館情報学雑誌・図書等)をレビューするものである。今回は、「情報リテラシー教育」をテーマとして、この作業に臨むこととなった。...

CA1702 - 動向レビュー:Google Book Searchクラスアクション(集合代表訴訟)和解の動向とわが国の著作権制度の課題 / 鳥澤孝之

1. Google Book Searchの衝撃 2008年10月、Googleと米国の作家団体・出版団体等との間で争われた、Google Book Search(Googleブック検索)をめぐる著作権侵害訴訟の和解案が世界中の出版社・作家を揺るがせた。この和解案が裁判所にそのまま承認された場合、和解に異議を申し立てなかった著作権者はGoogleに書籍等をデジタル化され、ウェブ上に提供される可能性があったからである。...

CA1701 - 韓国の図書館における電子書籍の提供 / 田中福太郎

1. はじめに 図書館において、紙媒体資料のみならず、CD-ROMなどのパッケージ系電子資料、電子ジャーナルなどのネットワーク系電子資料が提供されるようになって久しい。 韓国では、電子書籍を提供・貸出している図書館も多い。 以下では、韓国における電子出版事情を概観した後、図書館での電子書籍の提供の現状について述べる。...

CA1700 - 「偽学術雑誌」が科学コミュニケーションにもたらす問題 / 藤垣裕子

科学関係の大手出版社であるElsevier社発行のThe Australasian Journal of Bone and Joint Medicineはじめ6誌が、2000年から2005年の間に他の雑誌からの転載論文を掲載し、かつ、その転載論文が医薬品メーカーであるメルク社から資金を受けて研究された論文であったにもかかわらずそのことを公表していなかった、という事実が2009年4月から5月にかけて発覚した。...

CA1699 - 「読みやすい図書のためのIFLA指針」の改訂について / 野村美佐子

1.はじめに 1997年に、「読みやすい図書のためのIFLA指針」(IFLA Guidelines for Easy-to-Read Materials;以下「IFLA指針」という)が、LSDP(Library Serving Disadvantaged Persons Section―利用において不利な立場にある人々への図書館サ-ビスに関する分科会)より発行された。この指針は、同分科会の常任委員会委員であったスウェーデンの「読みやすい図書センター」の所長であるブロール・トロンバッケ(Bror Tronbacke)を中心として作成された。...

CA1698 - これからの学校図書館―新学習指導要領と教育の情報化をめぐって / 森田盛行

新学習指導要領と学校図書館 1997年の学校図書館法改正以来、学校図書館が変わり、現在の社会の変化によりさらに大きく変わろうとしている。1997年の法改正に伴い、2003年4月1日より12学級以上の学校には司書教諭の配置が義務づけられた。これにより、全国の小・中・高等学校約2万校に司書教諭が配置された。さらに、司書教諭講習規程の見直しが行われた。従来は7科目8単位であったが、科目を整理統合し内容も現代化を図り、単位数も2単位増加した。...

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